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テイワットに異世界転生した〝彼〟がスメールの舞姫ニィロウと性に溺れる関係になるまでのお話

いつもご支援ありがとうございます。最近調子良かったんですが、若干ネタが出ねー状態が続いてるので今日は通常更新のみです。少し休んだらまたペースを戻せるよう努めます。


本日は珍しい方向性にチャレンジしてみました。こういうオリ主系に需要があればまた手を出してみようと思ってます。たまにある隣の芝生は青い現象……


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「えへへ、ごめんね。せっかくのお休みなのに、お部屋のお掃除手伝ってもらっちゃって」

「ん? いいよいいよ、このくらいはさ」


 少年は、流麗な赤髪を首元で二つに結い上げ、スメールに伝わる花神の衣装に身を包んだ少女、ニィロウになんてことはないと笑みを向けて言った。

 彼からすれば本当になんてことはない。ズバイルシアターの舞姫である彼女(男性ファンも多い)の私室に入ることが大層でなければ何なのかと思われるかもしれないが、理由が部屋の掃除という飾り気どころか色気などありはしないものであれば、なんてことはないと言う他ないだろう。


「それにしても、凄い散らかりようだな……なんか、意外だ」

「う、うぅ〜。ふ、普段はこんなんじゃないんだよ? ただ、花神誕祭が近づいて、他にも色んなことがあって」

「ついつい疎かになった、と」


 こくんと気恥ずかしげに頷くニィロウに、少年はため息を吐いた。

 まあ、以前まであった耳に付いていた知恵の権能も外れて、例の教令院とやらも正常化されたことでニィロウが手にできる歴史的なものが増えたというのも影響しているのだろうと好意的に捉えることにした。

 花神の敬虔な信徒であるニィロウは、その生誕祭に花神の舞を踊る。ほとんど毎日踊っているというのに、彼女は踊りに関してどこまでも真摯だった。解釈の余地を残す部分は徹底的に詰める努力を怠らない。

 ただどうしても感覚的なものを優先しがちなため、文献を読み込むのにはそれ相応に時間がかかる。ついつい熱中した彼女は文献、パフォーマンスの練習、公演。その繰り返しが数週間続いた結果、少しばかり部屋での足の踏み場が減ってしまったわけだ。

 とはいえ、見るに堪えない汚物や食べ残しがあるわけでもない。あくまで整理すればどうとでもなる範囲だ。


(それと下着の類がなくて良かった……)


 男女問わず距離感が近いニィロウでも、さすがにそれはないだろうとは思っていたが、予想した通りに心の安寧が保たれて密かに安堵した。


「まあでも、このくらいならいつでも呼んでくれて構わないよ。ニィロウは、俺の命の恩人なんだからさ」

「えぇ!? 私、そんなに凄いことはしてないよ……ただ、当たり前のことをしただけだよ?」


 ニィロウと少年の関係は、端的に言えば命の恩人だ。もちろん彼女のではなく、少年の命の恩人である。

 彼はこの世界の住人ではない。異なる世界から偶然転移してきた、云わば異世界人だった。

 だった、という過去形のは単純な話で、彼は異世界人ではあるが件の旅人のような特別視される力は何も持っておらず、帰る手段を持たず、かといって探そうとも考えていないからだ。現地の人間とほとんど差異がない者が、果たして異世界人を名乗る理由があるのかと言えば、ないだろう。彼は特別そうしたこだわりを持つ性格でもなかった。

 なので重要なのは転移した後の問題、彼が無力な人間であるという一点だった。この世界には彼の世界にはない特殊な力、元素力が存在する。ヒルチャールやスライムといった魔物に襲われた時、元素力を解放できる神の目か、単純に鍛えた身体がないと抗えない。当然この点を指摘する以上、少年には両方とも備わっていないと容易に想像できるだろう。

 稲妻の小説でよく見る異世界転生特典など都合よく持ち合わせるわけもなく、着の身着のままスメールの森に飛ばされた少年は窮地に陥った。命からがら逃げ回っていたそんな彼を発見し、救出したのがニィロウ――――――つまり命の恩人というわけだ。


「事実だろ? 俺は今だって感謝してる。だから素直に崇められてくれよ、ニィロウ様〜」

「も、もう、揶揄うのはやめて。私だって怒っちゃうよ?」


 衣装である角が生えたヴェールを被り、プンプンと怒った素振りを見せているというのに、全く迫力がないのは天性の才能と言えるのかもしれない。

 こんな可愛らしい美少女が、命の危機に瀕した自分を身を呈して助けてくれた。元の世界にいたら出来なかったとんでもない経験だと思うし、人によっては心底羨ましいと妬まれるかもしれない。無論、一度命を失いかけた少年は羨ましがられても馬鹿なのかと返すだろうが。

