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十六夜ノノミのダンジョンチャレンジⅠ

ちょっと特殊な事情で、本編の半分ほどを上位プランで公開いたします。ノノミ×エロトラで抑えが全く効かず、最上位の尺じゃねぇなこれとなったので趣味で盛った分はせめて上位プランで公開することにしました。

前半だけでも普段書いてる一作くらいのボリュームはあります。もしかして思っていたより私はノノミという子をめちゃくちゃ好きなのでは?無様させたいのでは?と気づきました。デカパイとデカチチの温厚な女の子に弱い。


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 アビドス高校の借金が加速度的に増え、より深刻な状態になってから数ヶ月。彼女たちに相談ができるほど信頼のある大人はおらず、現れもしなかった。

 十六夜ノノミは学校の存続のために駆け回った。もはや月々の負債返済すら立ち行かなくなった今、多少の危険は承知の上で返済金を稼ぐことのできる手段を探した。彼女の持つカードではなく、彼女自身の力で手に入れた金で学校の借金を返済するために。

 そしてノノミが見つけ出したのは〝大人〟が運営する非合法のカジノだった。出処が分からない金であり、噂の一説でしかないがアビドスの返済金まで紛れ込んでいるという。無論、汚れたお金で借金を返済したところで、慕う先輩は喜ばないと分かっていはいたノノミだったが、学校がなくなってしまっては全て意味がないことだと、意を決してカジノを訪れた。

 生徒であり、未成年のノノミはカジノの大半が立ち入りを制限される。学園都市キヴォトスでありながら〝大人〟のために作り出された場所、それが非合法カジノだ。それでも何とかして逆転の賭けを求め駆け回るノノミの姿は、運営側に認知され、意外な提案がなされた。


 カジノの中で最も人気があるギャンブルに参加してみないか、と。それは当人の賭け金を必要としないギャンブルで、元金すら苦労するノノミからすれば寝耳に水で、まさに渡り船の提案だった。

 当然、上手い話には裏があった。そのギャンブルは大勢の観客たちが見守る中で行われ、彼らの賭け金を挑戦者が背負うというもの。挑戦者が賭け金を必要としない理由とは、つまるところ身体、その身一つが賭け金の代わりだったのだ。

 挑戦者に選ばれた生徒は、大勢の観客が見守る中で【ダンジョン】に挑み、踏破を目指す。観客は生徒に【ダンジョン】を攻略させてどこまで進めるのかを賭け、挑戦する生徒はもしも最後までクリア出来れば賭け金を総取りできる。

 一方で、観客にのみ賭け金を差し出させるため、生徒側にも参加以外のデメリットが存在する。もしも【ダンジョン】内で気絶してしまった場合、その生徒は負け犬として全ての人権を奪われカジノの所有物となる。身体そのものを賭け金とした代償の最大値を強制的に支払わされるのだ。


 非合法というだけはあり、デメリットはあまりに絶大。しかし、賭けの踏破に成功した時のメリットも破格だった。生徒の見た目が良ければ良いほど、賭け金も上乗せされていく。幸運なことに、ノノミの容姿は非常に淡麗で、体つきも子供とは思えないほどにグラマラスだ。目を奪われる観客は、カジノの用意した観客席が足らなくなるほどだった――――――そう、観客を取り入れた時点でノノミの参加は決まっていた。

 身を切るギャンブルの危険を感じていたからこそ、賭け金次第で参加すればいいという甘言に乗ってしまったノノミは、完全な了承ではない参加表明のみの段階で集まった賭け金に絶句した。借金の半分以上を返すことのできるその莫大な賭け金を前にして、彼女は首を縦に振る以外の選択肢を実質的に失った。

 もしリタイアすれば、ノノミは非合法カジノの所有物。多くの大人が集う場所に、救いの手など期待はできない。元より違法であるカジノと分かって訪れたのだ。そのような甘えた考えは否定せざるを得なかった。だが大きなリスクの対価は確保されている。ノノミが【ダンジョン】を制覇した暁には、手に入れた賭け金を全て借金の返済に当てる。残った金はカジノ側に差し戻すことで、手切れとする約束も取り付けた。

