裏切りと反逆12
Added 2021-10-11 07:25:08 +0000 UTC反逆が失敗に終わった後、ソフィアは今までと同様にマーラの使用人として奴隷のように働かされていた。処刑はされずに済んだものの、裏切りの罰として元々着ていた服の丈を更に短くしたようなデザインの、より肌を大胆に晒した格好を強いられ、屈辱と羞恥心を毎日味わっていた。その上で、マーラに逆らえないよう支配の魔法石で身体の自由を奪われながら使用人として働かされていたのだ。自由を奪うと言っても、拘束されている訳では無い。マーラの命令で身体が勝手に動く様に支配されているのだ。マーラがバンザイしろと命令すれば、どんな時で勝手に両腕を高く上げバンザイをさせられる。その力が働いている時間は最大でも僅か5分だが、その間は身体の自由が奪われ、命令された行動以外、何も出来なくなってしまうのだ。 そして創造の魔法石によって生み出された新たなくすぐり魔物、「マジックハンド」によって毎日くすぐられる日々を送っていた。黒く細いケーブルの両端に取り付けられた小さな手。それがマジックハンドの正体で、それを3本常に装着させられ生活していた。シャドーティックラーと同様のくすぐったさを与える事が出来るこのマジックハンドは、ケーブルをソフィアの胸の下と左右の二の腕に巻き付け、胸の下に巻き付いた物は袖口から手を出して両腋を、そしてそれぞれの二の腕に巻き付いた合計2体も、二の腕から肩を覆うようにして両端の手が常に腋に触れる様に配置されていた。それによって片方の腋に合計3つの手が触れている事になり、ちょっと腕を上げて腋が開かれるだけでそれがトリガーとなり、マジックハンドは自動でくすぐりを開始する。その所為で息つく暇も与えられず毎日くすぐりを受けていた。ちなみにこのマジックハンドを外そうとすれば、強制的に支配の魔法石の力が働き、ソフィアはその力でバンザイの姿勢を強いられる様になっている為、絶対にマジックハンドを外す事は出来ない。 更に呪いの魔法石によって「くすぐられればくすぐられるほどくすぐりに弱くなる」呪いを受けた事で、毎日毎日少しずつだが弱点の腋を更に敏感にされられていた。そんな地獄のような生活をしながらも、ソフィアはシエラの事もずっと気に掛けていた。しかし、支配された上に力の無い自分ではどうする事も出来ないと、悔しい思いをしていた。それでもシエラが心配になり安否を何度もマーラに問い詰めるが、「ちょっと罰を与えただけ」としか言われなかった。何度もシエラの無事を祈っていたが、毎日受ける地獄の様な苦しみ、救われない現状に、やがて他人を心配する余裕もなくなってしまった。そんな絶望の日常を、ソフィアは今日も生きていた。 エミリー 「先輩ただいまー!」 マーラの命令で裏切り者と分かっていたソフィアをずっと監視していたエミリーは、今度はソフィアと同じ部屋で過ごす様に命じられていた。勿論支配された状態では裏切り行為など出来る筈も無いのだが、少しでも怪しい行動を取らぬ様、一緒に生活し監視をしているのだ。尤も、エミリーにはエミリーの仕事、ソフィアにはソフィアの仕事がそれぞれあり、別行動する事も多い。そんな時は別の使用人がソフィアを監視する事になっている。その為、ソフィアに対する支配の能力は使用人も全員使う事が出来るようになっていた。勿論、それが可能になったのは創造の魔法石の力に他ならない。創造の魔法石は、文字通りどんな能力でも、想像するだけでそれを形にし創造できるのだ。使用人達は、その力で支配の力を宿した人造魔法石を所持しソフィアを支配しているのだ。ちなみにその能力の有効時間は1分と本来の力より短く、使用するにはソフィアに手が届く距離にいないと使えないというかなり簡易的な物になっている。更に使用後に1分の回復時間を要する仕様となっているが、それでも支配の力が絶大である事に変わりはない。 ソフィア 「…うるさいわよ。」 マーラに仕事を命じられていたエミリーは、ソフィアもいる自室へと戻るなり大きな声でソフィアに絡む。毎日その耳障りな声を聞き嫌気が差したソフィアは、愛想の無い返事をする。 エミリー 「あれぇー?随分と今日は強気ですねー、先輩❤」 ソフィア 「先輩だなんて呼ばないで。もう私はあんたの先輩でもないし、あんた達と慣れ合う気なんて無いの。」 エミリー 「そんな冷たい事言わないで下さいよー!もう先輩はマーラ様と、私達使用人と一生を共にする仲なんですからー❤」 ソフィア 「くっ…、だからってあんた達みたいな悪人と慣れ合う理由にはならないわ。マーラは私の両親を含め、沢山の人々を人体実験に使って殺してきた。理由がどうあれそれを分かっていながらあの女に従うあんた達も同罪よ。」 