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裏切りと反逆8

エミリー 「あっ、カンナさんお疲れ様でーす!………はい!………分かってますよー!準備は万端です❤……はい、……はーい、失礼しまーす!」  モニター越しのカンナと自分の背後にいるエミリーの、電話での会話。当然電話をかけた相手がモニターに映っている以上、その会話はソフィアには筒抜けであるが、それは承知の上なのだろう。カンナの「そっちを始めなさい」という指示の意味も、すぐに理解できた。 ソフィア 「これからやっと私に制裁を与えるって言うんでしょ?待ちくたびれたわ。」  くすぐりに苦手意識を持つシエラ。そんなシエラのくすぐり拷問ショーを僅か数分見せられたソフィア。勿論くすぐったがりのシエラは、その数分ですら苦痛であったが、やはりソフィアにはその苦痛は伝わらなかった。ソフィアからすれば、注射を受けたり、歯医者に行くような物。幼い子供はそれに怯え泣き喚くだろうが、大人は別にそれを今更怖がりはしない。痛いのが苦手という幼い子供とくすぐったがりなシエラが重なるだけで、それを何とも思っていないソフィアは、どれだけ無防備な体勢で拘束されようが、どれだけ苦しむシエラの姿を見せられようが、たかがくすぐりなのである。 エミリー 「はい❤なので、拷問ショーの観賞はここまでです❤」  そう言ってエミリーはモニターにリモコンを向けると、拷問ショーが行われていたステージとは別の映像を映した。 ソフィア 「…これって、まさかさっきの。」  そこに新たに映し出されたのは、先程シエラの体中の感度を数値化していた物と同じ様な映像だった。そして今度は、椅子に座りながらバンザイの姿勢をして腕を背もたれに回すようにした女性のシルエット、つまりソフィアと同じポーズのシルエットが映し出されていたのだ。それが意味しているのはただ一つ。 エミリー 「はい!先輩の感度を示した映像でーす❤」  感度を数値化する機能、それは先程のシエラとカンナに行われたくすぐりで、その数字の正確さは理解していた。だからこそ、実際にそこに表示された数字を見て、ソフィアは更に余裕を見せていた。 ソフィア 「それで?数字でここまでハッキリしているのに、無意味な制裁なんて行う訳?」 エミリー 「首、膝は5、太ももは6、お腹が9、脇腹は10、おへそが12、二の腕が17、そしてそして~❤」 ソフィア 「わきが21。私も一応わきが一番弱いみたいね。それでもカンナさんの半分以下だけど。そのカンナさんもだけど、さっきから皆わきが一番弱いのって…。」 エミリー 「そうですよ~?マーラ様は腋が一番好きなんですから、ここに集められた使用人も、奴隷も、全員腋が一番弱いんですよ❤ちなみに私の感度は74です❤」 ソフィア 「そんな事はどうでも良いわ。それで?くすぐりが比較的強いカンナさんでも43なのに、21しかない私にくすぐりで制裁しようなんて、随分私には甘いのね。」 エミリー 「勿論ですよ~?これはマーラ様のシナリオ通りなんですから~❤それより、この数字をアテにしちゃって良いんですか~??」 ソフィア 「な、何よ。さっきもシエラとカンナさんを使って、証明していたじゃない。それとも、この表示は偽りだとでも?実際この数字が正確かどうかは私には分からないけど、私がくすぐりなんか効かない事は私自身が分かってるわ。今更そんな脅しが通用するとでも?」 エミリー 「じゃあ、試してみましょっか❤」 ソフィア 「…勝手にすれば良いじゃない。」 エミリー 「それじゃあ失礼しま~す❤」  余裕を見せるソフィアだが、相手はここまでの展開を全て計画通りに進める程の用意周到さと知恵を持っている。その相手なら当然自分の効かない責めをただ無闇に行う筈がない。その僅かな恐怖に少しだけ不安を感じるが、持ち前の冷静さと強気な態度を見せるソフィア。そしてそれを気にもせず、いや、それすらも計画通りだと言わんばかりに自分のペースを貫くエミリーが、背後から両手を伸ばし、ソフィアの身体にそっと触れた。 ソフィア 「……な、何よ。わきをくすぐるんじゃなかったのかしら?」  エミリーが最初に触れたのは太ももだった。感度は6。最高数値が100で、くすぐったがりかどうかの基準が50という数字に対し、6という数字はあまりにも低く、ソフィアはやはり「ただ触れられている」程度の感覚しか無かった。