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いかじゅん
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物語の裏で最低最悪の御奉仕(デート)を繰り返していた精霊(ヒロイン)たちのお話

いつもご支援ありがとうございます。上位の方でも言ってますが、クソ面倒恒例行事終わらせたら楽しみにしてたものが一切手に入らなくて綺麗に虚無の気分を味わっているいかです。

なので昔書くだけ書いたけど放置してたデアラの常識改変物をお出しいたします。ほぼ完成系ですので、そのまま読めるものだと思ってます。今だと珍しい複数人が常にいるタイプのやつです。ちなみに書いたの二年以上前だった、びっくり。


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「暇だー」


 そう言ってボロボロのソファーに寝転がり、退屈げに欠伸をした青年に対し、酒を煽りカードやスマホゲームに興じていた数人の仲間たちがケタケタと笑いかける。


「講義サボっといて暇はねーだろ暇は。暇なら真面目に勉強しにいけよ」

「うっせぇな。サボりはおまえらだって同じだろうが。つか、あんなくたびれたオヤジの授業とか受ける気になんねーわ。明日なら可愛い子くるし受けに行ってやんよ」

「現金な奴。ま、概ね同意だけどさ」


 見るからにガラの悪いチャラチャラとした青年たちが暇を持て余していた。髪を派手に染め、服装やアクセサリーは派手に決め、自分たちなりのカッコ良さを突き詰めた彼らはサボったという学内でも爪弾き者として有名だった。

 彼らは根城にしているアパートに集まって、大学の講義を常にサボっている。所謂チャラ男の集団だ。


「……あ、そうだ。今日の夜さ、一発ぶちかまさねぇ? またアイツら呼ぼうぜ! 今のうちに予定聞いときゃいけるっしょ」


 彼らのうち、暇だ暇だと言い続けていた急に起き上がり、ズボンの先でチンポをシコシコと扱く下品なジェスチャーをする。ついでに猿のように腰を振れば、彼が何を言いたいのかを理解できない人間はここに集まっていなかった。


「おいおい、またアイツらかよ。三日前に乱パしまくったばっかだろうが。選り取りみどりなんだからよ、もっと色々楽しんで工夫とか考えろや。業界人とか暇を見つけて呼び出すの結構面倒くさいだろ? 希少性ってもんがなぁ……」

「いやいや、アイツらレベチ過ぎて他の牝とかほとんど使う気にならねーじゃん! 他のグループとヤッてると頭で比べすぎて萎えちまってさぁ〜。希少性っていうならアイツらが一番!!」

「また適当こいてやがるよこいつ。自分は大した面じゃない癖に、女の趣味が面食い過ぎなんだよ」

「ひっでぇ! ぶん殴るぞテメェ!!」


 暇を持て余した一人に対する返答は諭すなり辛辣なものなりで距離感の近さを伺えるものの、内容は総じて最低と言わざるを得なかった。

 口を開けば女、牝など性的な視点で物を語り、誰かと他の女を比べるような低俗な行為を憚らない。

 しかし、意見がバラバラに見える彼らの会話の中でも〝アイツら〟と称する相手への認識、及び評価は概ね一致しているようだ。


「な? いいだろ? どうせ例のアレで一発なんだからさ。アイツらなら朝まで持つし、一番手間もかからねぇし、全部一番じゃん? な、な?」

「……はぁ、仕方ねぇなぁ。セッティングすっかぁ」

「やりぃ!」


 結局、暇を持て余した一人のゴリ押しが通ったのか、三日前に会ったばかりの相手と〝乱パ〟とやらをすることに決まったようだ。


「しょーがねー。付き合ってやっか」

「嫌なら講義みたいにサボれよ。代わりに俺がおまえの分までお気に入りちゃんをハメてやっからよ」

「バッ! 俺の手柄横取りすんじゃねーよ! 行くっていってんだろうが!」


 ノリノリの男以外は呆れ気味、と見せかけてこの場に集まったほとんどが内心では乗り気になっている。彼らの言葉に偽りはなく、呼び出す牝の中でも格別な存在が〝アイツら〟と呼ばれる者たちであるらしい――――もっとも、低俗な彼らに呼び出されるような牝である事実は、誰であれ変わりはないのだが。


 セッティングを終えて夜まで暇を潰したチャラ男たちは、無駄と言えるほど派手に容姿を飾った彼らに相応しいとは口が裂けても言えない、超高級ホテルの一室を取って待機をする。

 汚れた印象を抱かせた昼間のアパートから一転し、数人程度では使い切れない豪奢な間取りのホテルで彼らは心ゆくまま寛ぐ。


「うっひょー! 相変わらずベッドフカフカすぎてやべー! これがタダとかたまんねぇわ」

「タダじゃなくて〝先生〟様に払ってもらってんだよ。せいぜい感謝しやがれ」


 チャラ男の一人がヒラヒラとクレジットカードを見せびらかす。高級ホテルで人数分の宿泊費は当然ながら莫大だ。一介の大学生、ましてや講義をサボるような悪ガキ上がりの連中が払える金額ではない。しかし、彼の言う〝先生〟から借りたカードの限度額を考えれば雀の涙ほどの金額となる。


「ういー。サンキュー本条先生。気が向いたら原稿手伝うわ!」

「おまえがやってもぐちゃぐちゃになって時間かかるだけだろ」


 そういう意味で彼らは大きな感謝をしなければならないのだが、カードを見せびらかしたチャラ男を含めて本人に感謝をしている様子は冗談交じりでしか見て取れない。

 本当なら問題なのだろうが――――カードを彼らに貸し与えた〝先生〟公認ならばどうか。ありえない仮定の話になるが、もし彼らがカードの上限が来るまで金を使ったとしても、その〝先生〟は怒るどころか気にすることすらしないのだ。それこそありえないことのはずだが、現実に起こっているのはそういうことなのだ。

 もうすぐ、そんな抽象的な言葉で誤魔化す必要がない光景がチャラ男たちの前に現れる。彼らがホテルの部屋に入って数十分後、数人の少女たちが同じ部屋を訪れた。


「お、いらっしゃ〜い!」

「って、おまえの部屋じゃねぇだろ」


 少女は三人、それぞれ揃いの制服を着ている。夜に高級ホテルへ泊まるというには、些か適していない。その部分だけはチャラ男たちと同じだった。

 しかし、それ以外の部分は彼らの言葉を借りるなら〝レベチ〟だ。年端も行かない高校生だが、その美貌は万人の美女たちを集めても及ばない。

 夜色の髪に暴力的な美しさ。白磁の肌に妖艶な容貌の美しさ。人形めいた表情に裏打ちされた細緻な美しさ。

 美貌という言葉が形になった高校生の少女たちが、見るからに関わり合う必要のないチャラ男たちに歓迎される――――しかも彼女たちは、慣れた様子で言葉を返した。


「うむ。お邪魔するのだ!」

「言われていたものは買ってきた」

「まったく。か弱い乙女にこのようなものを買わせるだなんて、良いご身分ですこと」


 そこに嫌悪感はない。手に下げたコンビニ袋の中身への常識的な考えはあれど、それを使うこと、彼らとある行為をすることへの抵抗感はない。当たり前で不都合なことは何もない。そんな様子の少女たちは、チャラ男たちと言葉を重ねる。


