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正義のヒロイン、レイナの弱点⑤

レイナ 「なっ…!じょ、冗談言わないで…!何で…、くっ、くすぐりなのよっ!?」 クリス 「何でって…、何の事かしらぁ?」 レイナ 「惚けないで!何で私がくすぐられなきゃいけないのよっ!そんな…、その、……こ、子供のお遊びなんかに付き合わなきゃいけないのって言ってんの…!」 クリス 「そんなの決まってるじゃなぁい…❤その子供のお遊びが、あなたを苦しめる唯一の方法なんだからぁ❤」 レイナ 「うくっ…!そっ、そんな訳ないでしょ!?た…、ただくすぐられただけで、どうして苦しまなきゃいけないのよっ!」  弱点を見抜く力を持つクリスが、レイナがくすぐりに滅法弱いと見抜いた以上、レイナがどれだけ強がろうとも、それを隠し通すのは無理がある。しかし、クリスにそんな能力がある事も知らないレイナは、必死にそれを隠そうとするしか無かったのだ。 ティナ 「あなたがどれだけくすぐりに苦手意識を持っているのか分かりませんが――」 レイナ 「にっ、苦手なんかじゃないわよ…!」 ティナ 「あなたが強がるのは勝手ですが、くすぐりをあまり舐めない方が良いですよ?」 レイナ 「……どういう意味?まるであんたも経験した様な言い方…。」 ティナ 「だから、経験したんですよ。昨日、私は実際に苦しみを味わったんですよ。彼女のくすぐりによって。」 レイナ 「この使い魔に…?あんたも責められたの?」 ティナ 「はい。それはもう…、くすぐったかったですよ?」 レイナ 「うっ……。」 ティナ 「体勢は違いましたが、今のあなたの様に手足を拘束され、一切動けない状態でくすぐられるのは、中々に苦痛でした。」 レイナ 「……くぅ…………。」 ティナ 「なにせ、そんな状態で体中を無数の手がくすぐってくるんですから。」 レイナ 「む、無数の…手?」 ティナ 「魔力で出来た特殊な“手”ですよ。勿論あなたを相手にするのに、それを使った攻撃は役に立ちませんが。」  レイナのバリアはあらゆる魔力を無力化する。つまり、魔力によって生み出された手はレイナに触れた瞬間消滅してしまうのだ。 レイナ 「じゃ、じゃあ…、どうやって私をくすぐる気…?」 ティナ 「それは勿論、私が直接手でくすぐるんですよ。くすぐりが苦手なあなたなら、それで充分です。」 レイナ 「べ、別に…、苦手じゃないし…。」 クリス 「そんなに強がって嘘を吐く必要なんて無いのよぉ?あなたがくすぐったがりなのは分かってるしぃ、この物静かなマスターでさえ、そのくすぐりで狂う程笑わされちゃったんだからぁ❤」 レイナ 「えっ…?あんたみたいな奴ですら、そんなに笑わされたの…?」 ティナ 「私自身、あんなに声を出して笑うとは思っていませんでした。ちなみに、クリスの話では私のくすぐりに対する耐性は、一般レベルらしいですよ?」 レイナ 「……一般レベル?人並みにくすぐりに弱いって事…?何でそんな事言えんのよ。」 クリス 「私の能力よぉ?私は拷問魔族と呼ばれる、相手を苦しませる事に特化した魔族。相手がどういう責めに弱いのか、それをこの“眼”で把握する事が出来るのよぉ?」 レイナ 「拷問魔族…?随分と物騒な能力じゃない、拷問だなんて……。確かに…、こんな体勢で拘束されてくすぐられるなんて、ある意味拷問だけど…。」 クリス 「あらぁ?くすぐりが苦手じゃないって豪語するあなたでもぉ、くすぐりが拷問だって思うのねぇ❤」 レイナ 「うっ…!?べ、別に…、そりゃあ…、抵抗出来ないままくすぐられるのは…、苦手な人なら辛いと、思っただけよ……。」  自ら墓穴を掘った事を指摘され、慌ててそれを誤魔化し強がりを見せる。だが、レイナは自分でもこれが無駄な強がりであると、もう理解はしていた。