ティックリー・アドベンチャー 3-6
Added 2021-04-08 12:14:10 +0000 UTCライカ「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃもうやべでぇぇぇぇえええええっへっへっへっへっへっへっへっへっへ!!」 ケルベロスに身体を押さえつけられ、丈が短めの服がめくり上がった事で晒されている腹部を無数の舌で舐め回され続けていたライカ。ケルベロスの細長い舌は時には脇腹をゆっくりと上下に動かしたり、お腹をチロチロと素早く舐めたり、へその中に突っ込んでほじくったりと、決してライカが刺激に慣れないよう、ライカが苦手とするくすぐり方をランダムに与え続けていた。 もちろん無数にある舌はそれ以外にも様々な場所を様々な方法で刺激している。特に細長い舌は服の裾から中に侵入し左右に広げさせられたライカの両腋を責め、少し太めの下は肋骨をベロベロと大胆に舐め、1番長い舌はライカの身体に巻き付いたまま動かして脇腹全体を蛇が這う様な動きで責め立てる。 ただでさえその舌がくすぐったいのに、ランダムに責められるより効果的なくすぐりは、ライカの体力、精神力を根こそぎ奪っていた。 ライカ「きゃぁぁぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは苦しっはっはっはっはっはっはっはっはっは助げでぇぇぇええええっへへへへへへへへへへへへへへ!!」 ミツキ「いぎぃぃぃいいやあっははははははははははははははくす、くすぐったいっ!!ひははははははははははははあっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはわきっ、わきぃぃいいいいっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは腋おかしくなるぅぅううう!!」 ティックリーフェザーと同じ能力を持つハーピーの4枚羽。それにくすぐられ続けていたミツキの身体は敏感になり過ぎてしまっていた。それまでくすぐったいとさえ感じていなかった腹部は、人並みレベルまで上がってしまっていた。人並みと言えば大した事無い様にも聞こえるが、それまでくすぐったいと感じていなかった所が、普通にくすぐったいと感じるレベルに変化した事自体、辛い状況なのだ。 そして何より、ミツキが唯一始めからくすぐったいと感じていた弱点である腋。もはやそこは触れられただけで神経を直接刺激されているかのように感じる程となってしまっていた。もはや羽が優しく撫でるだけで笑いを我慢出来なくなっていたミツキ。その上、新たに腹部まで人並みにくすぐったく感じてしまっては、いくら我慢強いミツキでも笑いを堪える事など不可能なのだ。 ミツキ「もう止めてくれぇぇぇええええっへっへっへっへっへっへっへっへっへこれ以上はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはくすぐった過ぎるんだぁぁぁああ!!ぎゃはははははははははははは腋も腹もくすぐったぁぁぁああああい!!」 ミツキは唯一自由に動く足をバタつかせて抵抗するが、ハーピーはミツキの頭上にいるため、その行動は何の役にも立たないのだ。せめてそれでハーピーが自身の両腕を捕らえる脚を離してくれるのならその意味もあるのだが、元々ハーピーは力強い脚で獲物を狩る魔物である。捕らえた獲物を暴れられたぐらいで離すようでは狩りなど出来る訳が無い。 ライカ「あぎゃぁぁぁぁああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは助げでぇぇぇえええっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへもうくすぐっだいの嫌ぁぁぁぁあああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」 ミツキ「きゃっはっはっはっはっはっはっはっはっは死ぬぅっはははははははははははははははは笑い死ぬぅぅぅううう!!ひゃははははははははははははははは腋だけはっはっはっはっはっはっはっはっは腋だけはぁぁぁああああ!!」 ミツキとライカが魔物にくすぐり責めされている間、当然アカネも機械魔物にくすぐられ続けていた。 機械魔物はアカネを更に苦しめる為の責めを行っていた。 アカネ「んぎゃぁぁぁぁあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは足の裏ぁぁぁぁぁあああはははははははははははははは壊れるぅぅぅうううっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!壊れちゃうぁっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはおがじぐなるぅぅぅぅぅぅうううう、それっはははははははははははははははははそれ反則だっでばぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!」 