 どこまでが真実なのかは分からない。ノノミは大人のやり口をほとんど知らない。だが子供らしく希望を信じ、無垢に、アビドスのために【ダンジョン】へと参加する意志を決めたのだ――――――――



「こんにちは〜、十六夜ノノミです! ゴールを目指して頑張りますよ〜☆」


 【ダンジョン】の中でノノミはできるだけ明るく手を振り挨拶をする。内心では罪悪感や緊張が綯い交ぜになって表向きのテンションと心境がかけ離れているが、カジノオーナーが観客に対して媚れば媚びるほど良いと言っていたため、仕方なく普段通りのおおらかさに愛嬌を足して気丈に振舞っていた。


(……この格好、凄い人たちに見られてるって考えたら……ううん。恥ずかしいけど、我慢しなきゃ)


 【ダンジョン】入りの指定はそう多くはなかった。観客へ差し出す〝身体〟の愛嬌を良くすること。その延長線上で服装もそれとなく誘導され、ノノミは愛用するイエローカラーの水着を着用した。強制ではなかったが、拒否すれば賭け金に影響を及ぼしかねないと、事実上選択肢は一択だった。

 遊びに出かけるのならまだしも、想像し難い人数に肌色が過剰なビキニ姿を見せていると考えると、どうしても羞恥と、そういった性的な嗜好を持つ大人たちに嫌悪の感情を抱いてしまう。

 今はそれをおくびにも出さない。攻略さえすれば、八方塞がりだった借金返済の目処が立つ。このままでは、学園どころか生徒たちの生死すら危うい状況を己の努力で改善できるのなら、この程度の辱めは耐えられる。

 非合法な手段とはいえ、希望と覚悟を定めたノノミは【ダンジョン】へと足を踏み入れた。武器類の持ち込みは許可されており、愛用の機関銃と類稀な膂力を以てノノミはゴールを目指して歩き出した。


「ダンジョン……って言うよりは、研究所みたいです」


 ダンジョンというと、古めかしい遺跡や塔を想像する。ある種の共通認識を裏切って、カジノが用意した【ダンジョン】はあらゆる場所が機械仕掛けだ。ノノミの機関銃でも破壊に時間がかかりそうな金属の壁が、目視では果てが見えないほど続いている。時には曲がり角も見つかるため、そういった意味ではダンジョンらしさが見受けられた。

 どんな仕掛けが襲ってくるか分からない。非合法のカジノが用意した【ダンジョン】と、多くの観客に気に入られたノノミの容姿と身体。その組み合わせは風景に対する共通認識以上に想像に難くなかった。

 警戒しながら進むノノミだったが、彼女が案じる何かが起きる前に、機械の扉の前に辿り着く。

 扉はピタリと固く閉ざされており、パッと見たところ取っ手や操作盤などはない。真上にカメラが取り付けられているくらいで、手で開けるという行為を徹底的に否定する作りだった。


「えっと……どうすればいいんでしょう」


 困り顔のノノミが呟くも、観客の視線や声は彼女に届かない。答えが返ってくるはずもなく、少女の愛らしい顔が眉を顰めた表情が上部のレンズに映るだけだ。

 無理やり壊して進むべきか、と機関銃を構えるノノミをカメラのレンズは無機質に映し取り――――――扉が機械音を立てて不意に開いた。


「へ?」


 ノノミからすれば、何もしていないのに開いた扉に首を傾げる他なかった。自動ドアだったのだろうかと考えながら、開いたのなら進むべきと答えを持たないままノノミは歩き出した。