それで改めて余裕を取り戻したソフィアは、エミリーを挑発する。しかし、エミリーもマイペースを貫いていた。 エミリー 「ワキを最後にした方が、少しでもくすぐったいって感じるかも知れないじゃないですか~!それに、楽しみは最後に取っておかなきゃ、ですよ❤」  そう言いながら次にエミリーは、ソフィアの服の裾から手を入れ、細く引き締まった脇腹に手を添え、優しく揉み始めた。 ソフィア 「……これでもまだシナリオ通りだと言うのかしら?全然くすぐったくなんかないわよ。」  太ももより感度が高いとは言え、所詮は10。細かく数値化されればこちらの方がくすぐったく感じる場所なのだが、たった4しか変わらない場所では、正直違いが分からないレベルである。 エミリー 「う~ん、予定ではもう少しくすぐったがると思ってたんですけどね~?数字が0じゃない限り、少なからずくすぐったさは伝わってる筈ですからね~❤シナリオと少し違うかもですけど、まだやりますよ~!お腹も殆ど変わりませんし、そうなるとおへそも変わりませんかね~?」 ソフィア 「っく…!そんな所、触らないで…!」  チラリと覗かせるソフィアの縦長のへそ。そこへエミリーの指が差し込まれ、思わずソフィアは嫌がる様な素振りを見せてしまう。しかし、これはへそにくすぐったさを感じたからでは無く、ただの嫌悪感である。脇腹ならまだじゃれ合いの中で他人に触れられる事もあるだろうし、実際ソフィアも過去に脇腹をくすぐられた事ぐらいはある。しかし、へそなんて他人に触られた事などある筈も無く、嫌悪感を覚えるのも無理は無い。 エミリー 「おへそって、意外とくすぐったいんですけどね~?私はワキの次に弱いですよ?お・へ・そ…❤」 ソフィア 「どうでも良いわよ…!こんな事、いつまで続ける気?」 エミリー 「勿論、先輩が私のこの指で笑い狂わされて、しっかりと反省するまでですよ~?」 ソフィア 「あっそ。それなら私は、せいぜいくすぐったいって感覚を味わえる事を楽しみにしているわ。」 エミリー 「流石はソフィア先輩…❤そんな強気な所、堪りませんね~❤それじゃあ次は二の腕ですよ~?おへそから一気に5も上がってますからね~?少しはくすぐったいって感じるんじゃないですかね~?」  強気なソフィアの態度に興奮しながら、エミリーは5本の指を二の腕に這わせ、ゆっくりと動かして刺激する。 ソフィア 「……これがくすぐったいって感覚なのかしら?寧ろ痒いが正解かしら。」  へそより確かに無とは違う微妙な感覚があった。しかし、それでも決して笑い出したり、くすぐったいという感覚にはならなかった。 エミリー 「痒い、ですか。じゃあ、ワキはきっとくすぐったいですよ~?痒みとくすぐったさは紙一重ですからね~❤」  二の腕をなぞるエミリーの指が、腋の方まですぅっと下がってくる。 ソフィア 「んっ…!」  二の腕の痒いような感覚が更に大きくなり、ソフィアは思わず声を上げてしまう。そしてそれと同時に、僅かに身体がビクっと反応してしまった。 エミリー 「ふふふ…❤身体は正直ですね~❤ちょっとビクってしちゃいましたね~?」 ソフィア 「んべっ、別になんでも無いわ…。ちょっと驚いただけよ。」  実際笑い出す様な刺激でもなければ、我慢できない程辛いものでもない。 エミリー 「そうですか?じゃあ、もう一回…❤」  驚いただけ。そう言い訳するソフィアに、それならと今度は予告をした上で同じ行為を繰り返す。肘の方に人差し指を添え、それをゆっくりと腕の付け根、腋の方へとなぞる様に動かす。それを予告されたソフィアは当然無反応で耐えようと試みた。しかし、エミリーの人差し指が徐々に腋へ近づくにつれ痒みが大きくなり、腋に差し掛かる瞬間にまたしても一瞬、身体が反応してしまった。 エミリー 「うっふふ…❤だから言ったじゃないですか。身体は正直ですね、って❤」 ソフィア 「んくっ…!……だったら、そんな焦らす様な真似しないで、さっさとくすぐって…、笑わせてみれば良いじゃない。」  身体は正直、そう言われるとソフィアは敗北感を覚え、つい強がり挑発してしまう。 エミリー 「そうですね。それじゃあ…、そろそろ先輩のキレイなワキ、失礼しますね❤」  腋に差し掛かる直前に動きを止めていた人差し指。その指がついに動き出し、ソフィアの腋に触れる。そして間髪入れずに腋に触れていた人差し指を優しく、カリカリと引っ掻くようにくすぐり始めた。 ソフィア 「んくっ…!…んん、………っふ、…………んふっ…!」  