それでも彼女の性格とプライドが、素直に認める事を許さなかったのだ。 クリス 「まあどちらでも良いわぁ。あなたも感じた通り、拘束した状態でのくすぐりは立派な拷問よぉ?そして、そのくすぐりは私の能力の中でも特に得意な拷問❤つまりぃ、実際に拷問を与える相手にくすぐりがどれだけ効果的なのか、私はそれを視る能力に一番特化していると言っても過言じゃないわぁ❤」 レイナ 「それで…、私がくすぐりに弱いとか、唯一の弱点とか…、言ってる訳…?」 クリス 「その通りよぉ?……ちなみにあなた、この唯一の弱点であるくすぐりにぃ…、相・当……、弱いみたいねぇ…❤❤」 レイナ 「うぐっ……!相当弱いって…、どれぐらいよ…?」 クリス 「それを私が言っても良いのかしらぁ?もし言っちゃったらぁ…、あなたの現実逃避は無意味になっちゃうけどぉ??」 レイナ 「……別に、現実逃避なんか、してないわよ…。」 クリス 「うっふふ…❤まあどれだけ弱いかは自分で体験してから思い知りなさい❤そ・れ・よ・りぃ…、あなたは…、その敏感な身体の中で、一体どこが一番弱いのかしらねぇ??」 レイナ 「一番…弱い?」 クリス 「そう❤今はくすぐれないけどぉ、足の裏とかぁ、結構くすぐりに弱いってイメージでしょぉ?他にもお腹とかぁ、脇腹とかぁ…。それからぁ……❤」  いやらしい目付きでレイナの身体を舐め回すように観察していくクリス。そして、その目線は最終的にレイナの身体のある部分でその目線を止めた。 レイナ (こいつ…!分かってて言ってる…!!) 「い、言う訳無いでしょ…?」  その場所がレイナの弱点と分かっていながら、クリスはあえてそこの名称を言おうとはしなかった。それに気付いたレイナは、悪趣味なクリスに大きな怒りを感じるが、その感情を内に秘めたまま強がりを見せた。 クリス 「だったらぁ、じっくり探すしかないわよねぇ❤」 『さぁ、マスター?そろそろ彼女をくすぐってぇ、苦しませてあげましょぉ?まずは人差し指で脇腹を突っついてみてぇ?指は離しちゃダメよぉ?』  テレパシーで指示されたティナは、レイナに気付かれないように背後から両手の人差し指だけを立て、それをレイナのがら空きの脇腹へ移動させていく。そして―― レイナ 「探すって…、一体どうやって――ひゃわぁああ!?」  油断しているレイナの両脇腹に、ティナの人差し指が触れた途端、レイナは敏感に反応し思わず声を上げる。 ティナ 「……まだ指を突いただけですが。」 レイナ 「んちょっ…!んっく…、い、いきなり…、何すんのよ…!!」  突っついた瞬間は驚きとちょっとしたくすぐったさで敏感に反応してしまったが、今は指をそのままレイナの脇腹に触れさせているだけである。それでもレイナはくすぐったそうな素振りを見せ、指を離すように要求する。その反応を楽しみながら、クリスは次の指示を出す。 クリス 『今度はぁ、その指を一度離してぇ、ほんの少し空白を開けてからすぐに同じ場所を突っついてぇ❤』  指示に従ったティナは、レイナの脇腹から指を離す。一瞬離れた事でレイナは腹部に込めていた力をほんの少し緩めてしまった。だがティナが受けた指示はこれだけではない。ティナにはレイナが力を抜いた瞬間を狙おうなんて考えなど無かったが、クリスはそれを全て計算した上でそういう指示を出していたのだ。その結果、レイナが気を抜いた瞬間に再びティナの人差し指がつんっと触れたのだ。 レイナ 「っふぅ…ぅいぃぃいいいいい…!!」 クリス 『今度はその指を優しくぅ、ゆ~っくり動かしてぇ~?カリカリって引っ掻くみたいに❤』 レイナ 「いんぁあああっふふふふ…!!きっひひひひひひひ…、ちょっ、やめっ…!っぷふふふふふふふふ…!」  脇腹を人差し指でくすぐられたレイナは堪らず笑い声を吹き出しそうになるが、それを必死に堪え歯を食いしばる。