【十六夜ノノミ/身長:160cm/スリーサイズ:120・63・99/乳輪:7cm/肛門:3cm/陰毛:濃いめ】


 たった今、自分の裸体が【透過トラップ】によって観客の前に届けられ、己さえ知り得ない詳細な数値まで可視化されているなどとは夢にも思っていなかった。

 一挙手一投足は全てモニタリングされている。それはノノミが考えていた以上に、だ。ビキニが支える重みのあるPカップの汗ばんだ谷間から、時折食い込む水着の尻ポジ直しの仕草、足裏が垣間見える歩みに至るまで。グラマラスでありながらくびれた水着少女の身体は、彼女が考えている何百倍も視姦されていたのだ。少しでも気づいていたならば、顔を真っ赤にして身体を隠していたのだろうが、常識から逸脱した状況であり、直接的な視線を感じられないこともあって、ノノミはビキニが外れそうなほど揺れる爆乳とデカケツを無防備に晒してしまっていた。

 彼女の透過裸体は水着で闊歩する少女に盛り上がる観客たちに届けられ、その情欲を加速させた。現時点での脱落を予測するものは当然おらず、可愛らしい爆乳生徒が爛漫に探索をする姿を楽しむ余興の時間だった。しかし、情欲によって無垢な少女を味わう時間は終わりを告げた。ここから先は〝大人〟が愉しむ時だ。


「あ、お部屋を見つけましたよ〜☆」


 自分の身体が触れられずして食い物にされているなど露知らず、ノノミは発見した部屋の扉に喜びを露にした。先ほどと違い、開閉用のパネルが取り付けられ、手をかざすと機械音と共に道が開かれる。

 【ダンジョン】は迷宮になっていて、時には部屋の中が正解のルートである可能性もあると彼女は聞いていた。そのまさにな部屋を初めて見つけたノノミは、何の警戒もせずに中へ飛び込んでしまった。


「? なにも見当たらない、ですね?」


 てっきり何かの仕掛けや、罠、敵が待ち構えているとノノミは考えていたようで、構えた機関銃の標的すらないと拍子抜けな顔色を伺わせる。

 部屋の中はさしたる広さはなく、相変わらず機械的な作りで変哲や目新しさは見られない。外れの部屋だろうかと思い、引き返そうと振り返ったらノノミの眼前で――――――扉が閉じた。


「あ……っ!」


 罠だ、と察した頃には遅い。慌てて扉に駆け寄るが、外からしか開けられない仕組みだ。ならばと機関銃を構えた直後、密室内のトラップが起動した。


 プシュウゥゥゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜♥


「っ!? あ……けほっ、げほっ!」


 部屋の排気口からガスが注入される。視界不良になるほど濃い色のガスに、ノノミは対処しきれず大量に吸って咳き込んでしまう。

 遅れて口元を塞ぎ、ガスが完全に充満した周囲を見渡す。まさか毒ガスか、一気に追いやられた危機的状況に最悪の想像を重ねてしまうノノミだが、答え合わせはすぐに出た。


「ん……んんんっ!?♥ んふぅぅぅぅぅ……っっ!!?♥♥」


 身体が猛烈な熱さを帯びて、ノノミは目を見開いて腰をガクガクと打ち震わせながら甘い吐息を発した。


(こ、これだめっ♥ 絶対、だめな、もの♥ んっふ♥ 身体がおかしく、なっちゃうぅぅぅぅ♥ 熱いッ、お腹の下から熱くなって♥ あぁぁぁぁぁんっ♥ き、気持ちよくなっちゃうぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜♥♥)


 常軌を逸した熱が全身を愛撫するかのように循環を始め、立っているどころか、今すぐのたうち回って叫びたくなる。

 媚薬ガスを思いっきり吸ってしまったノノミの身体は、一瞬にして調教された奴隷より過敏な性感を手に入れた。


 ミチミチッ♥ ムチムチムチムチィ……♥♥


(うそ♥ 身体がおっきくなって……や、やだ♥ 水着が切れちゃうぅぅぅぅ♥)


 しかも媚薬は肌から吸い込まれ、身体の一部分が急速に肥大化を始める。よりにもよって水着に守られていた恥部が音が鳴るほど卑猥な成長を企てる。

 このままではマズいと急ぎ部屋の出口を探して視線を巡らせたノノミは、壁の一部に穴が空いているのを見つけた。


(あの穴から出られれば……!)