 されど、この国で一番信仰を捧げられているのは花神だろうと、彼にとって一番に信を置くのは他でもないニィロウだ、というのは確かだ。


「ふぅ、意外と早く片付いたな」

「あなたのお陰だよ。ね、一緒に休憩しよっか」


 思いの外早く片付けられた。時刻は昼前で、今日はもうゆっくりできるだろう。

 綺麗になったベッドの上に腰かけたニィロウが、自身の隣をポンポンと手で叩いて示唆する。その仕草と距離感にドキリとさせられながらも、少年は平静を装いながら大人しく隣に座る。


(彼女、とにかく距離が近いんだよな……)


 男女分け隔てなく接し、毒と無縁の明るい性格。転移したての頃は見知らぬ土地で死にかけ、さすがに精神が堪えていて、彼女はそんな少年をずっと気にかけてくれていた。

 それもあってか、こうして部屋に呼ばれることもある気の置けない友人になれた。異邦人の彼を良くしてくれている人は多くいるが、彼女ほど親身になってくれる人は他にいない。

 だからこそ警戒心のなさが不安になる。彼女の立ち振る舞いに毒はないが、踊り子の衣装は健全な少年からすれば毒そのものだ。もちろんだが、命の恩人に青少年真っ盛りの劣情を向けることはできない。

 少し距離を開けつつ、ニィロウと取るに足らない世間話に花を咲かせていると、不意に彼女は何かを思い出したように何かを取り出した。


「そうだ、これ見て!」

「なんだそれ……ん? お香、か?」


 正確には香炉と呼ばれるものだろう。元の世界にもあったから知ってはいたが、直接近くで見るのは初めてだった。


「バザールで買ったのか?」

「ううん、貰ったんだ。いつも見に来てくれる人で、疲れがよく取れるんだって。リラックス効果もあるみたいだよ」

「ふ〜ん」


 疲労回復とリラクゼーション効果のあるお香と聞くと、まあまあよく耳にするものかと少年は納得した。

 一瞬、何か悪意のある贈り物だったらと怪しんでしまうが、ニィロウは深い思案が苦手なだけで頭が悪いわけでもなければ警戒心がないわけでもない。彼女が常連と言ったのなら、プレゼントを受け取っても問題ないと判断できるくらいに常連で、信用が置ける相手なのだろう。


「ね、焚いてみても良いかな?」

「どうぞ。ていうか自分の部屋なんだから、俺に許可取らなくっていいんじゃ……」


 返事を聞くだけ聞いて、ツッコミの方は聞こえていない様子でニィロウは香炉を焚き始める。

 テーブルの上に置いて火をつけると、程なくして煙が立ち上がってくる。単なる火と煙の匂いとは違って、鼻腔をくすぐる香りが充満していった。


「わぁ、すっごくいい匂い……」

「あぁ…………これ、もしかしてかなり良いやつなんじゃ……?」


 送り主の性別は聞かなかったが、もし男性だったら凄く悪いことをしている気分になる。いや、命の恩人にそういった感情を向けるつもりはないのだがと彼は顔も知らない相手に言い訳をした。

 ニィロウが言っていた効能は確かなようで、心が落ち着く香りに二人の会話は弾んだ。しかし、数十分すると会話が途切れ途切れになり始める。それは気まずくなったからというわけではなかった。


(…………なんだ? さっきから妙な気分が……)


 いや、ある意味では気まずいと言うべきか。普段は絶対に起こりえない気まずさに、少年は大いに困惑する。

 肌が密着するほど近くなっているのは、分からなくもない。だが、そういう目で見ないと誓ったはずの肌に目を向けるのは如何なものか。

 ヘソや太ももを大胆に晒す華美な衣装に身を包むニィロウから、どうしても目が離せなくなった。鼓動がやけに煩い。熱が煩わしく思えてきて、僅かに身を捩る。


(うわ、ヤベェ。めちゃくちゃ勃ってんじゃん)


 すると、股間の隆起が収まりの悪さを訴えるように震えた。ズボンをググッと押し上げる肉棒は、明らかに勃起していたのだ。

 いくら性体験がなく、ニィロウが下着と見紛う薄布しか着ていないとはいえ、彼女を見ただけで発情するのは如何なものか。だというのに少年の頭は、命の恩人に興奮する自分を他人事のように感じていた。


「なんか、熱い……ね」

「そうだな」


 ニィロウはポッと火照って可愛らしい頬を少年の肩に擦り寄せる。熱いと言いながら、より身を熱くする〝求愛〟めいた行為に、少年も彼女の肩を手で抱き寄せてしまう。お得意の言い訳は、この時ばかりは効きそうになかった。

