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軌跡少女の裏穴/ナーディア・レイン編

いつもご支援ありがとうございます。少し遅めの時間に急ぎの更新なので手短に。先日投稿したアナル奴隷のナーディア編になります。

実はナーディア好きなキャラなので、自分でも何かチャレンジしてみたいなぁとか思ってはいます。この子で別の調教系書いてみたいんよなぁ……。


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「ふぁぁぁぁ……ねー、なーちゃんもう頑張ったから寝ても良いよねー? 良いよー」

「まだ返事もしてないのだけれど……」


 ピンク髪のツインテールを靡かせた少女は、成長時期に差し掛かり減り張りが立派になりつつある身体をグッと気怠げに逸らしながら、事務所のソファーにポスンと寝転がる。それをスミレ髪の少女が苦情して見咎めるものの、少女は気にも留めない。

 彼女はナーディア・レイン。パートナーの少年と、とある目的のために共和国に入り、旧知の裏解決屋に一時的に身を寄せている少女だ。そのパートナーは今、別口の依頼で珍しく別行動を取っている。

 となればナーディアは、依存心から脱却し始めているとはいえ、愛しい少年がいない寂しさを紛らわすために自堕落な選択を取らざるを得なくなる。


「なーちゃんは毎日お昼寝で予定表を埋め尽くすような、のんびり自堕落ライフを所望しています! そーいうなーちゃんが頑張ったので、少しはお昼寝の時間が必要なのです!」

「はい。ナーディア様は想定以上の書類作業を終わらせてくださっています。休憩を摂ることに不足はないかと」

「やった〜。さすが有能メイドさんは話が早いなー」


 もっとも、そんな自堕落な願いを持つナーディアの能力は本物だ。与えられた仕事は素早く終わらせ、文句を言わせない昼寝の体勢を取っていた。事務処理に関しての総括を行っているリゼット・トワイニングの後押しを得たことで、ナーディアは押し問答を拒否して瞼を閉じた。


「それじゃあおやすみなさいー。すーちゃんが帰ってきたら起こしてねー」

「まったく、相変わらずちゃっかりしてるわね。スウィンが帰ってきたら一人で起きるでしょうに」


 学生の身分ではあるが、特殊な経歴から事務所の手伝いに来ているスミレ髪の少女、レン・ブライトも表面上は苦言を零しているが、ナーディアとは以前から友人として付き合いがあるため、昼寝に何の問題もないことは分かっている。

 寝付きの良いナーディアがソファーで安らかな寝息を立て始めた頃、レンは唇に妖しく孤を描いて言葉を発した。


「おやすみなさい、ナーディア……ごめんね♥」




 目が覚めた時、ナーディアの眼は事務所とは全く異なる場所を視界に収めた。具体的には、まるで身に覚えのない無個性な大部屋だ。


「…………はえ?」


 ナーディアは素っ頓狂な声を上げ、驚いた表情を見せた。


(夢、じゃない。思考、視覚、聴覚……匂いも嗅ぎ取れる。手足も自由に動く。でも、何か違和感がある……現実みたいで、現実じゃないような、違和感)


 が、内面では一秒と使わず冷静な思考を回転させる。ナーディアという少女は、一見して自由気ままで自堕落な性格に見えるが、その実誰よりリアリストで冷静沈着な思考の持ち主だ。

 目覚めた瞬間から高速思考は始まっていた。彼女は事務所から全く別の場所へ移動したことを夢と断じることなく、現実と異なる空間――――即ち仮想空間という概念に近い答えを数秒で導きかけていた。


