妲己悪辣ノ章
Added 2024-01-31 09:19:57 +0000 UTC「ハァイ、長政さんの奥さん。お市さんって呼んだ方がいいかしら、うふふ」
女が縄に縛られて押し倒された女性に向かって、微笑を浮かべて挑発する。その笑みは蠱惑的で、人を貶める魔のものだ。
しかし女性は、少女と見紛う美しさの容貌を持った彼女は一歩も怯むことなく睨み返してみせる。
「妲己! よくもあのような卑劣な手段を……!」
「あはは、戦場に卑怯も何もないのはどこだって常識じゃな〜い? むしろ、長政さんが愚直バカすぎると思うんだけど」
オロチ軍の将にして数多の妖術を扱う女狐の妲己と、反抗軍の戦国武将の妻であるお市。相容れることのない両者が、現状明確な格差を感じられる姿で向かい合っている理由は両者の会話から想像に難くない。
お市の伴侶である長政率いる反抗軍は妲己の仕掛けた罠にまんまとはめられ、捉えられてしまった。以前のように人質を取り、戦力として扱う腹積もりかと考えられるところだが、妲己には異なる考えがあるようで、あえてお市だけを自身の前に引き連れてきたのだ。
「長政様を侮辱することだけは許しません!」
「わぁー生意気ぃ。私が足を引っ張りました、ごめんなさい長政様〜って素直に言えないのかしら」
キッと妲己を睨みつけるお市だが、如何に魔王を名乗る英雄の妹とて、この状況で出来ることなどありはしない。
占拠された城の中は、妲己とその軍勢が蔓延りもはや逃げ場などない。天守閣に我が物顔で立つ妲己と、拘束だけではなく長政たちを人質に取られて心身ともに身動きが取れないお市。力の差は歴然であった。言葉や視線でのみ行われる抵抗など、妲己にとってはあってないようなものだ。
この美しき俎の鯉をどうするかは妲己次第だ。戦力として活用する気がないのなら、いっそのこと始末するつもりなのか。否、快楽を望む妲己がそのような面倒事を好むはずがない。
「ま、いいわ。ねぇ、お市さんの縄を解いちゃってくれる?」
「っ!?」
お市は妲己の考えが読めず、目を見開いた。彼女は周囲の虻に、苦労をして取り付けたお市を縛る縄を解くよう命じる。虻たちも困惑することなく、あっという間にお市を解放した。
「……何のつもりです?」
「あら、すぐに逃げ出すと思ったけど意外と冷静ね」
困惑しながら立ち上がったお市だが、安易に逃げる素振りは見せない。雑兵の虻だけならまだしも、目の前の相手はあの妲己。悪辣な手管を生む知略は、悔しいがお市も認めるところだ。彼女とて戦国の世を生きる女子。童のように楽観的な選択はしない。
何が起きるのか分からない、考えが読めない状況でも姫として毅然とした態度のお市に対し、妲己は未だ楽しげに嗤う。どれだけ警戒しようと無駄だとばかりに。
「んふふ、素直なお市さんにとってもお得なご提案があるんだけど、聞く?」
どうせろくでもないことだと理解はしているが、お市は唇を噛み締めて妲己の言葉に頷き返す。今その双肩には、愛する者の命がかかっているのだ。おいそれと拒絶はできず、だからこそ妲己は嗤っている。
「今から私と決闘しない? お市さんが勝ったら、長政さん共々解放してあげる。あ、もちろん無事に返してあげるわよ。私、賭け事では嘘を吐かない主義だから」
「な……」
その微笑から繰り出された提案に、お市は虚をつかれた。明確に有利な立場にある妲己から、お市に得しかない条件を提示されるとは思いもしなかったのだろう。
「もしも、市が敗れたら」
「わざわざ言わなくても分かるでしょ? 一生私の奴隷として飼ってあ・げ・る♥」
当然、条件に理不尽が加わる。勝てば無条件で全軍を解放。負ければ、お市がその身を差し出して義と愛を失う。
一瞬恐怖に呑まれかけたお市だったが、人質全員の無事と己の身。どちらが大切かは考えるまでもないことだった。
「その申し出、お受けします」
「そう来なくっちゃ。場所はここでいいわよね?」
「構いません。すぐに、始めましょう」
