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人妻からマゾメス豚へ堕ちる時(灼眼のシャナ/坂井千草)

いつもご支援ありがとうございます。ここで言うことかとも思いますが、今月の更新はほぼこのプランのみになりそうです。まあ中旬くらいに始めちゃったので、今月は何とか頑張ります。漏れちゃったらすみません……。


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 坂井千草は近所でも良妻と名高い女性だ。夫が単身赴任で不在が多い中、女手一人で息子と彼と仲の良い少女を娘のように思って接し、間違いなく好意を持たれている。彼女のような人間を人格者というのであろう。

 しかし、そんな千草でも過ちを犯すことはある。それは唆されて道を外したという意味ではなく、どうしようもない状況に追い込まれる選択を知らず知らずに行ってしまったという意味で、だ。


 その日、千草は街のとあるエクササイズ店を訪れていた。目立たず、けれど人前に出ても恥ずかしくない装いで、数ヶ月前に友人の勧めで体験した教室へと通う千草を怪しむ者は誰もいない。良妻賢母の鏡である彼女に余計な詮索、いわゆる不貞を疑ってかかる人間がこの街にいるはずがないのだ。


「…………」


 だが、当の千草の顔色は優れない。一児の子を持つ母とは思えない若々しい顔には、いつも浮かべている穏やかな笑みの姿はなかった。

 険しい表情で店の中へと入る千草。中には当然、エクササイズに必要な広い場所と様々な機材が設置され、フィットネスクラブの一面も覗かせている。

 千草が険しい顔をする理由が分からない光景だ。さらに、彼女を見つけて近寄ってきた男たちも見るからに好青年といった顔で〝挨拶〟をした。


「おはようございます、千草さん!」

「あ、おはよう、ございます……ひゃあんっ!?♥」


 むにゅり、とスカートごと臀部を鷲掴みにして揉むことをしなければ、彼らの印象は好青年で留まっていたし、千草が珍しいくらいに鋭く睨む視線を向けることにもならなかっただろう。


「や、やめてくださ……あひぉ!?♥♥」

「相変わらず良いケツしてますねぇ。お母さんとは思えないくらい立派なエロケツですよ」

「はぅっ、おぉぉ♥♥ お、お願いしますっ♥ やめっ、んッほォ!?♥」


 男は千草が睨んでいようが構わず尻肉を揉みしだく。彼の言う通り、千草の臀部は着痩せして見えるほど大きい。あるいは彼らが、夫に代わって大きく育てたのだろう。

 我が物顔で尻を揉んで撫で、谷間に指を差し込んであられもない場所をツンツンと刺激する。千草は堪らず、夫にも見せたことのない赤みを帯びて乱れた顔で声を荒げた。


「あひっ、んあっ、ひぃんっ♥ は、早く、しごとっ、仕事をさせてっ♥」

「へぇ? 千草さんが仕事熱心で嬉しいなぁ。じゃあ早いとこヤりましょうか。そんな地味な格好じゃなくて、お仕事に相応しい格好で、出勤カードを切っちゃいましょう」


 千草が本質的に逆らえないと、完全に理解していなければできない発言を男は続ける。彼女が逆らえず、かと言って具体的なことを言わなければいけないほど無知でもなくなった。

 とどのつまり先程のセクハラは、この数ヶ月で慣れ親しんだ務めを今日もしっかりと果たしてもらうために発破をかけたのだ。無論、それが建前でしかないことは、か弱い人妻を取り囲んだ男の化けの皮が剥がれたゲスの笑みから明らかだったが。


「う、うぅぅぅ……!」


 夫が相手でもしないような羞恥顔など、彼らにしか見せたことがない。それが悔しいのか、千草は細めた目に涙を浮かべた。

 けれど、やはり彼女は逆らうことをしなかった。地味と称された衣服を脱ぎ始める。熟れた妙齢の美女が、屈強な雄たちの前で素肌を晒すことが何を意味するのか。聡明な千草に分からないはずがないというのにだ。

 とはいえ、いくら千草が美女であろうと〝限度〟というものがある。その〝だらしなすぎる〟女体に、どれだけの男が興奮できるだろう。


「お……おケツぴろ~ん!♥」


 千草は、そんなだらしのないデカ尻を思いっきり突き出し、尻臀を両手で掴んで左右に開いた。齢三十は数えた人妻がしていいものではない、子供のようなマヌケな言動を添えて。その顔は当然の如く烈火のような羞恥に苛まれていた。顔から火が吹き出るとは、このことを言うのだろう。

