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【怪異】の軌跡〜ダブル主演、アニエス・クローデルとアルティナ・オライオン〜

いつもご支援ありがとうございます。上位プランの更新です。怪異くんの登板率バグってそう。

この前二回目に使った専用シチュがあったんですが、これもしかしてめちゃくちゃ使い勝手いいんじゃね?と気づいたらあれよあれよとできました、アニエスとアルティナの変身ヒロインものが!なんで……?

いやまあ一回書いては見たかったんですが、まさかこんな形で実現するとは思いませんでした。変身ヒロイン言うてもアニエスは界のネタバレ満載のあのモードで、アルティナは界でオミットされたクラウ=ソラスとの合体ですけど……最悪二年待つのはいいから、アルティナのインナーとSクラフト復活させて♡


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 共和国首都イーディスは災害の街。そう呼ばれるようになったのは数年前、ある組織が台頭を始めたことによるものだった。

 悪の組織【ウィアード】は、人類の数世紀先を行く技術力で生み出した怪人(ヴィラン)による攻勢で、ゼムリア大陸を恐怖と混沌に陥れた。

 理すら超越した怪人の力は軍隊や警察はおろか、S級遊撃士や高名な猟兵団ですら太刀打ちできず、大陸全土は壊滅的な打撃を受けた。これにより共和国を含めた大国の技術発展は数十年に渡り停滞すると言われた。

 だが、時は七曜暦1209年。新たな希望が生まれたことで、人類は延命の時を迎えることになる。人々はある二人の少女に大陸の命運を託し、聖女(セイント)と呼んだ――――――女神では救えぬ世界を守る調律者にして剣であると。





「怪人が出たぞ! 逃げろ、逃げるんだ!」

「どこへ逃げろって言うんだよ! 警察や遊撃士は何やってんだ!」

「バカが。連中が怪人に勝てるわけないだろ!? 立ち向かった《剣の乙女》や《妖精》がどうなったのか忘れちまったのかよ……!?」


 首都イーディス・第4区タイレル地区。古くから首都の文化的中心を担うこの地区も、今や怪人たちの活動県内であった。

 しかし都を追われては死ぬも同じ。そして怪人は何処へ逃げようと追いかけてくる。市民たちは逃げ惑うが、どのみち逃げ場などありはしないと絶望の雰囲気に包まれていた。


「怪人反応を検知。現着です」

「皆さん、大丈夫ですか!」


 その時、逃げ惑う市民の前に二人の少女が現れた。人形のように整った顔立ちと銀髪を靡かせたスレンダーな少女と、美少女と呼ぶに相応しい容貌にグラマラスな肢体が特徴的な金髪の少女という万人が目を向けて〝美しい〟と賞賛するだろう組み合わせだ。

 この恐慌状態では無意味に思える美貌かもしれない。けれど、市民は彼女たちの登場に死んだ目を爛漫と輝かせる。


「せ、聖女だ! 聖女たちが来てくれたぞ!」

「アニエスとアルティナ、二人の聖女だ!」


 聖女。それは、怪人が支配するこのゼムリアで機能する唯一の正義。そう呼称された少女たちは、面映ゆいと頬をかいて苦笑をしていたが。


「あはは……聖女なんて呼ばれるのは、やっぱり慣れないですね」

「同感です。政府のプロパガンダとしては少々やりすぎかと」


 望んで救いの聖女などと大それた名を冠したわけではない。むしろ遺憾ですらある二人だが、目の前に現れた怪人の前では謙遜などしていられない。

 街を襲っていたのはグネグネと形を変える青黎い流動体。俗にスライムと呼ばれる魔獣と酷似しているが、悪の組織【ウィアード】が生み出した怪人である以上、魔獣のおよそ数百倍以上の戦闘能力を有しているのは間違いない。

 英雄と呼ばれし者たちが太刀打ちすら許されない怪人に、けれど少女たちは一歩も怯むことはない。二人はコクリと頷き合い、お互いの『アイテム』を取り出した。


「シャード、展開します。行きましょう、アニエスさん」

「はい!」


 アルティナは小型の《クラウ=ソラス》人形を。

 アニエスは導力観測機《オクト=ゲネシス》を。


「《クラウ=ソラス》、トランスフォーム!」

「調律者(ディーバ)モード解放、typeクローデル!」


 それぞれの『アイテム』に秘められた権能を適合後継者のアルティナ・オライオンとアニエス・クローデルの名のもとに、解放する。

 二人の身体は光に包まれ、衣服が一度完全に分解されて即座に再構築されていく。その光が収まる頃、アルティナとアニエスは全く異なる装束を身に纏っていた。

 アルティナはハイレグのインナースーツと、分離した《クラウ=ソラス》をアーマーのように手足と翼にして纏った姿へと。アニエスは純白の異装と光輪を携えて、その威容をまさに聖女の如き神々しきものへと変えた。


「ディビジョン&シンクロ完了……ブレイブモード!」

「調律者権限を戦闘転用。これで、行けます!」


 その女体を艶やかに飾る異装こそが聖女たちの力。ゼムリアの未来から失われてしまった技術、霊子装片(シャード)と呼ばれるエーテル体で構成された武装を纏うことで、アルティナとアニエスは怪人をも上回る戦闘能力を手にすることができるのだ。

 それは変身(トランス)。この時代のヒロインにのみ許された神秘の権能。二人は変身したヒロインとして、【ウィアード】の操る怪人から世界を守る使命を担う。


「敵性怪人のレベル、ターゲットを確認。これより排除を開始します」

「覚悟してください。大切な人たちを傷つけるなら、容赦はしません!」


 ゼムリアを守護する救済の聖女。怪人との戦いは常に熾烈を極めるが、彼女たちは常勝のみ許される。そうでなければ象徴の意味がない――――――そうでなくなれば聖女たちは、その美しさに〝目をつけられる〟ことになるだろう。