「待ってたよ十香ちゃ〜ん。今日も長い夜にしような?」

「サンキュー折紙。狂三、そう言うなって。面倒避けるためにあった方がいいだろ?」

「どうだか。あった方が良い絵が撮れるから、の間違いではありませんの」

「バレたかー。ま、今日もバチコリ撮影いかせてもらうから、挨拶の方よろしくぅ」


 仕方ありませんわね、と言う流し目で録画用のカメラを持った男たちを見遣る狂三と呼ばれた少女は、撮影が始まっているカメラの前で〝堂々と〟制服を脱ぎ始めた。

 それは快活な少女である十香や、表情筋の動きが薄い人形のような折紙も同じ行動をしたことで、三人はチャラ男たちの前で扇情的な脱衣ショーを披露した。

 十香たちの容姿を考えればお宝映像、あらゆる男が生唾を飲み込むえげつない光景なのだが、チャラ男たちはニヤニヤと笑って緊張どころか気軽に捲し立てる。その程度の光景は見慣れていると言いたげな態度だった。

 実際、彼らは三人の脱衣を見慣れている。これまで何度もさせてきていれば、如何に美少女の脱衣とはいえ感動は薄れる。まして――――脱衣の先にあるのが彼らの趣味が丸出しの金色マイクロビキニの卑猥な衣装の公開であれば、脱衣自体を手早く済ませて欲しいと思うのは当然のことだ。


 チャラ男たちの趣味が丸出し、つまりは趣味が悪いとしか言えない〝ハメ用衣装〟。高校生の清き制服の下に、乳輪や陰毛が零れるようなエロ下着をお揃いで着ていた。その衝撃は、事前に分かっていなければ凄まじいものになるだろう。


「うっひー! たまんねぇぇぇ!!」

「うっせぇ! 撮影に声が入んだろうが黙ってろ!!」

「いや、おまえが一番うるせぇ。どうせ声なんて幾らでも入るんだから気にすんなよ。自己紹介でシコるわけでもねぇんだから」


 ――――当然、彼女たちがそんなはしたない下着を着てくると〝わかっていた〟チャラ男たちは、興奮こそすれど驚きはしない。

 十香の黄金比とも言える女体。最も普段は服に隠れている分が現れ、豊満でムチムチな姿がさらけ出された狂三の女体。見た目通りスレンダーで引き締まった折紙の女体。

 三者三様のハメ用下着姿が晒された。彼女たちは全裸一歩手前の姿になりながら、それでも顔色を変えることなくカメラに向かって言葉を発した。


「夜刀神十香だ」

「鳶一折紙」

「時崎狂三と申しますわ」

『これから私たちは、セフレの皆さんとセックスします♥』


 カメラの前でピースサインを作り、それぞれの素面で彼女たちは〝チャラ男とセックスをする〟と宣言をした。


「おまんこにチンポを一杯ぶっこんでもらって、たくさん気持ち良くなるのだ♥」

「それ以外にも、言葉にできないような変態プレイを披露いたしますわ♥ 顔をお見せ出来ないのは残念ですが、それは想像力で補ってくださいませ♥」

「画面の前のあなたも、チンポしこって私たちの醜態で興奮して♥」


 彼女たちにその必然性は全くない。十香たちは、彼らに対して何の好意も抱いていないからだ。精々顔見知り、趣味の悪い連中、関わり合う必要のない人間。そんなところだろう。

 なのに何故、彼女たちは……物語のヒロインであるはずの十香たちがチャラ男たちに平気な顔で身体を差し出しているのか。


 全てはチャラ男の持つ【催眠アプリ】の力だ。他者を無条件で従わせることが出来る絶対的な暗示の力を以て、チャラ男は十香たちに〝自分たちに従うのは当たり前〟という認識を植え付け、気が向いた時に呼び出し、ひたすら自由にハメ倒していた。

 そこに深い理由はない。ただ、彼女たちが女として、牝としてエロいから。それだけの理由で催眠にかけ、事が終われば別れる。それだけの関係を【催眠アプリ】という絶対的な力で構築した。それ以上は面倒だから求めない。だがそれ以下であれば、やりたい時にやりたいことをする。


 ――――絶美の少女たちが世界を揺るがす精霊という存在であることなど露ほども知らず、また興味もないチャラ男たちの性欲に塗れた一夜が今日もその幕を開く。



 〝いつもの〟自己紹介を終えた少女たちは〝いつもの〟ように跪く。

 尻が地面に突く間際までしゃがみ、股間をパックリと開く下品な蹲踞に両手を置き、仁王立ちをするチャラ男たちのチンポにその美貌溢れる顔を近づけた。

 以前枯れ果てるほど中身を出したペニスは、彼女たちの前で半勃ちの状態を維持して匂い立つ。普通なら顔を顰めるところなのだろうが、ケツを下品にさらけ出した彼女たちは全く違う問題を口にした。


