美しき女スパイ、グレイス⑤
Added 2022-04-30 22:59:53 +0000 UTCクロエ 「笑い悶えさせるには、まずはやっぱり弱点を探さなくちゃね♥あなたの反応を見る限り、足の裏は弱点ではないみたいだし?」 グレイス 「何でそんな事言い切れるのよ…?」 正直、足の裏はしっかりと“くすぐったい”と感じたし、人差し指だけだったからまだ強気に振る舞えたけど、これ以上くすぐったい場所があるなんて思いたくなかった。だから私は、足の裏が弱点かも知れないだろとクロエに遠回しに伝える。 でも、何となくだが自分自身気が付いてしまった。少なくとも、私の弱点が足の裏では無いと言う事に…。本能的なものなのか、とにかく私は、今以上の“くすぐったい”という感覚を知っている気がする。だから足の裏以上にくすぐったく感じる場所がある気がしているし、それを悟られたくないから、足の裏が弱点ではないと、クロエに決めつけて欲しくはなかったのだ。 クロエ 「わかるわよ。ずっとくすぐりを研究してきたんだもの。勿論、くすぐったさの感じ方はかなり個人差があるわ。元々くすぐりがあまり効かない女性にとっては、今ぐらいのくすぐったさが弱点に相当する事もあるし、もっと効かない事もある。」 グレイス 「そうでしょ?」 クロエ 「でもあなたは違う。指先を触れさせただけで反応したあなたは、比較的くすぐったがりな体質だし、今の反応はくすぐったがりの女性が弱点をくすぐられた時のそれとは明らかに違う。ずっとくすぐりを研究し多くの女性を責めてきた私なら、それぐらいお見通しって訳♥」 グレイス 「……あっそ。」 その判断が実際に可能かどうかは別として、この女の理論は確かに的を射ていた。だからこそ、少なくともくすぐったがりな方ではあると自覚している私自身も、足の裏が弱点ではないと何となく分かった訳だ。 クロエ 「と言う訳で、次は膝の感度チェックをしようかしら。」 グレイス 「ひ、膝…?」 膝という部分は、何となくくすぐりの代表というイメージではない。けど、わざわざそこを選ぶって事は、そこが弱点だという人もいるって事よね。私はどうだろう…。 クロエは私の左手側に回り込み、再び右手の人差し指をピンと立てる。そして私の左膝にすっと触れ、膝に円を描くようにゆっくりとなぞり始めた。 グレイス 「んっふ…。…………んっ、………ふふ。」 足の裏程くすぐったくはない、むず痒い刺激。それでも少し息が漏れてしまうのは、やっぱり私がくすぐったがりだからだろうか…? クロエ 「うっふふ…、意外とくすぐったいでしょ?膝をくすぐるなら五本の指全部を使った方が本当は良いんだけどね♥」 グレイス 「し、知らない…わよ、んふ…、そんな事…!………んっ、……………ふ、…ふふ。」 くすぐりの事なんかよく知らないけど、膝に限らずどこの部分だって指いっぱい使った方がくすぐったいんじゃないの?知らないけど。 ただ一つ言える事は、膝も弱点ではないと言う事で、当然この女もそれは理解しただろう。 クロエ 「う〜ん、くすぐったそうにしてはいるけど、ここも弱点って感じじゃなさそうねぇ?」 やっぱり、この女も私の弱点が膝ではない事を理解したらしい。にも関わらず、クロエは私の左膝をいつまでも同じ様に、人差し指で円を描くようにくすぐり続けていた。 グレイス 「ちょっと、いつまで続けんのよ。んっ、ふふ…!」 勿論、足の裏よりもくすぐったくないのは事実。なんだけど、この笑うまでに至らない絶妙な刺激が焦れったく、もどかしい。 足の裏をくすぐられてた時は、笑い出しそうになるのを堪えてたけど、膝は我慢しなくても笑い声が出ない、非常に優しい刺激なのだ。くすぐったい様なむず痒い様な微妙な感覚で、でもくすぐったさ同様その指を払い除けたい感覚がある。寧ろ足の裏をくすぐられていた時以上に、焦れったくて苦痛を感じてしまう。 だから私は、思わずこのくすぐりを止めるよう声を荒らげてしまう。 クロエ 「あれ?もしかして、膝の方がくすぐったいのかしら?足の裏の方が反応は良かった気がするけどぉ?」 この言葉で、クロエがわざと膝へのくすぐりを続けている事に気が付いた。その目的や理由までは分からないけど、弱点でもない筈の膝をくすぐる意味があるらしい。 グレイス 「そ、そうよ…!んっ、…ふふ、くっ、くすぐったいのよ。