「照らせ、ガラクシア・レイ!」

「ブリューナク、照射!」


 上空を飛翔したアニエスの翳した杖から魔法の光が、アルティナの纏う《クラウ=ソラス》の機翼から幾つもの熱線が放たれる。それは地上のスライム怪人を容赦なく吹き飛ばす絶大な威力を発揮した。


「……損傷軽微。この程度の火力では、簡単には通じないということですか。厄介ですね」

「傷をつけた場所を切り離して、即座に再生させている……?」


 だが、派手に吹き飛ばされたように見えたスライムは表面組織を切り離して魔法と熱線で焼かれた箇所を必要最低限に留め、さらには驚異的な再生分裂によって減らした組織を再構築。

 これまで様々な怪人を蹴散らしてきた攻撃が対策されていると感じ、二人は悩ましげに言葉を零した。


「っ、攻撃が来ます! 回避、いえシャード防壁を展開!」


 スライムは体表を触手に変化させ、それを槍のように操って二人に反撃を見舞う。ギリギリのところでシャード防壁を展開し防ぐことができたが、スライムの攻撃速度は二人の飛行速度を明らかに上回っていた。

 《クラウ=ソラス》とシンクロしたアルティナの予測演算で何とか防御できただけ。その事実にアニエスは戦慄を覚えた。


「強い……このままじゃ再生と攻撃速度で圧倒されてしまうかも……!」

「ええ。早急な対処が必要です」


 二人の攻撃では再生速度に負けてしまう。そして相手の攻撃速度は飛翔状態の回避能力を優に上回る。

 つまり対処療法はそう多くはない。


「「同時最大火力で、再生させずに消滅させる」」


 全く同時に同じ答えを出した二人は、唇を歪めて頷き合った。


「怪人の再生速度を遥かに超える大火力をぶつけ、高速反撃を許すことなく消滅させる」

「です、よね。ちょっと無茶かもしれないですけど……賭けてみる価値はあるはずです」


 ガラクシア・レイやブリューナクといった通常攻撃で歯が立たないのなら、それ以上の火力が求められるのは必然。

 シャード変身体となった二人の体内で生成されるCPを最大まで引き上げて放つ『Sクラフト』。これ以外に、あの流動怪人(ヴィランスライム)に勝つ術はない。

 作戦を固めた二人は最大攻撃のチャージに入る。だが、見た目に見合わない並外れた知性を持つ怪人が、それを安易に許すはずがなかった。触手の連続高速攻撃で、周囲に展開したシャード防壁の破壊を狙ってきた。


「くぅぅぅ! ま、まだ、まだです!」

「CPチャージ100、110、120……!」


 同時最大火力で確実な消滅を狙うためにも、CPを著しく消耗するアルティナの多重バリア障壁(ヴィヴィッド・カレンデュラ)には頼れない。シャード防壁だけで凌ぐしかなく、二人は厳しい戦いを強いられる。

 だが、このような苦難は何体もの怪人と対峙する中で何度も乗り越えてきたものだ。大切な人たちを守りたいという強い意志に支えられた防壁は、怪人の触手攻撃を決して通すことなく防ぎ続けた。

 しかし防壁の硬さに業を煮やしたのか、触手が突如として攻め方を変えてくる。刺突による攻撃を止め、触手の先端から排出した粘液の球体(ボール)が防壁の表面に投げつけられると、その部分だけをドロリと溶かして侵入。粘液球体はそのまま二人の異装へ絡みつくように衝突した。


「きゃあ!? 防壁を溶かして……!?」

「ッ……ですが、この程度なら」


 青黎い粘膜が身体中に絡みつく不快感に声を上げた二人だが、変身スーツ自体にも目には見えない強力な防壁が展開されている。対シャード防壁用に特化されたものなら、充分に防ぎ切れると判断してCPの充填を続けた。


「180……190……200! アニエスさん!」

「はい、息を合わせて……解放します!」


 アルティナは身の丈ほどはある巨大な剣を、アニエスは荘厳な杖を頭上に掲げる。

 それぞれの武器にはスライムに再生の隙を与えず消滅させる圧倒的なエネルギーが込められ、目映い極光の輝きを放っていた。


「ソラリス・ブリンガー――――――!!」

「セリーズ・ファンタジア――――――!!」


 聖女たちの最大最高火力を誇る『Sクラフト』。呼吸すら完璧に合わせ、手出しができない地上の怪人をその極光で討ち滅ぼす。


 ――――――はずだった。


「ッ♥ ん゛ぎゅう゛ぅぅぅッ!?♥♥」

「ぐッ、お゛ッごお゛ぉぉぉぉっ!!?♥♥♥」


 次の瞬間、剣と杖を掲げた格好のまま野太い声で喘ぎ始めたアルティナとアニエスは、怪人目掛けて武器を振り下ろすことができなくなった。

 理由は明々白々である。身体に降り注いだ粘膜が急速に肥大化し、〝スライムの分裂体〟となって絡みついた光景を見れば、分からない者などまずいないだろう。


「こ♥ これッ♥ だめっ♥ ん゛あ゛ぁぁぁぁぁーーーーッ゛!?!?♥♥♥」

「まさか♥ 粘膜の状態から私たちのエネルギーを利用して♥ あ♥ そ、そこはだめです♥ そこ、はあ゛ぁぁぁぁぁぁ……♥♥♥」


 粘液球体は防壁を溶かすためのものではなく、そう思わせて身体に纏わりつかせることが目的だった。

 強力な守護膜が自動展開され外敵を拒む変身スーツだが、物理的な防御力には秀でていても概念的な干渉を完全に防ぐことは叶わない。特に怪人たちの使うとある力に対しては、唯一と言っていい脆弱性を露にしてしまう。