「……で? いちいち言わなければなりませんこと?」

「とうぜーん。個性って大事じゃん? あと台詞あった方が興奮するっつーか」

「とんだ変態の発想ですわね」


 断言する狂三だが、その理屈で言えばチンポの前にみっともない格好でしゃがんで平然としている彼女たちは、ビッチを超えた何かだろう。

 だが結局は〝それ〟をすることになる。嫌悪感はない。彼らに従うのは〝当たり前〟なのだから、三人が躊躇うような理由は全くないのだ。


「夜刀神十香、ひょっとこフェラを始めるぞ♥」

「鳶一折紙、キンタマ御奉仕を開始する♥」

「時崎狂三、チンチン舐めで奉仕いたしますわ♥」


 ずぞぞぞぞ♥


 チャラ男の言う〝個性〟を打ち立てた三人が、手を使わずにチンポへしゃぶりついた。唇がカウパーに塗れ、口内の体温で勃起を始めたペニスで頬が膨らむことも厭わずに。

 ノーハンドフェラの奉仕を開始した三人の少女は、チンポに向かって顔を振りながら個性豊かなフェラチオを始めた。



「ずびぃぃぃぃっ!♥ ずぼっ、ぶぼぉぉぉぉ!♥ んじゅぶっ、ちんぽ、おいしいのら!♥ ずごおおおぉぉぉぉ!♥♥」

「うひょ、すっげえ顔してんな、十香ちゃん。不細工顔でチンポしゃぶって……おっふ。やべ、気ぃ抜くともう出ちまう」


「んふっ、ふがっ!♥ じゅるる、ふんふん、スゥー♥ 睾丸、金玉、温かい♥ 匂いも濃くて……脳髄に、染みわたる……♥」

「そんな顔して、マジ変態だよな折紙って。ほら、もっと綺麗にしてくれよ」


「じゅばっ、れろろ。ちゅっぱちゅっぱ、ぢゅるる、れろぉぉ♥ まあまあ、内側にチンカスが残ってますわよ♥ 淑女相手に身嗜みが良くありませんわ♥」

「はははっ、そんなこと言いながら美味そうに食ってるじゃねえか。狂三のチン吸い顔、もっと撮らせろや」


 十香は鼻水が垂れ、その美貌が不細工な馬面になる。折紙は頬に縮れ毛を擦り付ける。狂三は汚れた尿道までしっかりと舌で舐め取る。

 それを射精するまで、あるいは十分に勃起するまで続ける。その様は酷いものだ。チンポを一心不乱にしゃぶり、美貌が下品に崩れることを厭わない。その光景が男たちを悦ばせていることに充実感を得るわけでもない。


「ずぞぞぞっ♥ ずぼぼっ、ずぼびーッ♥♥」

「んちゅ、ちゅるるっ、れろれろぉ♥」

「ん、ぢゅっ♥♥ ぢゅぽっ♥ れろれろぉ……♥ ぢゅぷぷ♥♥」


 ただ下準備を命じられれば、そうするだけ。しかし幾度となく使い倒された三人の身体は、チャラ男たちのチンポを準備する行為にしっかりと反応をしていた。

 しゃがんだ床に垂れる粘り気のある汁。それは、少女たちのマンコがあっさりと準備を終えた合図だった。触れられることもなく、彼女たちはハメられる準備を完了した。それだけで、少女たちが物語の裏側で呼び出された回数が知れるというものだ。

 そうして早速〝乱交パーティー〟の開始……かと思いきや、部屋の中に何者かが入ってきた。


「お待たせしましたー」


 それは簡単な挨拶だが、その天性の美声によってここにいる誰よりハッキリと響き渡るモノとなった。

 人によっては声を聞いた瞬間、彼女が何者であるかを察するだろう。それほどまでに少女の声は唯一無二の魅力を纏っていた。

 人気絶頂のアイドル・誘宵美九。すぐに都合がついた十香と違い、無理に抜け出せない仕事を済ませた帰りにホテルへ立ち寄ったことで、この集まりに遅れる形で到着したのだ。

 余計にアプリを行使する面倒を嫌い、キャンセルが効く予定以外は集まれる面子を集めることが乱パ開催の条件だ。そのため、多大な美九の参加回数はあまり多くない――――とはいえ片手で数えられない程度には身体を許していることに変わりはなかった。


「おぉ、美九ちゃん久しぶりぃ! 二回ぶりに都合付いた感じ? 相変わらず忙しそうだねぇ!」

「はい、まあ……今日はちょうど終われそうだったのでー」


 チャラ男の一人が親しげに美九へ話しかけるが、彼女は狂三たちが既に例の姿勢でフェラチオをしている光景をチラリと見て、はぁとため息を吐いた。


「もう始まっちゃってますよねー。はぁぁぁ……十香さんたちとたーくさんギューってする予定だったのにぃ……ていうか、貴方誰ですかぁ?」

「ひっど!? あんなに何回も熱烈なセックスしたじゃ〜ん」


 女の子好きの美九は、あわよくば仕事の疲れを十香たちとの戯れで癒したかったのだろう。それが男のチンポをしゃぶる行為で台無しにされて露骨に落ち込んだ彼女は、元来の男嫌いもあって身体を重ねたチャラ男の名前すら覚えていないようだった。


「ほらほら俺だよ俺。キスすれば思い出すだろ?」

「はぁ……別に思い出さなくてもいんんっ♥」


 ――――そんな美九の唇が強引に奪われた。

 彼女の腕を抱いてガサツいた唇を重ねるチャラ男。それは美九からすれば嫌悪感しかないはずで、想い人とのキスに比べれば感じるものなどない。


「んちゅっ♥ ちゅる、ちゅぱっ♥ んっはぁ……んぅっ、んんっ、んっ……♥♥」


 だから精々、キスは〝当たり前〟だと解釈し、抱かれ続けた身体が反応して下着がじわりと濡れる程度だ。

 キスされることを拒むどころか、唇を啄まれて舌を取られてねちっこいディープキスをされても、美九は目を閉じてチャラ男との粘膜接触を享受した。

 両足を擦る仕草はあからさまだ。狂三もそうだが、口では文句を言いながら身体は正直になり始めている。

 当たり前というのは便利な言葉だ――――拒絶がなければ身体が快楽を求めるのは必然。


「ひゃあんっ♥」

「へっ。顔も覚えてない野郎とのキスで濡れてんじゃねぇか」

「そ、それはぁ……♥」


 スカートの中を弄られ、キスでしっかり感じていたことを指摘された美九は答えあぐねる。

 男のことは好かない。だが、男のすること為すことは全てが当然のこと。美九はそれを了承した。その結果、生理的な恐怖を覚えるはずの男の手で感じさせられたことに羞恥した。淡々と終わらせるべきチャラ男たちとの関係を、まるで楽しんでいるようではないか――――多少の拒絶は〝当たり前〟が解消してくれる。

 チャラ男は美九を十香たちとは壁を挟んだ先にあるベッドに引きずり倒し、彼女の服を脱がせた。美九は顔が知れすぎたアイドルということもあって、【催眠アプリ】の範囲外が多すぎるため顔出しは完全NG。そのことがあって、彼女と性行為をする際は声が通り辛い場所に連れていく必要があり、他の女の痴態を眺め辛くなるデメリットがあった。


「お、ちゃあんとお手入れされてるぅ。でも相変わらず濃厚な美九ちゃんのマン毛はっけーん♪」

「もぉ、いちいち言わなくていいですー!」


 だが、誘宵美九はそれらのデメリットを差し引いても〝お気に入り〟にするメリットで溢れている。

 三人の中で最もグラマラスだった狂三をも超える爆乳巨尻の女体。トップアイドルという背徳を感じる絶対的な付加価値。それの服を剥ぎ、体毛の濃さを指摘してもじゃれつくような咎めで済まされる関係性。ドームをファンで埋め尽くす人気アイドルが、大股を広げて自分に身体を許している光景。

 ハマらないわけがなかった。口では邪険にしながら、美九はしっかりとハメ撮り用の下着を着用済み。生地をズラせば濡れた膣口が露になり、処女性を失って久しいアイドルマンコにチャラ男はコンドームを着けたペニスを挿入した。