 気づけば宝石のような翠の瞳と見つめ合っていた。二人はどちらからともなく唇を重ねた。


「んっ♥ ふぁ……ちゅ、んちゅ……っ♥」

(うわ、同じ唇なのに柔らかさが全然ちげぇ気がする……ていうか、なんでニィロウとキスしてるんだっけ? まあ、すっごいいい気分だし、別にいいか)


 考えなくて。奇妙な言い方になるが、そう考えてみると己に課していたことが馬鹿馬鹿しく感じられた。

 こんなにも可愛らしい、この世の愛らしさを詰め込んだ末に生まれたような少女を性的な目で見ないなんて、男として甚だ不本意ではないだろうか。

 そうして理性の枷を外した少年は、ニィロウと一心不乱に唇を重ねた。彼女も無我夢中で応えていた。拙いが、子供同士の戯れというわけでもない。餌を貪り合うように唇を啄み、舌を絡ませて品のないキスをする。

 我慢を止めた少年は躊躇うことなくニィロウの乳房を鷲掴みにした。


「んん……ッ♥ は、あっ♥」

「痛くない?」

「だい、じょうぶ♥」


 気遣うような言葉を吐きながらも、手を止めることはせず夢中になって胸を揉む。その理由はニィロウのものだからというのもあるが、それ以外にもあった。


「なんか、見た目よりずっとデカい気がする……」

「お、どる時に、邪魔になっちゃう、からっ♥」

「ああ、そっか。そりゃあそうだよな」


 激しく波打つように踊る時。穏やかに唄うように踊る時。軽やかに飛ぶように踊る時。そのどれもが間違いなく美しいだろうが、女を象徴するモノがばるんぶるんと揺れてしまっては、踊りには別の意味が宿ってしまう。


「脱がせてもいい?」

「っ……う、うん♥ いい、よ?♥」


 それなら、踊っていない今は押さえつける理由がなかった。ニィロウが納得する理屈かはともかく、彼女の了承を得て少年は衣装を脱がせて下着も落としてしまう。

 目に飛び込んできたのは、瞬きも忘れる巨大な果実だった。こんなものを押し潰して踊るのは、苦しかったのではないかとどうでも良いことまで案じてしまうくらい、ニィロウのとてつもなく大きかった。

 童貞の彼には刺激的で、これ以上大きいものを見たことがない。それだけでなく色、張り、柔らかさを見事に兼ね備えている。無論、露になった途端しゃぶりつくような勢いで揉んだ上での評価だった。


「はぁっ♥ んんぁ……ふぁ、あぁぁっ♥♥ あっあっあ♥♥」


 こんなにも大きな脂肪の塊を抱えておきながら、踊り子の衣装を完璧に着こなす細身は反則だ。好物のタフチーンに含まれる莫大なカロリーが胸とお尻だけに取り込まれる体質だとしか思えない。

 この美巨乳を生で揉めただけで、異世界に来て命の危機に瀕したことにも感謝したくなる。身に余る幸福がここにはあった。

 求め合うようにキスをしながら、ニィロウの乳房を揉む。場の雰囲気がそうさせるのか、まともに感じられるとは思えないテクニックなど皆無のキスと愛撫でニィロウはくびれた腰を切なげに揺らし、鼻から大きく息を吸って吐いてまで唇を重ね続ける。


「はぁ、ふっ、ふっ♥ ふぅーっ♥ んぅ〜♥ ふッ♥ あ♥ ひゃっ、あぁんッ♥」


 時に甘く、時に鋭く。ベッドの上で舞姫は扇情的で、年に見合わない魔性の色香を帯びていた。そんな少女に自制も何もなく、彼はニィロウをお誂え向きのベッドに押し倒した。そして、ズボンと下着を脱いだ。

 怒張は中で当に限界を超えていた。正直、もういつ射精してもおかしくなかった。彼女という魔性の踊り子を前にして無駄打ちなど、男として出来るわけがない。


「わ……♥ おっきぃ……♥ えっと、おちんちん、だよね……?♥」


 驚くほど素直に押し倒されたニィロウが、自分も相当に大きな乳房を曝け出していることを忘れて、肉棒のサイズに感嘆の吐息を漏らした。

 それがさらに刺激となった。というのも、少なくない好意を抱く少女に暗に素敵だと褒められて、自尊心を擽られない男はまずいない。

 何より清純なニィロウから『おちんちん』なる子供っぽく、品も欠けた名称が飛び出してきたのがたまらないのか、ゾクゾクと背筋が震えて、膨らんだ亀頭の先から我慢汁を吹き出した。


(もしかして俺って、案外ろくでもない性癖なのか?)


