【怪異】の軌跡〜調律者アニエスの淫靡な終わりを求めし者〜
Added 2025-07-01 09:00:00 +0000 UTCいつもご支援ありがとうございます。本日は最上位の更新になります。
ちょっとした試し程度ですが、継続2ヶ月分の量をというリクエストを書いてみました。少し扱いが難しいので恒常のシステムにするかは未定ですが。何分私が書けるものという確定と信用がリク主にないといけないので……。
今回は久しぶりにアニエスです。気合い入れて頑張らせていただきました。
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【ゼムリア時空XXXXX回期・トリオンタワー】
それは、世界の終末を想起させる光景であった。同時に、見る者が見れば呆れるほど淫靡で飢餓を感じるほど卑猥な光景でもあったのだろう。
空間を紅黎い極光が侵食を開始した。もうすぐこの時空そのものが限定的な回帰を開始すると理解できた人間は誰もいなかった。
そんな中、トリオンタワー上層には僅かながらでも人間が理解できるものがあった。剥き出しの天井に聖女の如き少女がいた。
『お゛ッ♥♥♥ イグッ♥♥♥♥ ケツ穴イ゛ッグゥ!!♥♥♥♥♥ ぬ゛お゛ッほ♥♥♥♥ ん゛ほーーーーーーーーーッ゛♥♥♥♥♥』
女神か天使か。金髪に絶世の美貌。美しさに見合うこの世のものとは思えない輝きを放つドレスに身を包む少女が、両脚と顔を異形の存在に拘束され、あまつさえ汚らしくも興奮を禁じ得ない剛毛アナルを極太の肉棒で犯された『アナル固め』の卑猥な全容を晒している。
ある人は唖然とし、ある人は恐怖した。ある女は光に包まれる世界から逃げようとして捕まり犯された。ある女は怪物に許しを乞うが犯された。ある女はこれがこの世の終わりなら、と自暴自棄になった知人の男に犯された。
しかし混沌に沈むトリオンタワーの周辺で、脇目も振らず女神に目を向ける者がいた。その僅かな人間になった男は、ある資格を持っていた。
「…………いい、な」
陵辱を。少女の無様な姿を前にして、恐怖やおぞましさを感じるのではなく、同情や義憤といった人として当然の感情を抱くのでもなく。
ただ、それを為す異形の存在を酷く羨ましいと感じたのだ。
【■■■■■■■■■■■■■■】
「ッ!? な、なんだ、誰だ……?」
すると、男は〝何か〟から言葉をかけられた。驚いて周囲を見渡したが、辺りは凄惨で卑猥な世の終焉が広がっていて、とても誰かに声をかけようという状況ではなかった。
最後で自暴自棄になるのなら、この光景に身を投じるべきなのだろう。しかし、男の目にはあの金髪の聖女しか映っていなかった。アレだけが羨ましいと、途方のない羨望だけを抱えていた。
だからこそ現れた。それは言葉にし難い〝怪異的な存在〟であった。
【■■■■■■■■■】
「……あ、あの子を手に入れられるのか? ほんとうに……? あの姿のままの、あの子をか?」
あと数分で世界が閉じる中で、妄言にしか思えない。人を騙そうとする甘言でしかないだろう声が、男にとっては唯一の本物に思えてならなかった。
あの少女をあの姿で犯せるならば、どんな代償を払ったとしても必要な犠牲だと割り切ることができる気がした。たとえそれが、あの少女の生き様を歪める最低で最悪の代償だとしても。
『う゛ほおぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥♥♥♥ けちゅあに゛ゃイ゛ぐイグィイ゛ぐう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!♥♥♥♥♥』
男はもう一度聖女を見た。蕩けた情けのない貌に、どうしようもなくアソコに響くとびっきりのイキ声を上げる最上級の雌を。
「――――――ヤらせてくれ! あの子を犯せるなら、何をしたっていい!」
求めるためなら、犯すためなら、怪異に魂を奪われようが構わなかった。
【……《エクフィオン》、オーバーロード。XXXXX回期から第■■■■■期への強制保存を開始。怪異侵食回帰、プロセス実行。対象の記憶領域を保護。《グランド・スレイヴ》開始まで3……2……1……】
【0。歓迎します、怪異様の新たなる僕(デバイス)となりし者――――――望むモノを、望むまま手に入れる幸福を享受するといいわ】
◆
ある日の休日。学園はもちろんのこと、アニエスは解決事務所のアルバイトも休みとなってぽっかりと暇な時間が生まれていた。