 ずりゅりゅりゅ……♥


「んんっ♥♥」


 正常位だと挿入時の顔がよく見える。声を我慢しようとしているようだが、膣壁はちゃんとチンポの形を覚えており、何の抵抗もなくペニスを受け入れる。

 音を立ててアイドルのマンコに挿入されるチャラ男のペニス。挿入時は声を堪えようと気を張っていた美九だったが、彼が抽挿を始めた途端にその虚勢は無駄に終わった。


「あんっ♥ あっあ♥ んん、ひゃんっ♥♥ あんっ、あんっ、あぁんっ♥♥」


 ぱちゅんぱちゅんと結合部の水が音を弾けさせる。一気に乱れた美九の顔から、AV女優顔負けの喘ぎ声が零れた。が、嬌声の味わいはAV女優などとは比にならない。万雷喝采の美声を持つ美九の甲高い喘ぎ声を、今彼女を抱くチャラ男だけが独占している。

 そう考えてしまえば撮影NGも悪い話じゃねぇな、とチャラ男は腰を打ち付けながら声を発した。


「いやぁ、アイドルとヤれるとかマジさいこー。こんな美九ちゃんをファンのみんなはどう思うかなぁ?」

「あっ、んんっ♥ どう、思う、ってぇ♥ 貴方たちと、セックスするのは、当たり前のこと、ですからー♥ あんっ、あぁっ♥♥ な、何も思われませんよぉ♥」

「うっほ、催眠アプリが出鱈目すぎるわこれ」

「? 催眠……? あ、んひゃぁぁぁ♥♥」


 揺れ動く美九の爆乳を揉みしだき、口で吸ってしゃぶる。若々しさに溢れた彼女の乳房は、他では決して味わえない。それは比喩的な表現ではなく、彼女の肌が他者を寄せ付けない張りの良さを保っているからだ。

 彼らは美九や十香たちが〝そうである理由〟に全く興味がないし、知ろうという考えすらなかった。ただ上辺だけの彼女たちに興奮し、喜悦を消化する猿のような男たち。


「うぉぉ、射精る!!」

「んんんんっ、あっ♥♥♥」


 だからこそこの関係は、あるべき物語に全く関わらない。放たれた精液はゴムに阻まれ、彼女たちの身体に異常を来すことはない。

 物語に関わることと言えば、彼らの手がその身体に痕を残すこと。それは彼女たちのハメ用衣装のように服の下に見えるモノかもしれないし、ゴムを外して付け替える間に隣の部屋を覗き見たチャラ男の目に映るモノかもしれない。


「あっ、あっ!♥ 良いのだ!♥♥ チンポいいのだ!♥ お腹の奥までズンズン当たって……熱い、お腹が熱いのだ!♥ と、溶けてしまうぅぅ!♥♥♥」

「うあっ、あんっ、あぁぁ!♥ そこ、もっと突いて、グリグリ押し当てて……んふっ!♥♥ ゴム越しでも、火傷しそう……もっと、もっと……!♥」

「そんな、がっつかないで下さいまし!♥♥ そんなことしなくとも、わたくしも動きますわ、あぁぁぁ!♥♥♥ んひっ、ひうぅぅ!♥ 弱い所、駄目ですわぁぁ!♥♥」


 軽く見渡すだけでセックスに次ぐセックス。ゴムを着けたチャラ男に囲まれ、三人の絶美が乱れに乱れるあられもない光景。

 男に苦手意識を持つ美九と違い、あの三人は根本的に遮るものがない。品がないおかしな連中、などという程度では〝当たり前〟に叶わない。身体を重ねれば重ねるほど開発され、淫乱な声を上げ始めるのに時間はいらない。

 十香も折紙も狂三も、ベッドや床に寝転がって淫らに喘いでいる。彼女たちの身体はキスをされ、チンポをハメられるだけでイけるようになっていた。

 そんな彼女たちの淫靡な身体は物語に関わらない。関わるとすればすればチャラ男たち。撮影された映像を加工越しに見てシコる金ヅルたち――――あるいは将来、彼女たちが結ばれるかもしれない男。


「よっしゃ、もう一発やんぞ!」

「えぇー、まだヤるんですかぁー」


 もっとも、そんなことに興味を持たないチャラ男たちは、ただ美九たちと無邪気なまでに性に溺れた夜を過ごすのだった。




「ふぅぅ……めっちゃヤったわ」

「おーい、そっちのゴム分けてくれや」

「あ? おま、一人でどんだけ使ってんだ……こっちだってもうほとんど残ってねぇよ!」


 人が多ければ多いほどコンドームの消費は早い。なまじ彼らはセックスだろうがなかろうが、射精の度に取り替える、あるいは十香たちに取り替えさせているため、消費量も尋常ではなかった。

 床、ベッドの上、あまつさえ十香の腹や狂三の尻、折紙の髪に散乱する精液が溢れた使用済みのゴム。


「はぁー? おまえらこそ使いすぎだろ! 掃除で一発ヌいてもらってからガッツリ行くつもりだったのによぉ……」


 その消費は一対一であるにも関わらず、美九を相手に何十回と射精する性豪なチャラ男が原因の一つでもあるのだろう。

 壁から顔を覗かせたその彼は、今もって掃除の真っ最中なのだろう。時折『じゅるるるっ♥』や『ずぼぢゅぷぷっ♥』といった卑猥な音が微かに聞こえてきていた。十香たちのようにしゃがんでしゃぶらせているのか、はたまたベッドの上でカエルのように寝そべった下品なポーズでさせているのか。カメラに映せない以上、真相は彼しか知り得るものではなかった。


「うっせー黙れや早漏。仕方ねぇ、いつもの買い出し決めだ」

「お、今日は何で決めるんすか? 期待膨らむわー」


 十香たちが持ち込んだ分では足りない。ならばもちろん買い出しに行くしかないだろう。ツマミや酒はともかく、コンドームなどというものが高級ホテルで買えるはずがない。必然的に高層階から降り、コンビニに出向く人員がいる。


「テメェは飯の種にしたいだけだろうが……けど丁度いいぜ。今日は良いもん〝貰って〟きてやったからな」


 ――――それを決めるためのゲームは箸休めでもあり、なんでも〝当たり前〟になっている彼女たちで遊ぶものでもあった。


 〝準備〟を終えたチャラ男たちのうち、撮影係の一人が大仰な語り口で声を発する。


「それでは第一回・アナル女王決定戦! 美少女括約筋最弱は誰だ〜、を開催します!」


 聞くだけで頭のおかしいタイトルコールに周囲から嘲笑が溢れた。彼はそれに構わずカメラを回す。

 嘲笑を浴びるに相応しい人間はカメラの先にいる――――無理やり開いた高層階の窓から尻だけを突き出した卑猥なポーズの十香たちだ。

 ガニ股でケツを突き出したほぼ全裸の美少女たちが横に並び、その手で尻臀を開いている。恐らく都会の夜景に美少女アナルの絶景が飛び出していることだろう。逆に正面を見るとおマヌケな姿は滑稽、無様、下品と言わざるを得ない。