 どんなに可愛かろうと命の恩人には性的な目を向けない。そんな清い理性の持ち主が初めて感じた己の性癖の一端は、一瞬とはいえ思考に余分を与えた。

 もっとも、理性を戻すまでには至らなかった。ニィロウが、肉棒を出した少年に合わせるように下半身の衣装を脱ぎ捨てたからだ。性を貪り合いたいと、言葉ではなく行動で語った。

 粘り気のある糸を伝わせながら下着が美脚から抜き取られ、ニィロウのマンコが露になる。さすがに恥ずかしげに目を背けるが、チンポを隠さない少年に習って手は使わず脚も開いている。男女の差はあれど、同価値とは思えないためこんな時でもニィロウの誠実さが感じられた。

 異世界の人はマンコの毛も髪と同じ色なんだなとか、触っていないのに凄く濡れているとか、それでいて閉じきって経験のなさを予期させるとか。それなりに重要なことが脳裏を過ぎった。

 けれど、それ以上に行動が早かった。フル勃起したチンポを初体験のマンコにあてがうのに、些少の理性も働かない。


「う、く……ッ!」

「はう、んあぁぁぁぁ♥♥」


 お互いに間違いなく初めてだ。それを如実に語る悶え声を相互に放つ。

 肉棒はみるみるうちにニィロウの秘所に入り込んでいく。生々しい音を立て、けれど温かい膣の温もりを覚えると、いつ射精してもおかしくない快感が頭の中で弾けそうになる。それはお互い様というのは、目をパッチリと開いてエメラルドの瞳を震わせるニィロウを見れば明らかだった。

 少年は息を吸い込むと、一息に腰を突き出した。慎重にしていてはもう出してしまうという判断だった。


「ん゛お゛ォ!?♥♥♥♥」


 当然のことだが、ニィロウへの気遣いは一切捨てたもの。ずちゅんっと亀頭が奥底に辿り着き、引っかかるような音を立てた次の瞬間、ニィロウは首の根を見せつけた。

 舌を出して大きく仰け反ったニィロウは、艶やかなその脚先をどんな踊りでもしない『しゅぴーん♥』と張り詰めたものにし、ベッドの上で痙攣し出した。

 幸いにも正常位で挿入したため影響は出なかった。いや、出たと言えば出ていた。主に、彼が吐き出す息が急速に荒くなった点に影響は現れていたのだ。

 それだけニィロウのイキ様が突き刺さったということだろう。普段の彼女をよく知っていればこそ、踊りに尽くすその美しさを思えばこそ、ギャップが燃え上がる。


「もしかして、イッた……?」

「お、おっ?♥♥ そ、そう、かも、おぉ♥ これ、これがイク♥ イくってこと、なのかな……お、ふッ♥♥」

「だと、思うけど」


 足腰が異様に震えて、結合部から洪水のように愛液が滴り落ちている。言葉の端々から漏れ出る低い声は、ただ悶えているというには官能が行き過ぎていた。

 チンポが強いのかマンコが弱いのか他の要因があるのか。ニィロウが挿入で果てた理由は、今はどうでも良かった。彼はとにかくそんな彼女の姿を雄と雌、一つに繋がった状態でもっと味わいたいと思ってしまった。


「おッ!?♥♥♥ おっおっお♥♥♥ はッ、はげしっ、んお゛♥♥♥ ぐおッ♥♥♥ んぐおぉぉぉ♥♥♥ ふお゛っ、ほ♥♥♥ ひぅぅぅぅぅっ♥♥♥」


 ニィロウはチンポでマンコを突かれると、獣のような声で啼く。

 あの時自分を追いかけてきたヒルチャールたちの煩わしい声より大きく野太く下品だ。だから記憶もあっさり上書きされる。ともすれば魔物を超える耳障りな叫び声かもしれない。だが耳がおかしいのか目がそうさせるのか、或いは脳が判断を下したのか。少年はニィロウがはしたなく下品に喘ぐ様が、人生の中で最も興奮を得た瞬間になった。

 命を奪われかけた記憶より鮮明に残るニィロウのオホ声。それが彼女だからなのか、生命の危機感を上回る生殖本能がそうさせるのかは分からない。


(まあ、やっぱろくでもない性癖ってこと、だよなぁ)


 確信は一つだけ。度し難い嗜好が自分に眠っていたということだ。

 しかし、自覚したところで止める気などさらさらなかった彼は、ニィロウが喘ぎ散らし愛液を吹くのを厭わず腰を振り続けた。


「お゛っ♥♥ お゛っお゛っ♥♥♥ お゛ぉ〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥ す、すごっ、すごいこえ、でちゃう゛ぅっ♥♥♥ や゛っ♥♥ あ゛っ、あ゛ぁぁぁぁぁ〜〜〜♥♥♥」