 良妻賢母の人格者。そんな美女がケツを突き出し、栗色の毛が轟々と生い茂り使い込まれて黒ずんだ皺に指を当てて引っ張りながら言う。


「変態人妻AV女優、坂井千草……出社しました……仕事道具(おまんことケツマンコ)の点検、よろしく、お願いします……♥」


 にへらとヘタクソな笑みを浮かべた千草に、本音など一つもありはしないことは明白だった。だらしなく蕩けたメスの身体に脂汗を浮かべ、途方もなく惨めな自分に涙を流す。


 坂井千草がクラブ専属のAV女優、すなわち身体を売って稼ぐ人妻にあるまじき立場に堕ちた理由は、今日のようにクラブの扉をくぐった数ヶ月前まで遡る。

 最初のきっかけは近所付き合いだった。少し強引な友人に誘われ、このフィットネスクラブを訪れた時、千草は今にして思えば強引すぎたと思わざるを得なかった。

 彼女は、犯された。そしてあろうことか、感じてしまった。生理現象と言い訳できないくらい、若い男たちに狂ったように輪されイカされ、その茹だった頭であることないことをぶちまけた。

 我に返ってからでは遅すぎたのだ。証拠の映像は言い逃れできないくらい撮られ、自分はまだしも年頃の息子や娘同然の少女を後ろ指刺される立場にしたくない千草は、彼らのいいなりになる道以外を見失ってしまった。

 告発すべきか迷いが生じた一瞬を欲求の権化たる男たちは見逃さなかった。たった数ヶ月で、清楚ながら妖艶な魅力に満ちていた千草の身体はすっかり開発され、彼女はクラブのパート兼性奴隷兼AV女優と化した――――――



「ほーら千草さん、カメラに向かって笑って笑ってぇ」

「は……ぁ……い……♥」


 そんな千草の仕事は、性奴隷業務で落ちぶれた身体を活かしたAV撮影である。

 前述しただらしのない身体を全面に見せつけるガニ股腋見せポージングを取った千草は、女を捨てたも同然の全裸で笑い涙顔にピースサインを添えた。


「坂井千草……です。夫と、高校生の息子がいます」

「二人にはこの仕事のこと、言ってないの?」

「っ、言える訳っ……言って、いません。二人、皆に隠して、黙っています」


 世間一般のだらしなさと、カメラに映されながら男たちの合いの手に応える千草のだらしなさは、かなりかけ離れていると言っても過言ではない。


「なら、俺たちにしか言えないような悩みはある?」

「悩みは……お、お腹のお肉がついてきたことと、その、アンダーヘアが……♥」


 そう言って千草は目を逸らしたくなる自身の身体を俯瞰した。


(なんて、下品な身体……こんなのあの人に、顔向けができない……♥)


 一度子を為してから十数年。目に見えない場所まで気を使ってきたはずの人妻ボディは、たった数ヶ月で男たちに染め上げられてしまっていた。

 それはまさに品性下劣だった。形の良い美乳だったおっぱいは、大きさばかりが先行し重力に負ける垂れ気味の爆乳となり、先端には擦られ過ぎて焦げ茶色のデカ乳首が煌々と尖っている。

 彼女が気にしている腹肉は指で摘めるほど肉が付き、栗色の陰毛が臍の下まで下品な線を敷いていた。彼女が清楚であるという先入観がなければ、到底誤魔化しきれないみっともなさに溢れた裸体には、マン毛どころか腋毛とケツ毛まで茂みを蓄えている。

 もはや愛する夫の名を呼ぶことさえ罪悪感に苛まれる。下劣な男たちの手で、千草は誰より品性下劣な女体に成り果ててしまったのだ。

 限界以上の羞恥に歯を食いしばることしか出来ない千草に、撮影班の一人が手を伸ばして陰毛が轟々と生い茂る腹肉を撫で回し始めた。


「いやいやぁ、うちの看板AV嬢には相応しい格好じゃないですかぁ。なんたって、清楚良妻ギャップお下劣ママですからねぇ」

「んっひぃぃぃぃぃ♥ いやぁ♥ そんな名前、いやですぅ♥ はぁぁぁ♥ いやっ、いやぁぁぁんっ♥♥ あっあぁぁぁぁぁぁ♥」


 縮れ毛が指に汗を絡ませてジョリジョリと鋭い音を奏でる。もっさりと生い茂ったマン毛は、いつどこで人に見られるか気が気でなくなった。そのせいで厚着になり、汗ばみやすい体質になり、メス臭さが増した。