「ルールは簡単。彼女たちのお腹に入った浣腸液を後ろの穴からぶっぱなした子の負けとなります! それでは参加者の意気込みを聞いていきましょう!」

「てか、あの浣腸液どっから持ってきたん?」

「琴里ちゃんに〝面白いもん分けて〟って言ったらくれたわ。確か……胃の中を完全に洗浄して、無害な液体にして排泄させるとか何とか……めっちゃ気持ちよく出せるらしいけど、洗浄が始まったらどんなに我慢しても五分で確実に漏らす浣腸液だとさ」

「こわっ!? 浣腸液ってか下剤じゃん。琴里ちゃん何もんだよ」


 画面外で劇薬浣腸の出処が判明する中、カメラが一人一人に近づいてインタビューを行う。


「十香ちゃん、意気込みをどうぞ!」

「む? 何を競うのかよくわからぬが……勝負をするなら勝ちを目指すのだ!」

「天然回答あざます! 続いて下馬評ではダントツの最下位! 投票数は何と一票! アナルクソザコ疑惑のある狂三ちゃん!」

「……甚だ不本意な評価ですわ。きっひひひ! 身の程の違いをわからせて差し上げますわ」

「自信たっぷりですねぇー。折紙ちゃんはそのポーカーフェイスを保つことができるカナ!?」

「問題ない。何が起きても大丈夫なように鍛えてある」

「おぉ、よくわからないがクール! さて最後は……諸事情で顔見せも声もNG! 実映像は加工塗れですが、このスケベボディで許してくれよな! 一応回答よろしくぅ!」

「もー、なんで私だけこんな扱いなんですかー! ……はぁ、アイドルは後ろの穴から出したりしないんですよぉー♥」


 十香、狂三、折紙、美九。一名は顔出し声入れNGのため、オリジナルの映像以外で人前に届くことはない。

 窓からケツを突き出す品性のない美少女四人が織り成したふざけているとしか思えないオープニング撮影。

 〝先生〟のカードは全員でヤル時限定。なので、それ以外は各自の稼ぎに委ねられている。催眠アプリで引っ掛けたセフレに貢がせてる者のが大半だが、中には趣味で個撮を小銭稼ぎにしてる奇特な者もいた。たとえば、買い出し役を決めるゲームを撮影の種にしている彼。


「お、そろそろ時間です! さあ始まりますよ! これを見ている方、チンポから手を離さずに誰がいの一番に脱糞をキメるかを予想してみてくださ〜い!」


 個撮の内容は大体ノーマルなものが中心――彼らは乱交が基本のため当然なの――だが、一部マニア向けの映像が記録されている。今回のようなマヌケ極まりないゲームなど、まさにであろう。


「3、2、1!」


 ゼロ。指を立ててカウントをしていた指が画面から消えた瞬間、カメラが地鳴りにも似た音を拾い上げた。


 グギュルルルルルルルルルッ♥


「んぎっ!?♥」

「お゛っ♥」

「ぅ゛♥ 」

「あ゛っ♥」


 その巨大な音は、四人の腹からほぼ同時に掻き鳴らされた。

 十香、狂三、折紙、美九。四者間で声はそれぞれだが、確実に〝漏れた〟。折紙でさえ耐え切ることができず、悶絶顔をカメラに見せつけた。

 尻臀を開いた両手が震え、ガニ股の脚が痙攣する。と、そのように言葉を変える必要などなく、彼女たちは全身から汗を吹き出して痙攣を始めた。


「ん゛っ♥ な、なんだっ♥ は、腹が、い、いたい?♥ きもちいい……んはぁ♥」


 ブッッ♥


「ひぃ!?♥」

「おぉ! さっそく十香ちゃんから狼煙代わりの一発が出ました! いやぁ、部屋の外に出したとは思えない大音量でしたねぇ」


 胃を数秒足らずで洗浄しきり、直腸を真っ先に降り始めた浣腸液の奔流が汚い音になってアナルから飛び出した。無論、洗浄を終えた胃に汚いものは残っていないのだが、音はうら若き少女たちからすればおぞましい。ゲーム自体は〝当たり前〟でも下品な音は恥ずべきものだ。

 十香が漏らした音をキッカケに、四人の括約筋が力強く閉め直された。全身にはじっとりと汗が滲み、部屋の明かりに照らされて白磁の肌が妖艶に飾られる。だが、脂汗を浮かべた顔面はガニ股尻出しポーズと比べても悲惨なものだった。


「ひっ、ふひっ、ふぎぃ!♥ ふぅぅぅ!♥♥ わ、わたくしが、このような醜態を、これ以上、重ねる訳には……あふ、ぐぎぃぃぃ!♥♥」


 ぶちち、ぶび、ぶぶぶぶっ!♥ びびっ!♥


「っ、……っ!♥ ひぃっ……ふぅぅぅ!♥ ~~~~っ!♥」


 ぶぶっ、ぶ……!♥


「んぐぐぐ、あ、アイドルは……ウンチなんか、しません……! ……おひっ♥♥」


 ぴぷぷぷぴ!♥ ぷぴー!♥ ぷっぷぅぅ!♥


 歯茎は剥き出し。鼻水とヨダレは垂れ、せっかくの絶美が台無しだ。尊厳を失った顔とはこういうものだ、という排便我慢の表情。時にそれは快楽に蕩け、排泄準備の放屁でイキかけるとてつもない光景をカメラに見せつけた。

 普段は感情の起伏が極端に薄い折紙すら、言葉を少なくするだけで精一杯なのだが、琴里という少女が用意した浣腸液の絶大な力が知れる。


「いやぁ、素晴らしい表情ですねぇ。美少女感の喪失と言いますか……では、さらにゲームを盛り上げるために、彼らに無防備な前の穴を刺激してもらいましょう!」

『いひぃぃぃぃぃぃぃ!!?♥♥♥』


 それに加えて、ガニ股で大きく開かれた少女たちの股間にチャラ男たちが潜り込み、手マンで刺激を与え始めれば殆ど〝トドメ〟だ。


「あっ、あああああっ!♥♥ やめ、やめるのだ!♥♥ そんな、気持ちいいことを、されては……あっ、出る、出てしまうのだ!♥♥ おケツがゆるむっ♥♥ おまんこイッて出るぅぅぅ♥♥」