迷いはない。雑兵たちの慰みものにされることすら想像したお市からすれば、妲己を倒せば全てが解決するというのなら躊躇いはない。
倒した後、妲己が約束を反故にするのではないか。それはもちろん充分に懸念しなければならないが、まずは勝たねば意味のない話だ。
決闘の申し出を受けたお市は武器を構え、美しい容貌に凛々しい表情を浮かべた。妲己は、相も変わらず、いいや、先ほど以上に悪辣に嗤って言葉を発した。
「んもう、決闘の〝内容〟をしらないのにやるつもりなのぉ? お市さんってば夫婦揃っておバカなんだから――――――」
ニヤリとより笑みを深め、妲己は小馬鹿にしきった物言いを重ねた。
「決闘は、互いの身体を仲良く弄り合って、先にイッちゃった方の負けよ♥ ただし、私はお市さんを責められるけど、お市さんはダーメ♥ せいぜい頑張ってオナニーしてなさい♥」
「お、おな……?」
「ああ、そっちの文化だと言い方が違うんだっけ。自慰、要するに自分で慰めることよ。慣れてるでしょ?」
慣れてはいないが、知ってはいるとお市の赤面は告げていた。
「わ、わかりました。私は己を慰め、あなたは私を責め立てる……その勝負、改めて受けて立ちます」
「あーダメダメ。ちゃんとオナニーします。頑張りま〜すって言わなきゃ。もっと砕けた感じで、ね♥」
「っ……お、おなにー、努力いたします……♥」
だが、お市は羞恥の感情はあれど、なぜか妲己が突きつけた決闘条件のおかしさには全く言及しなかった。明らかに不条理、違和感があるなどという次元にはない条件、とどのつまり相手が一方的に責め立て、自分は実質的にその助力を行うという、決闘の体裁すら成していないルールをお市は受け入れると言ったのだ。
妲己の策謀は既に張り巡らされていた。お市が抱いた警戒心は遅きに失したもの――――――常識改変の術。優れた妖術使いである妲己は、思考の一部分を改竄する妖術をお市に仕込み終えていた。
「よく出来ましたぁ♥ それじゃ、邪魔なお洋服は全部脱いじゃってね〜♥」
「そ、そのようなことまで……!?」
「は? 当たり前でしょ。お市さん、お服着ながら長政さんとセックスしてるの? 下々の人に迷惑をかけちゃう系の我が儘お姫様だったりする? じゃなかったら、オナニーで服の脱ぐのが常識なくらい、受け入れられるわよねぇ?」
妲己に捲し立てられ、お市は唸るように羞恥を発露することしかできない。確かに、愛する者と交合うのに服を着る道理はない。全てをさらけ出すことが愛であり、汚れたものを洗うのは下々の人間がすること。必要なことと無意味な労力を分けて考えるべき。
あからさまな無茶を吹っかけているというのに、お市の中では妲己の〝正しさ〟を突きつけられ、致し方なく受け入れる思考が生成されつつあった。正しきを成す者が、悪を成す者に正されるなどそれだけで醜態だ。
長政の妻として恥じることのないように、お市は妲己に従い裸体を晒し出す。伴侶以外の目がある中で羞恥を耐え忍びながら着物からはだけた白磁の如き肌を見せる。
「こ、これで、良いでしょう!」
「うんうん、良いわね〜。こんなエッチな身体を毎日抱ける長政さんが羨ましいわ♥ ま、今日からは私のものだけど」
「市は、決して負けません! 長政様の名誉に恥じぬ決闘にこの身を捧げます!」
戦国時代の武将は、何より名誉という誇りを糧とする。妻たるお市がそれを汚すわけにはいかないと、彼女は一糸まとわぬ姿で堂々と宣言をした。
必ず勝つと宣言した通り、恥を堪えて股に手を当てる。豊穣の陰毛を掻き分けて、秘部を指で優しく弄っていった。
「ふぅ、ん……はぁ……♥ あ、ぁ……♥」
長政を想い火照る身体を慰める。王道にして普遍的な自慰行為も、戦国の世において絶世と称される美女が行えば相応の余興とはなる。
「えー、お市さんったら、それでオナニーのつもりなのぉ? ちょっと残念すぎるな〜」
だが、快と悪を成す女狐からすれば、それは子供の児戯に等しく、言葉が示すように取るに足らないものだった。