エミリー 「そんな言い方、酷いじゃないですかー!そんな事言う先輩には、お仕置きでーす❤」 ソフィア 「んなっ!?」 エミリーは支配の人造魔法石を使い、ソフィアの身体を意のままに操りバンザイの姿勢をとらせた。腕を上げるとどうなるか、それはソフィアが一番よく理解していた。 ソフィア 「んあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはやめなさっ、あははははははははははははははははははははははやめなさいってばぁぁあああ!!」 バンザイをさせられた事で腋が強制的に無防備に開かれる。するとソフィアが装着させられたマジックハンドが自動的に起動する。するとソフィアの腋に触れていたその指が激しく動き始め、ソフィアにくすぐったさを与えたのだ。 エミリー 「んー❤いつみても先輩みたいなクールな女性がくすぐりで笑い悶える姿は堪りませんねー❤このままいつまでも見続けていたいです❤」 ソフィア 「きゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはいいから、やめなさいっ!あぁぁあああああっははははははははははははははははははははは、ひはははははははははははははははははははははくすぐったいぃぃいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!」 エミリー 「ダメですっ!これはマーラ様や私を拒絶した先輩へのお仕置きなんですから❤」 ソフィア 「良いから…、っははははははははははははやめなさいって!んあっはははははははははははははははははははははははは!!きゃはははははははははははははははははははははははははいい加減にっしなさ…、っあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!くすぐったいってばぁぁぁああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 エミリー 「くすぐってるんですから、くすぐったくて当然です❤これからたっぷりとお仕置きを――…っと、もう1分経っちゃいましたか…。」 簡易的な支配の力が効力を失い、バンザイの体勢のまま動けなかったソフィアは自由の身となりすぐに腕を下した。それによりマジックハンドも動きを停止し、ソフィアはくすぐりから解放された。1分という短い時間でもその効力は絶大で、ソフィアは腕を閉じたまま動けずにいた。 エミリー 「この人造魔法石の力が回復するまで1分。そしたらまたバンザイさせちゃいますからね❤」 ソフィア 「くぅっ…!」 1分経ったら再び訪れるくすぐり。その1分の間に逃げた所で周りは同じ人造魔法石を所持する使用人だらけ。何よりこのくすぐったさでソフィアはまともに動けない程疲弊してしまっており、逃げる事も出来ず、次の支配が始まるまで休むしかないのだ。 エミリー 「バンザイさせてる間の1分は短いのに、魔法石の回復を待つ時間は長いですねー。…ん?マーラ様から電話が来ちゃいましたので、仕方なくお仕置きを中断してあげますね❤」 エミリーはスマホを手に取りマーラからの電話に出る。しかしまたいつ支配の力を発動されるか分からない為、ソフィアは深呼吸を繰り返し息を整えていた。 エミリー 「先輩、マーラ様がお呼びですよ~❤残念ですが、今日のお仕置きはここまでにしておいてあげます❤」 ソフィア 「っはあ、っはあ、っはあ、あっそ…。それは、…はあ、…はあ、…どうも。」 ここでエミリーに解放されようが、マーラもどうせくすぐりに関する何かをする為にソフィアを呼びつけたに過ぎない。それを分かっていたソフィアは、素直に喜べないまま、エミリーと共にマーラのいる部屋へと向かった。 部屋の前に立つと、すでに女性の笑い声が漏れていた。いつも通り、使用人がご奉仕としてくすぐられているのだ。そんな状況でも躊躇わずエミリーは扉をノックする。すると中から「入っていいわよ」とマーラの声が小さく聞こえ、エミリーがその扉を開けた。 エミリー 「ソフィア先輩を連れてきました!」 マーラ 「ご苦労様。」 カンナ 「んっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっく、ぷぐぅぅううううっふふふふふふふふふふふふふふふふ…!!んぎぃぃぃいいいいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ…!!いひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ひぁぁぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」 扉越しに聞こえていたのはカンナの笑い声だった。