何をするかと迷っていたところ、同じく暇を持て余していたレン、ナーディアから連絡が来た。そろそろ季節の変わり目が近づいてきたから、洋服を見に行かないかと。
季節毎の洋服替えは乙女の嗜み。好意を抱く異性には少しでも良く見てもらいたいという女心は、少女の年頃から抱いているものだ。アニエスはレンたちと合流し、新作を多く展示しているというブティックに繰り出した。
「ここよ。前に見つけたお店でね。とても雰囲気が良さそうだから、あなたたちも連れてきたかったの」
「へぇ〜。さすがはレンちゃん、このお店を選ぶとはお目が高いですなぁ〜」
「って、私とナーディアちゃんは初めて来たはずなんですが……」
そこは首都イーディス市内に位置する洋服店。駅から徒歩で行くことができるため学生でも訪れやすい。
「フフ、実は私も入ったことがあるわけじゃないのよ。ただ何となく雰囲気が気に入ってるの……乙女の勘、ってやつかしら?」
「情報派のレンちゃんにしては珍しい〜。ま、とりあえず入ってみようよー。あーちゃんってば、ヴァンさんに可愛い服を見てもらいたいってウズウスして待ちきれないみたいだからさ〜」
「えぇ!? そ、そんなこと、考えてません!」
「またまたぁ、照れちゃって〜」
たわいもない会話をしながらアニエスたちは入店する。すると、3人でやってくることが分かっていたと言うように、男の店員が3人で彼女たちを出迎えた。
「いらっしゃいませ、お嬢様方。『クロウズ・ウィアード』へようこそ。本日はどのようなお洋服をお探しですか? ――――――もしよろしければ、我々が皆様のコーディネートをさせていただきますよ」
前に立った店員にそう矢継ぎ早に告げられ、アニエスは少しだけ驚いた。これまで服屋に入店して、即座にコーディネートを提案される経験はなかったのだ。
多少服を見て回って、客が気に入りそうなものを見つけた頃合いに店員が声をかけるのが自然だろう。しかし、彼らはまるでアニエスたちに似合う服を事前に知っている、その確信があるようだ。
普通なら怪しみ警戒する場面だったのかもしれないが、アニエスたちは彼らと同じくある確信を抱いた。
「あー、なーちゃんは店員さんに任せちゃっていいかな〜」
「私も構わないわ。アニエスはどう?」
「私は、良いと思います。プロの方にお任せするに越したことはないですよね」
〝服に関すること〟なら全幅の信頼を寄せるに足る。この時アニエスたちは、思考ではなく無意識の信頼だけを頼りにした。会話は酷く空虚で、感情が籠っていない定型文だとさえ思えた。店員の男は、無機質な了承を得たと見るや口角を上げて表情を歪ませる。
「受け賜りました。では、我々がおひとり様ずつ案内いたします」
「よし、それじゃあ全員で可愛くなっちゃおー計画、実行!」
「後でお互いのコーディネートを見せ合いましょう」
「はい、それじゃあ後ほど」
結局、とても信頼のおける店員について行くことがすんなりと決まったため、アニエスはレンたちと店内で分かれることになった。一緒に服を決める楽しさが味わえないのは少し残念だが、店員のコーディネートより優先するものはないと、この時点では何ら疑問なく本気で考えていた。
店員の後ろを歩きながらアニエスは展示品に何気なく目を向けた。あらゆる服が置かれている。それは、服屋として当然の光景に思えた。
(……どこかで見た? ううん、着たことが、ある……ような……)
だが、アニエスが感じたのは強い既視感(デジャヴ)だった。それも見たことがある、ではなく着たことがあるという奇妙な感覚だ。
しかしながら、彼女が既視感を覚えた服は数十着に及び、如何に花の女子学生とはいえ、真面目な彼女が散財するには無理がある数だ。気のせいだと頭を振る。
その数分足らずの時間で、男性店員はアニエスに似合う服を指し示した。
「こちらが、アニエス様に必ずお似合いとなる洋服(ドレス)でございます」
「……これ、は」
店奥の仰々しいまでのガラスケースに展示されていて、売り物であるかすら怪しく思えた。けれど、アニエスはここに来て最も大きな既視感をそのドレスから感じ取った。
それを着るのは運命とさえ思った。因果の果てに、アニエスは必ずその『調律者』となる。荘厳な装束から少女が何かを感じ言葉を失う姿に男性店員はニヤリと笑みを浮かべた。
「お気に召しましたら、そちらで是非に試着を」
「あ……は、はい、ありがとうございます。落ち着いた雰囲気で、とっても素敵です!」
何かの予感めいたものはともかく、派手なドレスなのに白を基調としているためか清廉な雰囲気が出ている。