 『清楚良妻ギャップお下劣ママ』は、今のように快楽によがりながら頑なに屈しない千草に課せられたペナルティだ。同時に、彼女の身体は名に恥じずだらしのない身体でガニ股腋見せポーズの維持に努める。

 心は彼らに渡していないが、身体はとっくに彼らの言いなりだった。どれだけ清楚な妻を演じていようと、所詮は逆らえないメスだと男は千草にあるモノを差し出した。


「ほーら、お下劣ママに相応しい道具を付けてください」

「ひっ!?♥ そ、それは……お願いします、それだけはご勘弁を……っ♥」


 歯をカチカチと鳴らして身を震わせる千草は、まるで借金のカタに何かを接収されるような反応だ。

 あながち間違いではない。その金属の二又に奪われるのは、坂井千草という人間の尊厳であるのだから。

 流石の千草も首を振って拒絶する姿勢を貫いた。


「つけろや!」

「ひゃあいっ♥ ごべんなざい゛ッ♥」


 のは数秒のことで、恫喝紛いの命令に情けのない返事を返した。ついでに言えば『キュンッ♥』とマゾメスの疼きを発したマンコから愛液をピュッと吹き出してすらいた。

 男たちに脅されてAVを撮らされている。そんな絵としては百点満点の怯え顔を見せた剛毛人妻の美麗な顔に、銀色の鈎が震えた手によって装着される。


「へ、へんた〜い!♥ 変身!♥」


 言われるがまま叫んだ千草の鼻の穴にグイッと鈎が入り込み、金属の冷たい感触と開かれた穴に大量の空気が一気に駆け抜けた衝撃で「ぶごぅ♥」と豚の鳴き声に似た悲鳴を漏らしてしまう。


「変態メス豚ママ、坂井千草!♥ 登場しマンコ! き、今日も一日、よろちんこぉ!♥」


 羞恥混じりの笑顔演技と、かっぴらかれた鼻の穴によって千草に残っていた唯一無二の美貌が完全に崩れ去った。おかしな笑顔を浮かべた不細工な人妻の登場に、千草の心はズタズタに引き裂かれていく。

 少し考えれば、我を忘れて役に入り込めれば楽なことはない。しかし、千草はそれができないからこのようなことをさせられる――――品性下劣なAV企画こそが、彼女の出演記録だった。


「さ、坂井千草、踊りマンコ!♥ は、ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ!!」


 性奴隷坂井千草は、次第にお下劣芸ばかりのAV撮影を強要されるようになっていた。鼻フックをつけた千草は言葉通り『変態メス豚ママ』となり、幼少期の男児が行ってようやく笑い話になる子供アニメの一発芸をさせられる。


「変態豚、手足の角度と勢いが足りてねぇぞ〜! もっとシュッシュッて気合い入れてハイグレよ!」

「う、うぅ――――ハイグレッ!♥ ハイグレッ!♥ ハイグレッ!♥ ハイグレッ!♥」


 ガニ股で股を突き出した千草の両手が剛毛を切り裂くように上下する。単調な動きながら、どうにも下劣な印象を抱かせる。それを人妻が行っているとなれば、本気で品性を疑う絵になる。

 そんなモノを何十、何百回とAVにされてきた。だが彼らは、千草が屈服せずに心を閉ざすことを許すほど生ぬるくはなかった。


「あ、そ~れ♪ 変態人妻、ワッショイワッショイ♪ ケツ毛に腋毛、お腹の毛♪ もじゃもじゃピローン、だらしない♪ う……ぐすっ……贅肉お腹は三段腹~♪」


 股間の剛毛がまるで隠せていない『♥変態メス豚ママ♥』と書かれたふんどしのれんを着た千草が、垂れ爆乳をブルンブルンと揺らしながら変態無様音頭を踊り狂う。


「よーし次はマンコイッたまま変態ダンスだ!」

「へぁ!?♥ まっへ、ゆるし……んっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♥♥♥♥ あひぃっ、おッひょおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥」