くすぐりに強かったカンナが我慢の限界を迎え笑わされている事に、ソフィアは勿論エミリーも驚きを隠せずにいた。すると、マーラがそれを悟ったように、説明を始めた。 マーラ 「創造の力でシャドーティックラーの力を私に憑依させれないかやってみたんだけど、中々上手くいかないのよ。やっぱり責め手の技量が関わってくるみたいね。」 エミリー 「それでもカンナさんを笑わせるなんてすごいですよー!」 マーラ 「でも、あなたも拷問ショーの実験でカンナさんをシャドーティックラーでくすぐった所は見たでしょ?あの時とは反応が全然違うわ。」 カンナ 「はい。私もあんなにくすぐったいのは初めてでしたから、少し癖になってしまいまして。だからこうしてマーラ様に直接体感させてもらおうと。」 エミリー 「創造の魔法石にも出来ない事があるんですね~。」 マーラ 「まあまだ使い始めたばかりだし、使っていく内にもっと出来る事が増えるわよ。それじゃあ、ソフィアさんが来た事だし、カンナさんは下がって良いわよ。」 カンナ 「はい、ありがとうございました。エミリー、私の相手をして下さい。どうしてもあのくすぐったい感覚をもう一度味わいたいのです。」 エミリー 「じゃあたっぷりくすぐってあげますね❤私じゃ無理だと思いますけど❤」 などとソフィアにとっては狂った人間の会話にしか聞こえないやり取りをしながらマーラの部屋を出ていくカンナとエミリー。そこでしっかりと「失礼しました」と扉の前で一礼をして部屋を後にした。残されたソフィアは、マーラを睨みつけながら、分かり切った質問をぶつける。 ソフィア 「で…、今度は何の用よ。」 マーラ 「相変わらずの反抗的な態度ね、ソフィアさん。まあ、別に私に忠誠を誓うような人間じゃない事は分かってるから、別に構わないけど。それより、その棚の上にある本を取ってくれるかしら?」 ソフィア 「……は?本棚の上って…。」 マーラが座るソファーのすぐ横の大きな棚。その上のスペースには本が一冊だけ置かれていた。マーラはその本を取らせる為にソフィアを呼び出したのだ。いや、正確にはそれも口実で、ソフィアが腕を目一杯上げるシチュエーションを作りたかっただけなのだ。つまり、ソフィアがくすぐったがる姿をただ見たいが為に、わざわざ部屋に呼んだのである。 ソフィア 「くぅっ…!またそんな事させる気…!?」 マーラ 「今更でしょ?寧ろそんな事しかあなたにはさせないわ❤それに、今日は言いつけ無視10回目にリーチが掛かっているの、忘れて無いわよね?」 ただ命令通りに動くソフィアをくすぐるだけでは済まさないのがマーラである。マーラが今回の様にソフィアに腕を上げざるを得ない命令を出し、それをマジックハンドで妨害する。それによって命令を実行できなかった場合、“言いつけ無視”とみなされバンザイを強要されくすぐりの刑を受けていた。その言いつけ無視が10回になると“くすぐり地獄の刑”が執行されるのだ。 ソフィア 「わ、分かってるわよ…!くすぐり、地獄の刑でしょ…?相変わらず卑怯ね。」 マーラ 「卑怯?こうしてお給料も貰えて裕福な生活が出来ているなんて幸せな事じゃない?……私の支配下にある事と、くすぐられる事以外は❤」 ソフィア 「それが卑怯だって言ってるのよ…!それに幸せでもなんでもないわ。どれだけ私のわきが敏感になってると思ってるのよ!」 マーラ 「あなたの身体の事ならちゃんと把握してるわよ❤マジックハンドがワキに触れているだけの今の状態、それでも少しくすぐったく感じるレベルまで、敏感になってるんでしょ?」 ソフィア 「…っ!?………何でもお見通しって訳ね。」 マーラ 「そうよ?だから大人しく私の指示には従っておきなさい?さもないと…。」 ソフィア 「うひぃぃいい!!?」 マーラの合図で、腋に触れていたマジックハンド達が、その指に力を込めてつんっと一瞬だけくすぐったさを与えた。腕を少しでも上げて腋が晒されれば自動的に起動するマジックハンド。だが創造の魔法石の力で創られたマジックハンドは、主人であるマーラに従う魔物でもある。マーラが魔法石で合図を送るだけでマジックハンドは動き出しソフィアをくすぐる事もできるのだ。 ソフィア 「ちょっと…!誰もあんたに逆らうなんて言ってないじゃない…!」 マーラ 「はいはい、わかったから早く取って頂戴?制限時間は1分。それ以内に頑張って取ってね❤じゃあ、よーい、スタート。」 ソフィア 「ちょっ、急に…!!」 突如始まった命令。短い制限時間に、ソフィアは慌てて棚の本へと手を伸ばす。しかし、そう簡単に取れたら制限時間に1分などいらないだろう。 