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アイドルの囚人体験


「刑務所でのインタビュー……ですか?」


 美城(346)プロダクション所属のアイドル、高垣楓は縁遠い場所での仕事に小首を傾げて疑問の声を上げた。

 プロデューサー、というより事務所から提示された新たな仕事の内容があまりに聞き慣れないものだった、というのは彼女の反応から明らかであろう。何しろアイドルと刑務所とは非常に相反するという他ない。

 アイドルはメディア露出で煌びやかに歌い踊る職業で、刑務所は何かしらの犯罪を犯した者が罪を償い社会復帰を目指すための場所を指す。まるで繋がりがないと思うのは、当然のことであろう。


「もしかして、慰安ライブでしょうか」


 そこで不意に思い浮かんだのはアイドルらしい仕事、つまりは社会復帰を目指す人々を労うためのライブだ。それなら納得が行く。というより、そうでなければ他に何があるのかと言わざるを得ない。

 刑務所とアイドルはそのくらい個の繋がりが薄く、一口にインタビューと言ってもあまりしっくりは来ないのが実情であろう。楓の問いかけにプロデューサーは曖昧な表情で頷き返した。

 曰く似たようなもの――――犯罪率の低下を目的としたインタビューだと説明され、楓は大体だが事情を把握した。

 説明のし辛さもあるのだろうが、刑務所という場所は犯罪者の温床、という負のイメージを抱いている者は少なからずいる。それにいくら仕事とはいえ、わざわざ刑務所でインタビューを受けるのは良い気分ではないと考える人間もいるはずだ。


「気遣ってもらえることは嬉しいです。けれど、プロデューサーと事務所側が必要と判断したお仕事なら、私は私なりに全力を尽くします……なんて、それこそ大仰に構えすぎているかもしれませんけど」


 だが楓は刑務所や、そこの受刑者たちへの偏見はない。もちろん凶悪な犯罪者が収監されていることだってありえるだろうが、アイドルの仕事にわざわざ絡ませるとは思えない。刑務所内で、という不安はないわけではないが、プロデューサーと事務所が斡旋した仕事ならば大丈夫だろうという安心感もある。

 楓は刑務所インタビューの仕事を受け入れた。仕事の期間は一週間以上と想像より長く、多少疑問を感じはしたが深い違和感を覚えるほどではなかった。実際に行ってみれば分かるだろう。そうして彼女は刑務所へと送迎されるのだった――――――アイドル高垣楓の長く苦しく背徳的な〝インタビュー〟が始まるとも知らずに。




 刑務所内のとある一画。〝彼女〟を収監する上で、その周囲だけは特別に撮影が許可されたため無数のカメラが囲むように動いている。

 厳格な衣装を身に纏った看守と、艶めかしさすら感じさせる囚人服を着た美女。カメラを見ると、さながらAV撮影にでも見えるかもしれない。

 それはあながち間違った表現ではなかった。刑務所が本物を使用し、囚人役が――――――高垣楓という本物のアイドルを使っていることを除けば、だが。


「こちらが犯罪率低下を目的とした【刑務所体験映像】の作成に快くご協力いただいている、高垣楓さんです。囚人番号は『346』番、分かりやすいでしょう?」

「ングッ♥ ンン、ンンゥーー!♥」


 看守は、アームバインダーで後ろ手を戒められ、開脚バーでガニ股を強制された全身ラバースーツの女を高垣楓と呼んだ。とても歌姫と称されるだけの美しいアイドルには思えない、顔面をベルトでキツく締め上げられて鼻の穴を鈎で引っ張り上げられ、口をペニスギャグで塞がれた無様な完全拘束姿を晒した女を楓と呼んだのだ。

 にわかには信じがたい。事情を知りながらカメラを回し続けるスタッフ間ですら、その感情が伝わるほど、ラバースーツ拘束がされたガニ股女の顔は鼻水と涎と涙が滴り、ハッキリ言って惨めで無様でブサイクだ。


「信じられませんか? ほら、目元の泣きホクロをご覧下さい。これは紛れもない高垣楓さんのお顔だ」

「ンンッ、ブゴッ、ん゛ンン……ッッ゛!♥♥」

「おい、うるさいぞ346番!」


 わざとらしい態度でインタビューに応じていた看守が、まともに歩けない拘束状態で身動ぎする楓の股間を、これまた信じ難いことに蹴り上げた。

 もちろん開脚バーより上で蹴り上げたため、股座を直撃こそしたが威力は大したことはないだろう。それでも、アイドルの股間を蹴り上げるという信じ難いことを行ったのは事実だ。