しかし、くすぐりが苦手なレイナはただ人差し指で軽く刺激されただけで、笑い声が漏れてしまっている。 ティナ 「すごいですね…!クリス、たったこれだけで彼女から力を得られている感覚があります。少量ですが、濃い力ですね。」 クリス 「つまりぃ、たったこれだけのくすぐりでぇ、彼女は苦しい思いをしてるって事よぉ❤」 レイナ 「んいぃぃぃいいいいいいっひっひっひっひっひ…!!ちょっと、ホントにやめっ、きひひひひひひひひ…!」  くすぐったさからどうにか逃れられないかと、必死に身体を捩ろうと試みるが、窮屈な体勢による拘束はそれすら許さず、レイナは脇腹に送られてくるその刺激を受け入れる事しか出来なかった。 クリス 「やめて欲しいんならぁ、まずはあなたの弱点でも教えて欲しいわねぇ❤」 レイナ 「言う訳…、っくくくくく無いでしょ!?んくくくくく、むふふふふふふ…!」 クリス 「だからこうやって探してるのよぉ❤」 『それじゃあ…、今度は指を立てたまま固定してぇ、代わりにその指をお腹の方へ、つぅ~って動かしてぇ?』 ティナ 「つぅ~。」 レイナ 「ふひぃぃいいいっひひひひ…!んっくく…!きっひひひひ…!」  ティナの人差し指がお腹の方へ移動した瞬間、レイナはくすぐったさが少しだけ和らいだ事を自覚した。それでもくすぐったい事に変わりは無いが、少しでも楽になったのはありがたいが、不運な事にそれはティナに指示を出しているクリスにもあっさり見抜かれていた。反応を見るだけでも明らかなのだが、クリスはレイナのくすぐりに最も弱い“本当の弱点”すら把握している。つまり、クリスは初めからレイナがどこの部位がどれだけ弱いのかを全て把握した上で、レイナの反応を見て楽しんでいるのである。 クリス 「へぇ~❤くすぐったがりなあなたでもぉ、お腹は意外に耐えられるのねぇ❤」 レイナ 「くひっひっひっひっひっひっひ…!そもそも…、っくくくくく、最初から…、耐えれる、わよ…!っくひひひひひ…!」  くすぐりに弱い自覚のあったレイナの身体にも、まだマシな部位があった事で強気な態度を取る余裕が出来たレイナは、自分はくすぐりに弱い人間ではないと、抵抗を見せる。だがそれはクリスをより興奮させるだけであり、それと同時に自分が我慢の限界を迎え笑わされるのを速めただけだった。 クリス 「そんなに言うならぁ、もう少ぉし際どい所を責めようかしらぁ❤」 『マスター?その指をまた脇腹に移動させてぇ…。』  クリスの指示はまだ終わっていなかったが、強気な態度のレイナに腹を立てたのか、ティナは無意識にクリスの指示をリアルタイムで実行していく。 レイナ 「んっひひひ…!また動いて……っくひひひひひひひひ…!!んっふふふふふふふふふふふ…!!」 クリス 『今度はその指を脇腹からぁ、彼女の身体のラインに沿う様にゆっくり上に移動させてぇ…。』 レイナ 「んひぃいい!?ぷぐぅぅうううっふふふふふふふふ…!ま、待って…!っきひひひひひひひひ…!」 クリス 『胸の横あたりまで移動させたら、一度動きを止めてぇ…。』 レイナ 「うひひひひひ、んぐぅぅうっくっくっくっくっくっくっくっく…!そ、それ以上は…、っふふふふふふふふ、来ないでぇ…!」  脇腹から徐々に上って来る人差し指に、明確な嫌悪感とくすぐったさを感じたレイナは、その人差し指が胸の横まで移動してきた所で、思わず静止を求めた。その願いが通じたかのようにティナの指が止まった。勿論それもクリスの指示であるのだが、レイナの願いが叶った事で結果的に安心したレイナだが、先程の不意打ちを学び力を緩めず、次に来るであろう刺激に備えていた。何故なら、それより上に人差し指が来たら、我慢が出来なくなってしまうかも知れないからだ。 クリス 『その指をもう一度脇腹まで戻らせてぇ…、胸の横から脇腹までを何度も往復させて❤あっ、脇腹に戻る時はゆっくり…、胸の横に行く時は素早く…ね❤』  力を込めている事に気付いて、あえて“そこ”は狙わず、脇腹まで戻るように指示を出した。