特別なことがない時に着るのは気恥ずかしくなりそうだが、他でもない店員が勧めているのだから着てみるのが良い。ショーケースから調律者のドレスを受け取ったアニエスは、近くの大きな試着室で着替えを始めた。
初めて着る上、装飾の大きなドレスということも相まって苦労するかと思いきや、アニエスは勝手知ったる様子で着替えを終わらせた。そのことに自分自身で驚きながら、試着室のカーテンを開けて着替えた姿を店員に見せた。
「どうでしょうか……?」
少女の姿は聖女、或いは女神のようだ。それにしては些か育ちすぎている胸の谷間や、スカートから見えるお尻のくびれがいやらしくも感じるが、それは見る者の感性に左右される。
男性店員はといえば、感銘を受けたように硬直していた。この世で一番驚き悦ぶモノを目の当たりにした。動揺とも歓喜とも取れる奇っ怪な表情の店員に、アニエスは眉を顰める。
「あの……?」
「…………いえ、申し訳ない。ようやくここまで辿り着くことができたと、心から感謝していたのです」
男は手で顔を覆って感謝の意を大仰に表した。そして、訝しむアニエスを前にしてハッキリと唇を歪ませ、目撃者が総毛立つ醜悪な笑みを浮かべた。直接その対象となったアニエスなら、言わずもがなというものだ。
何かがおかしいと、事ここに至ってようやく彼女は察し始めた。けれど遅きに失する。アニエスは既にその服を、呪いを受けて立っているのだから。
「――――――ガニ股で、スカートを捲り上げろ」
態度が豹変した店員の言葉が鼓膜を震わせる。その声にアニエスは本能的な恐怖を覚えた。理性が意味を理解しようとした。
その間に、身体は両足を肩幅まで開いてスカートをたくし上げ、男の望み通りガニ股でパンツを見せびらかす無様痴女のポージングを取っていた。
「………………え!?♥」
アニエスがそのことに気づいたのは、ポーズを取ってから数秒が経過した頃だった。とどのつまり、命令の意味を理性が理解し拒否を表す前に、身体が取り返しのつかない場所へ飲み干してしまっていたのだ。
美しい装束を身に纏いながら、無様で下品な姿勢を目の前で取ったアニエスに男はくつくつと笑い声を零した。
「驚いてるみたいだな。けど、もう何をしても無駄だ。俺の……いや、怪異の力を身につけた迂闊な雌に抵抗なんか許されない。そのことは、おまえが一番よくわかってるんじゃないか?」
「か、怪異!? それじゃあ、あなたは!」
「そう、怪異に力をもらった人間……巷じゃ、【怪異憑き】とか呼ばれてるな」
怪異。それは説明のいらない異形の存在。彼らと極めて相性の良い人間は、力を分け与えられるだけでなく高度な同調現象を引き起こし、理を超える超常現象を自在に操る【怪異憑き】と呼ばれる人の皮を被った怪物になる。
それが目の前にいて、既に術中へハメていると宣言されれば驚くというものだ。アニエスは咄嗟に抵抗しようとするが、身体は鉛のように重く動けない。
動けと命じるアニエスの意思が、服によって戒められている。そのことを自覚した時、少女は己を無意識に突き動かしていた機械めいた感情の正体を知って目を見開いた。
(私、どうしてこの人のことをあんなに信用して……!?)
無機質なのは当然だった。あの時、レンたちと言葉を交わしていたアニエスの感情は、外部から植え付けられたもの。言うなれば、急遽取って付けたような代物だった。
感情が追いつかなかったのはそのためだ。人から与えられた信頼感を処理しきれないまま思考が出力した結果、あのような操り人形めいた形で動き続けていた。
アニエスはようやく己の意思を完全に取り戻した――――――だが、既に彼女は植え付けられた信用より恐ろしい深みに身体を包み込まれている。
「その服は俺が造り上げた特注品だ。呪いはさっきの比じゃないぜ。雌が着ると強烈な効果(デバフ)を与えられて、身体の方が勝手に俺の言うことを聞くようになる」
「それなら、レン先輩とナーディアちゃんは!?」
「この期に及んで人の心配か? アイツらなら、似たような服を着せられてるんじゃないか? 他の連中に関しちゃ、俺は服を造って提供しただけで、どんな【怪異憑き】かなんて覚えてないがな」
無責任すぎる物言いにアニエスは眉を吊り上げた。他の店員も何らかの力を持つ【怪異憑き】で、彼から提供された呪いの服を利用してレンたちに手を出そうとしている。そう投げやりに言われて怒りを露にしない方がおかしい。
「ちなみに、もう察してるかもしれないが、俺の力は呪いの服を自由な形で想像できることと、服に関する事柄でおまえら雌を無条件に信じさせること……それだけだ。おかげで回りくどいことこの上なかったぜ。他のやつらと手を組まなきゃ、こうしておまえを引きずり込めなかったくらいにはな……アニエス・クローデル」