「ン゛ごォーッ!?♥♥♥」


 突如急所を蹴り上げられた楓は、よりブサイクな寄り目になって鼻水を噴き出して悶絶のくぐもり声を上げた。拘束された両脚がガクガクとみっともなく震えている。


「いやはや囚人の躾がなっておらず申し訳ない。これでも一週間近く〝先行体験〟してもらっているんですが、やはりお綺麗な職業柄のせいで中々慣れていただけず……何度かお見苦しいところをお見せしますが、これも犯罪を抑止するためには仕方のないことでしょう」


 犯罪者になれば同じこと、あるいは同じだけの刑罰を受けてもらう。アイドルだろうが例外はなく、罪を犯した者が償う方法に慈悲などない。〝建前〟や〝体裁〟のために用意された理由としては上等なもの、最低限の筋は通っていると言えるだろう。

 ただまあ、それならば楓を嬲る看守の笑みが嗜虐心に溢れた醜悪なものであることは、もう少し隠した方が良いのではないかと思わざるを得ないのも確かだった。


「今は凶悪犯罪者強制用の拘束衣を着せていますが、普段はもう少しラフな格好で過ごしています。ちょうどいいので、彼女が高垣楓であることをしっかりと再確認していただきましょう……おい、余計なことを喋ったら、分かってるだろうな?」

「む゛ぅっ!?♥ ン゛ッ、ン゛ーッ!♥」


 看守が特殊な形状、先端が歪で表面に幾つもイボが付いた警棒を楓の尻にペチペチと当てながら脅しかけると、彼女は必死の形相でコクコクと何度も頷いた。収監の体験からおおよそ一週間で、何があったのかを想像させる光景だった。


 場所を変え、白黒の壁を背にした場所、所謂『マグショット』用の部屋に立たされた楓の姿がカメラに映し出される。

 彼女は顔面のベルト、アームバインダー、矯正用開脚バーを順々に取り外された。残ったのはラバースーツとペニスギャグで、それも順番に外されていく。

 身体のラバースーツは相当な密着性があるのか、インタビュー役の看守以外の数人で身体から取り除かれる。脱がすというより、ひっぺがすという表現が正しいかもしれない。

 高垣楓の裸体は細身の美しさを追求したスレンダーなスタイル、としなやかさを強く印象付ける。が、ラバースーツに何日閉じ込められていたのだろうか。全身が汗で蒸れ、いやらしく下品な輝きと雌臭い香りを漂わせる様は、アイドルといえど所詮は雌でしかないという印象に上書きされてしまう。

 モデルの仕事も引く手数多の高身長スレンダーアイドルのヌードが、刑務所内のマグショットという背徳的な場で曝け出される。ありえない妄想のような光景が現実になり、現場には異様な熱が溜まり始めていた。


「ンォォォォォ……ッ♥♥」


 南京錠が外され、ペニスギャグが口内から引きずり出される。大量の涎と歌姫らしからぬ野太い悲鳴と共に引き上げられたそれは、喉奥に入れるには太すぎる上に長すぎる。それだけで拷問足り得るものだった。

 最後まで引っ張り出されると、楓の喉はゴホッと息苦しさを覚える嗚咽を発し、背を折って何度も咳き込んだ。看守の言葉から推測するに、何日かぶりのまともな呼吸となるのだ。当然と言えば当然の反応であろう。


「チェック!!」

「ッ……は゛い゛っ♥」


 だが、女囚人に休む暇など与えられない。看守の鋭い指示に対し、楓は濁った悲鳴のような返事を返して姿勢を正した。涙と鼻水を拭う暇もない。

 そして正した、と言っても世間一般で知られる正しい姿勢ではない。一週間で矯正されたであろう、膝を折り曲げて両脚を限界まで外側へ広げる品のないガニ股ポージング。そんなことをすれば、秘部どころか尻穴まで正面から見えてしまうような姿勢に〝正した〟のだ。


「検身だ。テメェのその汚い穴をしっかり広げろ! 怪しいモノがないか徹底的にチェックしてやる!」

「はい゛ィ♥ よ、よろしくお願いします!♥」


 楓は両手を股間部に添えると、膣のヒダが見えるように広げる。一週間近くの時間をほとんどラバースーツで過ごしていたため、弄られこそすれど手入れなどされているはずのないマンコは、アイドルとは思えないほどの毛量だった。

 何かしらの薬品が塗られでもしたのか、短期間で伸び生えた陰毛は陰裂の周囲に留まらず腹肉にまで迫り、尻穴の谷間にも豪快かつ下品に侵食している。さながら股間のジャングルめいたそれは、アイドルとしての清純性を剥奪し、人としての尊厳を打ち砕くには充分すぎた。