妲己に言わせれば使命感で行う自慰行為など何の価値もない。快楽を貪るのなら、本性を獣の如く表してやるべきだ。もっとも、お市が絶頂が敗北の決闘で自慰行為という腹切りに等しい行為をしてしまったのは妲己の術が原因であり、不満を持つことも彼女の自作自演でしかない。
そのことを指摘できる人間はこの場にはいない。ここにいるのは痴態を嬉々として見守る者たちと、哀れで無様な姿を晒す人間のメスだけだ。
「残念なオナニーしかできないお市さん♥ 私が手伝ってあ・げ・る〜♥」
「妲己、何を……!?」
お市の前に立った妲己は、己の長い爪に妖しげな光を纏わせ、身動ぎするだけで揺れる豊満な美乳の先端に触れた。
スリ……スリスリスリィ……♥
「あっ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜♥♥♥」
瞬間、お市は長政にさえ聞かせたことのないマヌケな嬌声を上げた。乳首から脳天を突く快感が一気に駆け抜け、鼻の下を伸ばした蕩け顔を無意識に浮かべ、股間に這わせていた指がびちゃびちゃになるほどの愛液を撒き散らしてしまう。
妲己の指がただ乳首に触れただけで、お市は長政の肉棒で突かれるのとは比べ物にならない快楽を覚えた。もう二度と、かの英傑の魔羅では満足できない本物の快感というものを教えられた。
「ふふ、お市さん気持ちよさそ〜♥ もしかしてぇ、もうイッちゃった?♥ イク時はイク〜って、ちゃあんと宣言しないとダメよぉ?♥」
「はっ、はっ♥ 市は、そのようにはしたない、ことは……んひぃぃぃぃぃッ♥♥ こ、擦るのお止めくださいぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜♥♥♥」
もう充分にはしたない声を出している。いっそマヌケと言っても差し支えない嬌声を吐き散らし、お市は乳首の快感で足腰すら耐えられずにみっともなく落ちていく。
乳首を指で擦るだけで愛する者の魔羅より奥に快楽が届けられたお市の子宮が、極上の歓喜に打ち震える。妲己の淫術は凄まじい。そして、人間とは比にならない快を知り尽くした女狐にとって、人の愛による目交いなど所詮は遊びだ。対して妲己のそれは、遊びは遊びでも程度が違う。人間同士の快楽を知っていればいるほど、彼女の与える本気の児戯の恐ろしさを思い知る。
性感帯を単純に責め立てるだけではなく、その周りから屈服させる。色素の薄い乳輪を淫気を纏う指で『クルクルクル♥』と円を描き、お市の絶頂をコントロールする。
「あはあああぁぁあぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~んっ♥♥♥」
「あはは、『あはぁ〜ん』だって♥ お市さん、長政さんとのセックスでいつもそんな声出してるのぉ?♥ 確かにはしたないわねぇ〜♥」
「ち、ちがっ、市は、あぁんっ♥♥ あっあっあっ♥♥ あ゛ぁ゛ぁ゛っ、ひぃぃぃ♥♥ 乳頭が♥ 震えて♥ おっほ♥ ひぃぃ、あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛っ♥♥♥」
真っ赤に充血した乳首の周囲を執拗に撫でられ、お市はくびれた腰をクネクネと捩らせ、自分でも信じられないほど下品な声を上げてしまう。
いっそ一思いに乳首を抓ってもらえたら、気持ちよくも苦しい快感から解放されるはずなのに、と決闘を忘れて考えてしまう。
(はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜♥♥ は、はしたないことなのに♥ こんな♥ 指先で撫でられるだけで♥ 長政様のお手よりも♥ よりもぉ♥ こんなの、だめぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥)
よく耐えている方だ。本当に決闘を忘れたならば、今すぐにでもその心を吹き曝しているはずだ。