「ど、どうして私のことを」
どうして狙ったのか。どうして知っているのか。困惑と恐怖が垣間見えるアニエスに、男は忘れるわけがないだろと獰猛な笑みを向ける。
「これからいくらでも教えてやるよ。俺がどれだけ、どれだけ長くこの瞬間を待ち焦がれていたか、思い知らせてやるよ!……やっとだ、やっとあの時に追いつける! さあ、犯し尽くしてやるよアニエス・クローデル……そんなもん、誰より慣れてるはずだろ?」
「い、いや……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
荘厳なドレスを纏った少女の凄惨な悲鳴が木霊した。されど終幕を迎えた世界の嬌声には遠く及ばず、男は〝再現〟を求めて怪異に堕ちたその手を伸ばした。
アニエスにガニ股スカート上げの姿勢を命じたまま試着室の巨大な鏡に正面を向かせた男は、嬉々としてその背後から責め立てていく。両手が最初に狙いを定めたものは、アニエスという少女を語る上で欠かすことのできないウィークポイント。
「ククク、いつ見てもたまんねぇな、このデカチチはよ! しかも今回は前より実ってやがる!」
「前よりって、か、勝手なこと言わないでください!♥」
極大の谷間を見せながら胸元を押し上げる爆乳は、ドレスの上からでも顔より大きいということがわかる。アニエスは前という言葉を聞いて、単に今より幼い時の自分と比べられたとしか思っていない。まさか、彼女自身すら知らない〝時〟と比べられているなど露ほども知らぬ様子には、男もニヤついた笑みが止まらないようだ。
「勝手? 違うな、俺はおまえ自身より『アニエス・クローデル』のことを知ってるぜ……そう思うだろ、121リジュのデカチチちゃんよ」
「ひっ!?♥ ど、どうして……!?♥」
アニエスが見るからに狼狽したのは、彼が自身のバストサイズを正確に言い当てたからだ。まだ触りもしていないのに、数年前に大台を突破して今なお成長を続けている乳房。今からほんの数日前に測った精密な測定記録を的中させられ、アニエスは身の毛がよだつ恐怖を覚えた。
「さっきは言い忘れてたけどな、俺は呪った服を着た雌からあらゆる情報を抜き取れる。証拠が欲しいならおまえのスリーサイズだけじゃなく、お友達の数字まで読み上げてやるぜ? 何なら、オナニーの周期を教えてやったって構わねぇ」
「そ、そんな……ッ♥」
「……なんてな。安心しな、俺の狙いはあくまでおまえだけだ。大事な友達には手を出さないでおいてやるよ。その代わり、コイツの情報は根こそぎもらっておいたがな」
男はアニエスをからかいながら、その特大サイズの双丘を下から持ち上げるように触る。たぽん、とどんなに熟れた果実でも出せない卑猥な弾力が露になる。ずっしりと返ってくる重みに舌なめずりした男が、遂に服の上から爆乳を鷲掴みにした。
当然、アニエスは嫌悪感を滲ませ目を瞑った。しかし、瞼の裏側から迸った光はその感情に由来する忌諱を許さなかった。
「はあぁぁぁぁ〜〜〜んっ♥♥」
ビクビクッとガニ股にした両脚をわかりやすく痙攣させたアニエスの口から、耐えきれない官能の吐息が溢れ出した。
服の上から胸を強く揉まれた。強くと言っても、激しく押し潰すとかそういうものではなく、豊満な胸に手を感じさせるため必要な分を用いたに過ぎないはずだった。
(な……なんでっ♥ いま♥ 声が、溢れて……胸から、気持ちいいが、飛び出して……っ♥)
服を押し上げる凄まじい厚みに惑わされることなく、快感の中枢を刺激して甲高い声を吐き出すよう脳が命じた。それが恥ずかしいことであると、真っ赤になって戸惑ったアニエスの表情は如実に語っているというのに、一部の隙もなく嬌声は口から弾けた。
男はあらゆる情報を抜き取ると言った。その項目に着用者の性的弱点がないなど、誰が断言できるというのか。
「いい声で啼いてくれよ。俺の記憶に、ちゃんと近づけるようにな」
彼はアニエスのことを、アニエス以上に知っている。名前や姿形に限った話ではないことを胸を責める彼の手は告げていた。
「んく……んッ♥ あ♥ ふあ……っ♥ あっあっあ♥ あぁぁぁぁ♥♥」
唇を引き結び眉を寄せて、せめて声だけは堪えようとした。その努力は数秒かからず瓦解した。
豊満な胸のどこを揉んで、どこに指を沈めればアニエスが快感によがるかを男の手は知り尽くしていたからだ。生娘の精神力でどうにかなる次元の話ではなかった。
「あぁ……は、ふぅっ♥♥ んんん……ッ♥♥ ……ふッ、くぅ♥♥ あはぁぁぁぁぁ……っ♥♥」