 明らかに強要されていると分かる笑顔がアイドルらしからぬ痛々しさを感じさせ、常軌を逸したことをさせているという背徳と支配の感覚が男たちの情欲を燃え上がらせる。

 アイドル高垣楓の剛毛マンコが膣内の奥まで激写され、ピンク色の膣壁が恥ずかしげに脈を打つ様が映像に残される。楓ほどの人気なら、この数秒で数千万の価値は付くかもしれないお宝映像だ。


 彼女は続け様に尻穴を広げさせられ、谷間の左右を這って頂点で合流した剛毛を蓄えた不浄の呼び名に相応しい外観から、美しいくらいのピンク肉がヒクヒクと蠢く腸内まで確かめられる。

 当たり前だが、性交と排泄の穴に危険物を忍び込ませられるだけの経験が楓にあるはずがない。まして直前までラバースーツを着せられ完全拘束されていた女が、マンコとアナルに何の道具を隠せるというのか。


「っ〜〜〜〜〜〜〜〜♥」


 分かっているはずなのに、看守とカメラはアイドルが最低な毛触りのマンコとアナルを震える手で広げるあられもない光景を撮影することを止めない。

 犯罪を犯したら、女はこれほど辱められる。おまえたちに人権などないのだ、という理不尽な啓蒙活動の一端を担わされた楓は、真っ赤な顔で泣き腫らしながら恥部を広げ続けたのだった。





「刑務作業外では、他の受刑者と同じ牢屋に入って過ごします。刑務所体験ですから、誰であれ常に同じ立場に立って経験してもらうためにもね」


 飢えた男どもがひしめき合うむさ苦しい牢屋の列に、無数のカメラに囲まれた女囚人が運び込まれる。当然、受刑者たちは色めき立った。やっとこの時間がやってきたか、と。


「なお、刑務作業外で間違いが起こらないよう女囚にはニップレスと貞操帯の着用が義務付けられています。これらの器具には逃走用の仕掛けも施されていましてね。稼働させると」

「え、あっ、いやっ! 待ってくださん゛んッほおぉぉおおおぉおおぉおぉ!?♥♥♥」


 看守に連れられ歩いていた楓が突如として立ち止まり、大きく仰け反りながら両脚をガクンガクンと激しく痙攣させ、汚声を雄叫びのように張り上げた。

 乳首に貼られたハート型のニップレスと、股間を覆う貞操帯。悲鳴の中で、両方から独特の駆動音が鳴っているのが分かる。要するにハート型のローターと、貞操帯型のバイブだ。


「おっおっおぉぉぉぉぉーーーー♥♥♥♥ ん゛ィイ゛ィィイぃぃいぃいぃぃぃいッ♥♥♥♥」


 いきなり最大出力で恥部を刺激されたからか、硬い地面に倒れ込んだ楓がみっともなくのたうち回って情けない喘ぎ声を上げてしまう。AV女優でもそうそうしない下品すぎるよがり方を、もちろんカメラはじっくりと追いかけて、貞操帯付きの剛毛マンコからイキ潮飛沫が上がる姿までねっとりと映し出した。


「このように、逃亡などできないほど強い刺激を与えます。うちは殺傷抜きの人道的な刑務所で通っていますからね。囚人ですから、人権の確保も欠かしていません」


 今し方、アイドルから望まぬ絶頂を押し付けた口で看守は平然と宣う。


 女囚は看守に絶対服従。人権が確保されている中でなら、ちょっとした躾(いじめ)も日常茶飯事であることが示された。

 ならば女囚と男囚の関係はどうなっているのか。なお、楓が体験収監された刑務所の獄中に女性は彼女しかいない、という点は明かしておくべきことであろう。


「ただ、女囚人である以上、格差というは免れません。ああ、誤解しないでください。彼らにできることが彼女にはできない――――――だから率先して、出来ることをしてもらっているだけですよ」

「おぶ……げぇ……れろ、れろぉぉ……おぉぉ、おぶっ♥ ん゛げ……♥」


 牢屋に入れられた楓を待っているのは囚人たちの手厚い歓迎だ。汚れた便所を新人なら率先して掃除しろと〝優しい〟囚人が手を貸し、楓が頭から便座に突っ込む様をカメラが撮影する。

 あまりの嘔吐感からアイドルらしからぬ嗚咽が響くが、新人を歓迎する男たちの手が緩むことはなかった。






「次に刑務、奉仕作業ですが、彼女はアイドルの囚人ですからね。身分で特別扱いするわけではありませんが、ファンを裏切った身であることを鑑みて、彼女に相応しい作業を用意してあります」