そこは確かに今までにない強いむず痒さを感じた。つまり、ソフィアは初めて“くすぐったい”という感覚を味わっているのだ。そしてソフィア自身も理解した。これがくすぐったいという感覚だという事を。しかし、シエラの様に無様に笑い出す事はおろか、カンナの様に必死に笑い声を出さぬよう堪える素振りも出さない。所詮は少し声が漏れてしまう程度のくすぐったさしか感じておらず、それが21という腋の感度を正確に表している証拠でもあった。 エミリー 「どうですか~?少なくとも“くすぐったい”って感じますよねぇ?笑い出す様な刺激じゃ無いかもですけど、声が漏れちゃってるって事は、何も感じない訳では無いって事ですもんね❤」  そうやって挑発してくる理由はソフィアにも分かっていた。くすぐりなんて効かない、そうやって散々強気な発言をいていたにも関わらず、身体が反応してしまっている事をネタにして敗北感を味わわせてやろうとしているのだと。でも、だからと言ってここでくすぐったくないと言えば、それは強がりと言うよりは負け惜しみである。それこそ敗北を認める事になると思ったソフィアは、敢えて認める事にした。それが、大きな間違いであるとも知らずに…。 ソフィア 「んっ…!……そ、そうね。……確かに、んふぅ……。わきは…、っふぅ……、思ったより、………っく、“くすぐったい”…、じゃない。……んふっ、でも…それが、何…?…別に、この程度…っくふぅ、……何でも…ないわよ。」  認めた上で、それがどうしたと強がるソフィア。実際歯を食いしばる事も無く、ソフィアはその刺激を耐える事が出来た。しかし、それもまたシナリオ通りだと言うかの様に、エミリーはニヤリと笑みを浮かべていた。そして、ソフィアにとっての地獄が始まるのだった。 エミリー 「そうですよねぇ?“くすぐったい”ですよね~❤」 ソフィア 「え、えぇ…っふぅ…、んっく…、くすぐったい、わよ。……でも、っくふ……、数字通り、じゃない……。何が、っんく、当てにしない、方が……、よ。」 エミリー 「いいえ~?私が言いたいのは、21っていう数字をアテにしない方がって意味じゃ無く――」  そう言いながらエミリーは1つの魔法石を取り出すと、その力が解放され強く眩い光を放った。 ソフィア 「うっ…!な、何…!?」 エミリー 「今見てる数字だけをアテにして、油断しちゃ駄目ですよって意味です❤」  魔法石の力が効果を発揮し、その眩い光が消えていく。しかし、特に何も変わった様子の無い地下室。ソフィア自身も異変を感じる事は無かった。 ソフィア 「な、何をしたの…?それに、今見てる数字だけを…って、一体どういう………っ!!?な、何よ…これ!?」  魔法石の力も、エミリーの言葉も理解できぬまま視線を正面に戻しモニターを見た瞬間、そこに記された“ある数字”が変化しており、思わずソフィアは声を荒らげたのだ。 エミリー 「そういう事です❤」  ある数字とは、当然ソフィアの身体の感度の事である。ソフィアが驚愕した理由、それは記されていた数字が急激に跳ね上がっていたからである。首、膝は5から18へ、太ももは6から20、お腹は9から51、脇腹は10から51、へそは12から55、二の腕は17から59、そして…、弱点の腋は21から96という数字に変化していたのだ。 ソフィア 「何で…こんな……!っまさか、さっきの魔法石…!?」 エミリー 「マーラ様が見つけた2つ目の最上級魔法石、呪いの魔法石の力です❤」 ソフィア 「の、呪い…!?」 エミリー 「呪いの力を使い先輩のくすぐりに対する感度だけ急上昇させたんですよ~?先輩がマーラ様にワキを見せてご奉仕する度に、少しずつ呪いの力を与え続けて❤」 ソフィア 「私がマーラの前でわきを晒している間に…、そんな事までしていたって言うの!?」 エミリー 「バレない様にやるにはかなり時間が掛かりましたが、ダメ押しのさっきまでの時間稼ぎの間に、ここまで呪いが進んでいたんですね❤」 ソフィア 「時間稼ぎって……、まさか、呪いの力を蓄積させる事…!?」 エミリー 「正解です…❤先輩が「くすぐったい」って感じそれを認め口にした事、それがトリガーになって呪いの力が完全に開放され、今までの蓄積を一気に放出したんです❤」  エミリーが執拗に焦らしたり、ソフィアを煽る様な言葉を使っていたのも、全てはソフィアに「くすぐったい」と言わせ、その感覚を認識させる為だったのだ。 