「あーいい、めっちゃいい。その顔ずりぃ。舌出して、めっちゃ気持ちよさそうにしてさぁ」

「ほ♥♥ ふッ♥♥♥ き、きもちいい?♥♥ うんっ、お゛ほ♥♥♥ これッ♥♥ きもちいいから、出ちゃうんだぁ♥♥♥ あ♥♥ ほォォッ♥♥♥」

「そうだよ。だから俺たち、多分めっちゃ相性いいんじゃないかな」

「うん、う゛ん゛ん゛ッ♥♥♥ すっごく、あいしょう、すきッ♥♥♥ お゛ッ♥♥♥ すきッ♥♥♥ はお゛っ♥♥♥ すき、すきぃっ♥♥♥」


 テクニックがないのは元より、語彙力の欠片もない。ただただ頭に浮かんだことを思案などせず、口から紡いでいってしまう。

 ニィロウが感覚型だというのを差し引いても、これは酷い様相だ。色ボケした雌というのは、今の彼女を指すのだろうと蕩けた美貌を見下ろしながら、爆乳が揺れる卑猥な光景を眼球にねじ込みながら思った。射精はその時、唐突に始まった。


 どぴゅっどぴゅっどびゅるるるるるるぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜♥♥♥


「ぐおぉぉっ! やっべ……!?」

「んおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ♥♥♥♥♥」


 焦りの声はあった。だが焦燥より興奮が勝り、声はそれ以上に大きなイキ声で掻き消された。

 抜く暇もなかったそれは、蓋を開けてみれば突然ではなく必然だった。ニィロウに腰を打ち付けて喘がせることに夢中になりすぎて、限界をとっくに超えていたことを果てた時に初めて気づいた。

 それが危険だとは理解している。しているが、止めようがなかった。行為に躊躇いなく及んだ時点で、身体が尻肉に腰を食い込ませて吐精したものを子宮に擦り付けることを。

 この時は快楽に翻弄されるばかりで知る由もなかったが、二人は本能の許すまま道徳に背く背徳的な快感(中出し)を脳天に焼き付け、中枢神経に刻みつけてしまっていた。


「はぁ、はぁぁぁ……ヤバい。これはさすがに、ヤバいか……? ヤバいよなぁ……?」


 確かめるまでもなければ言うまでもない。全力で射精しチンポを捩じ込んだ気持ちよさの余韻が始まり、僅かに正気を取り戻した少年は事の重大さに何度も問いかけた。語彙力のない言葉に誰でもない彼の頭がヤバいだろうな、と無情を返す。

 やってしまったことは事実だ。故に、この先を防ぐことはできる。彼はゆっくりと、元通りとはいかずドロドロの理性を総動員して腰を引き抜こうとした。

 それがピタリと止まったのは、腰に回された力強い脚だ。美しく細く、けれど太ももはムッチリと健康的な肉をつけている。密着したことでその魅力を密に感じられるし、踊り子の彼女が本気になれば、彼が腰を引くことは不可能だった。


「……ニィロウ?」

「ん……♥♥♥」


 普段は多弁なニィロウが、いじらしい表情で言葉にせず腰に足を絡ませてきている。両手は指を絡ませながら、ガッチリと握りしめられ恋人のように繋がった。


「――――――お゛ッ♥♥♥♥ う゛お゛ッ♥♥♥♥ お゛ォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 彼女をドスケベな多弁へ戻すのに、蕩けた理性は邪魔でしかないものだったということだ。




 結論から言うと、ニィロウが焚いたお香は気分を高揚させる特殊なもの。有り体にいえば媚薬とか、そういった物に分類される。さすがは異世界の媚薬だと、知った時には感心したくらいだ。

 ニィロウにお香を渡した常連は、本当に何も知らなかったということも分かった。渡した常連は女性で、後日お香を売った商人が中身を取り違えていたと、謝罪しに来たらしい。らしいというのは、彼が概要だけで顛末を知らないからだ。貶める意図がないのならわざわざ知らなくてもいい。それに、きっとニィロウなら上手く取り持って、悪いようにはしなかったのだろうと深掘りはしなかった。

 少年が警戒していたことは何もなく、被害を受けたのは二人だけで、媚薬の事故というだけで済まされる。


「うっ、うぅ〜〜〜〜♥♥♥ おッ、おぉぉぉ……ッ♥♥♥ き、気持ちいい……あなたと、おちんちんとエッチするの気持ちいいよっ♥♥ はぅ、あぁぁぁっ♥♥♥」


 ――――――はずもなかった。

 うら若い男女が色の味を知ったら、忘れられるわけがないのだ。

 数日ぶりにニィロウの部屋へ招かれた少年は、その意図を察して裸になった。もちろんニィロウも裸になった。

 生まれたままの雄と雌が身体をぶつけ合うのは、セックスをするのは当たり前の流れだった。言葉を用いずとも、原初の本能に導かれるのは真理だった。


「きもちいいきもちいいっ♥♥♥ すき、すきだよっ♥♥♥ おッ♥♥♥ んんぅッ♥♥♥ あっ、ふ、うぅぅぅぅぅぅ♥♥♥ んい゛ッ♥♥♥ う゛ぅぅぅぅぅ♥♥♥ あ゛ぁ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 結合部から発せられた快感が中枢神経を揺らす。ベッドを軋ませながら乱れるニィロウに、その声にも彼は脳を焼かれた。天使のように可憐な少女が、口を開く度に淫猥な声を上げる。蕩けた顔を晒す。