 それは、怪異的な概念がもたらす〝性感〟。だ。流動怪人に絡みつかれた四肢から強烈な信号が発せられ、二人の脳髄を性的快感で焼き焦がす。戦うどころではない淫猥な色ボケ思考に頭が真っ白にされてしまう。

 さらに肥大化した粘液は身体に絡まって動きを封じつつ、両者のとある局部へと密かに潜り込んでいた。


「あ゛ぉ゛♥♥ ぢくびッ♥♥♥ ん゛♥♥ う゛ぅ♥♥♥ だめ゛、そごは、そごはあ゛ぁ゛♥♥♥ お゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥」


 胸。アルティナのインナースーツに纏わりついた流動粘液は、時を経てたしかな膨らみを帯びた美乳の膨らみを狙って滑り込んだ。

 インナースーツに膨らみのラインを作る眩しいばかりの横乳は、ぴっちりと張り付く生地の数少ない隙間である。見逃すことなく液体状であることを活かして難なく滑り込んだ怪人は、アルティナの乳首を愛撫してよがり狂わせる。


「ん゛ぐお゛ぉ゛オ゛♥♥♥ くお゛ッ♥♥♥ ふ♥ ほ♥ ほ♥ ふゥ!?♥♥♥ やめ゛♥♥ ぞんなばじょ♥ こすられだら♥♥ ん゛お゛ォ゛ッ!?♥♥♥ い゛ッう゛ぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥」


 アニエスはアルティナよりも顕著だった。色々な意味で彼女の胸は攻め立てやすいにも程がある。

 100リジュは下らないだろう爆乳であるにも関わらず、純白の聖女たるその装束は谷間が大きく開いた情欲を誘う形状だ。動く度にブルンブルンと乱れて暴れるデカチチの隙間を使うことなど、流動体にとっては容易いにも程がある。

 結果、爆乳へ直に粘液が絡みつき愛撫されたアニエスは、マヌケに蕩けた面を晒して乳アクメを必死に堪える他なかった。


「し、シャード防、へきッ♥♥ く、くずれ、まず♥ このまま、だと……ん゛お゛ぉん゛ッ♥♥♥」

「だ、だめ、だめぇぇぇぇえぇぇえぇぇ♥♥ お゛ッほお゛ぉぉぉぉぉぉぉッ゛♥♥♥」


 武器を振り下ろしてトドメを、という気持ちが快楽に負ける。敵の攻撃を防ぐシャード防壁が精彩を欠いて崩れてしまう。

 それを理解していても止められないのが快楽というもの。聖女たちの唯一にして無二の欠点。淫乱なその正体を吹き曝してしまう致命的な現象。


「乳首♥♥♥ イキますっ♥♥♥ イグゥッ!!♥♥♥♥♥」

「ぢぐび、イぐう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーッ゛ッ゛!!♥♥♥♥♥」


 ぷしゅぷしゅぷしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♥


 絶頂(アクメ)。股から潮吹きを降らすその時、聖女の権能は著しい弱体化に見舞われる。

 その隙を怪人は逃がさない。空中で仰け反り舌出し乳首アクメをキメてしまった二人の両脚に触手が絡みつき、天の存在を地に落とす。


「しまっ、あぁぁぁッ!?♥」

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!♥」


 防壁と飛翔状態を維持し続ける集中力を絶頂処理に取られた少女たちは、怪人の元へと引きずり込まれていった。






「……んんっ、は……あ、アルティナさん、無事、ですか……?」

「変身(トランス)状態は継続中。損傷は軽微……ですがこれは、無事とは言えないかもしれません……」


 触手に引き込まれ地面に激しく叩き付けられた二人だが、変身スーツの防御力で致命傷は免れた。

 だが、衝突の際に頭から叩きつけられたことで数秒の昏倒を許してしまった。怪人との戦いで、その数秒は辱めの時間を与えるも同義。

 彼女たちは逆さまに落ち、お互いの背中と掲げたお尻をくっつけるように両手足を流動粘液で拘束。【スライムバスター】と呼ばれる特殊拘束技をまともに喰らってしまったのだ。

 全身が衝突の衝撃で麻痺している他、下半身を天に向けたみっともない姿勢で否が応でも羞恥を味わう。何より問題なのは、自分たちが〝守るべき相手〟がその反転した視界でも確認できることだった。


「皆さん、どうしてまだここに……!?」

「早く逃げてください。ここは危険地帯、命の保証はできません」


 明らかに自分たちの危機であろうに、逃げ損ねた市民たちを案じる言葉を発するアニエスとアルティナに、彼らは戸惑いと罪悪感を露にした。


「だ、だってよ……ウィアードの怪人相手じゃ、どこへ逃げたって同じだろ!?」

「ああ。それなら守ってもらえるおまえらの傍にいる方が何倍もマシさ……!」


 ウィアードへの恐怖が垣間見える弁明だが、そこには罪悪感を隠す明確な意図が透けていた。

 常に命が危険に晒される中、市民たちは希少な〝雌〟を相手に欲情してしまう。それは自分たちを守ってくれる幼き聖女たちでも例外ではない。否、逆に〝見れる〟存在として怪人の襲撃に巻き込まれることを密かに有難がってさえいた。