 イカされる姿さえ無様。惨めに涙を流し情けなく鼻水を垂らし無様に舌を突き出し、膣を擦られた程度で軽く果ててしまう。マヌケな声は、彼女がそれだけイカされ慣れているということ。千草の身体が優しい母のモノから、男たちの玩具(AV女優)のモノに成り果てているということ。


「変態メス豚ママさん? イク時はなんて言うんだったかなー?」

「はいぃぃッ♥♥ イクッ、イキますっ♥ 変態メス豚ママイク♥♥ 変態アクメイクイクイグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ♥♥♥♥」


 カメラの前で不細工な顔で潮吹きアクメをキメる千草。その姿は堕ちている。陰毛という名の腹毛を蓄え、汚らしい腋の下を自ら暴く様が堕ちていないわけがない。

 だが、千草はまだ堕ちていなかった。それは本人が一番知っていることであり――――――彼女を弄ぶ男たちもまた、よく知っていることだった。





「もう駄目……これ以上は、いけないわ」


 家で一人、テーブルに突っ伏すようにして人妻は自責の念に駆られている。この家にいる資格すらない身体は、どれだけ服を着込んでいようが隠しきれるモノではなくなり始めている。仮に夫が帰って来ようものなら、想像に難くない事態が待ち受けていた。

 告発。千草の脳裏に、その言葉がようやく過ぎった。身の破滅と引き換えた救いと、周囲への影響を天秤にかけて後者を選んで数ヶ月。彼女は自覚し始めていた。


(あの人たちの前に立つと、色々なモノが抑えられなくなって……あんな、恥ずかしいのに♥ アソコが疼いて、おかしく、なって……♥)


 身の破滅を厭わずに彼らに一矢報いてやる、などという気概から告発を決意したわけではないということを。

 このままでは自分がおかしくなってしまう。心が耐え切れず、彼らの手に堕ちてしまう。それがわかる。否、初めから分かっていたのかもしれない。犯された子宮は、辱めが多くなった今でさえ疼いている。ともすれば、夫を愛する一時などよりずっと大きく。

 だから駄目なのだ。夫を愛する女でいるために、子供たちを大切に想う坂井千草でいるために。あんな変態的な行為に快楽を覚える女になってはならない――――――やっとのことで決意をした千草の耳に、家のインターホンが音を奏でた。


「……あ、はーい!」


 今行きます、と千草は慌てて玄関へと向かった。その慌ただしい動きで垂れ爆乳とデカ尻が『ぶるんったぷんっ♥』と大きく暴れ、既に近所で噂になりつつあることを千草は知らない。

 他のことを考える余裕が今の千草にはない。下品なまでの身体にとって重要なのは、全く別のことだ。故に千草は何も考えず、家の扉を開けてしまう。あるいは無意識に気づいていて、無自覚に警戒をしなかった。


「おはようございま〜す、千草ママさん♪」

「………………………………え?」


 時が止まったように千草は動けなくなった。扉の先には、屈強な男たちが家の中へと押しかけようとしていた。ハンディカムカメラに、見覚えのある道具たちに、千草を弄ぶ両手を伸ばしてきて――――――


「いやっ、いやあぁぁぁぁぁ! 誰か――――ん゛お゛お゛ッ!?♥♥♥」

「うるせぇよババア。他所の連中が来たら困るのはテメェだろうが」


 助けを求めた声が、乳首をグリッと抓られて野太い嬌声に変わる。彼らからすれば、服を着ていようがくっきりと勃起した乳首ほど手に取りやすいものはない。手軽に黙らせるならこれほど手っ取り早いものもない。


「ヤメ゛ッ♥ いあ゛っ♥♥ わたしはもう、あなたたちの言いなりにっ♥ ならないぃっ♥」


 だが、今日引く気がないのは千草も同じだった。この家に入り込まれるのだけは駄目なのだ。彼らの手に持った道具が、坂井千草の自宅でアレを、アレ以上の醜態を撮影すると告げている。