(……ヤッバいよなぁ〜。ズバイルシアターの踊り子っていうか、超人気アイドルと生ハメやりたい放題で、しかもセックスの才能ありすぎ……バレたらファンの人に殺されるかもなぁ。まあ、めちゃくちゃ気持ちいいから、しちゃうけど)


 どう足掻いても、開いてはいけない扉を開かせた。才能を開花させたと言う以外になかった。

 媚薬の効果が抜けたというのにチンポで突けばよがり狂う。天使の舞姫がこれほど淫乱な才能を持っていたなど、きっと誰にも分からなかったはずだ。

 それを開いたのが異世界からやってきた自分だというのだから、どんな天文学的確率の偶然だと笑いたくもなる。恩義で確たる意思を保てると思い込んでいた数日前の自分には、自嘲の笑みが零れた。


「はぁ、ふぅ♥ どうして、笑ってるの……?♥」

「ん? いやぁ、ニィロウにセックスの才能があるなんてビックリしたなぁって。顔も声もめちゃくちゃエロくて、ハマりそう」

「そ、そういうエッチな言い方だめ♥ 恥ずかしいからぁ♥♥ ふあっ、あぁぁぁぁぁッ♥♥」

「裸でエッチなことしてるのに今さら?」

「こ、これは別だもんっ♥♥ 気持ちいいことなら、きっと、悪いことじゃないから♥♥」


 確かに悪いことではない。いや段階を飛ばしたという点では道徳的に失格と言えるのだが、襲ったわけでも襲われたわけでもない男女のセックスなど、誰も咎めたりはできない。ニィロウは好意を抱いたり付き合っていた相手がいたわけではないし、異世界から来た少年は言わずもがなだ。

 だから何もいけないことはない。ニィロウは身体に染み付いた快感に考えるより先に〝ハマった〟のだろう。彼女は純粋で、どこまでも感覚的だ。知識の国のスメール人としてはどうなのかと思うところだが、そこはスメール人ではない彼が相手だから、やはり関係ない。


「そうだなぁ。なら、いいか。沢山気持ちいいことした方が、楽しいだろうし」


 森と砂漠に囲まれた国に娯楽は少ない。だから〝ハマって〟しまうともうダメだ。若い男女がこの楽しみから逃れられるわけがない。これ以上の代替品を見つけられない。底なし沼にも似た快感の果てに上り詰めて、堕ちていく。

 寝そべったニィロウに覆い被さると、身体に彼女の乳肌がムニュリとくっつく。あまりの柔らかさに即達してしまいそうだ。


「うわ、ニィロウのおっぱい柔らかっ。タフチーンの食べすぎでこんなでっかくなったの?」

「もお♥ そんなわけないよぉ♥ エッチなこと言わないで♥」

「さっきからブーメランだって。あ、揺らして擦られるとヤバいわ。めっちゃいい……!」

「お゛っっ♥♥♥ 私もっ♥♥ おちんちんぶつけられるとッ♥♥♥ 頭が溶け、ちゃいそう゛ッ♥♥♥ またイッちゃう゛ぅっ♥♥♥♥」

「ぐ、締め付けやっば……!?」


 彼女の身体への意見評価を付け加えるなら、膣内まで名器であった。力の入れ方と抜き方が一流なのか、ピストンに合わせて一番いいところで膣内を収縮させてくる。

 踊り子としての技能か天性のものか。ニィロウを抱く度に神秘的な疑問が浮かんでくる。身体も声も顔も三拍子揃えた極上の雌に、彼は勢いよく射精した。


「う゛ぅぁぁぁぁぁッ♥♥♥♥ きた♥♥♥ また、おちんちんビクビクして、せーしが私にきて……んお゛ぉお゛お゛お゛ッ゛ッ゛♥♥♥♥♥」


 ニィロウの本気アクメで締め付けは強くなる。ついででは済まされないことに、彼女のマジイキ顔は極めて股間にクる。

 寄り目で鼻の下を伸ばしただらしのないその顔を見られるのは自分だけ、と独占欲に強い優越感がやってくる。もう出ないと思った傍から、ギュルギュルと精巣が熱く喚いてニィロウの膣内に精液をぶちまけた。


