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ティックリー・アドベンチャー 4-5

 ミツキがアイナの為に身を挺して戦っている頃、ライカとアカネは別々に行動し、町中の黄色いマジックハンド、“ネオマジックハンド”を退治する為に駆け回っていた。 ライカ「アカネは魔力を惜しみなく使っているみたいですね…。ですが、魔力を温存した戦い方では効率が悪いのも事実ですね…。仕方ありません…!…………ウィンドストーム!!」  ライカは自分のいるエリア一帯に魔力で発生させた風の刃を器用に操り、人々を捕らえくすぐるネオマジックハンドのみを狙って攻撃する。 少女「っはあ、っはあ、っはあ、助かり…ました…。」 ライカ「すぐに町から離れて下さい!いつまたあの“手”が襲ってくるか分かりません。」 アカネ「ライカー!!」  近場のネオマジックハンドを全て処理したライカの元へアカネが合流した。 ライカ「ミツキがいる所からはかなり離れてしまいますが、まだあちらの方にネオマジックハンドが群れている様です。」 アカネ「ミツキは大丈夫かなぁ…。」 ライカ「早くネオマジックハンドを全滅させましょう。そしてすぐに加勢すれば大丈夫です。」 (ミツキが戦ってるような魔力は感じられない…。きっとアイナさんを捕らえられ、無抵抗のままくすぐられているんでしょう…。頑張って下さい、ミツキ…!)  ミツキを心配しながらもネオマジックハンドの処理を続けるライカとアカネ。そして、一番多くのネオマジックハンドの群れを感じるエリアに辿り着くと、今までとは違う光景が広がっていた。 『こ~ちょこちょこちょこちょぉ!!』 女性「あっはははははははははははははダメぇぇぇええっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!!」 『こちょこちょこちょこちょ~!!』 女の子「いにゃぁぁぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっは助けてぇぇえ!!」 『こちょ、こちょ、こちょ、こちょ…。』 少女「きゃははははははははははくすぐったいぃぃぃいいいっひひひひひひひひひ…!!」  ジエルの声をそのまま伝える事が出来るネオマジックハンドが、「こちょこちょ」というフレーズを使った攻撃、ティックリーボイスで人々を更に苦しめていたのである。 ライカ「ネオマジックハンドは、遠くのジエルの声を伝える為の物、というだけの使い方では無かったようですね…!」 アカネ「どういう事っ!?」 ライカ「ネオマジックハンドそれぞれが、違うタイミングや表現でそれぞれが独自に「こちょこちょ」と言っているんです。つまり、ジエルが今遠くでこちょこちょと言っているのではなく、ネオマジックハンドそれぞれがジエルの声でティックリーボイスを使えるんです…!」 アカネ「そんな…!だったら早く助けないと…!」 ライカ「しかし…!」  今までと違った光景は、ネオマジックハンドによるティックリーボイスだけでは無かった。今まで拘束されくすぐられていた女性は、その場で立たされていたか、寝転ばされた状態でくすぐられていたのだが、今回はそれ意外に、空中に持ち上げられてくすぐられる人々が多くいたのである。この状態でネオマジックハンドを倒し消滅させた場合、宙に浮かされた人々が皆落下し地面に直撃してしまうのである。 アカネ「そうだった…。でも、空にいる人なんてどうやって助ければ…!」  ライカとアカネが空中に捕らえられた人々を救出する手段を考えていたが、ネオマジックハンドはそんな時間を与えてはくれなかった。人々を拘束しくすぐっていたネオマジックハンドの何体かがライカとアカネを見つけると、猛スピードで二人に襲い掛かって来たのだ。 アカネ「…!?」 ライカ「そちらから来て頂けるのは好都合です。スパーク…!」  二人を拘束しようと襲ってきたネオマジックハンドに対し、ライカは冷静に下級魔法で対処する。ミツキの杖から繰り出された放射状に広がる電撃がネオマジックハンドを一掃した。 アカネ「でも、あの上の人達どうやって助けるの…?」 ライカ「アカネの技で上手くネオマジックハンドを処理出来れば、私が風の力で地上に戻します。」 アカネ「わかった…!ファイアボール!!」  アカネが火の玉を無数に繰り出し、宙に捕らえられた人々を襲うネオマジックハンドを攻撃する。そして、その火の玉は次々に命中し、解放された人々が宙を浮く術を無くし落下していく。 ライカ「はっ…!」  そこで作戦通り、すぐさま風を発生させたライカ。それによって落下していった人々が風に乗る様にふわりと浮いたのだ。後はその風をゆっくりと地面に降ろしていけば良いのだが、ネオマジックハンドはまだまだこのエリアに多く群れていた。つまり、当然それを妨害しようと動き出すのだ。 アカネ「来た!!サンドランス…!!」  地面から大量の砂を巻き上げたアカネは、その砂を無数の槍の様に形成し応戦する。