アニエスの目からは男の手が無軌道に胸を揉んでいるようにしか見えなくても、身体は翻弄される様を如実に露にしていた。
はしたなく股を開いた手足が震えるだけでなく、上気を発するような熱い吐息が口と鼻から絞り出されていく。朱色を帯びた頬が蕩け出したのを見た男が、頃合いとばかりに手を閉じてから指を立てた。
左右それぞれ、一本だけ指が立っている。アニエスを感じさせるなら、それだけで十分だと宣言しているようだ。男の両指は、爆乳の表面をくる、くる、くると幾度か周回した。
「おぉぉ♥♥ ん……おぉぉぉ……ッ♥♥ ひ、はひ、ほぉぉぉぉぉ……?♥♥♥」
それは、乳房の弱点を揉まれた時とは比にならない反応だった。
差異は身体の痙攣だけでなく、腹の底から漏れ出た野太い嬌声からも伝わってきた。端正な顔立ちの少女から、姿勢だけでなく声まで下品に漏れ出ていた。
男はそれを詰るようなことは敢えて伏せて、ただただアニエスの爆乳に指を這わせていった。右回転と左回転を気まぐれに使い分けている。
指が回転するその位置は奇しくも乳輪がある場所だ。もっとも、服の下に隠しているとはいえ『15リジュ』にもなるデカ乳輪に触れずして愛撫しろという方が無理難題であろうが。
「ふ〜っ、ふ〜っ♥ ふっ、う♥♥ あうぅうぅぅ……♥♥ は、あァんッ♥♥ や、やめて、ください♥ さ、さわら、ないでっ♥」
「触らないで? 触って欲しいの間違えだろ? ほら、こんなふうにな」
「やめ……あっ、お♥♥ おほぉぉぉ〜〜〜〜〜♥♥♥」
乳輪責めの回転を加速させられて、アニエスの口から飛び出したとは思えないオホ声が響き渡った。
余程乳輪が弱いのか、それとも男のテクニックは少女のためだけに極限まで鍛えられていたのか。どちらにしろ、並の絶頂よりも巨大な快楽が脳を痺れさせている。
現にアニエスが見せつけた金髪がチラチラと飛び出す股間は、白い布が黒い染みを作った上に銀色の恥汁をねっとりと床に向かって滴らせていた。
ねとぉぉぉーーー……♥
「おっと、もうマン汁のご登場か。ちょっと早すぎる気もするがな?」
「へ……?♥ い、いやぁっ♥ み、みないでくださいぃ……♥」
見ないでと言われても見えるものは仕方がない。それに、その言葉を本当に送りたいのは男ではなく、鏡越しに見遣る自分自身だろう。
抑えきれない特大の乳房が足元を隠しているのに、鏡を正面にするよう命じられたせいで、アニエスはパンツの染みになった愛液が床まで滴り落ちる様を見させられていた。それがどれほどの羞恥になるかは、耳まで真っ赤に染めて涙目になった貌から窺い知れた。
「こんなことで恥ずかしがってたら、次は失神しちまいそうだな。テメェの愛液で汚れたパンツを脱いで、脚を上げろ」
「だ、だめ、やあぁぁぁぁぁっ♥」
悲鳴より早く身体は精密に動く。しかも理性より命令を細かく読み取る力に長けているのか、内容にはなかった動きまで肉体は行う。
ショーツを左脚だけ脱いだアニエスは、そのまま片足を持ち上げるように高く掲げた。足先が天井を突くような姿勢は、所謂『I字バランス』という異国の文字を使って表現される無様でドスケベなポージング。
無論、ショーツは肝心な場所から離れた太ももに引っかかっているため、股を全開にした姿勢は致命的なものとなる。
「おーおー良いぜ、さっきよりよく見えるなぁ。清楚な面した雌がマン汁をダラダラ垂らした毛むくじゃらのアソコがなぁ!」
「うぅぅぅ、あ、あぁぁぁぁ……っ♥」
自ら恥部を曝け出したアニエスは、毛が覆い隠す下品さを野次られて言葉にならない羞恥声を涙ながらに零した。
大陰唇すら覆う金色の縮れ毛は、アニエスがアラミス学園に入学した当初から処理されていなかった。これは彼女が無自覚に学園の【校則】を守っているからであるが、この期においてこれ以上関わることではない。
もしも関わりがあるとすれば、男が標的とした穴までムダ毛は続いているということ。清楚な少女のデカケツから飛び出さんばかりに生い茂ったケツ毛。そこから愛液が滴っているなら潤滑剤として申し分はなかった。男はケツ毛から愛液を指に絡ませると、指で皺をなぞるようにカリカリと引っ掻いた。
「お゛ぉッ♥♥♥ お……?♥♥♥」
瞬間、ゾクゾクと背筋を駆け抜けた得も言えない快感にアニエスは首を反らしかけながら喘いだ。理解より早い快感は同一だが、程度が違う。乳輪より強烈な快楽が中枢神経を貫いた――――――それは間違いようもなく、排泄器官(アナル)から噴き出したものだった。