 クールで可憐なアルティナと穏和で慈悲深いアニエス。全く違う美少女が力を合わせて自分たちを守るために戦う中、ぴっちりとしたボディスーツから零れる美尻や、飛んだ瞬間から見放題となるミニスカの中身を彼らはその目に焼き付け、記憶の隠し撮りをしょっちゅう行っていた。

 聖女たちなら大丈夫。けれど命の危機にあるならこのくらいの恩恵は受けたい。〝わざと〟逃げ遅れた市民たちは、そんな浅ましい欲望を自覚の有る無しに関わらず持っている者だった。


「……け、けどよ。このままじゃ、二人とも負けちまうんじゃねぇか……?」


 しかし、そんな彼らでも本気で死にたいと思っているわけではない。聖女が怪人を倒すから大丈夫という安心感で留まっているため、【スライムバスター】で拘束されたアルティナとアニエスに不安感を覚えているのも確かだった。

 同時にスカートが捲れて露になった白いパンツや、濡れて股にくい込んだインナースーツの装いに目を血走らせている者もいたが、拘束状態で気が回らない二人は気づかず、敗北の可能性を示唆した市民に言葉を返した。


「っ、大丈夫です! 絶対に傷つけさせませんから!」

「アニエスさんの言う通りです。ウィアードの手先に悪辣な手を使われようと、わたしたちが皆さんを……この街を必ず守ってみせます」


 大事な人たちを守りたい。その想いが聖女の源であり折れることのない信念の力となる。

 今は無様な姿を晒していても、自分たちは決して諦めずに無辜の人間たちを守るのだと奮い立たせる。そんな二人は弱気になった市民を鼓舞するのに必死で、掲げられた尻に迫るイボ付きの回転触手の存在に気づいていなかった。

 そして市民も、頭の代わりに掲げられて結果として頂点に立った〝穴〟にそれが突入したらどうなるか、無意識に期待してしまって、触手の先端を伸ばす怪人の動きに気づいていながら誰も警告をしなかった。


「「私たちは、怪人なんかに絶対負けません!」」


 どぢゅるるるるるるぅぅぅぅぅっっ♥


「ん゛ぎょお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ゛!!?♥♥♥♥」

「お゛ッほーーーーーーーッ!!?♥♥♥♥」


 揃って掲げ合わせた尻の穴、肛門にイボドリル触手を捩じ込まれ、アルティナとアニエスの凛々しい表情は無様なケツオホイキ声に似つかわしいマヌケ面に変わった。


「ん゛ぎぎぎぎッ!?♥♥♥ あ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛♥♥♥ お゛ッ、お゛じりがあ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ゛♥♥♥」

「け、けず、えぐれッ゛♥♥ でッ!?♥♥♥ う゛ほほ♥♥♥ の゛ほお゛ぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ゛♥♥♥」


 アニエスもアルティナも、尻穴を突然回転拡張される経験などあるはずがない。全く未知の感覚と衝撃に、二人とも尻肉を波打たせながら目を剥いて情けのない悲鳴を響き渡らせてしまう。

 バスターをかけられたまま両脚がガニ股を描く。そんな敗北必死の姿を市民に見せてしまった挙句、イボドリル触手によってケツアクメまでしてしまう。

 一番重点的に守るべき人体の急所が肛門。女にとってはある意味で秘部以上に触れられて恥ずかしい穴だろうが、変身スーツを容易に突破した触手ドリルは凄まじい勢いで削岩、拡張を進めることで聖女たちの肛門を貧弱なケツ穴へと変えていく。


「お゛ほ♥♥♥ お゛ぅ゛ッホーーーーーーーーー♥♥♥♥ イグッ、イグッ、イグゥッ♥♥♥♥ ぢぬ♥♥♥ ぢぬう゛ぅぅぅっぅう゛♥♥♥♥ ケツアナぢんじゃう゛ぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜ッ♥♥♥♥♥」


 常に冷静なアルティナがケツ穴ドリルのとてつもない衝撃と快楽に思考を溶かされ、彼女のものとは思えないみっともないアクメ声を響かせて潮を吹く。


「う゛ほお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ♥♥♥♥♥ どべ、やっべ♥♥♥ どべでえ゛ぇぇぇええ゛ぇえ゛♥♥♥♥ ゆるじでえ゛ぇ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ♥♥♥♥♥」


 アニエスは清純で気品があると市民受けの良い美貌を寄り目で鼻の下を伸ばし舌を突き出したブサイクなものに変え、涙と鼻水と涎を垂らしながら、足ピンケツアクメ中に許しを乞う愚行を犯してしまう。


 両者とも、信じられないのは当然、人に見せられたものではない品性下劣なケツ穴処刑アクメに体力ごと尊厳を抉り取られていく。そして――――――――


 ぶびぶぼっぶぼぼぼぼぉぉぉ……♥ ぷしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ……♥


「「ん゛ほお゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……♥♥♥♥♥」」


 アナルから腸液の潮吹きを爆音で吹き出し、股間から盛大に失禁して自分たちのアヘ顔にぶちまける。そんな激しい洪水潮吹き絶頂で下品な声を響き渡らせながら、アニエスとアルティナは意識を暗闇に落としてしまったのだった――――――――







「アニ――――さん、アニエ――――ん、目を覚まして――――――」

「ん、ぁ……?」


 浮上する思考。覚醒する意識。アニエスはいつになく重い瞼を力を込めて開くことで、ようやく自意識を回帰させた。

 まだ聴覚が完全に回復していないのか、声がハッキリと聞こえてこないが、視界はあの天地が反転したものから正常なものになっている。怪人に破壊された街並みを見て、安堵と罪悪感が綯い交ぜになった息を吐き出したアニエスは、次に身体を動かそうとした。が、全く動かすことができないことに違和感を覚え、視線を背中に向けた。