「はぁッ♥♥♥ おちんちんビクビクして、また出てる……ッ♥♥♥ もっとだして♥♥♥ 私に、もっとだしてぇ……♥♥♥♥」

「ま、マジかよ! 二回連続で、うぉぐぅぅぅぅ!!」


 膣内の締め付けが極上すぎて、ニィロウのエロ媚びがガチすぎて、彼は続けざまに射精してしまう。えげつない快感と共に体力がゴッソリと削られる。自傷行為で高火力の技を放ったとか、まさにそんな具合だ。

 腹の底から下品な声を出して、よがり狂うほど感じているのに、彼女は一方的にヤられはしない。そんな彼女と身体の相性が良すぎるあまり、彼の方まで連続絶頂してしまった。


「はっ、はっ、し、絞り殺されるかと思った……ちょっと、休憩しよっか」

「う、うん……そうだね……ん、ちゅっ♥♥」


 休憩と口にしながら、やり始めたのは抱き合いながらのキス。ケダモノめいた交尾休息だった。


「んちゅ♥♥ ちゅっちゅっ、ぢゅる♥♥ んぢゅうぅぅ……♥♥♥」

「……ニィロウ、キス上手くなった?」

「ん、そうかも♥ だとしたら、あなたのおかげだね♥」

「はは、それエロすぎ」


 抱き合ってキスをして明け透けに会話を交わす。肉棒はニィロウの膣内で、ググッと隆起を取り戻した。

 それから数時間二人はひたすらヤリ続けた。朝からずっとこの調子だ。汗だくになり、冷房のない部屋を性臭と汗で蒸れさせて発情の肴にする。


「はぁッ、い、いい加減、もう本気で休憩……! このままだとチンポ勃たなくなるから!」


 夕日が見え始める頃には、流石の彼にも疲れが見え始めていた。もっとも朝からぶっ続けであると考えれば、この時点でやっと萎えた彼は間違いなく絶倫だ。自覚がないだけで、ニィロウに負けず劣らずそちらの才能があったとしか言いようがない。

 根負けを口にしながらベッドにへたり込んだ彼に、ニィロウは申し訳なさそうに眉を下げながら、まだまだ余裕がありそうだ。下手したら一晩中踊り続けられる彼女の胆力と体力を舐めてかかっていたかもしれない。


「うーん……あ、そうだ♥ ちょっと試してみていいかな♥」

「え? いや、何を……」


 言いながら、ニィロウは彼の元へ四つん這いのようになって近寄った。股から『ぶびっっ♥』と鳴ったのは、きっと出し過ぎた精液が溢れたのだろう。

 いつもの彼女なら恥ずかしがる場面だが、十時間近い交尾で頭が蕩けてハイになってるのかもしれない。ニィロウは股座に顔を近づけると、少しばかり萎えた肉棒に唇を付けた。


「うぁ……に、ニィロウ、そんなのいつ覚えて……」

「んー?♥ こうしたら気持ちよさそうかなって、なんとなく……?♥」


 やっぱり彼女は途方もない感覚派だ。天性の才覚だけで萎えた肉棒を元気にさせるやり方に辿り着いた。思考を巡らせるのが苦手と言うが、これはその必要がないだけじゃないかと彼は驚嘆する。


「あむぷ♥♥ ぢゅぷぷ……ん、ぢゅうぅぅぢゅるっ♥♥ ぢゅぷちゅるるるる……♥♥♥」

「ぐッ! や、おぉ!?」


 勃つ、と思った時にはニィロウの口内でギンギンの姿に元通り。萎えていた時間は数分にも満たなかっただろう。

 腰を引いて逃げたくなるようなフェラテクを披露したニィロウは、屹立したチンポを愛おしげに頬で撫でながら微笑を浮かべた。


「よかった♥ これでまた気持ちいいことできるね……♥」


 天使の如き容貌に淫魔の微笑み。とてつもない少女を目覚めさせてしまったらしい。

 だが、これほどの逸材を自由にできたら――――――セックスを通して快楽の探求ができるのなら。


(そりゃやっぱり、ブーメランだよなぁ)


 天性の感覚で覚える技(せいへき)など、それはそれは魅力的に決まっているだろう。





 ズバイルシアターに華が舞う。ステージに散る元素の雨粒をその一滴まで、舞姫は表現してみせる。

 靡く美しい赤髪が世界を創り、手脚が謳うことでそれは広がる。身につけた装飾が軽やかに舞うことで物語を紡ぐ。引き込まれる、現実離れした麗美なる舞の世界に。少女が一挙手一投足で生み出すものに。