……んっく、………んんっ!……だ、だからやめてって、言ってんのよ。」 何故私がこんなにやめてほしいとアピールしているのか。それはこのむず痒いという感覚に近いくすぐったさが、あまりにも焦れったいからだ。笑うに笑えない、でもつい息が漏れてしまうこの絶妙な刺激が逆に辛く、いっそもっと激しくくすぐられて笑わされた方が楽なのではないか、と思わされてしまう。 勿論くすぐられたい訳でも、無様に笑わされたい訳でもない。ただ、この焦れったい感覚が思った以上に苦痛を私に与えていた。 クロエ 「私はただあなたに楽させてあげようと思ってるのよ?大してくすぐったくもない膝なら、足の裏より楽でしょぉ?」 やっぱりこの女、膝へのくすぐりがもどかしい刺激なのを知ってて、敢えて責め続けてるのね。って事は、このもどかしく焦れったい刺激が、実は本当の拷問なのかと思ってしまう。でも、この女の目的は私を笑わせて屈服させる事の筈。ならこの責めの意味は一体何? 確かにこれも辛いけど、その代わりくすぐったさが優しい分、この刺激に慣れるのも早い。事実、この膝のくすぐりにも慣れてきて少し楽になってきた。だからこの責めはやっぱり拷問にはならないわよね…? クロエ 「あらぁ?もう慣れてきたみたいねぇ?こんなに早く慣れちゃうんじゃ、やっぱり弱点ではなかったみたいね。」 グレイス 「だから、…さっきからそう言ってるじゃない。………ん、さっさと、こんな無意味な拷問は止めたら?」 こんなに早く慣れるなら、わざとくすぐったい振りをしてた方が良かったかも知れない。 クロエ 「拷問は止めないけど〜、そろそろ違う場所を責めようかしら。」 左膝をくすぐっていたクロエは、その人差し指を滑らすように私の脚の上をなぞりながら上へと移動させていく。そして太ももまで移動したその人差し指は、肩幅より大きく広げさせられた事によって無防備になっていた内ももをくすぐり始めた。 グレイス 「んっ…!?……ふふ、んっ、また…、変な所を…。………んふふ。」 太ももの、特に脚の付け根に近い部分の内側。足の裏もそうだけど、そんな他人に触られた事すらない場所を優しくカリカリと掻く様にくすぐってくる。これがまた今までにない絶妙なくすぐったさで、やっぱり笑い出すには刺激が弱く、かと言って全く刺激を感じないと言うほど優しくもない。 クロエ 「ふふっ、膝よりもくすぐったそうね♥」 グレイス 「んっ……、ぐぅ、………ん、ふふ。……んっくく、こんなの……、大した事、ないわよ。」 やっぱりくすぐり拷問を研究しているだけあって、僅かな反応の違いで私の感度を正確に見抜いてくる。あまりにも見破られ過ぎた私は、思わず強がりを見せる。それは敗北感を隠そうとする意図もあったが、太ももの内側なんてデリケートな部分を責められ反応してしまった事に対する羞恥心も隠したかったのだ。 クロエ 「ふ〜ん、まあ弱点でもないみたいだし、確かにまだ大した事なさそうね。それじゃあ次は…。」 膝の時と違い、早急に太ももの責めを止めたクロエ。お陰で羞恥心との戦いはすぐに終わったけど、人差し指によるくすぐりは終わらない。 再びクロエは次の場所を責めるために少しだけ移動し、私のお腹の辺り、そこの左側で立ち止まった。 クロエ 「さぁ、今度は上半身をじっくりと責めてあげるわ♥」 足の裏、膝、太もも、下半身を順番に責め、今度は上半身を責める為に移動したらしい。その言葉を聞き、私は内心焦りを感じてしまっていた。 幼い頃の曖昧な記憶に過ぎないけど、私は何となく覚えている。お腹とか脇腹とかを昔くすぐられた時には、もっとくすぐったかった記憶があるからだ。 グレイス 「好きにすれば良いじゃない。」 更にくすぐったく辛い刺激が来るのを想像するとより一層緊張感が増してくるが、それと同時にスリルも味わえるというもの。なら弱気になんかなってられない。この強気な姿勢も、今までにない最高のスリルを味わう為のスパイスになるのだ。 だから私は強気な姿勢を貫き通す。決して弱気な姿をこの女には見せてやらない。 クロエ 「ならお望み通りに♥」 クロエはその言葉と同時にゆっくりと右腕を伸ばし、私の左側の脇腹にその人差し指をつんっと触れさせた。 グレイス 「んっ………!?」 それはやっぱり私の想像通り、足の裏などの下半身よりも明確なくすぐったさを与えてきた。