ソフィア 「んひゃっはははははははははははははははははくすぐったい!!」 ソフィアが右腕を上げた瞬間、その無防備な腋に触れていたマジックハンドが一斉に激しくくすぐり始めると、ソフィアはくすぐったさに負け右腕を下ろしてしまった。 ソフィア 「いぃぃいいいっひひひひひひひひひひ…!っはあ、っはあ、っはあ、……くぅ!」 腕を下ろした事でマジックハンドは動きを止め、ソフィアはくすぐりから解放された。しかしその強烈なくすぐったさに無様な姿を見せてしまったソフィアは、この光景を楽しんでいたマーラを睨みつける。憎しみを抱く相手に好き放題され、露出の多い恥ずかしい服まで着せられては、屈辱的な事この上ない。しかし、もうソフィアにはマーラに復讐する手段など残されてはいない。この屈辱を受けながら使用人として働かなければ、今よりもっと辛いくすぐり地獄を味わう事になるのも分かっているからだ。 ソフィア 「諦めないわよ…!」 ソフィアは気合を入れなおしてもう一度右腕を上げて本に手を伸ばす。しかし、手を上げれば自動でマジックハンドはソフィアの無防備な腋をくすぐり出す。 ソフィア 「んぎぃぃぃぃいいいいっひひひひひひひあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 何とか笑いを堪えて、腕を伸ばし腋を無防備にする姿勢を保とうとするが、本が置いてある高さが絶妙で僅かに指が掛かる程度だった。指が本に少し触れる程度では取る事など出来ず、くすぐったさに負けて腕を下ろしてしまったのだ。 マーラ 「はい残念。あと30秒を切ったわよ~❤」 ソフィア (やっぱりわきがくすぐった過ぎて腕を上げ続けるのは無理ね…。出来るだけ高くジャンプして、一瞬だけ腕を上げれば…。) マーラ 「あら?黙り込んじゃって、諦めちゃったのかしら?それじゃあ、もっと面白くしてあげるわね❤」 再びマーラは魔法石を使いマジックハンドに合図を送ったのだ。 ソフィア 「へ…?んちょっ、あひゃははははははははははははははははは何でよぉぉぉおおお!?」 勿論ソフィアは諦めた訳でもなく、マーラもそんな事は分かっていた。マーラはただソフィアを妨害して楽しみたいだけなのだ。この状態で命令を遂行しようが、言いつけ無視が10回になってくすぐり地獄の刑になろうが、どちらでも良いのだ。結局、マーラはただソフィアをくすぐって楽しみたいだけなのだから。 マーラ 「ほらほら、早くしないと時間切れになっちゃうわよ~。」 ソフィア 「んぎぃぃいいっひっひっひっひっひっひっひ!あんたの…、所為でしょうがぁぁああっははははははははは!!」 腕を閉じていようと、初めから腋に触れているマジックハンドならば指を動かすだけでくすぐる事が出来る。ソフィアがいくら腕をギュッと閉じて抵抗しようが、すでに腋と腕の間に侵入しているマジックハンドの動きを止める事など出来ない。かと言ってマジックハンドを外そうと抵抗すれば、強制的にバンザイを強いられどうにも出来なくなってしまう。 ソフィア 「きゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!っちょっ…!んきひひひひひひひ、ひはははははははははははははははこれ無理っ!っはははははははははははははははははははははははくすぐったくて、腕上げられなぁ…、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 抵抗できないならば、棚にある本を取るしかない。しかし、すでにくすぐったい腋を自ら無防備に晒す事など出来る訳が無かった。 マーラ 「あと10秒よソフィアさん。早くしないと…、くすぐり地獄の刑、ね❤」 ソフィア 「ひゃははははははははははははははははははははははわかってる、わよぉぉぉおおお!!」 こんな事をしていてもくすぐったさが軽減される訳でもない。寧ろこのまま命令に背けば、言いつけ無視となりくすぐり地獄の刑を受ける事となってしまう。それを避けるにはこのくすぐったさに耐えて腕を上げるしかない。ソフィアは僅かな時間で覚悟を決めた。 ソフィア 「んはははははははははははははははははははははははは嫌ぁぁぁああああはははははははははははははははははははははは取れないぃぃいいい取れないわよぉぉおおおお!!きゃはははははははははははははははははははははははははもう無理ぃぃいいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」 普通の状態であれば、腕を伸ばして少しジャンプするだけで取れる高さに置いてあるのだが、腋をくすぐられながらではやはり腕をピンと伸ばす事は出来ず、本を取ると言う動作よりくすぐったくて身を捩る方に神経が向いてしまい、思うように身体をコントロール出来なかった。