ソフィア 「私が…、くすぐったいって認めなければ良かったって言うの…!?」 エミリー 「まあ私が言葉巧みに誘導しましたから?強がりな性格の先輩なら絶対認めてくれると思ってましたよ❤」 ソフィア 「くっ…!これがマーラのシナリオだったのね…!」 エミリー 「はい❤……さて、それじゃあそろそろ制裁を始めましょうか❤」 ソフィア 「…!!」 エミリー 「その超敏感なワキを、た~っぷり責めてあげますね❤」  そう言って両手を背後からワキワキさせるエミリー。その手の動きを見た瞬間、ソフィアは思わず必死に両腕を下ろそうと抵抗する。それは、紛れも無くソフィアの身体が先程までとは比べ物にならない程敏感になっている証拠でもあった。その指の動きを見るだけで腋が疼き、触れられてもいないのに口元が緩み笑い出してしまいそうになる。つまり、もうすでに「くすぐったい」と感じてしまっているのである。しかし、どんなに暴れようとその拘束が解ける事など無い。 ソフィア 「やっ、やめなさい…!今わきをくすぐられたら……!」  未だ感じた事が無い強烈なくすぐったいという感覚。それに思わず声を荒らげ恐怖するソフィア。しかし、だからと言ってエミリーがくすぐる事を止める訳が無い。初めからこれが目的なのだから。 ソフィア 「んひぃぃいい!!?」  エミリーの指先がそっとソフィアの敏感な腋に触れた瞬間、ソフィアは今までに感じた事も無い強烈なくすぐったさを覚え、大きく反応してしまった。 エミリー 「どうしたんですか先輩?まだ指先でワキに触れてるだけですよ~?」 ソフィア 「んぐぅぅうっふふふふ…!やっやめて……!くふぅぅううっふっふっふっふっふっふっふ…、指ぃぃぃい…!んっくくくくくく、絶対に、動かさないで…!!」 エミリー 「え~?どうして動かしちゃいけないんですか~??」  その理由ぐらいエミリーも理解している。しかし、強がりなソフィアがこの状況でどんな言葉を使って抵抗するのか、楽しんでいるのだ。 ソフィア 「んっくくく、そんなの…っくひひひ、決まってる、じゃない…!」 エミリー 「ん~?それじゃあ分かりませんよ~❤」 ソフィア 「いひひひひ、んくっ…、くくく…くすぐったいの…!んひひひ、その指…、触れてるだけで、っふっふっふっふっふっふ…、くすぐったいのよぉっ…!」 エミリー 「ふ~ん、そうですかぁ。触れてるだけで、くすぐったいんですかぁ❤」 ソフィア 「そうよ、っく、くすぐったい、からぁ…っひひひひひ、もう…やめなさいっ…!んふふふ、絶対、動かさないでよ…!」 エミリー 「ん~、そんな事言われると……動かしたくなりますね~❤」  エミリーの親指は肩を抱える様に添えられ、残りの4本の指がソフィアの腋に触れている状態だ。そしてソフィアを更に責めたくなったエミリーは、その言葉と同時に4本の内の人差し指だけを優しくなぞる様に下に動かした。 ソフィア 「んぎぃぃいいいいいいいひひひひひひひ…!!」  たった一瞬人差し指がつぅ~っと上から下に動いただけ。たったそれだけでソフィアは大きな悲鳴を上げながらも、何とか歯を食いしばり口を開けずに耐えた。だが、ソフィア自身も、責めたエミリーも、今の刺激が耐えられる限界だとすぐに理解した。エミリーは満足気な笑みを浮かべながら、一度ソフィアの腋から両手を離し、ソフィアの腹部を抱きかかえる様に腕を回しながら、顔を覗かせる。 エミリー 「どうでした~?と~ってもくすぐったそうでしたねぇ❤」 ソフィア 「っはあ、っはあ、だから、くすぐったいって…、言ったじゃない…!」 エミリー 「あはっ❤だって~、先輩がずっと腕を上げてワキを見せ続けてるから~、ついくすぐりたくなっちゃうんですよ~❤」 ソフィア 「くっ…!誰が好んでわきなんか見せ続けてるって言うのよっ!腕を下ろしたくても下ろせないんじゃない…!」 エミリー 「そうでしたね❤バンザイするようにしっかり拘束しましたからね❤」  わざとらしく言いながら、エミリーは抱きかかえる様に回していた腕の先、ソフィアの腰に添えていた手をモゾモゾと動かしてくすぐり出した。 ソフィア 「んひぃぃぃいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ!!んちょっ、ちょっとぉぉおおお!ぷぐぅぅうううっふふふふふふふふふふ…!や、やめなさいってぇ!」 エミリー 「この辺の感度は51でしたね。