 刻一刻と変化する身体に、ノノミは脇目も振らず走り出した。媚薬ガスが充満した部屋を一刻も早く通過するために、硬い壁になぜか空気の循環から免れている不自然に空いた穴を一心不乱に目指した。全身の敏感化と恥部の肥大化を堰き止めなければと、ノノミの思考は凝り固まって停止する。

 穴の前についたノノミは、後先を考えずに機関銃を放り込むと、自身も四つん這いになってくぐり抜ける。爆乳を上手く抱えて上半身をくぐらせることに成功したノノミは、外と繋がって媚薬ガスから逃れた光景に、ようやく息を安堵の吐き出すことができた。


「はぁぁぁぁ……た、助かりましたぁ。んっしょ……んんんんん……ッ!!」


 あとは密室側に残された下半身を引きずり出すだけ、だったのだが。


「んっ、んくぅ! ん〜〜〜〜〜〜〜……はぁ! だ、だめ。抜けないぃ……っ!」


 上半身が運良く抜けられた丁度良い穴は、運悪く肥大化しきった下半身にとって酷な結果が待っていた。腰までは何とか上半身側に抜けられたが、たわわな尻肉がミチミチと穴の隙間を塞ぎ、押すも引くも難しいほど引っかかったのだ。

 ちなみに、観客の目には壁にみっちりと阻まれたデカケツが卑猥な肉を揺らし、ムチムチの太ももを蓄えた両脚がジタバタとみっともなく足掻く光景がしっかりと中継されている。その圧倒的なサイズ感に、現時点での敗退を予想した観客たちは様々な意味で大盛り上がりだ。

 目視でも元の爆乳と同じサイズはありそうなデカケツは、一見して脱出不能の壁尻と化したように思えた。


「あ……!」


 だが、ノノミにはまだ手段が残されている。視界を遮るほどの爆乳の下に、放り投げた機関銃を見つけたノノミは、それを持ち上げんと必死に手を伸ばす。


「ん、んんぅぅ……あと、ちょっとぉぉぉ……っ!!」


 あまりに大きな爆乳に遮られている上、落ちた位置もかなり都合が悪く、全力を尽くしても指先が届くかどうかである。それでも諦めずに手を伸ばし続けるノノミだったが、もちろん取り残された下半身の時は止まっているわけではない。


 彼女が知り得ない光景であろうと観客は知り得る。

 壁穴にハマり切ったデカケツは元のサイズから逸脱しすぎて、彼女の水着が際どいという言葉では足らないTバックと化している。

 その際どいラインは、いっそ穿いていない方がマシと思えるくらいだ。くい込みが行き過ぎて、不浄の穴がその皺を覗かせ、秘所は濃厚な陰毛が思いっきりはみ出している。ジャングルのように茂ったベージュの剛毛は、元のサイズであっても水着で隠せる毛量ではない。恥部の肥大化に釣られて増毛まで始まっているのだ。

 そして、ノノミが知らない変化は彼女の身体だけに限ることではなかった。媚薬ガスの噴出が終わると、取り残された壁デカ尻を生体感知。生徒がまだ部屋に残っていると判断し、トラップを継続発動させる。

 近くの壁から飛び出した人間の手を精巧に再現し、無慈悲なAI制御により人間ではできない技術を持つマジックハンドが、肥大化した卑猥なケツ肉の蹂躙を開始した。


 モミモミモミモミ♥


「おほおぉおおぉぉぉぉぉッ!!?♥♥♥」


 まず手始めにとデカケツが揉みしだかれる。人間の両手でも揉みきれない巨大な面積も、作られた無数の手であれば全面をカバーできる。指が沈み、たわわで艶めかしいケツ肉が波を打つと、分厚い肉から溢れた快感が脳天を突いてノノミにあられもない嬌声を張り上げさせる。