しかし、いくら攻撃して消滅させてもネオマジックハンドは次々に襲い掛かって来る。そして、ついにサンドランスを潜り抜けた一体が、アカネを横切りライカを攻撃した。 『こちょこちょこちょこちょこちょこちょ~!!』 ライカ「ひあぁぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは…!!」  不意に脇腹を激しくくすぐったネオマジックハンドは、より強いくすぐったさを与える為、ティックリーボイスを使って一気に攻撃する。そのくすぐったさは、魔力による風を操る集中力を激しく妨害した。 ライカ「ダメぇぇぇえっへっへっへっへっへっへっへ集中…させてぇぇぇえ…!!」  絶対にこの風を消してはならない、と無防備な脇腹に襲い掛かり続けるくすぐりを受け続け、その刺激を防ぐ事はせず必死に風を操り続けていた。 アカネ「ライカぁ…!!…っ!?う、うあぁあ…!!?」  くすぐられているライカを助けようとしたアカネだったが、それに注意を向けてしまった事で、死角から襲い掛かって来たネオマジックハンドによって両手首を掴まれてしまったのだ。 アカネ「くっ…このっ――っはっはっはっはっはっはっはっはちょっ、っははははははははははは待ってぇぇぇえええっへへへへへへへへへへへ…!!」  両手首を掴んだネオマジックハンドはそのままアカネの両腕を左右に広げさせるように引っ張る。そして無防備になった脇腹に、新たなネオマジックハンド2体が優しく撫でるようにくすぐり始めたのだ。 ライカ「いひひひひひひひひひひひ、んくぅぅうううあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは…!!」  幸いにもライカをくすぐるネオマジックハンドは1体だけだったお陰で、辛うじて魔力の集中を持続させる事が出来た。それにより、空中でくすぐられていた数人の女性達は無事地上に降りる事が出来たのだ。 女性「あっあの…!」 ライカ「きゃははははははははははははに、逃げて下さぁぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!早くっ逃げてぇぇぇえええへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 女性「わ、わかりました…!ごめんなさい、ありがとうございます…!」  襲われていた女性達は決して薄情な訳では無い。無能力者である女性に、ネオマジックハンドを倒す術などある訳が無く、身を挺して助けてくれた人の目の前でまた捕まってしまっては、庇った方は報われない。それを悟った事による苦肉の策で、女性達は皆その場を離れて行った。  そして幸いにも、地上で無能力者の女性をくすぐっていたネオマジックハンド達は、対象をアカネとライカに変えて襲い掛かって来ていたお陰で、地上にいた他の被害者も全員避難する事が出来たのである。もっとも、結果的にその身代わりとなってしまった事で、自分達はより苦しむ事となるのだが。 『こちょこちょ❤こちょこちょ❤こちょこちょこちょこちょ~❤』 ライカ「いやぁぁぁぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはくすぐったいですぅぅぅううう!!」  両手は2体のネオマジックハンドに掴まれた状態でバンザイをさせられ、脇腹を5本の指でくすぐる2体、腰を揉むようにくすぐる2体、お腹を撫でるようにくすぐる1体、へそをほじくる様にくすぐる1体、計6体のネオマジックハンドに責められてしまったライカ。それも6体全てが弱点の腹部をくすぐっている上に、ティックリーボイスによる相乗効果でライカは耐えがたいくすぐったさを受けていた。 『こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~!』 アカネ「んあぁぁああああああっはははははははははははははははははははやめてっははははははははははははははは苦しっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」  相変わらず両手を真横に伸ばして拘束されているアカネは、腋と脇腹を4体のネオマジックハンドににくすぐられていた。弱点の足の裏へのくすぐりでなくとも、全身くすぐったがりなアカネにとって、ライカよりも2体少ないネオマジックハンドによる弱点以外の責めだろうが、そのくすぐったさは強烈で呼吸もままならない程笑わされていた。 アカネ「ひゃぁぁぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはくすぐったい、っははははははははははははははくすぐったぁぁぁああああい!!っははははははははははははははははははははは誰かぁぁぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 ライカ「きゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはお腹、やめぇぇええっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!!