「マンコじゃないのが不思議か? 言ったろ……俺はおまえのことを、アニエス・クローデルのことを知ってるんだよ。おまえの親より、好きな男より遥かにな」
だからここで感じてしまうことも、そうなった時に声を堪えられないことも知っている。
その先は言葉ではなく行動で証明した。男の指がゆっくりと、味わい深く感じられるように、アニエスの尻穴に挿入された。
ぬっぷぷぷぅぅぅぅ♥♥♥
「ふッ♥♥♥ あッ♥♥♥ お?♥♥♥ おぉぉぉぉぉぉ♥♥♥」
聖女のような少女の汚らしい嬌声が始まった。それはもう止まる術を知らないほどに。
男の指は乳輪に続いて恐ろしいまでに精密で大胆だった。両立できないはずのものを両方とも持っている指に、アニエスは逆らうことが出来ない。
アナルの弱点を穿くり回される恥辱に少女の声は堪えるという大切な努力を忘却した。
「はァうンンッ♥♥ ふぅッんンッ♥♥♥ ふほヒィッホォ♥♥♥ はッ♥ ぉッ♥♥ うほおおぉぉぉぉぉぉぉっっ!?♥♥♥♥」
びしゃぶしゃぶしゅうぅぅぅぅぅ♥♥♥
その粘り気と反目するような勢いで愛液が吹き散らかされ、アニエスの口から余分な抗議が消え失せる。鏡に映る少女は、片足を上げて剛毛の股間をあられもなく見せつけながら、ケツ穴を指で掻き回されてアヘ顔を晒し悶絶する。
「ンひィッ♥♥♥ お゛ッほ♥♥♥ あおぉぉぉぉぉ……んほぉぉぉッ♥♥♥ いぐっ、イグイグッ、い゛う゛ぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ♥♥♥♥」
ぶっしゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥
一段と激しく痙攣したアニエスが、仰け反りながらイキ潮をぶちまけた。鏡に当たるほど激しい潮の吹き方は、少女の弱点を的確に突く技量の証左だ。
イッたら一番恥ずかしい排泄の穴でイカされた。羞恥に身悶えするアニエスの陥落は、もはや時間の問題とさえ考えられた。
「……まだだ。こんなんじゃねぇ……」
しかし、アナル責めで息を絶え絶えにしたアニエスに男は不満を露にした。かつて見た世界を救わんとした調律者が、異形の存在に犯され利用され尊厳を為す術なく奪われる。男が憧れたのはその時の光景だ。こうも簡単に陥落が見えている小娘ではない。
アニエスは状況に流されているだけだ。それだけでも十分に淫靡であろうとも、以前の記憶を持つ男が物足りないと思うのは仕方のないことだ。男が長く焦がれていたものは、あの時に見た高潔な少女の心を、自らが徹底的に汚すという悦びだ。
姿形は同じでも、記憶がまだ足りていない。それはどこにある。男の手が届く場所にないとすれば、その飢餓はどう解消すればいいのか――――――――
【僕(デバイス)の共鳴値急速上昇。《スレイヴ・アーカイヴ》内の該当情報検索完了。欲望対象者への前■■■■■期の記憶をインストールします】
「ぅ、あ……うぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?♥♥♥♥♥」
どこからともなく聞こえてきたその声によって、男の願いは叶えられた。それは救いの神に等しい声。女神を意のままに操る《エクフィオン》の呼び声だった。
突如として目を剥き苦しみ出したアニエス。その作業は、男の興奮を阻害することなく一瞬のうちに事を終えた。
「あ、あぁぁぁ……わた、私は、私は……ッ!」
アニエスの脳裏に〝以前〟のすべての記憶が去来した。前期の記憶領域とリンクしたことで、彼女は男にとっての〝あの時〟と同一存在となった。
身を賭して半世紀以上も前から為されていた計画を実行する中で怪異の暗躍を知り必死に対抗を試みて、最後にはその怪異の下僕となり、自らが救うどころか絶望的な状況へと皆を追い込む引き金を引いたこと。
それは、今なお続くこの世界の新たな理の礎となった記憶だった。人の手が、秘宝の力でさえも行き届かない技術的特異点(シンギュラリティ)と禁忌の導力器を手中に納め、怪異はゼムリアという星を、雌を支配した。
「その眼……あぁ、その眼だ。ようやく俺が欲しかったものになった! そうだ、俺はあの場にいた。テメェをこの手で犯したいと願った! それを怪異が、あの方が叶えてくれたんだよ!」
「ッ……なにも、何も感じなかったんですか!? あんなことになって、世界が怪異の手に堕ちたのに、あなたは何も思わないんですか!?」
「思わないね。俺は、おまえを手に入れられればそれでいいのさ。怪異ってのは寛大だよな? 普通、手に入れた女を他人に貸そうだなんて思わねぇ……まして、徹底的にぶち犯させてくれるなんて、本当に夢みたいな理想の世界だ!」