そしてすぐにくすぐったさに負け腕を下ろしてしまうソフィア。そのタイミングと同時に1分のカウントダウンが終わり、ソフィアの言いつけ無視が10回になってしまった。 マーラ 「あ~あ、残念❤約束通り、これから罰としてあなたにくすぐり地獄の刑を執行するわ❤」 ソフィア 「くぅぅうう…!!」 マーラの思い通りに事が運び思わず悔しさを浮かべ歯を食いしばるソフィア。だが、ソフィアに抵抗する手段は無い。支配の力によってソフィアは無理矢理歩かされ、マーラと共にくすぐり地獄の刑を執り行う場所へと向かうのだった。 その場所は、ソフィアが制裁を受けた時にも使用された地下室だった。 ソフィア 「ここって…!まさかあの時の…!?」 マーラ 「さぁ…、入りなさい❤」 奴隷が働く採掘場がある場所とは別の、地下へ続く階段を降りその重い扉を開いた。手首を背もたれに拘束する様に作られた無機質な椅子だけがある狭い部屋。そこへ歩かされたソフィアは、その意思に反しその椅子へと腰を下ろした。 マーラ 「拘束する間はマジックハンドの動きを止めてあげるわ。」 そう言いながらソフィアの腰をベルトでしっかりと固定し、椅子から立ち上がれない様にする。そして支配の力で再びソフィアを操り始めた。 ソフィア 「ちょっ、嫌っ…!やめなさい!何でわざわざこんな…!」 どれだけ抵抗しようが、身体を支配されたソフィアは、自ら両腕を上げバンザイし、その腕を背もたれへと回す。 マーラ 「暴れても無駄よ。あなたはこの魔法石に支配されて、“たった5分間”だけ一切自分で身体を動かす事が出来ず、私の言いなりになり行動する。だから拘束するのよ❤」 ソフィア 「えっ…?……ちょっ、まさか…!?い、嫌っ…!そんなの無理よ…!!」 これから行われるくすぐり地獄の刑の内容を理解したソフィアは、必死に身を捩り拘束されまいと抵抗するが、支配された身体はまるで言う事を聞かずバンザイの姿勢を維持し続ける。それを良い事に、マーラは背もたれに取り付けられたベルトでソフィアの両手首を拘束する。 マーラ 「これで拘束完了❤そして今丁度、支配の力から解放されたわよ、ソフィアさん。これであなたも自由の身よ?良かったわね❤」 ソフィア 「良い訳ないじゃない…!こっちはもう拘束されて動けないのよっ!」 マーラ 「うっふふふ…❤そうだったわね❤それじゃあ私は仕事があるから、しばらくここで言いつけを守れなかった事を反省しなさいな❤」 ソフィア 「ちょっと!待ちなさい…!!」 ソフィアの言葉も聞かず、マーラは地下室を出て行ってしまった。そして一人になったソフィアに、突如地獄の時間がすぐに訪れた。 ソフィア 「んひぃぃいいいいあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!だ、ダメぇぇぇぇええええへへへへへへへへへへへへへへへへへへくすぐったぁぁぁああああい!!」 バンザイを強いるように拘束する椅子は抵抗を決して許さない。無防備に晒されたソフィアの腋に触れていたマジックハンドは、巧みに指を動かし激しいくすぐったさを与える。 ソフィア 「ひあぁぁぁあははははははははははははははははははははははははははくすぐったいぃ!!くすぐったいってばぁぁぁぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!わきはダメぇぇぇええええええっへへへへへへへへへへへへへへへへ!!きゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは誰かっ、あははははははははははははははははははははははははははは助けてぇぇえええええっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!!」 支配の魔法石によってバンザイさせられている時は、時間制限がある為いつかはその拘束から解放される事が分かっている。それにそこで魔法石を操る人物がいる為、必死に訴える事で解放されるかもしれないという希望もあるが、今は違う。椅子によってしっかりと手首と腰を拘束されている為、一切身を捩る事も出来ず拘束が自動で解かれる事もない。そしてどれだけ訴えてもそれに同情してくれる人もいない孤独な空間。ここではどれだけ騒ごうがそれを気にする者などいないという絶望が、ソフィアを精神的にも追い込んでいた。 ソフィア 「んあはははははははははははははははははははははははははわきぃぃぃいいいいわきぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!