おへそはダメですぅぅうううあっはははははははははははははははははははははははは!!」 (ミツキ…!私達はもう加勢出来ません…。どうか、使い魔達を……!!)  抵抗する術を無くしたライカとアカネ。ライカはその絶望の中で、ミツキに最後の希望を託すのだった。 ミツキ「んぎぃぃぃぃいいいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ…!も、もうダメっ…だぁぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」  自らの腕を上げ続けくすぐりに耐えるという無理難題を強いられていたミツキは、もう何度も我慢しては耐えきれず腕を降ろし、また上げて耐えるという行動を繰り返していた。そして、4度目の我慢の限界を向かえてしまい、またも腕を降ろしてしまった。それはつまり、アイナが4度目の犠牲になってしまったという事でもあった。 アイナ「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃヤダぁぁぁあああっはははははははははははははははははくすぐったぁぁぁああああい!!」  アイナは両脇腹に加え、弱点である両腋までマジックハンドにくすぐられてしまったのだ。アイナも基本的には全身くすぐりに弱く、脇腹を突っつかれるだけでも笑わされていた程だ。そんなくすぐったがりなアイナが弱点を含め上半身のくすぐりに弱い部分を責められては、笑い悶えてしまうのは必然である。 ミツキ「た、頼む…!腕を上げ続けてくすぐりに耐えるのは無理だ…。私ならどんなに拘束されてくすぐられても構わん…。だから、アイナをくすぐるのはもうやめてくれ…!」  自分の所為で苦しむアイナの姿を見たミツキは、必死にキュバスに懇願した。自分はこれ以上耐えられない。これ以上自分の為にアイナを苦しめたくない。そう敗北を認めアイナの解放を訴えた。もちろん敵であるキュバスがそれ受け入れる筈など無いと思っていたミツキだが、そうする事しかミツキには選択肢が無かったのだ。 キュバス「あなたを拘束してくすぐるという事は、あなたはもうそうやって休む間も与えられずくすぐられ続けるという事になるのよ?」 ミツキ「構わないと言っているだろう…!アイナのくすぐりをやめて貰えるなら、私を拘束して好きなようにくすぐってくれて構わない…!」  すぐに却下されると思われたが、以外にも自ら提案した条件に興味を持ったキュバスに、ミツキは更に懇願する。出来るだけ相手が得をするように、自分だけが苦しむような条件を提案し続けたのだ。 ミツキ「私を拘束してくすぐるなら、どんな条件でも構わない…!お前達が魔力を失う直前まででも、私が死ぬまででも構わない…!アイナを…、助けてくれ…!!」 キュバス「どんな条件でも…?」 ミツキ「あぁ…!せめて…今だけでもアイナのくすぐりをやめてくれ…!どんなルールでも良いから…!!」  自分が苦しめばアイナが助かる。その一心でとにかく懇願し続けたミツキ。 キュバス「良いわ。“一時的に”解放してあげる。ジエル、一旦やめて良いわよ。」 ジエル「わかった~!」  ミツキの訴えがついに実り、アイナは4体のマジックハンドによるくすぐりから解放された。 アイナ「っはあ、っはあ、っはあ、っはあ、…み、ミツキ…、っさん…!っはあ、はあ、はあ、はあ…、はあ…、はあ…。」 キュバス「ジエル、バインドリングをお願い。」 ジエル「ほいほ~い!!バインドリング!」  ジエルが新たにバインドリングを1つ召喚すると、ミツキの目の前までふわふわと移動し近づいて来た。そのバインドリングはミツキの頭上に留まり、まるで自らの意思で拘束されろと言っているかのようだった。 ミツキ「これに両腕を通せば良いんだな…?」  それを悟ったミツキは進んで両腕を上に伸ばそうとしたが―― キュバス「まだダメよ?その腕の装備もちゃんと外して貰わなきゃねぇ?」 ミツキ「……わかった。」  魔力を集中しより強い力を生み出せる効果を持つ腕の装備。ほんの僅かだがそれに希望を抱いていたミツキだが、キュバスもそれに気付いておりその希望も潰えてしまったのだ。しかし、それでもアイナを助ける為ならと決心し、腕の装備を外した状態で両手首をバインドリングに入れた。バインドリングの高さは思ったより少し高く、背伸びをしてようやく手首に入るぐらいの高さだった。そして、両手首がバインドリングに入った直後、バインドリングがキュッと締まり、ミツキは限界まで両腕をバンザイした状態でその場に固定されてしまった。 キュバス「それじゃあ、今度は“笑う事”を我慢して貰うわね❤」 ミツキ「……なっ、何ぃ……!?で、出来る訳無いだろ…!私が笑い声を我慢できない事ぐらい知っているだろう…!?」 キュバス「どんな条件でも良いと言ったのはあなたよ?