それに従うティナはレイナの脇腹の方まで、ゆっくりと人差し指を移動させていく。 レイナ 「んっく…!いっひひひひ…、な、何がしたいの…!?っくくくくくくくくく…!」  そしてティナの指が脇腹へ戻った瞬間、今度はもの凄いスピードでその指を上らせていく。 レイナ 「んちょぉぉおおっ!!?っきひひひひひひひひひひ…!待って待って…!!そこはっ、あひひひひひひひひひひひ!!」  再びレイナは大きな反応を見せる。その指は一気に自分の弱点へと侵入してくるのではないか、と思わせる勢いであったからだ。それに恐怖したレイナは思わず“そこはっ”と自分の弱点を漏らしそうになる。だがやはりその指は弱点までは届かない。クリスの指示に忠実に従うティナの指先は、再び脇腹へとゆっくり戻っていく。 レイナ 「んひひひひ、…ふっひひひひひひひ…!!くっふっふっふっふっふっふっふっふっふ…!」 (こいつ、私の弱点をあえて責めない様に…、焦らしてる…!?)  脇腹から胸の横までを何度も往復する様に人差し指を移動させているティナに、レイナはようやくその責めに気が付いた。何故そうするのか、その意味までは分からなかったが、弱点をあえて責めない様に指を動かしていると分かればまだ少しだけ気持ちは楽になる。………と、思っていたのだが、そう思わせてまた不意を突いてくるかも知れない。そう思うと、責められないと分かっていた所で気を抜く訳にはいかない。いや、気が抜けないというのが正しいだろう。脇腹に戻る時はゆっくりと移動するが、そこから胸の横まで来る時はその倍以上に早く、胸の横で止まると分かっていてもその先の弱点まで来てしまいそうで気が気では無かったのだ。 レイナ 「んちょっ…またぁああ!!?いぃぃぃいいいいっひひひひひひひひひ…!!…んっくっくっくっくっくっくっくっくっく、ふふふふふふふふふ…!んあっ…っふふふふふ、きひひひひひひ…!!」  そんな責めを繰り返される事で、レイナはようやくこの責めの意味にも気が付いた。 レイナ 「んあぁぁぁああぅっふふふふふふふふふふ…!きぃぃいいいいいっひひひひひひひひひひひひひ…!!もうやめっ…っくくくく、んっふふふふふふふふ…!」 (これ…、じれったくて、思った以上に辛い…!!)  徹底して弱点を責めない動きは、レイナに多大なる“じれったさ”を与えていたのだ。勿論それが相手の心理かどうかは分からないが、自分を苦しめると言っていた敵の責めとして、このじれったさを与える行為は正に効果的で、レイナもそれが明確に辛いと感じる程だった。 レイナ 「んっくっくっく…!ちょっと…!んひひひ、いい加減にして…!!っくっくっくっくっく、何なのよ…!」 クリス 「何って…、あなたを苦しませる為に責めてるのよぉ?やめろと言われてやめる訳無いでしょぉ?それともぉ、責めて欲しい場所でもあるのかしらぁ❤」 レイナ 「んっくく…、そんなの、別に無いぃぃいいいいいっひひひひひひひ!そこはダメぇぇええ!!?」  これ以上じれったい責めを受けたくない。そんな一心でクリスにこの責めを止めるように要求するが、ティナはクリスのテレパシーで指示を受けていない。だから相変わらずそのじれったい責めを続けていた。そしてその指が再び胸の横まで勢いよく上がって来る瞬間、気を抜いてしまっていたレイナは思わず自分の弱点を暴露するかのような発言をしてしまった。 クリス 「うっふふふふ…❤そこって、一体どこの事なのかしらぁ❤❤」 レイナ 「うっくくく…!今触ってる…っぷふふふふ、全部よぉ…!っくひひひひ、いっひひひひひひ…!」 クリス 「そう?ならあなたに苦しみを与える為に、この責めを止める訳にはいかないわね❤」 レイナ 「んっくくくく、うひぃぃぃいいいいっひひひひひひひひ!!