「え!? ど、どうなってるんですか!?」


 彼女らしくない驚愕の声は至極真っ当の疑問から現れたものだと言える。視線を向けた先にアニエスの身体はなかった。正確には、腕の肘と腰辺りから下にかけてが青黎い壁の中にハメ込まれ、アニエスたちからは見えなくなっていたのだ。


「気がついたみたいですね、良かった」


 意識を取り戻したアニエスに安堵するアルティナ。

 無論、たち、という表現からアルティナが同じ状態なのは想像できるだろう。そして、先に目を覚ましていたはずのアルティナが何の対策も取れず〝壁〟にハメられたままというのは、アニエスに少なからずショックを与えた。


「アルティナさん、これは一体……」

「あの怪人が形状変化し、わたしたちを再度拘束しました。そして、この拘束形態はこちらのエネルギーを常に吸い上げているため、変身を持続させる以外手の打ちようがありません……《クラウ=ソラス》の演算によれば、これは【壁尻】と呼ばれている技術であるようです」

「かべ、しり……♥」


 読んで字のごとく、自分たちのお尻が惨めに晒されていることを自覚した。今アニエスとアルティナの下半身は、壁の向こうで力無く震えることしかできない無様な【壁尻】として、飾られているということ。

 そして飾られた尻は観客がいてこそ無類の効果を発揮する。


「それともう一つ悪い知らせがあります。戦闘区域一帯に、ウィアード製のナノマシン反応が検知されました」

「そ、それは……ッ」

「はい――――――〝ここにいる〟わたしたち以外の人間の精神は変調をきたす、ということです」


 アルティナが赤みを帯びた渋面を浮かべ、できるだけ冷静にこの状況を報告する。それによって〝先〟が想像できてしまったアニエスは、顔を真っ青にした。

 ウィアード製のナノマシンは、シャード領域を纏う者以外に等しく精神の変調をもたらす。自制心の枷を無意識に解放させるのだ。

 その影響と二人の【壁尻】。答えは生娘でも分かるくらい明白だった。


 この【壁尻】から脱出するためには、彼らを守るという大義名分で心を奮い立たせるしかない。しかし、万が一にもその守るべき相手に〝手を出されたら〟どうなってしまうだろう。


「み、皆さん、心配しないでください! 私たちは負けていません! 絶対に、怪人たちを倒してみせます!」

「そうです。だから、早まった行動はしないでください」


 壁の向こう側にいるだろう市民たちにアニエスとアルティナは言葉を発した。

 もちろん、彼女たち抜きで怪人から逃げられるわけがない数名の人間たちは、壁にハメられた無様な尻を呆然と眺めていた。


「ど、ど、どうする、よ……?」

「は? いや、さすがに、だめだろ……? だめだよ、な?」


 二人の声は耳に届いている。だが、その声色はどういうわけか曖昧だった。

 目の前の壁から飛び出した〝敗者〟の大小を連ねた艶美な肉尻。自制心を揺るがすナノマシンの影響。自分たちを守るために戦ってくれているアニエスとアルティナの言葉。

 民衆の中には大きな感謝の念がある。けれど、少なからず欲望もあった。それを突かれた彼らは、頭の中にある行為を〝いけないことだよな?〟と疑問混じりに発した。疑問が混じってしまうほど、善良な意志が曲がりかけている。


 そこに一度、完全に〝曲がった〟者が混ざってしまえば――――――――


「……………………お、俺は、やるぜ」

「あ、ああ。やっちまって、いいんだよなぁ?」


 守られるだけの存在というのは、本当に御しやすい。

 自制心が緩いことを認めて開き直った二人の男が、壁から突き出たアニエスとアルティナの尻肉へ近づいていく。

 その変身スーツは未だ健在で人間の手には余る。だが触手のドリルで傷をつけられ、曝け出された場所があった。

 彼らを守るため日夜休まず戦い続ける。そして変身(トランス)で代謝機能が飛躍的に上昇している。

 つまり何が言いたいかと言えば、戦闘の影響で発汗し絶頂の汁がそこに混ざり、排泄穴だというのにマンコよりも雄を露骨に誘う雌の香りが漂う淫猥な菊門に成り果て、彼らが欲望に負けて肉棒を突きつけるだけの条件が、完璧に整っているということだ。


『ッ!? ま、待ってください、早まっては怪人の思う壷――――――』

『お願いします! あなたたちのためにも考え直してくださ――――――』


 ごりゅ♥ ごりゅごりゅごりゅ、ずりゅずりゅずりゅうぅぅぅぅ♥


『『お゛……っ゛♥♥♥♥』』


 壁尻聖女たちの剛毛アナルにチンポが挿入されると、壁の向こう側から野太い吐息が吐き出された。同時にマンコから『ぶじゅっ♥』と鈍い音を立て潮が吹き出した。

 美少女たちがケツ穴にチンポを挿入され、圧迫感からドスケベ声を上げながら絶頂した。自分たちを守る聖女の醜態に、男たちは倒錯的な興奮を感じ、それをぶちまけるように腰を動かし始める。