精々その正義感で我慢する事ね…❤その分だけアイナさんはくすぐられずに済む訳だし、私達も実験が行なえて一石二鳥じゃない。」 ミツキ「実験…?そういえば、お前達の実験って…?一体何を…?」 キュバス「それはまだ教えられないわ?でも、あなたがその“正義感”を持って出来るだけ“我慢”してくれればそれで良いのよ❤」 ミツキ(さっきからやたら私の正義感がどうとか、我慢させる様なルールを作ったり…。それが一体何だと言うんだ…?奴らからしたら私が笑えば笑う程得をする筈なのに…、何故こんな事をしてまで私に我慢を強いるんだ?……考えていても仕方がない。実際奴らに協力し、我慢しなければまたアイナがくすぐられてしまう。) キュバス「ちなみに、ミツキさんが一度でも笑い出せば、アイナさんはさっきの責めに加えて――」 アイナ「きゃっ!?な、何…!?」 キュバス「左足の裏もこちょこちょされちゃうからそのつもりで❤」 ミツキ「そんな…!」  アイナは左足を別のマジックハンドに掴まれると、ブーツと靴下を脱がされ、再びその足を掴まれ軽く持ち上げられてしまう。そしてさらに別のマックハンドはアイナの左足の裏付近に現れ待機する。それに加え先程まで自分をくすぐっていた4体のマジックハンドもすぐ横にスタンバイしている為、アイナはくすぐったいようなもどかしい刺激を感じてしまう。 アイナ「うぅ…、それヤダぁ…。」 ミツキ「一度のミスで一斉にくすぐるなんて卑怯だぞ…!」 キュバス「仕方ないじゃない。罰をリセットなんて出来ないし、ミツキさんじゃなくたって、普通一度笑い出したら我慢する事なんて出来ないでしょ?つまり最初に笑い出した時点で我慢できない以上、1体ずつ増やしていくなんて理論上不可能なのよ。」 ミツキ「……そもそもそんな条件では、私に我慢させる事など出来ないと思うが…?」  自分が笑わされる事は構わないが、結局アイナを苦しめてしまう状況は変わらず、遠回しに条件を変えようとするミツキだったが…。 キュバス「えぇ。だからこっちも大サービスで極力我慢できるようにくすぐってあげるわ❤それならアイナさんもくすぐられなくて良いでしょ?」 ミツキ「……それは助かる。」  ミツキの提案も空しく、結局ルールは変わらず自分が逆らえない状況である事を改めて理解し、素直に受け入れたのだった。 キュバス「それじゃあ始めるわね❤ジエル、お願い!」 ジエル「マジックハンド、召~喚~!!」  キュバスの指示で3体のマジックハンドを召喚したジエル。それを見たミツキの顔は一瞬にして強張ってしまう。 ミツキ(私がギリギリ我慢できるくすぐりでは無かったのか…!?いきなり3体のマジックハンドにくすぐられては…。) ジエル「それ~!!」 ミツキ「……!!」  召喚されたマジックハンドの内2体が勢いよく襲い掛かり、ミツキは本能的に両腋に襲い掛かるであろう刺激に備え目を固く閉じた。しかし、腋どころか身体中のどこにもくすぐったい感覚は訪れなかった。その代わり、腹部が晒される様な不思議な感覚を覚え、そっと目を開けて自分の状況を確認するのだった。 ミツキ「………ん?……これは、一体何を…?」  腹部が晒される感覚、それは文字通りの意味だった。襲い掛かって来た2体のマジックハンドは、ミツキの服の裾を掴み胸の下の辺りまで服を持ち上げ、そのの引き締まったお腹を晒していたのだ。 キュバス「ミツキさん、この服着てると折角のスタイルが台無しじゃない?服を捲り上げるまでこんなにスタイル良いなんて気付かなかったわ❤」  ミツキの服はそれなりに生地も厚く、身体のラインが出るような服でもない為隠れていたが、そのくびれや真っ白な素肌は見る者を魅了してしまう程だった。 ミツキ「そ、そんな事はどうでも良い…!一体どういうつもりだ?」 キュバス「言ったでしょ?ちょっとずつ、優しくくすぐって、あなたには我慢してもらうって❤」 ミツキ「そ、それって…。」 キュバス「まずは……、ココ❤」 ミツキ「んくぅっ…!?」  ミツキが油断していた所に、残りの1体のマジックハンドが突然ミツキの右脇腹を突っついたのだ。 ミツキ「んっくっくっく…!そういう…事か…!」  今までくすぐられる事の少なかった脇腹。そこが思いの外くすぐったく感じた瞬間、ミツキはグリ山での出来事を思い出していた。ティックリーフェザーと同じ効果を持ったハーピーの羽、その羽に服の裾から侵入し腹部をくすぐられていた為に、普通にくすぐったいと感じる程に敏感になっていたという事を。 ミツキ(それを知っているという事は、やはりあれらもこいつらの仕業だったか…!まあ、分かっていた事ではあるが。) キュバス「うっふふ、良いわねぇ❤❤くすぐったさに身悶える事でくびれがより際立って素敵よ❤」  右の脇腹を刺激される事で必然的に身体が左の方へ逃げようとし、それによりまた綺麗な脇腹が強調されていた。 ミツキ「いぃぃいっひっひっひっひっひっひっひっひ…!んくぅぅううっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっく…!」  