機械魔物はアカネの弱点である足の裏、その中でも特に弱い土踏まずを効率良くくすぐる為、アカネの足の指全てをワイヤーに繋いだ状態で引っ張り、足の裏を反らすような形で拘束していた。ついに足先まで完全に動かせなくなった上に、弱点を強調するような体勢になった事で、アカネは死よりも辛い地獄を味わっていた。 アカネ「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ苦しっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは息出来ないぃぃぃいいいいっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ…、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは足動かさしてぇぇぇぇええええええええ!!」 多少足を動かして機械の手によるくすぐりから一瞬でも逃げれたさっきまでとは打って変わり、足先まで一切動けなくなってしまった事で完全な無抵抗状態となってしまったアカネ。もちろん足先が動かせた所で機械の手は執拗にアカネの足の裏をくすぐってくる為、体感するくすぐったさはさっきまでとは変わらない筈だが、一切の抵抗が出来ないという事実がアカネを精神面からも疲弊させているのだ。 アカネ「ひやぁぁぁぁぁぁああああああっははははははははははははははははははははははぐずぐっだいっでばぁぁぁぁあああああああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!もういい加減にじでぇぇぇぇぇええええええははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」 無駄と分かっていても身を捩り抵抗しようと必死にもがき続けるアカネ。しかし、どれだけくすぐったくても、どれだけもがこうと、どれだけ力を込めようと、アカネの足の裏は機械の手にくすぐられる為にそこに晒され続けるのだった。 アカネ「あぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああはははははははははははははははははははははは死ぬっははははははははははは死ぬ死ぬぅっ!!!っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはお願いっひはははははははははははあっはははははははははははははははははははははも、もう…っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは死なぜでぇぇぇぇええええええ!!」 死よりも辛い程の苦痛に完全に心を打ち砕かれたアカネは、楽になりたい一心で自らの死を求める様に懇願し続けた。誰も助けてくれない中で永遠に続けられる地獄の様な苦痛に、死ぬことよりも辛い絶望を感じていたその時だった―― アカネ「ひゃはははははははははははははははははんがぁぁああっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、…ぁがぁぁぁああああああっ…!!!!………っはあぁ、はあぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…、はぁ…、はぁ…、はぁ…!」 アカネの体内の魔力が一気に放出されると、アカネ自身が魔力の炎に包み込まれた。そして、まるで火山が噴火するかの様に大爆発を起こしたのだ。アカネを捕らえ強烈なくすぐり責めを与え続けていた機械魔物は、その大爆発に飲まれると一瞬にして大破し消滅したのだ。それにより、アカネはようやく地獄の様な責め苦から解放されたのだった。 自分でも何が起こったのか分からない様子で、その場に仰向けに倒れ込み深呼吸を繰り返していたアカネ。アカネの持つ上級技の1つ、エクスプロードとは違う大きな爆発。いや、むしろそれを遥かに超える程の大爆発で、気付けば周りの崖の壁も崩壊し、目の前には大爆発で消し去った殺風景な景色が広がっていた。そして辺りを見回していると、少し離れた所で倒れ込んでいるミツキとライカを発見。 アカネ「……ミツ、キ…?………ライカ……?ま、まさか……!?」 ミツキはうつ伏せに、ライカは仰向けの状態で倒れ込んでいるその姿に、アカネは涙を流し驚愕していた。自分でも意識せずに起こした大爆発。それでアカネ自身はくすぐりの魔の手から解放されたが、それが原因で最愛の仲間である2人を殺してしまった。そう思い、その現実を受け入れられずアカネは身体を震わせる。 アカネ「い、嫌っ…!!嫌ぁぁぁああああ!?何で、…何で私だけが助かって…2人共死んじゃうのよぉぉぉおおお!?私が死にたいって思ってたのに…、何で私だけが生きて…!うぅ…、うぅぅうう…!!2人を…、殺しちゃうなんて……!私ぃ……、なんて事をっ――」 ミツキ「勝手に殺すな…。」 アカネ「ふぇええっ!!?」 2人の仲間を自らの手で殺めてしまった事を嘆き悔やんでいると、その殺めてしまった筈の仲間の1人、ミツキが突然しゃべりかけアカネは亡霊を見たかのように驚いた。 ミツキ「大丈夫だ。…私はもちろん、ライカも死んでいない。