 デカすぎる桃尻をマジックハンドは絶え間なく揉みほぐす手の動きは止まることを知らずとも、他の手は情け容赦なく獲物を定めていった。


 ぐちゅぐちゅぐちゅっ♥ ぬちゅっ♥ ずちゅぬちゅぬちゅちゅぐちゅうっ♥


「お゛ぉ゛っ゛♥♥♥ だ、だめだめだめぇぇぇぇぇ♥♥♥ ほっ、お゛ぉ゛っ、んっほ♥♥ お゛ぉ゛お゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛お゛お゛ぉ゛っ゛っ゛♥♥♥♥」


 剛毛を容易く掻き分けた指が膣穴に潜り込み、壁を擦る細かな動き、手マンでノノミを激しくイカせた。もちろん人間の行う手マン、オナニーなどとは一線を画した技術と速さに、ノノミの股座から猛烈な勢いの水飛沫が迸った。

 おんおんと泣き喚くノノミは、未だ一縷の望みにかけて震える手を伸ばし機関銃を拾い上げようとするが、激しい絶頂の故に爆乳が無闇矢鱈に揺れて左右に『バチンバチンッ♥』とカスタネットのように打ち付けられて音を立て、両手を退かして中々上手くいかない。


 こちょこちょこちょこちょこちょ〜〜〜〜〜〜♥


「あはははははははははっ!!?♥♥ はっ、ははっ、はひっ、いひひぃぃぃぃぃぃひひひひひひひひ!!?♥♥ くっ、くしゅぐっひ♥ くしゅぐったひぃぃいいぃいぃぃいいぃぃ♥♥ あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!♥♥♥♥」


 無数の手は次なる標的を絶え間なく動く足裏に定めた。上下にカクカクとみっともなく喘ぐ足を掴んで拘束し、発情と興奮の汗が滲んで『むわぁ♥』と匂い立つ足の裏を指先でくすぐる。ノノミはゲラ笑いをしながら堪らず涙と鼻水と涎を撒き散らす。過敏な足裏をくすぐられ、笑いながら絶頂する無様を晒した。

 無数の手が次なる場所に触れようとする。ケツ肉を揉みしだく手の一部分が巨大な尻臀にむにゅりと指を入れ、左右に引っ張り不浄の穴を露出させる。増毛がいよいよ皺の周囲に差し迫ったノノミのアヌスに指先が触れる――――――


「っ……あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 その瞬間、掴み取った機関銃を振り上げ、壁に向かってトリガーを引く。発射体制などあったものではない勢い任せの掃射だったが、彼女の驚異的なフィジカルと、皮肉にもデカケツがくい込み固定された身体によって壁を撃ち抜く銃撃によって拘束状態は見事に破壊されたのだった。



「はぁ……はぁ……う、うぅぅぅ……」


 媚薬ガスと思わぬ壁尻罠をくぐり抜けたノノミは、しかししばらくの間立ち上がることができなかった。浮かべていた強がりの笑みはなく、しゃがんで言葉もなく嘔吐く。

 トラップを抜けて攻略ルートに戻ることはできたが、身体は元に戻らない。身を焦がす情欲に加えて、卑猥で下品に変貌したアンバランスな身体を見られたくないと足を止めてしまったのだ。

 Pカップだった爆乳はYカップへと数段飛び辿り着き、爆乳を包んでいた水着でさえマイクロビキニのように縮まり、ミチミチと音を立てている。皿のように大きな乳輪ははみ出し、親指と比べられるほど太い乳首が完全に浮いている。

 下半身はヒップサイズが跳ね上がり、ビキニはTバックのように埋もれてくい込み、ムダ毛は鼠径部を完全に覆うほど侵食してしまっていた。

 過剰なデカチチデカケツ剛毛化、それも不可逆かもしれない変貌という【ダンジョン】の洗礼を受け、ノノミはいきなり心をくじかれかけていた。彼女の絶望した姿を前に、観客は盛り上がっている。ノノミは、己の恥も外聞もなく下品なだけの身体になり、視姦の餌食になっていることを自覚した。