右の脇腹を縮こめるようにしている為、逆側の左脇腹は伸び切り、まるで無防備なここをくすぐってくれと誘っているようだった。それに目を付けたキュバスは、目でジエルに合図を送り、もう1体のマジックハンドを召喚させる。そして、マジックハンドがゆっくりとミツキの左脇腹に迫ると、そのピンと立てた人差し指が無防備な左脇腹にちょんと触れた。 ミツキ「あひぃぃいいいっひひひひひひひ…!?このぉ…、っふふふふふふふふふふふふふふふ…!!」 アイナ「す、すごい…。私の為に…、必死に耐えてる…。」  弱点では無いとはいえ、不意打ちを食らいくすぐったがるミツキだったが、それでも口を紡ぎ笑い出すのを抑え込む事に成功した。 アイナ(実験が少し分かった様な気がする。ミツキさんはただくすぐったいのを我慢するより、それ以外の“強い思い”があると潜在能力が強く働いて我慢できるようになるんだ…!そうじゃなきゃさっきも自分から腕を上げ続けるなんて出来る訳無いし。……でも、それを笑いのエネルギーを集める敵が実験する意味が…。) ミツキ「んっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふ…、この程度…っくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっく…!!」 キュバス「流石にまだ脇腹は耐えられるようね。でも、実験としてはもう少しくすぐったがって貰わないと困るわねぇ。」 ミツキ「きひひひひひひひひひひひ、まさか…っふふふふ、もう腋を…っく、くすぐるのか…!?」  腋をくすぐられて笑い出さずに耐えられる訳が無い。そう悟っているミツキは、少しでもくすぐったい刺激に慣れるよう、出来るだけ脇腹へのくすぐりに留めて欲しかったのだ。さらに言えば、もちろんアイナがくすぐられない事が一番理想だが、流石に腋をくすぐられて我慢など出来ないミツキは、アイナへの責めが少しでも短くなるよう、使い魔達に魔力を使わせたかったのだ。  しかし、予想以上に早い展開にその願いが潰えてしまうと、ミツキは焦りを感じ思わずそう発言してしまったのだ。 キュバス「腋はまだくすぐらないわ。でも、くすぐったくなる事に変わりは無いわよ❤」  その言葉の意味が、ミツキには分からなかった。自分がくすぐったく感じる場所は腋以外に無い。もちろん今の脇腹もくすぐったいが、我慢出来るレベルであり、今更そこにマジックハンドを追加されても耐えられる自信はあったのだ。 キュバス「私の新たな能力はまだあるの。それがこれ❤」  どれだけ急成長を遂げているんだとツッコミを入れたくなるミツキだったが、笑い声を我慢する事に精一杯でそれは出来なかったが、キュバスのその言葉の意味を確かめる為、堅く閉じていた目を僅かに開けると、そこにはキュバスの悪魔の象徴のような尻尾が目の前に見えていた。 ミツキ「っくくくくくくく、し…尻尾…?」 キュバス「ティックリーボイスはくすぐったさを上昇させる効果だから、あまりくすぐったいって感じていないとその上昇率も少ないのよ。でも、この“ティックリーテイル”でくすぐれば、どこをくすぐっても“必ず”くすぐったく感じさせる事が出来るの❤」  そう言ってキュバスはティックリーテイルをミツキのへそに移動させこちょこちょとくすぐり始めたのだ。 ミツキ「んぎぃぃぃいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ…!!?ちょっと待てぇぇえええっくくくくくくくくくくく、何だこれぇ…!?っくふふふふふふふふふふふふふふふ…!?」  初めて感じる“へそ”へのくすぐったさ。それにミツキは困惑しながらも必死に笑い声を抑えるが、脇腹の時とは明らかに違う“くすぐったい”という感覚に翻弄されてしまう。 ミツキ「いっひひひひひひひひひひひひひ、やめっ…やめろぉ…!!んっふふふふふふふふふ、くすぐったいぃ…!!」  必死にくすぐったさと戦い身を捩るが、背伸びをしないと届かないような場所で両腕を固定されている以上、動かせる範囲も限られくすぐったさから逃れる事は出来ない。その上、笑い声まで抑えなければならないと言う状況は、ミツキを精神的にも、肉体的にもダメージを与えていた。しかし、それ以上に大きな疲れを見せていた者いた。 ジエル「………っはあ…。…………ふぅ…。」  これまで何体ものマジックハンドを召喚した上に、町中に群れる程のネオマジックハンドの召喚に、それぞれがティックリーボイスを使い、さらにはミツキをも拘束する程の強いバインドリングと、これまでただミツキをくすぐっていたキュバスとは圧倒的に疲労感が違ったのだ。いくらパワーアップしたと言えど、力には限度があり、ジエルは新たな自分の力の限度を分かっていなかった為に、ここへ来て一気に疲労が溜まってしまったのである。それを感じたキュバスは最後の行動に移した。 ミツキ「きひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、あっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ…!!」 