もっとも、風前の灯火とはお市を指す言葉。そう取られても過言ではないほど、彼女は立っていることが不思議なくらいによがり狂っていた。
「ふー♥ ふぅ〜っ♥ はあ゛ぁ゛ぁ゛♥♥ あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥」
「ほらほらぁ、ちゃんとルールには従わないとだぁめ♥ しっかりオナニーしなさい♥」
乳房の快感が留めていた手が妲己によって導かれる。その手は、彼女が指先に込めた淫気が乗り移る。
「ん゛ッほひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!?♥♥♥♥」
つまりは、秘部に自らの手でトドメを刺してしまったようなものであろう。
淫気を纏った手が股を擦った瞬間、お市の膣穴から今までとは比べ物にならない量の汁が噴き出した。彼女も汁の噴射など初めての経験で、それが潮吹きという女にとって一番気持ちいい絶頂であることを知った。
「い、イクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」
仰け反り舌を出し、夫には見せられたものではないマジイキ顔で絶頂を吐き出すお市。乳首をみっともなく痙攣させ、秘部から水柱の如きイキ潮をぶちまけた。
腰砕けになり遂に崩れ落ちるお市を見下し、指先についた愛液を味わい深く舐め取りながら妲己は言葉を発した。
「えー、お市さんもうイッちゃたのー?♥ イクー、って本当に言っちゃうなんてだっさぁい♥ ……ふふ、じゃあお市さんは、これから私の奴隷ってことでいいわよねぇ?♥」
「……ひっ♥ い、いや、許して……な、長政様、市をお救い、ください……っ♥」
敗北したらどうなるのか、覚悟をしていなかったわけではない。だが、あまりに呆気なく負け(イッ)てしまい、心の整理ができないらしい。
四つん這いでケツを情けなく振り乱し、妲己の前から逃げ出そうとしていた。
「はぁ、ていうか残念なんですけどー♥ もっと遊べると思ったのにな〜♥ ていうかぁ、逃げられると思ってるの?♥」
えい、と妲己が指先を回して術を発動させる。指が描いた円は加速度的に広がり、無様に逃げ惑うお市の眼前に穴を開けるまでに至った。
「へぶぉ!?♥」
マヌケな声を上げ、お市が穴に突き刺さる。空間に空いた穴は彼女の細い腰をギュッと挟んで逃さず、ジタバタと暴れる下半身だけが取り残されるという逃げ惑う以上に無様極まりない姿が晒された。
尻の前にしゃがんでペチペチと手のひらで叩き、彼女の醜態を妲己が嘲笑する。
「ほんっと惨めで可愛い♥ あっちで沢山可愛がってあげるから、大人しくしてなさい♥」
妲己の指先に再び淫気が迸る。だが、その術は先のイカせる程度の淫気とは比べ物にならない。妲己は、その尖らせた指先を不浄の穴へと突き刺した。
「ん゛ほーーーーーーーーーッ!!?♥♥♥♥」
ずぷりと生々しい音を立て突き刺さった指先に、穴の向こう側からお市が下品すぎるイキ声を上げた。妲己の淫気は、その声に呼応するように尻肉全体に循環し、彼女の美尻にゆっくりと因果を刻みつける。
「ふふ、これは契約の因果。これを刻まれた人間は、あらゆる関係性が断ち切られ、初めから私の奴隷だったっていう事実に上書きされる――――――さあ、初めから私の奴隷だったお市さん♥ あっちでたぁぁぁぁぁぁっぷり、楽しみましょう♥」
指が一段と強く突き刺されると、尻肉にじわりじわりと浮かび上がる『奴隷』の二文字。因果の成立まで、お市が改変を振り払うことができたのなら、彼女がこのまま仙界へと堕ちることはないのだろうが。
「う゛ぃ゛ぐぅぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥ い゛ん゛ぐお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥」
その汚らしいイキ声の主がそれを成し遂げることができる気品を残しているのならば、だけれど――――――――