50オーバーは普通にくすぐったがりな人の感度ですから、それでも笑い出さずに耐えられたのは、先輩が元々我慢強いからかも知れませんね~。」  中々笑い出さないソフィアに感心しながら分析するエミリー。すぐにくすぐりから解放されたソフィアは必死に呼吸を整えながらも、不意打ちに警戒していた。 ソフィア 「っはあ、っはあ、そんな事っ、っはあ、っはあ、どうでも、良いわ…。っはあ、っはあ、っはあ…。」 エミリー 「そうですね、先輩がいくら我慢強い人だろうが、ワキをくすぐり続ければ、絶対に耐えられませんよね❤」  そう言いながら今度は両手をソフィアの前に出すと、人差し指だけを見せて上下に動かして見せる。まるで、その動きのまま無防備な腋をくすぐるぞと言わんばかりに…。 ソフィア 「ひっ……!?」  そしてその指の動きを見ただけでソフィアは恐怖し思わず声が漏れてしまう。 エミリー 「これは制裁、つまりお仕置きなんですから、そろそろ笑い悶えながら、苦しんで貰わなきゃいけないんですよ~❤」 ソフィア 「ちょちょっ…!や、やめなさい…!」  ゆっくりと焦らすように、エミリーの人差し指がソフィアの両腋に近づいていく。 エミリー 「覚悟は、出来ましたか❤」 ソフィア 「だっダメ…!わきはやめ――」  腋にゆっくり近づく人差し指から逃れようと、ソフィアは必死に身体をゆするが、一切動けない様に拘束されている為、ソフィアの腋はまるでくすぐられる事を求める様に晒され続けていた。そして、ついにその人差し指が腋に触れ、ゆっくりと上下に動かすようにくすぐり始めた。 ソフィア 「んぎぃぃぃいいいいいやぁぁあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」  腋の上をゆっくり動く人差し指。撫でる様に往復しているだけの優しいくすぐりだが、腋の感度が96という異常なほど敏感になってしまったソフィアには耐える事など出来ず、ついに口を大きく開けて笑わされてしまった。 ソフィア 「嫌ぁぁぁぁぁぁああああああああっははははははははははははははははははそれやめてぇぇえええっへへへへへへへへ!!あひゃはははははははははははははははははははははははははははははは!!」  唯一拘束されていない足をバタつかせて必死に抵抗するが、どうやっても腕を下ろす事は出来ず腋は自らの意思でくすぐりを求めるかの様に晒され続けていた。 エミリー 「あはっ❤やっぱり耐えられませんでしたね~❤そんなにくすぐったいんですか~??」 ソフィア 「ひはははははははははははははははははははははははくすぐったい、くすぐったいぃぃぃいいひっひっひっひっひっひっひっひっひ、くすぐったいってばぁぁあああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 エミリー 「そうですよね~❤96なんて数値、私も初めて見る程の感度ですからね~❤でもやめてあげませんよ~!このまま先輩はマーラ様を裏切った代償を、その身を持って………ん?電話…?こんな最高のタイミングで…?」  エミリーが持つ携帯電話に着信が入った事で、エミリーはソフィアをくすぐる手を止めて電話に出ざるを得なくなり、ソフィアはくすぐりから解放された。 ソフィア 「っはあ…、っはあ…、っはあ…、っはあ…、っはあ…、っはあ…。」  腋を人差し指で責められていたのは、本当に短い間だったが、それでも強烈なくすぐったさを受け笑わされていたソフィアは、大きく深呼吸を繰り返しながら息を整える事しか出来なかった。 エミリー 「どうしたんですか~?折角良い所だったのに~!………………………ホントですか~❤ありがとうございます❤………………………………はい、…………………え?…………………はい、……………………なるほど~、確かに面白そうですね❤………………はい、……………………はい、わかりました~❤………は~い、失礼します!」   ソフィア 「随分、長い命令だったわね…。っはあ、っはあ、今度は…、何を始める気……?」 エミリー 「……これから先輩にもステージに行って貰って、観衆の皆さんにその醜態を晒して貰います❤」 ソフィア 「えっ…!?ステージって、まさか……!」 エミリー 「はい❤これから先輩には、シエラさんと一緒に“連縛くすぐり拷問ショー”に参加して貰います❤」


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