 それだけは、と言葉の上では力強く抵抗する千草だったが――――悲しいかな。一瞬で腰砕けになった彼女はあっさり押し倒された。


「いやあ゛ッ♥ やめでぇ゛♥♥」


 それだけならば、集団に強姦される同情すべき人妻の姿だ。


「はは、そんな顔で言っても説得力ないぜぇ?」

「はへ?♥♥」


 しかし、押し倒されたまま頬を潰すように握られ、向けられたレンズに映り込む自分の顔に千草は言葉を失った。

 頬を握られて涙ぐんだ顔はおかしい。けれど、千草がおかしいと感じたのはそこではない。


「わ、わたし、なんふぇ、わらっへ……?♥」


 笑っていた。坂井千草は男たちに精神を陵辱輪姦されようという今この時、その顔を甘美を浴びるような悦びの笑みに変えていたのだ。

 意味が分からなくて、分かりたくなくて千草の抵抗が止まった。否、初めから抵抗などしていなかったのだろう。彼女はあっさりと無様な裸体を暴かれると、男たちが持ち込んだ道具の餌食となった。


「さあなぁ。それはママさんが一番知ってることじゃねぇか、な!」

「う゛ッほォ゛!?♥♥」


 ズプンッとお尻に何かが刺さった。数秒と待たずして、千草の中に液体が注ぎ込まれていく。


「ふっぎ、う゛お゛おお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!?!?♥♥♥ な゛ぁ゛♥ ごれぇ゛ッ♥♥ だべえ゛ぇ゛え゛ぇ゛え゛♥♥」

「ケツ穴好きのママさんでも、浣腸ぶち込まれるのは初めてだろ? 特別製だ。たっぷり味わってくれよ」


 腹の内側を猛烈な勢いで掻き回されるような苦痛。ギュルギュルと音を立てるそれは、紛うことなき便意だった。

 確かに、男たちが持ち込んだモノの中には見慣れない容器があった。その先端は注射器に似た形状だった。しかし変態行為に悦ぶ頭角を現した千草でも、まさか尻穴に異物を注ぎ込まれるなど想像もしておらず、ブクブクと膨らむ腹を押さえて便意にのたうち回る。


「ぶぎょうぅぅぅぅぅぅ♥♥ おねっ、おねがっ、ださせて♥ だざぜでえ゛ぇ゛♥♥」


 一秒とて耐えていられない凄まじい苦痛に千草は目を見開いて悲鳴を上げた。妊婦の経験があるとか、変態行為には慣れているとか、そういった次元の話ではない。

 排泄という行為を強制される屈辱と羞恥を上回る欲求。生理現象を無理やり引き起こされてしまうと、人はこうも弱い。人間の身体は必要なことを耐えられるようにできていないのだ。

 今すぐ出したい。入れられたばかりだと言うのに、強烈な便意に根を上げる千草に対し、男たちは別の道具を鼻の穴に引っ掛けながら応えた。


「ダメですよぉ。ママさんには、もっと良いところで出してもらわないと」

「ぶぎぃぃぃぃ!? いだっ、はないだいっ♥ ひっぱらないでぇ♥♥ ひぃ、ひぃぃぃ♥ どこ、どこに♥ ましゃかぁ♥ ひぃやあぁぁぁ♥」


 ジタバタと暴れようとする身体が、三方向から引っ張られる鼻の痛みに戒められる。鈎を支える紐を掴まれて身体ごと引きずられようものなら、鼻に激痛が走って抵抗を止めてしまうのは当然だった。

 どこへ連れて行かれるかは、ママに相応しい場所と暗に言った男の言葉で分かっていた。数ヶ月間一人で過ごしていた夫との空間。不貞の証を下品に立てる上で、彼らが選びそうな場所、寝室だ。


 よりにもよってベッドの上に引きずられた千草は、妊婦に戻ったようにボテった身体で股を開いて蹲踞のポーズを取らされる。苦痛でガクガクと揺れる両脚で、重苦しい腹を支えるのは不可能に思える。だが、ガニ股ポーズだけは鍛え上げられている。だらしのない身体は無様なポーズだけは一人前に描くことができてしまっていた。