キュバス「そろそろ…、楽にさせてあげましょうか❤❤」 ミツキ「いぃぃいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、駄目だぁ…っくふふふふふふふふふふふふふふふふ腋は…、っくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっく腋はやめてくれぇ…!」 キュバス「でも、こっちもそろそろちゃんとエネルギーを貰わないとねぇ?実験結果もしっかり見ておきたいし❤」  キュバスはミツキの背後から手を伸ばすと、人差し指を立てそれを動かしミツキにくすぐる合図を送る。 ミツキ「やめっひひひひひひひひひひひひひひひ、やめろぉぉおおお…!きっひひひひひひひひひひひひひひひひそれは耐えらないぃぃぃいいい!!」 キュバス「その我慢、思いっきり崩壊させてね❤❤」  ミツキの前でクニクニ動く両手の人差し指が、キュバスの言葉と共に移動し、ミツキの弱点である腋の窪みをくすぐり始めた。 ミツキ「んぎぃぃぃいいいいいいいいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひむぐぅぅぅううううううううううっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ…!!」 キュバス「……!?」  ミツキの腋をくすぐる人差し指はまだ指の腹で撫でるようなくすぐり方だったが、キュバスはそれでもミツキが笑い出す事など分かっていたからそうしたのだが、それでもミツキは笑いを必死に堪えていたのだ。歯を必死に食いしばるミツキのその我慢強さにキュバスは驚愕していた。 アイナ「ミツキさんっ!?」 (どうしてあれが耐えられるの…!?さっきは全然耐えられなかったのに…、それだけ私を守ろうと…?) キュバス(すごいっ…!!想像を超える我慢強さだわ❤これはますます吹きだした時が楽しみね…!) 「それじゃあ、こんなのもまだ耐えられるかしら❤」  思わずミツキの我慢の限界を調べたくなってしまったキュバスはくすぐる指の動きを少しだけ早めミツキの反応を伺った。 ミツキ「ひぎぃぃぃいいいいいい!?くぅぅううううっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっ、それダメだぁぁあああ!!きっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひくすぐったい、くすぐったいぃぃいいいいい!!」 キュバス「すごいっ!すごいわぁ!!こんなに我慢できるなんて❤……おっと、それでももう遊んでいる時間は無かったんだったわ。それじゃあこれで本当に終わりよ?」  キュバスはミツキを本格的に笑わせる為、指先で引っ掻く様にくすぐり始めた。 ミツキ「ぷぎゅぅぅぅぅぅぅうううううっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふんひゃいぃぃぃぃぃぃぃいいいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!」  キュバスのこのくすぐり方はミツキが最も苦手とするくすぐり方であり、いくらなんでも我慢など一瞬で決壊すると思っていたのだが、それでもミツキの我慢は続いていたのだ。 キュバス「これ程までに正義感と言う強い意志がミツキさんを強くするの…!?……いや、もう限界のようね…❤」  ミツキの暴れ方や、漏れそうになる笑い声を見たキュバスは、ミツキの我慢の限界に感ずいていた。しかし、それでもミツキは己の限界を超え耐え続けていたのである。そんなミツキの限界は、アイナを守りたい一心で支えられていたのだ。 ミツキ「いぎぃぃぃぃいいいひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひふんぐぅぅぅううううううううっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふ!!」 (笑ってはダメだ…!絶対に笑ってはならない!死んでも笑うな!!もうこれ以上、アイナを苦しませる訳にはいかないんだ…!!!) キュバス「見せて貰ったわ。その正義感による潜在能力。でも、その暴れっぷりやしゃべる事も出来ない程歯を食いしばらなきゃならない状況は、あなたが限界を向かえている証拠❤まあそれでも数分は耐えられるでしょうけど、もう十分よ?実験結果を得る為、そして…、最高のエネルギーを貰う為に……、楽になりなさい❤❤」  強い精神力だけで我慢するミツキに、キュバスは最後の攻撃を開始した。 キュバス「こちょ、こちょ…❤」 ミツキ「ぷひゃぁぁあ!!?あぁぁぁあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!