アニエスの叫びは男の心には響かない。或いは、彼なりに響いてはいるのだろう。興奮を助長する材料にはなっている。
「そんなこと、ありません! こんな世界を認めてしまったら、誰も前に進めなくなってしまう……私は、戦います! もう二度と誰も犠牲にしたくないから、私がどうなろうと、何度蔑まれようと! 私は絶対に……!」
火はさらに焚べられた。いつか還る、あなたのために――――――純粋な願いは怪異の餌であり男の昂りを最高のモノにした。
「そう来なくっちゃなぁ。待ち続けてきた甲斐は感じさせてもらうぜ……まずはその覚悟が同じかどうか、ぶち犯させて味わわせろや!」
男はアニエスを背後から抱き上げた。動きに乱れや無駄というものが感じられないのは、閉じた世界で見た最後の記憶が彼を突き動かしたからだ。数え切れないくらい頭の中で繰り返しきたことを自らが行うことに勝る悦びなど、あるはずもなかった。
「あの時みたいに、こうやってなぁ!」
「っ……う、うぅ♥ いやぁぁ!♥♥」
頭と両脚をガッチリと固められ、剥き出しのペニスへ向かってケツ穴が突き落とされる一歩手前の体勢。アニエスが、調律者が行き着く周期の終局点にして絶望の姿。
鏡の前で拘束され開脚させられる無様さと、尻穴に突きつけられる極太極大の陰茎。
「へへ、この格好は堪えるみたいだな。そんで、コイツもしっかり見えるってわけだ……おまえのケツ穴に尖らせたアナル固め専用のチンポだ。俺だけじゃなく、おまえもたっぷり楽しんでイけよ」
「そんな卑猥なもので、私は負けません……っ♥♥」
卑猥極まりない格好で気丈さを見せたところで、男を楽しませる以外の意味は見い出せないだろうにアニエスは吠える。
「何が卑猥なものには負けないだ。卑猥なもんに負けまくってきたから、今ここにいるんだろうが、よぉ!!」
どちゅんっっっ♥♥♥
「お゛ぅう゛ッ!!?♥♥♥♥♥」
振り下ろされるアニエスの半身と、振り上げられる男の腰。二つは完璧なタイミングで交差し、完全な調和と結合を果たした。
決意を見せた聖女の凛々しい貌が尻穴と共に歪む。極太のチンポをその相性から難なく受け入れたアナルは、そのまま脳天に衝撃をもたらす。またもこの時間での経験を上回り、そして閉じた世界で味わった絶望的な快感に勝るとも劣らない。
「イ゛ぐう゛う゛う゛ぅぅぅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ゛っ゛っ゛♥♥♥♥♥♥♥」
ケツ穴で絶頂する感覚。最高級のエクスタシーに無様なアヘ顔足ピン姿を晒した。
あまりの相性の良さで挿入即アクメという醜態。それでも止まらない断続的な絶頂にアニエスは人の言葉を発することができなくなる。
「いぎゅ、ヤバっ、い゛ぎゅッ♥♥♥♥ う゛ほォ゛ォ゛ォ゛ッ゛♥♥♥♥ いぐいぐいぐ♥♥♥ ん゛ぎぃイグゥゥゥう゛う゛ぅぅぅうぅううぅう゛う゛う゛う゛ーーーーーッ♥♥♥♥♥」
男の宣言は真っ直ぐで偽りのないものだった。彼はかつての怪異を彷彿とさせる力強いピストンを極める。アニエスは獣より太く激しく品性の欠片もない雄叫びを上げ、股間から壊れたように潮を吹き上げる。
留まることを知らない絶頂とは、このことを指していた。清廉な衣を纏いながらアナルという犯されて達するだけで人生最大の恥になる穴を穿たれるアニエスのことを言っていた。
「おらおらぁ! あの時のハメ方そっくりだろ!? さあ、あの時みたいに怪異の言いなりになれ! イッた場所をもっとハッキリ口に出せよ!」
「お゛ぉん゛ッ!?♥♥♥♥ ぞ、ぞんなごど、できまぜ――――――ケツ穴でイ゛ぐッ♥♥♥♥♥ ケツ穴でイ゛ッでまずうぅぅぅぅぅぅぅ!!♥♥♥♥♥」
涎を飛ばしながら絶頂を宣言する。どこで実行(イク)がされたかなど、節穴でも見ればわかることだろう。けれど言わせることが興奮という餌に繋がるなら怪異は容赦しない。共鳴した男も同じだ。
「ケツ穴イ゛ッぐ♥♥♥♥♥ ケツ穴のおぐッッ♥♥♥♥ ちんぽでケツ穴イグイグ、イ゛グゥッ!♥♥♥♥♥ ん゛お゛ぉ゛ぉ゛ーーーーッ゛♥♥♥♥ ケ゛ヅあ゛な゛ごわ゛れ゛ぢゃう゛ぅぅう゛うぅうぅうぅう゛♥♥♥♥♥」
救いに身を捧げた聖女が如き少女に卑猥な言葉を叫ばせることが面白くない雄など、ここに立つ資格はない。彼は怪異の共鳴者、欲望に任せて動くことが怪異の望みに繋がる貴重な僕(デバイス)。
ならば思うがままにアニエスへ命じ、思うがままにアニエスを犯し――――――そして思うがまま絶頂へ至る。