「くぅ、なんだこの名器! アナルの癖にとんでもねぇ締め付けだ……!」

「腰が、止まらねぇ! こんな気持ちいいセックスは初めてだ!」


 途端、彼らはアニエスとアルティナのアナルが極上の締め付けと脈動を持ち、今までのどんな経験より気持ちのいいセックスができることに気がついた。

 もっとも彼らは知る由もない。初めからアナルが性交の穴だったわけではなく、彼らの身体に原因があることに。

 散布されたナノマシンは変身スーツにより無力化される。逆に言えば無力化は変身スーツの効果であり、身体に〝入りさえすれば〟アニエスたちも影響を受けるということ。


 ずぶぶぶっ♥ ぱんぱんぱんっ♥ ぼふっ、ぼふっ♥ ぶぼぼぼっ♥ ぶぼっぶぼっぶぼっぶぼぉぉぉぉ……♥


『お゛っお゛っお゛っ♥♥♥ おしりの穴が♥♥ 勝手にぃ♥ んほぉぉぉぉ♥♥♥』

『動いてる♥♥ お尻の穴におちんちん挿入れられてッ♥♥ ゴリゴリされて勝手に動いてるぅぅぅぅ♥♥♥』


 重ねると、ナノマシンの効果は男性より女性に強く影響を及ぼす。挿入でナノマシンに感染したペニスと接触してしまったアナルは、その影響を顕著かつ無様下品に晒していた。

 軽くピストンするだけで驚くほど活発に動くアナルが、当初の綺麗な桃色から淫らな赤みを帯びた色に変化し、腸液を吹き出し初めたことで激しく卑猥な音まで響かせ始めていた。民衆に排泄穴を犯されているというのに、まるで悦びを露にするように腸壁を動かし続けてしまう。


「ちっ、何がセイントだよ! ケツハメされて喘ぐ変態女どもじゃねぇか!」

「おら、下品な音出して悦んでるケツの穴に、こいつをくれてやるぜ!」


 どぴゅっ♥ どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅるるるるるるるるるるるるっ♥


『ん゛ひい゛ぃぃぃいぃいぃぃぃっっ♥♥♥♥♥』

『お゛ォ゛ッ、ん゛ぎゅう゛ぅぅぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥♥』


 腸内に注ぎ込まれる精液。ナノマシンは感染者の体液から摂取することが一番の拡散要因となる。たとえ性交の穴ではないアナルだとしても同じことだ。

 対聖女の猛毒を自分たちが送り込んだなどとは露ほども考えていない彼らは、アナル奉仕で容易に絶頂し震え上がる二人の尻肉を手で気安く叩いて笑った。


「これじゃ正義の味方じゃなくて淫売だ。こんな奴らに守られてるくらいなら、死んだ方がマシってこった」

「おい見ろよ。俺らのザーメンを零したくないってケツの穴必死に締めてやがるぜ」

『ぉ゛……ぉ゛ぉ゛……♥♥』

『ぅ゛ぅ゛ぉ゛……っ♥♥』


 キュッとケツ穴を窄めてザーメンを呑み込みながら、大小仲良く揃えた尻をビクンビクンと痙攣させる。そして満足いくまで射精すことができた自制心の薄い男たちの姿に、残る民衆がゴクリと息を呑んだ。


「……お、俺もヤるぞ。あの淫売どもと、ヤッてから死んでやる!」

「俺もだ!」

「ぼ、僕も参加する!」


 一人、二人、三人――――――タガが外れた者から自制心の崩壊は連鎖を起こす。止めようがない。相手が清純で気品を持つ者であればあるほど、人の欲というものは深く黒く重く、貶めたくなる。


『っ゛♥♥ ま゛っ、お゛ォォッ♥♥♥♥』

『ふーっ、ふーっ♥♥ お、お願いです、おちついひぃぃぃぃぃッ♥♥♥』


 壁の向こうから響く嬌声。それを聞き欲望を掻き立てられ煽り立てる声。尻肉が腰に打たれていやらしく弾み、アナルセックスで吹き出す腸液とそれらの下品な音色は、秩序が失われたことを意味している。

 つまりそれだけが音として響き渡るだけの世界は、聖女たちの正義が愚民の手でへし折られたことを表すものだった。







 しばらく時間が経過したことを示すものは幾つもあった。空いた太ももに描かれた『正』という文字の数。ナノマシンの影響で過剰に活発化した尻肉の神経によって、美しかったOラインに『もっっさぁぁ〜〜♥♥』と金と銀のケツ毛が生い茂っていること。


『っ゛ッ゛♥♥ ッ゛♥♥♥』

『ッ゛ッ゛ッ゛……♥♥♥』


 そして、ケツと足の震えが止まらず、マンコからは潮吹きを断続的に吹き続け、アナルは何度犯されようとイキ続けるのにザーメンを一滴も出そうとしない頑なスケベな壁尻の姿だけで、充分な経過証明と言えるだろう。

 真摯に自分たちを守ってきた少女たちの尻穴を遠慮配慮一切無しに犯す愚行への罪悪感は、ナノマシンの高揚効果と顔が見えない壁尻という拘束によって当の昔に消え去っていた。

 尻肉と腰肉がぶつかり合う一方的な交尾の音が響き続ける。今この【壁尻】はこの世で最も下劣で倒錯的で快楽的な環境である――――――そうでありながら、全てを見たいと願う傲慢さこそ彼らがここに留まった原因だった。


「…………前側って、今どうなってんだろうな?」

「さあ? こんだけ犯してるんだし、意識ぶっ飛んでんじゃねぇの?」


 【後側】があるなら【前側】もある。それが【壁尻】という拘束の特徴であり、どちらか片方を使う冒涜と背徳と、それはそれで片方の様子も気になるという何とも欲深いことこの上ないシチュエーション。