 まるで高垣楓が本当に罪を犯し、刑務所に投獄されたかのような口振りの看守。既に楓による刑務所のインタビューではなく、楓を収監した刑務所によるインタビューのようだ。

 実際、興が乗りすぎているのか看守はあくまで刑務所経験という建前すら口にしなくなり、カメラを回すスタッフたちもそれを咎めたりはしない。

 至極当然の結果だが、建前すら失われた理不尽さを一身に受け止めるのは楓だ。己を辱める敵しかいない刑務所で楓が出来ることは、媚を売り、顰蹙を買わないように努め、もはや諦めかけている救いの手を待つことだけである。

 果たしてどれだけの人間が、楓の刑務所体験に関わっているのか。彼女が信用できる人間は、果たして残っているのか。数多くの可能性を理由なく信じられるほど楓は浅はかではない。そして、理不尽なことを強いられ続けて強気を保っていられるほど、気丈な女でもなかったようだ。


 高垣楓の専用獄中刑務は――――――ファンに向けた謝罪映像撮影である。


「た、高垣楓ファンの皆様……げ、激毛おまんこ丸出し、あ、アイドル失格ポーズでご挨拶を失礼します♥」


 手狭な独房の中でガニ股腋見せポーズを取った楓が、腋毛と陰毛とケツ毛を蓄えた姿を惜しげもなく見せつけながら、ヘラヘラと媚びるような笑みをカメラに向ける。どうあっても彼女のアイドル史上最低下劣な笑みの奥には、死にたくなるほどの羞恥が溢れている。


「こ、この度は、私の不祥事によって♥ 刑務所にぶち込まれるなどという醜態を晒してしまいましたこと、大変申し訳なく思い♥ こうして監獄の中から謝罪の映像をお送りさせて、いただいて、おります……♥ え、えっと……その……た、たすけて……誰か、たすけてください……♥」


 そうして困ったように笑う姿は、もうどうしようもないことを無意識に理解した者の、無様すぎる光景だった。

 ファンに向けられた謝罪映像、という名の〝AV撮影〟が楓の奉仕作業である。裏切った相手へ挑発的な裸身映像を送り付けるという、彼女の精神をどこまでも追い詰める悪辣極まりない手段。

 無論、途中で困り顔で助けを求めて同情を引こうが意味はない。腹肉に『♥剛毛無様囚人高垣楓♥』というタトゥーシールを貼り付けた無様すぎるガニ股腋見せポーズで、助けの来ない圧迫感を助長させるカメラに向かって醜態を晒す。


「……わ、腋の下も、おまんこもケツ穴も♥ こんなに汚ったない毛が生え散らかしたらもうアイドルはやっていけませんが♥ 罪を償う囚人としては、合格点をいただけました……こ、これからたっぷりと時間をかけて、このだらしのないドスケベ変態お下品ボディで、罪を償って……償って……い、いやぁぁぁぁぁ!♥ 誰かっ、誰かたすけ――――――――――」






「なお、女囚が問題を起こした場合にのみ専用の独房へ収容し、一晩徹底的に罰を与えてやります。彼女、もうかなり従順だったでしょう? けどたまにああやって反抗するので、何度も念入りに躾(いじめ)てやらないと駄目なんですよ」


 カメラは看守の声を拾い上げながら、トイレのように小さな独房の中にレンズを向けた。


「ん゛ッほお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ゛ッ゛♥♥♥♥♥ ごべっ、ごべんなざい゛ッ゛♥♥ ごべんなざい゛い゛ィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 トイレのように、というよりその独房はトイレなのだ。洋式便器の座る部分に荒縄で縛り付けられ、M字に開かされた股に極太のバイブをマンコに、長さ20センチ以上の回転式ドリルディルドをアナルに、その上乳首までローターを取り付けられた楓が拘束され、抗うこともできずに恥部を蹂躙されている。


「どめ゛でッ゛♥♥♥ どめでぐだざいッ゛♥♥♥ だれかァーーーーーー♥♥♥♥ だずげでええぇぇえぇぇえぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


 媚薬を絡めた淫具はどれだけ泣き叫ぼうが無機質に女囚のマンコを貪り、アナルを取り返しがつかなくなるほど拡張し、乳首を震わせて辱めながらイキ潮を彼女の身体と汚い毛に撒き散らす。


「ん゛ほお゛へぇえぇえぇえぇぇぇえぇぇぇえぇぇ〜〜〜〜♥♥♥♥♥ ゆるじでッ、ごめんなざい゛っ、ゆるじでぇぇぇぇぇぇえぇぇ♥♥♥♥ イグッ、もうイッぢゃう゛ぅうぅぅぅうぅぅうぅぅぅうぅぅぅ♥♥♥♥♥」


 当然、許されるはずもない。彼女が解放されるのはこれから一週間は先のことだ――――――もっとも、解放されたところで高垣楓の尊厳も、人権も、何ら保証されるものではないのだけれど。



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