 十香は手マンで愛液を撒き散らしながら、無垢な心が何の躊躇いもなく覚えた卑猥な言い回しを無自覚に行う。暴力的な美貌が我慢を解いてアヘ顔を描き始めた。


「も゛っ、漏れる!♥ やべて!♥♥ 堪忍してっ……♥♥ 漏れる、漏れてしまいますわ!♥♥ もれ、漏れりゅ、漏れるぅぅぅぅ!♥♥♥」


 狂三は超然とした雰囲気を失った白目を剥きかけた顔で、遂に強がりではなく漏らす、漏らすと限界を示唆する。


「お゛お゛あっ!♥♥ あお゛ぉ゛ぉ゛ぉぉ!?♥ んぐぃぃぃぃ!♥ んぎゅぅぅぅぅぅ!♥♥♥」


 折紙は焦点が合わない目に半開きの口から言葉にならない声を上げる。並大抵のことでは動じることのない折紙も、劇薬浣腸液の進行を括約筋で止めることは不可能だ。その反動が言葉にならない嬌声となってひり出されている。


「いや、おマンコ弄らないで下さいぃぃ!♥ おなら、止まらないですぅぅぅ!♥♥」


 美九はアイドルとして漏らすなどあってはならないと歯を全力で食いしばっているものの、尻穴は思うようにいかず今にも破裂しそうな爆音をホテルの夜景に向かって奏でている。


 それぞれの弱い部分を完全に見抜かれ、限界手マンでイキ狂う四人。誰が先に漏らしてもおかしくない状況で、決壊の声を上げたのは。


 ブシュゥッ♥ ブビッ、ブビビビブビュブブブ……♥


「あっ♥」


 狂三だった。だらしなく蕩けたその顔は、プライドが決壊の快感を上回った証だ。その吐息は、排泄という原初の快楽に時崎狂三が屈した証拠だ。


 ぶぼぼぼぼぼぼぶりゅりゅりゅぶしゃぁぁぁぁ!♥ びびぶぅぅぅぅぅぅ!♥


「ぅおっほぉぉぉぉぉぉ!?♥♥ でてりゅ、イってでりゅぅぅぅ!♥♥♥♥ んほっ、ほぉぉぉ、おひぃ、ンホォォォォ!♥♥♥」


 決壊した狂三の尻穴から半透明の浣腸液が空気と共に噴射し、夜空に向かって下品で汚い爆音を奏でながら放物線を描く。

 地表に走る放射線。およそ狂三の中から発せられているとは思えない品性下劣な空気と水音。肛門括約筋が崩壊し、濁流に押し広げられ、その刺激で狂三が激しくイク。唇をほの字に大きく尖らせ、寄り目になった左右不揃いの色彩。淑女を名乗る女が原初の快楽に敗北したことを皮切りに、残りの三人もその括約筋を決壊させた。


 ぶっぽぉぉぉぉ、ぶりゅりゅりゅりゅ!♥ ぶぼぶばばばばば!♥


「んああああぁぁぁぁぁっ!♥♥♥ 出るのだ、カンチョー出てるのだぁ!♥♥ 外に、尻を突き出して……出すのだあああぁぁぁぁぁ!♥♥」


 声と同様に元気の良い音を鳴らしたケツ穴の持ち主は十香。狂三に次いで括約筋が広げられ、ホースから水を全開で放ったような浣腸液脱糞が窓の外に放り出された。


 ぶぶっ、ぶちゅぅぅ!♥ ぶしゅ、じゅぶぅぅぅ!♥ ぶしゅ、ぶしゅ、ぶじゅぅぅぅぅ!♥


「はぉおんっ!!♥♥♥ んぐぉぉ、ぅぉぉ!♥ ~~~~~っ!♥ うぐぅぅ、ぐぅぅぅぅぅぅ!♥♥」


 ぷりゅりゅりゅりゅりゅ!♥ ぶびぼぶびびびびび!♥ びぶーぶびーぶぶぅぅぅ!♥


「いやぁぁぁぁぁぁぁ!♥♥ あっあっ、うぁぁぁぁぁんっ♥ はひッ、ひぃッ、あぁぁぁぁーーーーッ!♥♥♥」


 折紙と美九はほぼ同時だった。

 折紙は我慢の末にマヌケな喉声を吐き出してもなお耐えようとしているのか、浣腸液を断続的にぶちまける単発脱糞を連打。

 美九はヨダレを垂らしながら口をだらしなく開いて甲高い悲鳴を上げた。それに合わせるように、アイドルの尻穴から溢れる音色も他の三人に比べると高めだ。それが聞き心地の良い音色かどうかは、所詮は放屁でしかないと言わざるを得なかったが。


「ンホォォォォォッ!♥」

「イッ…………!♥」

「グゥッ!!♥♥♥♥」

「アァァァーーーーッ゛!♥♥」


 少女たちの洗浄された不浄の穴から放たれたモノが地表に雨となって降り注ぐ。彼女たちは、その美しい容貌を原初の快楽で歪めて噴き出し続けた。物語に触れられることのない下品で無様な排泄が、ただ記録されていた――――――



 彼はうだつの上がらないコンビニの店員だ。深夜、一人で店を任されるだけの信頼がある……あるいは体のいい歯車かもしれない。兎にも角にも、彼は何ら変哲のないコンビニで一人暇な時間を過ごしていた。

 深夜のコンビニに誰が来るわけでもない。近くにはホテルがあるのだが、目障りなまでに大きい上に店員が生涯縁のないだろう高級宿だ。そこの利用者が、わざわざこんな過疎ったコンビニを使うなどまず考えられない。

 今日も変わらず暇だ。一応は仕事をしているアピールでする掃除を切り上げ、バックヤードでスマホゲームでもしていようか。

 そんなことを考えていた店員の耳に来客を告げる音が聞こえてきた。鼓膜を震わせたそれに面倒くささを覚えながら、店員は入口に向かって顔を向けた。


「いらっしゃ……せ……」


 コンビニに入ってきた三人の客を見て、店員があんぐりと口と目を開いた。


「かー、なんで俺が買い出しに付き合わなきゃなんねーんだっての。ほら、俺はここで待ってっから、おまえらだけで行ってこいよ」

「うむ、任せておけ!」

「はぁ……何のために着いてきたのかわかりませんわね」


 チャチャラとした若い男と、明らかに高校生くらいの少女が二人。チャラ男はともかく、容姿が清純そうな夜色と野干玉の髪を靡かせた少女二人は、深夜という時間帯に全く相応しくない。ガラの悪い男と言葉を交わすことも、だ。

 店員の目を引いた要素は、その暴力的なまでの美貌。そして、彼女たちの格好だった。

 学校の制服だろうスカートとシャツ、それだけだった。だがチャラ男に促されて店内を歩き始めた二人のおっぱいは『ゆっさゆっさ♥』とわかりやすいほどに揺れ、スカートはひらりと跳ねれば尻臀が見えてしまいそうなほど短い。