 だから【怪異】はそんな彼らの欲望を満足いくまで出し尽くさせるため、疑問という名の性欲を口にした二人を【前側】に転移させた。


「……はぇ…………?♥」

「んぉぉ……お?♥」


 胸の谷間を嫌でも目に入れさせる壁ハメ特有の前のめりな姿で、ケツアクメのし過ぎで色ボケ蕩けた顔を浮かべていた、というのが疑問の答えだ。

 だとすると次はこうだ。あの凛々しい聖女たちが劣情を隠しもせず、鼻の下を伸ばして体液という体液でぐちゃぐちゃの顔を見せている。興奮してしまう。


「ど、どうやってこちら側に……? いえ、そんなことより、今すぐ皆さんを止めてください! このままでは取り返しのつかないこと……に……な……♥」

「その通りです……今なら間に合います。怪人の言いなりになってはいけ……な……い……♥」


 その興奮という感情は、ナノマシンに侵食されたアニエスとアルティナにも言えることだった。

 アナルから脳の中枢へ駆け抜けた性の毒液は必要な場所へ行き渡る。それは神経であり感情であり、今は口内と鼻腔まで浸透している。

 壁を越えた理由が分からない民衆は戸惑っているが、先程まで壁尻レイプに嬉々として参加していた事実に変わりはない。だとするとアニエスとアルティナの眼前には、その危機とした感情と彼女たちのエロさに勃起したペニスがある。


「はぁ、はぁ♥ これが、おちんちん……この距離でも、これほどの臭いが……んくっ……鼻梁が刺激、されます♥」

「んおっ♥ ちんぽすっご……はっ♥ あ、アルティナさん、しっかりしてください♥ これは、ナノマシンの影響が私たちにも……♥」


 眼前のチンポに口を半開きにして涎を垂らし、鼻腔をクンクンと鳴らして臭いを嗅いでしまう。欲してしまう。

 自分たちのチンポを見て嗅いで、急にだらしのない顔を晒した聖女たちに、転移現象が理解できず戸惑っていた男たちが我に返った。あるいは、さらなる欲望の深みへと踏み入った、と言うべきか。


「へぇ、あんたらこれが欲しいのかよ」

「とんだ好き者の正義様だな……ほらよ」


 男たちは一歩踏み出すと、股間の逸物を少女たちの美貌に押し付ける。


「ん゛ほッ!?♥♥♥」

「お゛おうっ!?♥♥♥」


 ちょうど鼻梁の部分に竿がビタンと叩きつけられ、亀頭から汚い液体が顔中に散らばった。しかし、汚れを気にする余裕は汚声を漏らしたアニエスとアルティナにはないようだ。


「お゛ッ♥♥♥ ちんぽ♥♥♥ おちんちんの香りッ♥♥ すごい、です……ッッ♥♥♥」

「お゛ォ……き、強烈な饑餓の感覚を♥ 検知♥♥ このくっさいちんちん♥♥ わたしたちのケツ穴を犯したおちんぽが……ほ、し、い♥♥♥」


 鼻梁を突き抜けて脳髄を発情で焼き尽くす臭い。自分たちのケツ穴を犯して射精してきたいわく付きのチンポを寄り目で睨め付けるように見遣り、鼻腔をかっぴらいて嗅いでしまう。口を開いて舐めてしまう。そして開いた口でしゃぶってしまう。


「んぶぢゅるるるる♥♥ ぶちゅぶちゅっ、ぶっちゅうぅぅぅぅぅ♥♥♥」

「ずぼぼ、ずびっずびずるるるずぢゅうぅぅぅぅぅぅぅ♥♥♥」


 そこから先はもう、見るに堪えない顔を聖女たちの意志で披露してしまう時間がはじまった。

 正確に補足をするならナノマシンの影響下に置かれてチンポをしゃぶりたくなる猛烈な饑餓に見舞われたアニエスとアルティナの意志だが、やはり民衆には関係のない話だ。

 重要なのはアニエスたちの意志に見える形で、守るべき相手のチンポを猛烈なブサイクバキュームフェラでしゃぶってしまっている、という点だ。


「やっぱり欲しかったんじゃねぇか。俺たちを守るためとかいいながらよぉ、怪人よりヤバい顔隠してチンポ狙ってやがったな?」

「んぶっ、ぢゅぶ♥♥♥ んぶぢゅうぅぅっっ♥♥♥(ち、ちがいます♥♥ ちんぽが欲しいだけなんです♥♥♥ ちんぽ欲しくてたまらなくて♥♥♥ 口が止まらないんですぅーッ♥♥♥)」

「ぢゅぽぢゅぽっ♥♥♥ ぶぢゅるるるぶぢゅーッ♥♥♥(おちんちんなんか咥えたくないのに♥♥♥ 舌が勝手に動いて♥♥♥ 鼻が勝手に鳴いて♥♥♥ 苦味が甘く♥♥♥ しゃぶってるだけなのに、イキそう……ッ♥♥♥)」


 唇を鱈子のように捲り、頬を窄めて馬のように伸ばしたひょっとこフェラ顔は、とてもあの聖女(セイント)とは思えない。世界の命運を握るには浅ましくて下品で無様すぎる顔になりながら、誰にも届かない言い訳にならない言い訳を叫ぶ。

 だがその口はとっくにチンポ味以外を受け付けなくなっていた。鼻の下を伸ばして、しゃぶってしゃぶってしゃぶり続ける。


 どびゅっぶびゅるぶびゅるるるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♥


「「ン゛ぶッゥゥぅ゛ゥ゛ゥ゛♥♥♥♥♥ ン゛ブォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛……ッ゛ッ゛ッ゛♥♥♥♥♥♥」」