 動きたくない。恥ずかしい。ここから帰りたい。身体を元に戻して欲しい。多くの弱音が膨らんだ大きすぎる胸に去来するが、ノノミは涙を拭いて立ち上がった。


「……い、行きます。絶対に、ゴールへ辿り着いてみせますから……!」


 ここで止まっては全てが無意味になる。どんな姿になろうとも、アビドス高等学校の十六夜ノノミとして彼女は立った。下劣な責め苦に屈したのではなく、撃ち飛ばしたと考えよう。道は必ず切り開けると信じる。己の想いを信じ抜く。

 一回りどころか二回りは優に肥大化し、ともすれば機関銃より重い爆乳とデカ尻を揺らしながらノノミは探索を再開した。彼女の有志に一部の観客は落胆の声を零していることだろう。それ以上に、ノノミの痴態を多く見れる歓喜の声が溢れたに違いない。

 できる限り奥へと進んでから敗北をして欲しい。今までの挑戦者と同じ、早々にリタイアする結末が望ましい。薄汚れた欲望が渦巻く観客席には、ノノミの勝利を願う者など一人としていない。誰もが生徒のいやらしい身体に欲求を隆起させている。

 身体は堕ちても心までは譲らない純心な生徒に対して汚たならしい想いと金に塗れた観客たちの欲望は容赦なく向けられる。それが確固たる形を描く【ダンジョン】の新たな罠がノノミを襲ったのは、歩く度に揺れ動く胸とケツを彼らが数十分と堪能した頃だった。


「はっ、はっ……ふぅ、はぁ……♥」


 肥大化した肉分の重みと発情で火照る身体、さらに先のような罠がいつ飛び出すかも分からない緊張感によって、見た目に反した屈強さが自慢のキヴォトス生徒でも体力が削り取られる。

 全身から玉の汗を流し、荒い息を何とか整えながらノノミは歩き続ける。過剰な露出の羞恥で熱が吹き上がり、過剰な露出によって排熱が促される。両方が繰り返されては、体力が無意味に削り取られていくだけだと知りつつ、羞恥という感情と冷却という生理現象はノノミには止められない。

 矛盾した生理現象と極度の緊張感で精神が一気に疲弊したノノミは、気をつけていたはずの安易な罠を見逃してしまった。


「……っ!」


 カチリ、と素足が何かを押し込んだ直後、背後から何かが大きな音を立てた。

 振り向けば、そこには一本道を完全に隠しながらグルグルと回り、ノノミを押し潰す勢いで迫り来る大玉だった。


「ひゃあっ!?」


 潰されると、悲鳴を上げたノノミは走り出した。ヘイローを持つ彼女の身体なら、たとえ潰されても命が潰えることはない。だが、今の身体で気絶をしないという保証はなかった。

 大玉の速度はかなりのもので、機関銃では破壊が間に合わない。ノノミは必死に走った。その際、ビキニがくい込む爆乳とデカ尻が『どっったぷんっ

♥』『ぶるるんっ♥』『ばるんばるんっ♥』と卑猥に揺れていても、気にする余裕はなかった。考えることと言えば、その重さで思うように走れず、今にも玉に追いつかれてしまいそうな状況だ。


「はぁ、はぁ、はぁ……っ、えいっ!!」


 間一髪、通路の曲がり道を見つけ、飛び退いて入り込む。玉の勢いがノノミの脚力を追い越し圧倒したのは、その後の数秒にも満たない時間だった。


「あ、危なかったぁ……」


 曲がり角から彼方へと加速していく大玉を見送り、ノノミはホッと息を吐いてへたり込む。

 何とかトラップの一つを回避し、醜態の連続から抜け出すことができた。まだゴールには程遠いとはいえ、趣味の悪い快楽を顔も知らぬ者たちに見られずに済んだのは、ノノミ自身の努力があればこそだ。

 その疲労に報いるためにも今は休むべきだろう――――――巨大すぎる尻肉が罠のスイッチを押し込んだことも知らずに。


「ふぅ、そろそろ進みましょうか〜☆」


 充分な休息を摂り、幾分か余裕を取り戻した笑顔を浮かべたノノミが立ち上がろうとした、その時。


 バチィィィィンッッ!!