 極上の美貌に淫乱ビッチな装い。二律背反の要素で色香を振り撒く少女たちに、店員の目は釘付けになる。エプロンの下に隠れたズボンが一気にテントを張る。


「むぅ……確か頼まれていたのは……」

「こちらですわ。それとこれも……まったく。飲み物一つで趣味が細すぎますわ」


 掃除をするフリをしてさり気なく二人を追いかける。ビッチな色香に当てられて、彼の理性は粉々になっていた。

 飲み物をカゴに詰め込んでいく二人の少女。野干玉の髪の少女は肩を竦め、夜色髪の少女は水晶のような瞳で商品を見て回る。そんな二人の背後を血走った目で追う店員の姿は、傍から見ればさぞ滑稽なことだろう。


「おぉ、あったぞ狂三! こんどーむだ!」

「はいはい、見ればわかりますわ。数は……んもう、面倒ですわ。獣な方々ですし、ありったけ買っていってしまいましょう」

「……!!」


 夜色髪の少女に手招きされた狂三と呼ばれた少女は、サイズも数も問わず乱雑に商品をカゴに収めていく。

 それはいい。否、良いとは言えない。彼女たちがどういう人間かをハッキリと表したその行動に驚くのは必然だ。が、それ以上に目を引くのは、前屈みで商品を手に取ってカゴに入れる彼女たちの下半身。

 穿いていない。流石に正面からとはいかず、曲がり角から横目で覗くように屈んだことで捲れたスカートを見た店員。だが、その確信を抱くには十分すぎる絶景の生尻がそこにはあった。

 見逃したくない。店員はその一心で二人の真後ろで掃除を始めた。多少どころか大いに不自然だが、もはや彼の情欲は理性で止まらぬところまで来ていた。


「ッ!!」


 その無謀な努力の甲斐があり、彼は二人の〝中〟をモロに見ることができた。

 スカートの中身は、やはり何もなかった。いいや、絶景があった。見惚れて当然の容姿を持つ少女たちの、サーモンピンクのマンコとアナル。

 茂った陰毛が透明な糸を垂らす様は、彼女たちを露出狂たらしめるものだ。放射状の皺を走らせた肛門の開き具合は、何かをひり出した後を想像させる。

 二穴が店員の前に突き出されたような絶景に、彼はその手を伸ばしかけた。これほどのオープンな変態少女たちなら、少しくらいは。


「おっと、悪いねにーちゃん」

「ひ……」


 そんな魔が差した男の首を掴んだのは、入口で待っていたはずのチャラ男だった。

 首を掴んだと言っても、腕を絡ませて顔を近づけてきた、というのが正しい。だが我に返った店員からすれば、首根っこを掴まれたような恐怖体験だった。


「こいつらさ、俺のセフレなんだわ。そういうお触りは〝ここ〟に頼むな?」

「は、はぁ……?」


 言って、チャラ男は店員に何かを握らせた。それを確認するより先にチャラ男が「かいけーよろしくー」と声を上げたことで、店員は慌てて本業に戻った。


 会計を終え、コンビニから立ち去る三人。もちろん会計時も彼女たちのノーブラ巨乳を目に焼き付けていたし、尻を揉まれながら出ていく光景を追加で目撃し、垣間見たマンコとアナルの卑猥なひくつきを店員が頭に浮かべていたのは言うまでもない。


「なんだこれ……ネットのURL……?」


 嵐のように去っていった客を見送り、即座にバックヤードに引っ込んだ店員はチャラ男から渡されたメモを見た。

 URL、つまりネット上のサイトにアクセスするためのメモ書きだ。

 悪質なウイルスがあるイタズラサイトに飛ばされるだけじゃないのか。理性がそう囁く中、彼の本能は少女たちの股間で熱せられ、その指は後者に従っていた。


「うお……」


 画面は正しく切り替わった――――裏サイトに並んだ少女たちに感銘の吐息が零れる。

 明らかに素人が作ったであろうそのサイトには、黒線で目元を隠した女たちのはしたない写真が幾つもサンプルとして置かれていた。

 色々と目を引くものはあるが、中でも黒線を貫通するほどの美貌を持つ集団が特に目に焼き付けられた。

 ウェーブのかかった青髪の少女が恥ずかしげに微笑んでいる顔写真。地面に届くほど長い金髪を編み込んだ少女が、その髪で裸身の局部を隠している全体像――――見ればわかる、まだ幼い。明らかに違法な年齢だ。

 そして彼女たちより少し上くらいの美少女の顔写真は――――さっきの美少女たちだった。


「有料動画と……オススメのプラン、か」


 有料動画はそれなりの値段。オススメのプランは、正直なところ下手なソープなどより遥かに高額で普段なら手が出ない。

 だがしかし、あの男はお触りをしたいなら〝ここ〟といった。ならばそのプランの内容は、頭で思案するまでもなく確信できる。


「ごくっ」


 店員は、脂ぎった汗で濡れた指先でスマホの画面をタップした。その指の行先は――――――




「いやぁ、あのにーちゃんはどっちを選んだかねぇ」


 彼ののみぞ知る選択。どちらかを選ぶことは決まりきっていると暗示させる言葉を楽しげに呟いたチャラ男は、十香と狂三を伴ってホテルの部屋に戻ってきた。


「うぃーす――――っておい、休憩してんじゃねぇのかよ」


 彼らの滞在から数時間で、その高級感を損なわせる性臭がこびりついた部屋は、買い物に出たチャラ男たちが居ぬ間により凄まじい臭いを醸し出すようになっていた。


「おらッ! もっとアヘりやがれ!! おらッ、おらッ! セックス大好きのビッチがクールぶってんじゃねぇ!!」

「お゛ッ♥ お゛ッ♥ お゛ッ♥♥ ん゛お゛っ、お゛ぉぉぉっ!!♥♥♥♥」


 立ちバックでガン突きされた折紙が野太く喘ぎ、舌根を突き出してヨダレを飛び散らせている。


「ッオ! 美九ちゃんの喉キクゥ……!」

「お゛ごっ♥♥ ごげぇ゛っ♥ ごっ、お゛っ、ぶごっ♥」


 その近場のベッドでは美九が顔面に乗りかかられ、アイドルが命とする喉を責めるようなイマラチオに嘔吐のような喘ぎ声を上げていた。確かにあれなら加工の心配は少なくて済むな、とチャラ男は他人事のように感じた。