 やがて頬は膨らみ、捲れた唇の隙間と開いた鼻の穴から『ブビュッ♥』と白濁の汁が零れて、品性下劣な美貌が汚されて、イキ狂う。

 そうしてアナルに関係なくイッた彼女たちに気づいた者から、再び連鎖が起きて愉しみ始める。

 怪人と聖女との戦いは既に終幕を迎えていた。連鎖する欲望によって市民に犯され続ける少女たち。それは哀れで惨めで無様な、敗北をとっくに超えた蹂躙の時間であった――――――――――






 物語に結末はあるが、欲望に終わりはない。あるのは区切り。言うなればそれは、終わりなき欲望を宥めて次の舞台へ送り出すためのピリオドだ。

 この〝定められた敗北のヒロイン〟たちにも、そのピリオドを打たねばならない。そのためには今一度、怪物と戦う聖女の姿に戻ってもらわなければならなかった。


「お? なんだ……やべぇ、怪人が動くぞ!」


 さらに時間が経ち、変身スーツの防護すら失って顔、胸、太もも、服さえも精液に塗れて『正』の文字に加えて『ケツ穴聖女』や『負け豚』と守るレイプされた哀れな敗者をより辱める落書きが書き殴られたアニエスとアルティナ。

 尻穴が自力では開かず腹が膨れるまでザーメンを溜め、いよいよはち切れるかと思えた頃に【壁尻】が解体され始めた。怪人がまた動き出すと知った民衆はちりじりに逃げ出すが、当然ながらアニエスとアルティナに余力と気力は残されていなかった。

 二人の身体は流動体の怪人に囚われたまま高く浮かび、逆さまに吊るし上げられる。スライムバスターの再現か、と考えたのが正しいとばかりに二人の身体は放り投げられた。

 違うのは重力による自然落下であるということと、落ちる場所にあるのは地面ではなく残されたスライムであるという点だ。


「「――――――も゛ごごお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ゛!!?♥♥♥♥」」


 その差別点によって穢された聖女たちは、欲望まみれの身体に相応しい品性の欠片もない姿となった。

 流動体に頭から突き刺さった二人は、腰の辺りまでズブズブと沈んでいき、直後、それ以上進むこともなければ戻ることもない硬さになったスライムによって【逆さ埋めガニ股オブジェ】と化したのだった。

 落下の衝撃で意識を取り戻した二人は、足をジタバタとさせて抜け出そうとするが、力の大半を喪失した女がもがいたところでみっともないだけ、という結果にしかならないのは明白。だらしのないムダ毛が生えたマンコとケツ穴が開脚で大胆に晒される。


 ゴギュルルルル♥ グギュルルルルルルル……♥


「「ッッッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?!?♥♥♥♥」」


 そして、破滅の音が鳴り響いた。腹の底から耐え難い苦痛が迸り、透明化したスライムの中で二人は目を見開き、ガニ股をジタバタとさらに暴れさせて必死にもがく。

 だが間に合いはしない。雄の欲がふんだんに詰め込まれた腹は、僅か5秒と堪えてなどいられなかった。


 ぶっっっびぃぃぃぃぃ♥♥♥♥


「「ォ゛♥♥♥♥」」


 まず汚らしい爆音が腹痛を引き継ぐように鳴った。


 ぶりっ、ぶりぶりぶり、ぶびびぶりゅりゅりゅぶぼびびびぶびゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥


「「ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛♥♥♥♥♥♥♥」」


 あれだけ閉じられていた尻穴が開き、腸内が活発に蠢き、噴水と見紛う白濁液の脱糞を開始した。聖女たちのザーメン排泄噴射。白目を剥き上げガニ股を『しゅぴーん♥』と張って、ボロボロのコスチュームと下劣な身体にケツ穴から排出した雄のザーメンをぶちまけて、イキ潮を上げてイキまくる。


「……は、はは。あんなになってもイッてやがる。やっぱり淫売だな――――――あんな連中、もっとウィアードにやられちまえばいい」


 そうすれば『おこぼれ』に預かれるかもしれない――――――自分たちの浅ましさと薄汚さが原因で敗れた聖女を、彼らは最後まで余すことなく嘲笑う。

 役目を終えた聖女たちは下劣な排泄アクメと共に散り堕ちた。街は愚民の望み通りウィアードの手に堕ちた。故に一つの物語に、ピリオドが打たれたのである。






【救いの聖女たちと愚民の悦楽・完】







「主演、無様オブジェクトA役、アニエス・クローデル。無様オブジェクトB役、アルティナ・オライオン」

「準主演、流動怪人役、怪異様。民衆A、B、C、D、E、F、G役、いつかの保存(アーカイヴ)より愉しみし方々」

「演出、脚本指導、全部全部全部全部――――――怪異様」

「つまり最高の主演は――――――怪異の皆様」



「演算終了。《エクフィオン》、アーカイヴ作業完了……本導力映画の『使用回数』は26952147回。あら、歴代最高の〝オカズ〟回数ね♥」



「これならすぐに〝続編〟を作っても良いかもしれないわ。雄が観れば観るほど、演じる雌たちの快楽が強くなる。怪異様も悦んでくれるわ……まあ、怪異様以外の主演に、演じている自覚なんてないでしょうけど♥」




「さあ、続けましょう。カーテンコールのない劇場。演じる者たちが〝本物〟を味わう素晴らしき世界を――――――スレイヴ・ムービー。次のヒロインは、あなたに決めたわ♥」



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