まあ、私も身体を動かせるような状態ではないし、ライカも疲れ果てて気を失ってしまっている様だが…。」 アカネ「じゃあ、本当に…、生きてるの…?」 ミツキ「そうでないならお前は誰と会話しているんだ…?」 アカネ「……よ、よかった…。くぅうっ…、うっ、ううぅ…!私、ホントに2人を殺しちゃったかと…!」 仲間2人が無事であると知ったアカネは、心底安心した様子で喜んだ。 ミツキ「寧ろ私達はお前に助けられたんだ。」 アカネ「え…?どういう事…?」 ミツキ「私もライカも、魔物に捕らわれてしまっていて、抵抗する事も出来ず本当に絶望的な状態だったんだが、突然アカネが落ちて行った崖の下からアカネの魔力が吹き上がって、私達を捕らえていたハーピーとケルベロスをその力で消滅させたんだ。その衝撃で私も一瞬気を失ってしまったがな。」 アカネ「そうだったんだ…。」 ミツキ「しかし、一体何をしたらあんな魔力を出せたんだ?上級技の比では無いだろう!?」 アカネ「…いや、それが……。」 アカネは、崖の下で起きていた事を全てミツキに説明した。 ミツキ「突然魔力が膨れ上がって、あんな莫大な量の魔力が放出されるなんて事例、聞いた事が無いな…。」 アカネ「それも、こんな大爆発を起こすなんて…、自分でもびっくりだよ…。」 ミツキ「大爆発に関しては、おそらく“アカネ”だったからだろう。」 アカネ「ん?私だったから?」 ミツキ「炎の属性を持つアカネが放出した上級技を超える魔力だったからこそ、エクスプロードを超える様な大爆発が起きたんだろう。」 ライカ「んっ、んん……、あ、あれ……?私…。」 くすぐりから解放されしばらく経ち、最も体力が無く1番疲弊したライカもようやく目を覚ました。 アカネ「ライカ!目が覚めたんだね!!大丈夫?」 ライカ「は、はい…。身体が重いですが、何とか…。アカネも、無事だったんですね…!って、あれ…?何だか辺りがすごい事に…。」 アカネ「あっうん…。実は……。」 ミツキ「話しは後だ。今の内にグリ山を下りよう。さっきの爆発でこの辺りの魔物も怯んでいる事だろう。ライカも辛いかも知れないが、戦わずに山を抜けるなら今しかない。」 アカネ「確かに、こんな状態じゃまともに戦えないね…。ライカ、動ける…?」 ライカ「何だか状況が読めませんが、私も戦闘を行える余裕はあまりありません。歩くのも少し辛いですが、何とか…!」 ミツキ「無理をさせてすまないな…。」 ライカ「無理をしているのはミツキもでしょう?ミツキもくすぐられて辛そうでしたしね…。」 アカネ「えっ!?もしかして、2人もくすぐられてたの!?」 ミツキ「うぐっ…!とっ、とにかく!話しは歩きながらでも出来る。急いで山を下りよう。」 アカネ(すっごい誤魔化した。相当恥ずかしい責めを受けてたのかな?) 「そうだね。早く宿で休みたいし…!」 ライカ「ですね…。流石に今日はハードでしたもの…。私も早く休みたいです。」 ミツキ「もう少しで山を下りられる。そしてそのすぐ先にある次の目的地、港町クッスに向かおう。」 ミツキ達は疲れ切った重い身体に鞭を打ち、グリ山を抜け港町へ向かう為歩き始めたのだった。 そしてその頃…。古城では次の作戦会議が行なわれていた。 ティックラー「次のメインターゲットはミツキさんにしましょう。」 ジエル「やっぱりエネルギー集めを重視するんですね!」 ティックラー「それもありますが、エネルギーが多く集まるという事は結果的に、くすぐりに関する能力の向上、私自身の能力の向上、あなた達使い魔の魔力、ステータスの向上が同時に行えるとも言えます。まずは最低限、私達全体の能力を上げないと効率良くエネルギーを集められませんからね。」 キュバス「確かにさっきの爆発はすごかったですからね…。私達があの場にいたらどうなっていたか…。」 ジエル「ホントだよねー。下手したらティックラーの転移魔法が発動する前に死んじゃうかもだよ。」 ティックラー「そうですね。ですが、今回アカネさんから多くのエネルギーを得た事で、あなた達はかなり成長できた筈です。今回は遠隔での収集であったが為に、莫大な力とまではいきませんが、以前より遥かに彼女達とまともに戦える力を得ています。その力で、再び多くのエネルギーを集めて下さい。」 ジエル「は~い!」 キュバス「了解です。」 ティックラー「それと、今回は少し“攻め方”を変えてみましょう。少し、実験したい事があります。」 キュバス「実験…、ですか?もちろん私達はティックラーに従います。」 ジエル「私も楽しくくすぐれるなら大賛成だよー!」 ティックラー「では、これから作戦を伝えますので、すぐに準備して下さい。」 (アカネさんのあの魔力…、一体何だったのでしょう。彼女達も、私達と共に成長をしているとでも言うの…?まあ良いわ。ミツキさんへの実験と共に、そっちの力の事も調べさせて貰おうかしら。) ティックラーも想定外のアカネの力。内心不安を抱えていたティックラーだったが、次の作戦を使い魔達に伝えた。そして、使い魔達は早速行動を開始するのだった。 次のティックラーの作戦とは一体どんなものなのか?そして、一体どんな実験をしようと言うのだろうか?そんな得体の知れない更なる危険が待ち受けているとも知らずに、ミツキ達は次の目的地、港町クッスへ向かうのだった。