「……っておいおい。そいつらまで呼びつけたのかよ」


 折紙と美九が使われている中、他の連中は何をしてるのかと部屋を見回していたチャラ男は、橙色の髪をたなびかせた二人の少女とそのケツを見つけて呆れた声を発した。

 壁に手を突き、尻を並べた双子の姉妹。彼女たちは今回呼び出していなかったはずだが、チャラ男と十香たちが外出中に呼び出されたようだ。


「やっ、しゃーねーじゃん。ケツ穴よわよわな狂三ちゃんに賭けた勇気に免じて、十香ちゃんをつけてやったんだしよ」

「その穴埋めってやつだよ。穴だけに」

「いや上手くねぇし。休憩はどこいったんだよ」


 何とも悪びれなく返事をするチャラ男の仲間たち。


「イ゛ッ……ぐぉ゛♥♥ そこっ、そこ弱いッ!♥♥♥ むりぃ……あ゛ぁッ!♥♥♥♥」

「快、感ッ♥♥ 夕弦は、まだイきませ……あ゛っ♥ うそですっ♥ イキます、イクッ!!♥♥♥♥」


 ちなみにだが、その手は会話をしながら絶え間なく姉妹のマンコを責め立てている。尻を並べると言うより、爪先立ちで尻を突き上げた耶倶矢と夕弦の美少女姉妹が潮を吹いて絶頂する。


「また勝負させてんのかよ」

「はは、こいつらの反応が楽しくてついな」

「く、くく。我らは颶風の御子、勝負とあらば捨ておけ……あっ、イグッ!♥♥♥♥」

「競争。血肉踊るこの勝負、勝つのは夕弦……ん゛ん゛ッ、あ゛ッ♥♥♥♥」


 追加の呼び出しといっても、十香たちに並ぶ双子美少女の八舞姉妹だ。当然ながらその弱点は開発済みらしく、膣の弱い部分を片手間で弄られて達してしまう雑魚マンコ姉妹であるらしい。


「むぅ……皆だけ先にズルいぞ! 私も気持ちよくなりたいのだ♥」

「まあ、ヤるというならどなたでも相手になりますわよ? わたくしを満足させられますかしら、きひひひっ♥」


 ――――乱交の性臭に当てられたように十香と狂三が服を脱ぎ捨てる。

 その股座からは汁が零れ、準備は万全のようだ。自分たちが如何にはしたない真似をしているのか、それを〝当たり前〟でひた隠しにされているとも知らずに。少女たちは淫靡な宴に自らの身体を差し出した。



 そこから先の光景は、時に物として置かれ、時に手に持たれて扱われるカメラがしっかりと収めていた。


「んっちゅ、ちゅっちゅっ♥ べろっ、んちゅぅ♥ キス、好きなのだ♥ もっと、んっ、チンポで突きながら、キスしてくれ♥ お腹の奥にも、チンポキスして欲しいのだ♥」



 十香がベッドの上で正常位でキスをしながら快楽を貪り尽くす。無垢な心はそのままに、快楽に染め上げられた淫乱な身体で性の絶頂に至る。

 狂三は夢魔の手管で相手取ろうとするも、雄が雌に敵う通りはないと精液浣腸を噴射させられ再びケツアクメ。



 やがてみるみるうちにコンドームの中身が吐き出されていき、高級な質感の部屋中に使用済みゴムの中身が滴り、染み込み、異様な臭いが立ち込める。

 使用済みゴムのスカートが大量に作れるだけの量が散乱した頃、少なくなったゴムを使い果たそうとしたチャラ男たちは少女を壁一列に並べた。

 どれほどの美貌があろうと、どうしようもなく情けなく下品で無様に見えるハメ乞いポーズ・ガニ股尻並べ。十香、狂三、折紙、美九、耶倶矢、夕弦。一人一人が艶やかに輝くケツを突き出し、イカされ続けて穴を開いたクソ雑魚マンコを差し出す。


「よっしゃあ! どいつが一番汚ねぇ声出させたやつが勝ちな!!」

「いいねぇ。牝どもよぉ、しっかり啼けよ」

「あんっ♥♥ ら、乱暴ですわねぇ……♥」


 ペチンッと尻を叩かれた狂三が苦言を呈する。が、その声に鋭さはない。むしろ、尻を叩かれた途端に膣奥から淫汁を糸にしてたらりと流していた。

 他の少女たちも期待がないわけではないらしく、壁に視線を向けながら唇が歪んでいる。

 あらゆる認識が〝当たり前〟になったチャラ男たちとの関係。それが構築する快楽の時間は、少女たちの心に淫らな期待を芽生えさせる。

 当たり前のことを拒む必要はない。後腐れのない関係性は心地が良いものだろう――――たとえそれが物語を裏切る淫らな行いだとしても、彼女たちが気づくことがなければ〝何の影響もない〟。


「あっっ♥」


 十香が。


「お゛ッほ♥」


 狂三が。


「ん゛っ♥」


 折紙が。


「やぁんっ♥」


 美九が。


「ア゛ぁッ♥」


 耶倶矢が。


「ん゛お゛っ♥」


 夕弦が。


『イくぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥』


 淫らな叫びを上げるヒロインたちは、何も知らぬ顔で物語の舞台へと上がる――――全てが〝当たり前〟であるならば、そこに変化がないのは必然なのである。





 そして、今日も彼らは女を呼ぶ。


「おいっす〜。久しぶりだねぇ十香ちゃーん。もう大学生? すっかり大人っぽくなってぇ」

「狂三ちゃん、カラコン止めたの? あれ似合ってたのに残念だぜ」

「世界進出おめっとさん! お祝いに今日は朝まで盛り上がろうぜ美九ー!」


 彼らは変わらない。数年の時を経て、その意識は相変わらず女を貪り盛ることだけに向けられている。

 彼女たちは変わった。物語のヒロインである少女たちは、時を経ることで苦難を超え、素晴らしいハッピーエンドに至った。

 そこに至るまでの全てを、その淫猥に汚れた身体でこなした少女たち。いつ如何なる時も変わることのなかった。その信念を貫き通し、未来へ進んだ少女たちは――――未だその身をチャラ男たちに差し出していた。


「つかさ、久しぶりに全員集まってってし写真撮らね? 俺らだけの記念写真って感じで飾ろうぜ!」

「いいねいいね。折紙ちゃんたちの大学デビューと、琴里ちゃんたちの高校デビューを祝して。美九ちゃんは世界進出、先生は変わらぬ売れっ子でいてくれってことで一つどうよ」

「あら、琴里さんたちもいらしていますの? 写真に入り切りますかしら?」


 見ず知らずのではなくなった。けれど身体で繋がるほどの関係ではない。そこに好意はない。あるのは〝当たり前〟の快感だけ。

 少女たちが窓の前に立ち並ぶ。集まったばかりの十香たちも、先に彼らに抱かれていた少女たちも含めて。


「さーん、にー、いーち……はい、あへぇー!」

『あへぇぇぇ〜♥』


 大人びた少女たちは、今日も絶美の全てを淫猥で染め上げる。


Comments

ありがとうございます!

いかじゅん

原作を破壊せずに裏で掌握するの、露悪的でたまりませんねぇ……書いたのめちゃくちゃ前なので、また考えてみたいです。

いかじゅん

好き❤

koinj

こういう悪意ある竿役たちに都合の良いセフレ扱いされるの素敵。 特に原作終了後も汚してるのが最高でした!

タコよっちゃん


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