んあっ…、っくくくく、んっふふふふふふっ…、っくくくくく…!」 クリス 「でもいつまでもこんな事していても少ししか力を得られないしぃ…。」 レイナ 「んあっ…っふふふふふ、くひひひひひひひひひひひひひ…!」  ティナの指が再び胸の横から脇腹へ移動している最中、クリスは椅子から立ち上がるとティナと同じ様に人差し指だけを立てた。 レイナ 「んなっ…!っくふふふふふ、なっ、何する気よぉ…!うっくくくくく、んふふふふふふ…!」 クリス 「うっふふふ…、何って、こうする気よぉ❤❤」  人差し指だけをピンと立てたクリスの手は、ティナの手がレイナの脇腹に差し掛かった瞬間に、レイナの肘に触れたのだ。そして、ティナが再び指を上らせるタイミングで、クリスは逆に指をつぅ~っと下へ下ろしたのだ。 レイナ 「んぃぃいいいいいっひひひひひひひ…!?んあぁあっはぅ…っふひひひひひひひひひひひひひひ!!」  上から下へ急降下する指と、下から上へ急上昇する指、その2つが同時にレイナの敏感な身体を刺激し、ティナの指は胸の横、クリスの指は腕の付け根に差し掛かる直前で止まった。レイナは思わず笑い声を漏らしてしまいそうになるが、相変わらずレイナの弱点である“そこ”に触れられなかったお陰で、どうにか笑いを抑え込む事が出来た。しかし、この同時責めはレイナを更に苦しませる事になるのは明白だった。 レイナ 「んっくくくくくくく、ちょっ…、ホントにそれは…っはうっふふふふふふ…!これ以上はやめて…!っくひひひひひひひ、んふふふふふふふふ…!」  2人の指が同時に、ゆっくり定位置に戻って行き、再びその時が訪れる。 レイナ 「きぃぃいいいっひひひひひひひ…!!あっ…!!?んぐぅぅうっふふふふふふふふふ…!!…んっひっひっひっひっひっひ…!ぷふぅぅうっふふふふ…、っくっくっくっくっくっくっく…!」  そしてまた、レイナの弱点である“そこ”には触れずに、またゆっくりとなぞる様に定位置へ戻る。 レイナ 「んひぃぃいいいいいいひひひひひ…!ぷぐぅぅううううっふふふふふいっひひひひひひひひひひひ…!!んぐぅ…、っふっふっふっふ、くっひっひっひっひっひっひっひ…!」  何度も何度も、焦らす様に同じ責めを繰り返す。その度に、レイナはそのライン上で唯一触れられていない自分の弱点が、どんどん敏感になっていくのを感じ取っていた。 レイナ 「ぷぐぅぅうううっふふふふふふ、あひひひひひひひ…!もう、分かった…!はうぅぅううんふふふふふふ分かったからぁ……!!」  何度その往復を繰り返されただろうか。度重なる焦らし責めに、レイナは「分かった」と言い放った。それは、明らかにレイナが負けを認めた瞬間だった。こんなじれったい責めをこれ以上受けたくない。そんな感情がレイナを支配した結果、敵の望みを叶えてでもこの責めから解放されたいと願ってしまったのだ。 クリス 「なぁにぃ?何の事ぉ??」 レイナ 「んぎぃぃぃいいいいっひひひひひひひひひ、くすぐったいっ!っきひひひひひひひひ、くすぐったいからぁあああ!!っぷふふふふふ、んっくくくくくくく…!もう、それ…っきっひっひっひっひ、くすぐったいんだってばっ!」 クリス 「どぉしてくすぐったいのぉ??」 レイナ 「知ってんでしょぉぉおお!?っくくくく、いひぃぃぃぃいいいいっひひひひひひひひひ!んああぁぁあああ、分かった分かったぁぁああ!!ふいぃぃいいひひひひひひひひ…!もう分かったってばぁぁあああ!!」  負けを認め必死にくすぐりを止める様訴えるレイナ。そんなレイナに満足したクリスは、テレパシーでティナにくすぐりを止める様に指示し、クリス自身もくすぐる手を止めて、レイナをくすぐりから解放した。 レイナ 「っはあ、っはあ、っはあ、っはあ、っはあ、…っはあ、…っはあ、…っはあ、…っはあ………。」  