まだ触れただけなのに、クロエの人差し指からくすぐったさが伝わり、私から強引に“笑い”を引き出そうとしてくる。 クロエ 「うっふふふ…♥触れただけで分かるわ。こっちの方が敏感だって♥」 グレイス 「だったら、…んふっ、何よ…。」 流石はくすぐりを研究しているだけあって、私の小さな反応の違いを見逃さない。その不敵な笑みに私は恐怖を覚え、それを隠そうと素知らぬ顔をして誤魔化した。でも、この女の目的など分かりきっている。 クロエ 「とぼけても無駄よ。分かってるでしょ?私がこれから何をするのか♥」 グレイス 「……私の、弱点探しでしょ?」 そう。比較的敏感であろう上半身を、じっくりと時間を掛けながら徹底的に責めて、私の弱点を探し出そうとしている。 けど私はそれを理解した上で強気に振る舞い続ける。でないと、本当にこの責めに耐えられそうにないからだ。 クロエ 「その通り♥さて、あなたの弱点は……、この脇腹なのかしら?」 その疑問系の言葉は私に聞いたのではなく、私の正直な身体に聞くかのように、その質問と共に私の左脇腹を擦る様に優しくくすぐり始めた。 グレイス 「んっひひひ、ちょっと…!んっくくくく、くっくっくっくっくっ…!」 それはやっぱりこの拷問の中で一番のくすぐったさを与えるものだった。私のスタイルの良さを見せつけるくびれの部分、そこをただピンと立てた人差し指で優しく上へ下へと動かしているだけなのに、そこから伝わる刺激に笑いが込み上げてしまう。 グレイス 「んいっひひ、くっふっふっふっふ…!ひっひっひっひっひっ…!」 クロエ 「ここは随分くすぐったそうね♥」 グレイス 「うる、さい…!っんふふふふふふふふ、くっふふふふふふ…!」 クロエ 「でも私には分かるわ。ここも弱点じゃないってね♥」 グレイス 「くっ…!」 脇腹も私の弱点ではないと見抜いたクロエは、すぐに次の責めに移った。脇腹を上下に移動させていた人差し指を滑らせながら、今度はお腹へと移動させる。そして引き締まったお腹の中央、筋肉によって縦に入る筋をなぞりながら上下移動をさせる。 グレイス 「きひっ…!?んっふふふふふ、あひひひひひひひひひ…!」 どうやら私は脇腹よりお腹の方が苦手らしい。この責めは今までで一番くすぐったくて、溢れ出てしまいそうな笑い声を必死に抑えていた。 クロエ 「これはかなり良い反応ね♥」 この女も、私のお腹がかなり敏感だと気付いたようで、満足そうな笑みを浮かべながら歯を食い縛る私の顔を覗き込むようにして見つめている。 グレイス 「ぷっふふふふふふふふ、きっひっひっひっひっひっひっひっひっ…!んんっくくくくくくくくくく!」 クロエ 「うっふふふ…♥随分と必死じゃない。そんなにここがくすぐったいのかしら?あっははははははは♥」 私は必死に笑いたい衝動を抑え込んでいるのに、この女は高らかな笑い声を上げて私を挑発してくる。この状況がとにかく屈辱的で腹立たしい。でも、そんな感情も笑いたいという感情とくすぐったさに押し潰されてしまう。 グレイス 「んぐぅふふふふふふふふふ、いっひひひひひひひひひひひ…!くっ、くくくくくく、んっふっふっふっふっふっふっ…!」 クロエ 「あらぁ?どうしたの?急に黙っちゃって、もしかしてくすぐったすぎて強がる余裕も無くなっちゃのかしら♥」 的確に私の反応や心情を見極めてくるクロエ。この女の言う通り、あまりのくすぐったさに、私は歯を食い縛る事で精一杯になっていた。 でもここで余裕を見せておかないと、この女が調子に乗って付け上がるだけだ。 グレイス 「んんっぐふふふふふふふふふ、そんな…、訳……、っきひひひひひ、ないでしょ…?この、程度…っんふふふふふふ、で、調子に…、いっひひひひひひひひひ、乗らないで…!」 だから私は笑いを堪えながら、必死に言葉を紡ぎ強がって見せた。だけど、私がくすぐりに比較的弱い事、余裕が無い事、ただ強がっているだけと言う事、それを理解していたクロエとって、この私の発言はただ興奮材料を増やすだけでしか無かった事を、私は理解していなかった。 クロエ 「あら、そんな事言っちゃうのね♥ならこんな所はどうかしら?」 お腹を優しくくすぐっていたクロエの人差し指。その縦に入る筋を上から下へ、す~っとなぞりながら、へそまで移動してきたのだ。