いぎゃぁぁぁあああああっははははははははははははははははははははははくすぐったすぎだぁぁぁぁあああああ!!」  くすぐったいと感じている程、そのくすぐったさを更に上昇させるティックリーボイス。その呪文とも言えるたった一回の「こちょこちょ」で、ミツキの我慢は限界を突破し、水をせき止めていた壁が決壊したかのように、笑い声を上げてしまった。 ジエル「……それじゃあっ!こっちも開始だね…!」  自分の疲れを極力見せないように努めていたジエルは、ミツキが笑い出したタイミングで、アイナへのくすぐりを再開させた。 アイナ「んひゃぁぁぁああああっははははははははははははははははははは足の裏やだぁぁぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!脇腹もっはははははははははははははは揉まないでぇぇぇぇぇえええええ!!あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃワキはダメだってばぁぁぁああああっははははははははははははははははははははははははははははは!!」 ミツキ「きゃっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはそれやめろぉぉぉおおお!!っははははははははははははははくすぐったいっ、くすぐったいからぁぁぁぁああああっははははははははははははははははははははははははあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!腋ぃぃぃぃいいいっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははくすぐったすぎるぅぅぅぅうう!!」 キュバス「す、すごすぎるわ…!!まさにティックラーの予想通り、実験は大成功よ❤」 ミツキ「実験って、っははははははははははははは一体何の…っくははははははははははははははははははははははははあぁぁぁああはははははははははははははははははははははは!!」 キュバス「魔力はその力を集中してチャージする事で、爆発するように強い力を発揮して力を使う事が出来るでしょ?それと同じように、“限界まで笑い声をチャージした状態から、爆発的に発せられた笑い声は、とてつもないエネルギーとなって放出される”という実験よ?結果は想像以上!!今までの時間ただくすぐって笑わせるより、格段にエネルギーが溜まる上に、その質もより良い物になってるわ!!」  ティックラーが考案した実験とは、ミツキの正義感の強さから生まれる限界以上の我慢、つまり笑いのエネルギーを限界までチャージし、それを一気に決壊させ笑わせる事で、より大きなエネルギーを集められるのではないか、という物だった。その結果は予想を遥かに上回る大成功であり、ミツキのエネルギーはより今までとは比べものにならない程の膨大なエネルギーとして使い魔に吸収されてしまっているのだ。 ミツキ「いやぁぁぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはやめてくれぇぇぇぇええええっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!!くすぐったいくすぐったいぃぃぃいいいいいひひひひひひひひ腋くすぐたぁぁぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 キュバス「こちょこちょこちょ~❤さあ、もっと悶えて頂戴!今まで我慢させてた分、いっぱい笑って貰うわよ❤❤」 ジエル「じゃあ私も~!こちょこちょこちょこちょ~!!」 アイナ「うひゃぁぁぁぁあああははははははははははははははははは助けてっははははははははははははは助けて助けてぇぇぇぇえええええっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!」 ミツキ(結局アイナを苦しめる事になってしまうとは…!何て不甲斐ないんだ私は…!おまけに、この窮地を打開する手段もアイナという切り札しか残っていない…。) 「きゃぁぁぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはこちょこちょって言うなぁぁぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!いぃぃぃいいいっひひひひひひひひひひひひひひ、ひゅぁぁああははははははははははははははははははははやめ、やめぇぇぇえっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!!」 キュバス「そんなにやめて欲しいなら、代わりにアイナさんを集中攻撃しちゃおうかしら❤」 ミツキ「それは、ダメだぁぁぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!