どびゅっ♥ どびゅるるるぶびゅるるるるるるるるるるるるる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥
「う゛ッほおぉぉぉぉぉぉぉぉっ♥♥♥♥ ケツ゛あ゛に゛ゃでイ゛ぐ♥♥♥♥♥ イグィイ゛ぐぅ♥♥♥♥♥ イ゛ッぐのほお゛ぉお゛ぉぉぉおぉおぉぉおおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン゛ッッッ!!!!♥♥♥♥♥♥」
かつての再現を狙ったその絶頂。しかし、重ねる度に大きくなる欲望のカタルシスによって、アニエスのアクメは再現に終わらず超えてイク。
衣装ごと跳ね上がる身体。白濁に溢れる尻穴。よがり狂い蕩けていく惨めで憐れで無様な貌。全てがかつてを超えて、新たな歴史として永劫に刻まれる。
そうして欲望は進み続けてきた。終わりなく、際限もなく、最高の悦楽を求めて最低な記憶を雌に植え付ける。世界が幾度終幕を繰り返そうと、快楽に終幕はない。過去よりも今、今よりも未来の快感を無意識に求めることを雄は止められない。
「まだまだ、こんなもんじゃないぞ! 俺が見たものは、まだまだこんなもんじゃねぇんだよぉ!!」
「いォん゛ッほ、ほほお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜♥♥♥♥♥」
既に超えたものに夢を抱くのは自由だ。その分だけ嬌声は、怪異の餌となる雌の姿は増えていくのだから
男がペニスを動かす、射精をする。アニエスが野太く下品な雄叫びを上げる、潮吹きする。閉じた世界で、還る場所などない時間で雌の無様な絶頂が延々と繰り返される――――――――
それから幾許かの時が経った。カーテンが締め切られた更衣室は、いくら広いとはいえ激しい交尾を受け止めるには狭すぎた。
「……お゛っ、ぅお゛…………っ?♥♥♥」
「はは、いくら聖女様でもそろそろ限界か? こっちは全然いけるぜ……とは言っても、いい加減暑苦しくなってきたな。雌の汗はすぐ蒸れるから仕方ねぇが、そろっと広いところで気持ちよくイくかぁ?」
盛り上がりすぎて気持ちの昂りが抑えきれない男と正反対の息も絶え絶えなアニエス。彼女の意見は当然のように求められず、試着室の外へ連れ出される。
「……も、申し訳ございませんでじだッ♥♥ なります♥♥ 私は♥ この店の店員で♥ 無様な性奴隷にならせていただぎまずッ♥♥♥」
「レンもなります……立場を弁えた雌豚の奴隷に、ならせてくださいッ♥♥♥ もう二度と逆らいません♥♥ 厳しく、躾るみたいに……ぶち犯してくださいッ!♥♥♥」
――――――ちょうど堕ちた少女たちがいた。前期とどちらが悲惨か比べても男たちからすれば面白いだろう。白濁塗れのバニーを着たナーディアと、スケベなぴっちりスーツのエロコスプレをしたレンが、土下座で店員兼性奴隷に志願させられている姿に、虚ろだったアニエスの瞳に光が僅かにだが舞い戻った。
(……またッ、私は救えなかった……!)
前期の記憶を呼び戻すということは、それだけ力も調律者のソレに近づけることになる。アニエスにとってこの場は、周回における数少ないチャンスだったのだ。抵抗の余地なく怪異に犯される終幕の前にある唯一無二の機会を、アニエスはむざむざ無意味にしたことをナーディアたちの土下座で思い知らされる。
「…………これ以上、は……好きに、させません、から……ッ! ナーディアちゃんも、レン先輩も、あなたたちの手から、必ず解放してみせま」
「やってみろよ」
だがいくら絶望に堕ちようが立ち上がろうとするのがアニエスの良いところだ。いくらでも揉んでやれる。
「イぐッッッ♥♥♥♥♥ おっぱいイぐゥ!!?♥♥♥♥♥♥」
軽く胸に触ってやれば、意気揚々と反抗した心が折れ曲がる絶頂へ導かれる。そんな雌は、いくら揉んでも楽しめるというわけだ。
「こんな身体でよくそんなことが言えたもんだ。まあ、今回はたっぷり時間を〝貰ってる〟からな。あの時間が終わるまでには……俺に染め上げてやるよ、アニエス・クローデル」
「あ、あぁ……いやぁぁぁ……たすけ、て、ヴァンさ――――――お゛ッッッほ♥♥♥♥♥♥」
ぷしっぷしっ……ぷしぃぃぃぃぃぃぃぃ……♥♥♥
黄金色の水飛沫が、雄を誘う品性下劣な雄叫びが、更なる交尾を予感させた。
この記録が何者かの欲望を呼ぶことになるかもしれない。悪夢のような現実で、より良きモノを目指して連鎖していく。怪異は巡る。雌が魅力を持つ限り、雄の欲望に限りはなく――――――怪異は永遠に軌跡を巡りて、還る。