そしてへそにその人差し指を少し入れ、ほじくる様にくすぐってきたのだ。 グレイス 「んぐぅっふふ!?ちょっ…、きひひひひひひひひひひ、そんなトコ…!っくくくくくくくくくくく、いっひっひっひっひっひっひっひっひっ…!!」 しかも、このへそという普段他人に触られる事など絶対にあり得ないこの場所が、想像以上にくすぐったく、今までくすぐられてきたどの場所よりもくすぐったかった。 クロエ 「へぇ〜、おへそは相当敏感じゃない♥もしかして、ここが弱点なのかしらぁ♥」 確かに弱点と思える程にくすぐったく、日々くすぐりの研究をしているクロエも「ここが弱点ではないか」と思う程に私は無意識に大きな反応を見せていた。へそに人差し指が入り込んだ瞬間に身体がビクッと反応し、その人差し指がへそをほじくる度に耐え難い笑いが込み上げてくる。 グレイス 「知らない…、っひひひひひひ、ぎぃいっひひひひひひひひひ、んっくっくっくっくっくっくっくっ…!弱点なんて……、知らないぃ…っひっひっひっひっひっ…!!」 現状へそが一番くすぐったいのは分かってる。そしてこの女も理解したからこその発言なのだろう。でも、こんな風にくすぐられた経験なんて無い私が、自分の弱点なんて知る訳が無い。そもそも、弱点ってどれぐらいくすぐったいの…?今以上にくすぐったいって、どんな感覚なの…!? クロエ 「本当に知らないの?……まあ良いわ。実は私ね、こうしてくすぐり拷問を日々行いながら研究していく内に、ある特技を身に着けちゃったのよね♥」 この女は突然何を言ってるの?へそのくすぐったさが強過ぎて、この女の言葉がしっかり入って来ない。 クロエ 「正確に言うと、まだその特技は不完全なんだけどね♥」 グレイス 「んっ、ふっふっふっふっふっふっきひひひひひひひひひひひひひひひひ…!」 不完全な特技って何?駄目だ、くすぐったさに負けて考えてられない…! クロエ 「その特技って言うのはね?女性の素肌を見るだけで、その人の部位ごとの感度が分かっちゃうの♥」 な、何…?感度が分かるとか言った…?それって、どういう意味? グレイス 「いっひひひひひひひひ、わかっ、分かんない…!きっひっひっひっひっひっひっひっひっ、何言いたいのか、分かんない…、わよ…!っくふふふふふふふふふふ…、んぷぅぅっふふふふふふふふふふ!!」 クロエ 「ふふ…♥仕方ないわねぇ。」 ようやく私の心情を汲み取ったクロエは、へそから人差し指を離し、私をくすぐりから解放した。危うく口を開けて笑い出してしまいそうな所で、正直助かった。 私は必死に息を整えながら、クロエの言葉の意味を改めて考え始めた。素肌を見たら感度が分かるとか言ってた気がするけど、感度が分かるって、もしかして、どれぐらいくすぐったがるか分かるって事…? クロエ 「例えば…、あなたの足の裏を見た瞬間に、“弱点ではないだろうけど、そこそこ敏感だろうなぁ〜”って思ったわ。それが私の言う、感度が分かるって事。つまり私が身に着けた特技。それで、実際に触ったら、思ってた以上に敏感で嬉しい誤算だったわ♥この思ってた以上って所が、まだ特技だと言い切るには不完全な部分。それは勿論、全然的外れだった時もあれば、今回の様に思った以上な事もあったし、逆に思ったよりは反応が無かったって事もあったわ。」 つまり、だいたいこれぐらいくすぐったそうに反応するだろう、って自分の中で思いながら実際にくすぐって、感度を確かめてたって事かしら。 クロエ 「だから、今まで触った中でおへそが一番弱いだろうってのも分かってたわ♥その部位ごとの反応には少し差があったけど、あなたの身体は割と正直みたいで、私が見た瞬間に思った敏感な順番は見事に的中したわ。」 って事は、初めからへそが一番弱いって知ってて、足の裏から責めて、反応を確かめながら徐々に敏感な方を責めるって考えだったのね。 クロエ 「だから…、あなたが本当に知らないのなら、私がその身体に直接教えてあげるわ♥おへそ以上に敏感な、あなたの弱点を、ね♥」 えっ…?へそより敏感な弱点があるの!? その発言と同時に、クロエは再び手を移動させ、人差し指を私の弱点だと推測される場所へと移動させていく。クロエの人差し指が徐々にその部位を捉え、触れる直前まで迫ってくる。この拘束によって、ずっと無防備に晒されていた、私の特に自慢の部位でもある、“ワキ”へ……。