だったら私を、ははははははははははははははははははは集中攻撃してくれぇぇぇぇえええ!!あひゃははははははははははははははははははアイナはもう、くすぐるなぁぁぁああああっははははははははははははははは!!」 キュバス「それじゃあ、いっぱいこちょこちょって言っても良いのぉ?」 ミツキ「好きなだけ言えぇぇぇぇえっへへへへへへへへへへへへへへこれ以上っははははははははははははははははははアイナをくすぐるなぁぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 キュバス「良いのね❤じゃあ、アイナさんは解放せずに…、こちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ~❤」 ミツキ「なぁぁぁぁぁぁあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは話が違ぁぁぁぁああああっはははははははははははははははははははははは!!ダメっははははははははははははははははははくすぐったいくすぐったいくすぐったいくすぐったいぃぃぃぃいいい!!」 アイナ「あっはははははははははははははははははミツキさぁぁぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 (こんな状況でも私の事考えて…、その所為でもっと苦しんでる…。でも、無能力者の私には何も出来ない…。) キュバス「こ~ちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょこちょ❤❤❤」 ミツキ「ひぎゃぁぁぁああああはははははははははははははははははははははこちょこちょやめぇぇぇぇえええええっへへへへへへへへへへへへへへへアイナをくすぐるなぁぁぁぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」  ミツキはどんなに苦しくても、頑なに自分への責めの静止は求めなかった。とにかく、アイナだけは助けてくれと言う悲痛な叫びを繰り返していた。 アイナ「嫌ぁぁああはははははははははははははははあっははははははははははははははははは!!」 (私が…、あの時水を汲みに行かなければ…。) ミツキ「きゃはははははははははははははははは腋、わきぃぃぃぃいいいっひひひひひひひひひひひ!!わきぃぃぃいいあっははははははははははははははははは!!」 アイナ「苦し、苦しいぃぃぃいいいっひひひひひひひひひひひひひひ、きゃははははははははははははははははは!!」 (私が…、この人たちに洗脳なんてされなければ…。) ミツキ「ひあぁぁぁぁあああはははははははははははははははははくすぐったいぃぃぃぃいいい!!あっはははははははははははははははくすぐったいくすぐったぁぁぁあああい!!」 アイナ「お腹よじれるぅぅぅうううあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはあひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 (私が…、無能力者じゃなかったら…。) ミツキ「あっはははははははははははははははははははアイナだけはぁぁぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!アイナはくすぐるなぁぁぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 アイナ「もうやだぁぁぁあああっははははははははははははははははははははくすぐったいってばぁぁぁぁああああはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 (私が…、ミツキさんを助けられる能力者だったら…!) ミツキ「いぎゃぁぁぁぁああああははははははははははははははははははもう、駄目っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはアイナ、アイナぁぁぁああああああっはははははははははははははははははははは!!」 アイナ「ひゃわぁぁぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはミツキさぁぁぁぁあああっはははははははははははははははははははミツキさぁぁぁぁあああああん!!」 (何…!?身体の中で不思議な力が漲る様な何かが、膨れ上がってくる…!?何でも良い…、何でも良いから、ミツキさんを助ける力を…!!) ジエル「ふえ…?」 キュバス「っえ…?」  自分を救おうと敵に必死に懇願するミツキの言葉を何度も聞いていたアイナ。そんなミツキの力になりたいと強く願ったアイナの身体の中に眠っていた大きな力が、ついに主の望みに応えようと覚醒した。


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