 人々は歓声すら忘れて見入る。終わりに近づく劇が、終わらないようにと永遠を願ってしまう。

 だからこそニィロウは、終わる舞の儚さもを表現してみせる。心を掴んだままくるりくるりと舞い踊り、ピタリとポーズを取って終わりを迎える。

 世界が、静止したようだった。指先一つの行き先すら物語を深く表す。


 感涙の時をもたらした踊り子に、万雷の喝采が贈られた。


「っ……ありがとう、ございました!」


 パチリと瞼を開いて時を動かした踊り子は、純朴な少女の表情を取り戻す。ニィロウは舞台の外から鳴り響く拍手を浴びながら、頬を染めて恥ずかしげにステージ裏から降りていく。その間、何度も何度も頭を下げていくのが本当にニィロウらしい。

 美しい舞姫の姿と誠実な町娘の姿。どちらもニィロウであるからこそ、彼女は誰からも好かれているのだろう。


「お疲れ様。綺麗な舞だったよ」

「あ、見に来てくれたんだ!」

「当たり前だろ? ステージで踊るニィロウはひと味もふた味も違うからな。いつもボーッとしてるのに、ダンスになるとアイドルみたいに綺麗になる」

「アイドル? よく分からないけど、褒めてくれたんだよね、えへへ……って、いつもボーッとなんかしてないよ〜!」

「ホントか? なら朝にボケっと立ってたのは?」

「……え、えーっと、今日は何を食べようかなって、少しだけ考えてただけ、だよ?」


 ニィロウを待っていた少年は、多少のからかいを加えた心からの賛美で彼女を出迎えた。


「午後の公演は?」

「今日は午前だけ。それから、明日はお休みなんだ」

「そっか」


 表から出ていくとニィロウ目当てのファンが押し寄せかねない。ズバイルシアターの治安はかなりしっかりしているが、最近は彼女の魅力に惹かれたのか厄介そうなファンも増えてきた。気をつけるに越したことはないだろうと、二人は裏口からグランドバザールを出た。

 どこにでもいる素朴な少女と少女は表に出てしまえば容易く紛れる。だから人目を気にすることなく隣合って歩いた。


「それで、今日は何を食べることにしたんだ? タフチーン? それともタフチーン? はたまたタフチーン」

「う〜! 私が好きな食べ物しか食べない女の子と思わないで!」

「じゃあ何にしたんだよ」

「…………た、タフチーン、かな?」

「ほら、やっぱり」


 くだらない話でも盛り上がりながら、二人は家を目指した。どちらの家でも構わない。近い方へ示し合わせることなく向かった。

 仲睦まじい若い男女を知る者たちは、彼らを微笑ましく見送った。邪魔をする者は、家の扉をくぐるまでいなかった。




「だ、だめぇ……踊って汗かいちゃったから、先にお風呂に入らせてっ♥」

「うーん、無理、我慢できない。まあ大丈夫でしょ、水元素使ってたんだし」

「う〜……そういうことじゃないってばぁ♥」


 そう言いながら、玄関先で抱かれる意味をよく理解している顔をニィロウは見せる。踊り子とも純朴とも違う色を得た笑みに、我慢などできるわけがない。

 彼女と抱き合ってキスをする。確かにいつもより濃い匂いはするが、悪いものじゃない。背中に回し、衣装を捲り上げたその手でお尻を撫で回す。

 

「ひゃんっ♥」

「うわ、ニィロウのお尻エロすぎてずっと揉んでられそう……」

「なにそれぇ……♥」


 舞姫とのギャップと背徳感がたまらない。最初の建前なんて、もうどこかへ飛んで行ってしまった。


「ねぇ、ニィロウ。次はさ……俺の選んだ下着で踊ってみてよ」

「えっ♥ で、でもそれは……その……いいの、かな♥」

「いいさ。だって絶対気持ちいいでしょ」


 気持ちいいことは良い。余計なことを考えずに済むし、余計な気を回す必要もない。

 舞を愛する幼気な少女を淫靡に染め上げる罪悪感も、感じる必要がない。


「そう、かも♥ じゃあ次は……あなたが選んでね♥」

「うん、もちろん」


 きっとこれからも気持ちいいことを探求する。彼女はどんな華になってくれるだろう。自分の度し難い嗜好をどれだけ表現してくれるだろう。

 それを楽しみに思いながら、口付けを交わす。味わいに嗜好が刺激される。ドップリとハマる甘美な関係に目眩がする。欲望が赴くままにニィロウと重なり合った――――――――


Comments

ありがとうございます。どハマりしちゃう純朴な子は可愛い。

いかじゅん

純真なニィロウが初々しいエロスを経て淫乱に変わっていくのが最高でした! ありがとうございます!

タコよっちゃん


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