わきはもうやめてぇぇぇえええええええええあははははははははははははははははははははははははははもう良いでしょぉぉおおおおおおお!!ひゃぁぁぁぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはいつまで、っははははははははははははははははははははははくすぐる気よぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!」 腋だけを執拗に責め続けるマジックハンド。腋だけが極端に敏感なソフィアにとっては最も有効な責めである事を理解していると共に、それを目的として創られた魔物であるが故に、他の部位は一切責めないのだ。そんなマジックハンドはただ淡々とくすぐるのではなく、ソフィアがどうすればくすぐったがるかを常に考え学習する。 ソフィア 「きゃぁあははははははははははははははははははははははそこっ、っははははははははははははははははははははそこ引っ掻かないでぇぇええ!!ああああぁぁぁぁぁあああはははははははははははははははははははははははははそこくすぐったぁぁぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 ソフィアを責めるマジックハンドは3体。2つの手で1体の魔物によって左右3つずつ、合計6つの手の内1つが、右腋の窪みを人差し指で引っ掻くと、ソフィアはその攻撃に激しく反応してしまう。 ソフィア 「そこやだぁぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはわき引っ掻かないでぇぇぇぇええええへへへへへへへへへへへへへへへ!!そこぉぉおおおおあはははははははははははははははははははは窪みやめてぇぇぇええええ!!ひははははははははははははははははははははは!!」 するとその反応を見たマジックハンドは新たな責めでソフィアを更に追い込んだ。 ソフィア 「んぎぃぃいいいいいいいあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!?きぃぃいいいいいっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くすぐったいぃぃいいいいくすぐったいぃぃいいいいいひひひひひひひひひひひひひあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 わきの窪みを引っ掻くくすぐりに負けじと、あるものはグニグニと強くマッサージする様に腋の下をくすぐり、またあるものはギリギリ指先が優しく触れるような触り方で二の腕から腋にかけてさわさわとくすぐり、また更にあるものは5本の指を満遍なく使い激しく腋の丘陵をこちょこちょとくすぐる。 ソフィア 「あああああぁぁぁぁぁあああああああああああああっははははははははははははははははははははははははははははやめっ、やめぇぇぇぇぇぇぇぇえええええぁはははははははははははははははははははははははははわきぃぃぃいいいいいいいわきぃぃぃぃいいいいいいいいいいっひっひっひっひっひっひっひっひくすぐったぁぁぁぁああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!もうわきやめてぇぇぇぇぇぇええええええ!!ひははははははははははははははははははわき全部ダメぇぇえええええっははははははははははははははははははは!!」 様々な手法で腋だけを永遠に責め続ける、正にくすぐり地獄。 ソフィア 「ひぎゃぁぁぁあああああっはははははははははははははははははははははお願いっ、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはこれ止めてぇぇぇえええ!!きゃははははははははははははははははははははははははははははわき死ぬ、わきくすぐったいからぁぁぁあああああああっははははははははははははははははははははははははははは!!誰か助けてぇぇぇええええへへへへへへへへへへへへひやぁぁぁああああははははははははははははははははははははははは!!」 どれだけ叫んでも誰も来ない。どれだけ暴れても決して腋を守れない。ソフィアに残されたのは、腋を晒しくすぐられ続け、マーラが満足するまで笑い苦しむ事だけなのだ。 そしてこの地獄から解放されても、それは一時的なものに過ぎない。またくすぐられる毎日。言いつけ無視としてまたここへ連れて来られ地獄を味わう。ソフィアは運良く生かされたのではなく、死にたくても死ねない生き地獄という最悪な処刑を受け続けるのだった。