「ん゛ぼべぇ゛ッ゛!!?♥」


 大きな炸裂音と少女のものとは思えないマヌケブザマな悲鳴が響き渡った。

 何が起こったのか全く分からないノノミを、四角形の枠にぴっちりと貼られた特大のピンク膜が、前後から磔にしていた。


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!?♥」


 理解が追いつかず、ノノミは咄嗟に手足に全力で力を込めた。が、ピンクの薄膜はビクともしない。衝突の衝撃で両手を情けなく上げて両脚をみっともなく開いたガニ股バンザイポーズで、ピクピクと痙攣するのが精一杯だった。

 潰れたカエルを彷彿とさせる格好ながら、極小サイズに成り果てたビキニに包まれた豊満な恥部は『ギチギチギチッ♥』と膜の表面で浮き彫りとなり、マヌケでありながらスケベな芸術品が生まれようと圧力を強める。


「む゛ぐっ、む゛ぎゅ、ん゛ぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛っっっ♥♥♥♥」


 特大の塊で相当な柔らかさを持つ爆乳とデカ尻はともかく、如何に柔らかかろうと押し返すだけの質量を持たないノノミの顔面は、ある意味で終わりを迎えようとしていた。

 真空パックのように空気を抜いて張り付く薄膜は、顔面を極度に圧縮する。目は開いていられず、されど閉じることもできずに細まり、鼻梁は高い先端が真上を向くほどぺしゃんこになって鼻水が垂れ、寄せられた頬に挟まれた唇は鱈子のように太く捲れ返り白い歯を剥き出しにした。

 ノノミほどの美少女でも、度を超えた変顔に対する回答は〝ブサイク〟の一言。ガニ股バンザイブサイクポージングで拘束されたノノミが、言葉にならない悲鳴を漏らす。


「ん゛む゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ゛♥♥♥ ぼぶう゛ぅ゛……ん゛ぐぶお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ゛ッ゛♥♥♥♥」

(かお、からだ、ち゛ゅぶれ゛りゅう゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛……っ♥♥♥♥)


 中途半端に半透明な膜のせいで、爛漫な笑顔が見る影もないブサイク顔に爆乳乳首の勃起とデカ乳輪、餅のように潰された巨尻が鮮明になっている。ノノミはそのことを恥じる余裕もなく、粘着質な膜に圧縮され続ける精神的な苦痛と肉体的な快感に苛まれていた。

 真空パックの如き膜の正体は【バキュームベッド】だ。ノノミが知らぬ間に尻で踏んだスイッチにより作動し、遥か彼方から音速に到達する勢いで迫っていた罠が、立ち上がろうとしたまさにその時、瞬きの間に生成された正面のピンクラバーと共にノノミを押し潰したのだ。

 一度目のトラップを上手く回避したと思い込ませ、二度目のトラップへと誘い込む。観客の期待を裏切るどころか、ノノミは観客の期待通りに醜態を晒してしまった。


「む゛く゛く゛く゛ぅ゛う゛う゛ん゛っ゛♥♥♥♥ む゛ぅ゛う゛う゛う゛ん゛ぐぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛ん゛ッ゛ッ゛♥♥♥♥」


 ノノミが抵抗すればするだけ圧縮と締め付けは力強くなり、敏感になった肉体を圧迫マゾ絶頂へと導く。

 パック詰めされた肉の如き姿のガニ股バンザイ少女のブサイク顔は、ラバーの光度が変わっていくと徐々に見えづらくなる。いずれは濃いピンク色に染まり、ノノミを判別できるものは宙に浮くヘイローとドスケベ下品な体付きのみとなるだろう。そしてそのヘイローが消えた時が〝展示品〟の完成。


「ん゛ぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ゛ッ゛ッ゛!!!!♥♥♥♥♥♥」


 それまでに抜け出せるかはノノミ次第だ。歓声は彼女の敗北を願う声と一時の勝利を願う声に二分されていた。どちらもノノミの無様を願うものであるのは、言うまでもないことだった――――――――――



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