レイナはようやくくすぐりから解放されたが、弱点を責められてる訳でも無く、激しい責めでも無かったにも拘わらず、笑いそうになるのをずっと必死に堪えていた為に、異常な程疲弊していて息が上がっていた。 クリス 「うっふっふ…❤一体何が“分かった”のかしらぁ?」 レイナ 「っはあ、っはあ、言う…、っはあ、っはあ、っはあ、…言うから…。何で、っはあ、っはあ、くすぐったいか…、っはあ…、っはあ…、っはあ…、っはあ…、言えば…、良いんでしょ…?」 クリス 「うっふふふ…❤じゃあもう一度聞くわねぇ?どうしてくすぐりが苦手じゃないと言ってたあなたがぁ、“くすぐったい”のかしらぁ?」 レイナ 「く、くすぐり…、はあ…、はあ…、くすぐりに、弱いのよ…!…はあ、…はあ、……ホントはっ、私…くすぐったいの苦手なのっ…!」  今までくすぐりに弱い事を一切認めなかったレイナが、ついにそれを認めてしまった。だが、クリスはその言葉では満足しなかった。 クリス 「それでぇ?認めなきゃいけない事がもう一つ…、あるわよねぇ❤」 レイナ 「くっ……!」  レイナもクリスが求めいてる事は分かっていた。自分がくすぐりに弱い事すら敵に言いたくは無かったのだが、敵はそれどころか、弱点の場所まで理解している。だからそれを教えた所で敵に新たな弱みを握られる訳では無いのだが、とにかくレイナはそれを自ら言葉にしたくなかったのだ。  だが、さっきの様な弱点をあえて責めないくすぐりは、まるで弱点を素直に責められた方がマシだと思わせる程に、肉体的にも、精神的にも疲弊させられてしまう。その上、弱点が今以上に敏感になる感覚を、もうレイナは味わいたくなかった。 レイナ 「分かったわよ…。私の弱いトコ…、言えば良いんでしょ…?」 クリス 「そうよぉ?あなたはぁ…、一体どこが弱点なのかしらぁ?」 レイナ 「うぅっ……、くぅぅ……!!」  素直に自分の弱点を白状すると決めたものの、やはり自らそれを口にするのはどうしても抵抗があった。こんな体勢で拘束されている以上、その弱点を言えば必ずそこを責められるという恐怖が、どうしても拭えないのだ。 クリス 「弱点、教えてくれるのよね?」 レイナ 「んくぅ…、……い、言うわよ……。……わ、わき。……腋よ。……腋が弱いの!」  腕を上げた状態で拘束された上に、ノースリーブによって隠す事の出来ないワキ。見られる事すら恥ずかしかったワキこそが、彼女のくすぐりに最も弱い部位だったのだ。 クリス 「へぇ❤ワキが弱いんだぁ❤❤」  それを本人の口から聞けたクリスは、わざとらしく嬉しそうな笑みを浮かべながら、その美ワキを見つめていた。 レイナ 「だっ、だから何!?あんたらは知ってて腋をあえてくすぐらなかったんでしょ!?今更私にそれを言わせて、何だって言うのよ!」 クリス 「良いわねぇ、その態度❤どうせこれから笑わされちゃうからぁ、今の内に強がっておこうってぇ?」 レイナ 「んべっ…、別にそんなんじゃないわよ…!!」 クリス 「まあ実際ぃ?これからあなたにはぁ、たぁっぷりと笑って貰うんだけどねぇ❤❤」 レイナ 「うぅ……。」 クリス 「さてさてぇ、じゃあそろそろその敏感なワキ…❤責めちゃいましょうか❤❤」  その悪魔の様な笑みに、レイナは思わず身震いしてしまう。そして、さっきまでの責めが如何に楽なものであったかを、レイナはこれから嫌と言う程思い知らされる事となるのだった。

Comments

6章はまだ全く手を付けていない状況なので、暫くは公開出来ないと思いますが、よろしくお願い致します。

こーじ

盛り上がってきましたね~! 6章が楽しみで仕方ないです! お忙しい中、投稿していただき、ありがとうございました!

オッカ


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