「さあメス豚ママさん。出したかったら言ってください」

「んぅぐっ♥ ひぃ、ひぃ♥ こんな、場所でぇ♥♥」


 何を、などとこの数ヶ月を共に過ごしてきた間柄には不要な問いかけだ。千草はある意味で、彼らとは夫以上の繋がりを得ている。

 ここで言わなければ、千草は何も出させてもらえないことも、仮に出せたとしても取り返しのつかない醜態をぶちまけることになるのも、身体と心の両方が知り尽くしていた。


「わ、わたひはぁぁぁぁぁ♥」

「早く言って楽になろうぜぇ? マジで気持ちよくなれっからよ」

「ん゛お゛ぉう゛♥♥ おじりっ、いまざわらないでぇ゛♥ 出るっ♥ マジでッ、本当に出ちゃうぅぅぅぅ♥」


 出したいのか出したくないのか。どちらなのかも分からなくなった。

 出したい。けれどここでは出したくない。彼らからすれば我が儘極まりない願望が千草の身体を蝕む。

 もう何も考えたくない。凄まじい音を立て始めたボテ腹に、千草は諦めの境地で口を開き始めた。


「……っ、変態メス豚ママ、坂井千草…… だ、脱糞します! 我慢できないゆるゆるアナル、限界です♥ どうか……この淫らな人づ……メス豚の、牛乳ウ〇チ漏らすところ、見て下さい♥」


 今だけ。出したい、出してしまいたいという欲に駆られてメス豚の宣言をしてしまう。これを出し終わったら、必ず彼らを告発する。

 だが千草は、本当に理解しているのだろうか。たとえ仮初の言葉であろうと、それを口に出してしまう意味を。

 開発され尽くした汚く、けれど美しいまでに快楽の虜と成り果てた尻穴で、大切な場所と尊厳を吐き出し切る悦びを。

 後者は、笑みを浮かべたマゾメス豚なら理解ができることだろう。


「いいねいいねぇ〜。体裁を取り繕った人妻の告白って感じでウケが良さそうじゃんか」

「はは、なら次は本気の屈服宣言いってみようか。このガキどもみたいにさぁ」


 荒い息で睨みを効かせる人妻気取りの女に、男たちはある写真を見せつけた。垂れ爆乳に浣腸ボテ腹の彼女が、現実逃避で見逃さないように顔面に貼り付けるように正面から。


 それは可愛がっている娘のような少女と、息子の友人である少女が、自分と同じ姿で男たちに媚びへつらっている写真だった。


「――――――は、あ?♥」


 ありえない。ありえてはならないものが映っている。うら若き乙女たちが、息子に情愛を向ける少女たちが、汚らしい体毛を生い茂らせて恥ずかしいポーズを恥ずかしげもなく披露して、自分と同じ場所まで堕ちた姿だ。

 いいや、同じではない。彼女たちは、千草より先にいる。今まさに、同じ場所まで堕ちようとしているのは――――彼女たちを守れているという大義名分を失った哀れなメス豚だ。


「あ、あ……あっ?」


 男たちが何かを言っている、ような気がする。彼女の耳はどちらからともなく声が吹き抜けていった。


 ブボッッ!♥ ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッ!!♥


「あへぇ♥♥」


 抜けたのは声だけではなく、坂井千草という存在を保持する尊厳もだ。

 尻穴から吹き抜けたモノが、本命が滑り落ちてくる。不細工な鼻の穴をさらに広げて、解放感に蕩けて、心が折れて堕ちていく感覚にさえ絶頂を覚えて。

 浣腸液が固まって太く大きな擬似大便が始まる。緩んだメス豚のアナルは、排泄もどきをまるで躊躇うこともせず吐き出した。


 むりむりむり、ぶぼぉぉぉぉぉぉぉ!♥ ぼふっ、ぶぼぼぼぼぼぼ!♥ ぶりゅりゅぶりぶりぶりもりもりもりぼりゅぶぶぶむりむりずるずるずるぅぅぅぅぅうびっぶぅぅぅぅぅう!♥


「んほおおぉおおおおおおおおぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!♥♥♥♥♥」


 坂井千草という女は失墜し、ただ一匹のメス豚と成り果てた。




 その日、フィットネスクラブという名のAV専門店は、新しい人員を加えた大規模な撮影に臨んでいた。

 男性陣は少し緊張気味だが、女優たちとヤれるならと股間を滾らせていた。そして女性陣は、特に新人現役学生AV女優と共演するために〝張り切って〟撮影に向かう女の姿が目立っていた。


「お下劣盛りババア、坂井千草! 準備万端ぶひぃ♥ 景気づけに豚鼻とケツ穴、ホジホジしちゃう♥ 変態ババアとして、娘たちをしっかりリードして逝きまぁす♥ ほっほっほっほっ、おほぉぉ♥」


 その女が誰なのか。あるいは、誰だったのか。理が失われたこの世界においては、無意味な問いかけでしかなかった。





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