「ほう、ここに連れ込まれて驚かないとは。相当な修羅場を潜っているとみえる。その若さで大したものだ」

「っ!!」


 ナーディアが思考を中断し、振り返りざまに暗器を取り出す。幸い、武装の面々はナーディアが仕込んでいた通りに万全な状態だった。

 何の憂いもなく武器を構えたナーディアは、いつの間にか真後ろに立っていた初老の男を最大限の警戒で睨め付けた。


「誰かなー? なーちゃん、おじいちゃんの知り合いはそんなにいないんだよね」

「はは、君のように若い子に老人扱いされるのも慣れてきた。では、そんな老人と少し遊んでもらえるかな?」

「えー、なーちゃんは老人介護の趣味はないんだけどなー!」


 ――――暗器が初老の男へ疾走した。

 戸惑いがあり驚きもあった。しかし、ナーディアの感覚がそうさせた。暗殺組織に育て上げられた少女の感性は、平和育ちの子供とは訳が違う。

 己を見知らぬ場所に連れ出し、友好的な雰囲気を醸し出しながら底知れぬ悪意が見えている。パートナーの少年が不在で少なからず心に不安と苛立ちを募らせた少女が、戦闘行動による無力化を狙うのは当然のことだ。

 放たれた鋭い刃を持つ暗器は身体に容赦なく突き刺さるはずだった。しかし、突如として初老の男の前に現れた壁に阻まれて止まる。


「若い子は、中々苛烈な遊び方を好むようだな」

「お生憎ー。なーちゃんは他の子よりちょーっと過激なだけだよー」


 温室で育てられたお嬢様ではなく、相棒の少年のような甘さもない。相手が歳を重ねた人間であろうと、ナーディアは外敵を屠ることを躊躇いはしない。

 初老の男はナーディアの暗器を受け止めた壁を、そのまま攻撃に転用する。少女の足元から、さらには空から巨大な壁が降り注ぐ。


「ひらりひらり〜。そんな遅い攻撃じゃ当たらないよ〜」


 だがナーディアは四方八方から迫る石の壁を軽やかに避けて、難なく対処してみせた。

 確かにどこから迫り来るか分からない攻撃は厄介ではある。が、肝心の生成速度が遅い。ナーディアの動体視力と身体能力を以てすれば、攻撃発生を見てから避けるのが容易いと言えるほどだ。

 男の攻撃を完全に見切ったナーディアは、今度は防がれることのないよう至近距離で暗器を突き立てた。


「ホールドアップ、だよ」

「ほお。大した身のこなしだ。歳を取ったからか、君のような若人が眩しく見えるな」


 背後に立って暗器を突きつける。仮に壁でナーディアと距離を取ろうとしても、針が致命を取る方が早い。たとえ針を防いだところで、ナーディアの仕込んだ爆弾が起爆して男を吹き飛ばす。

 隙のない手段を用いて動きを封じたナーディアが、目を細めて言葉を返した。


「ふふふ〜、なーちゃんもまだまだお若いということでー。おじいちゃんも、とっても面白いマジックだったけど、なーちゃんには通じなかったねぇ〜。こういうの、速さが足りない! って言うのかな」


 冗談めかしているが、目は笑っていない。男が何か怪しい動きをしようものなら、確実に痛い目を見てもらうという腹積もりだ。

 殺しはしない。今のナーディアはその闇に踏み込むつもりはなく、男を殺せばこの空間から脱出できる手段を喪失する可能性があるからだ。


「速さか。なるほど、とてもタメになった――――――やはりイメージの固め方は問題だな」


 その油断が、慢心が、ナーディア・レインという少女の人生を終わらせた。


 ドチュンッッッ♥♥♥♥


「う゛お゛っ?♥♥♥♥」


 少女としての人生を終えた時、断末魔とも呼べる声は酷く濁って野太いモノだった。ナーディアは、今際の際まで察することができなかった。

 己の尻穴に太く淫猥な肉の塊が突き刺さり、瞬時にケツアクメをキメたのだと。あらゆる事象を解析予測する頭脳でさえ、頭が真っ白になるほどの快感を初めて知覚した時、何かを考えるなどありえないことだと察したのだ。


「お゛――――ほお゛お゛ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッ!!?♥♥♥♥♥」


 絶頂を脳天が突き上げ、ナーディアの腹の底から汚く下品な声が溢れ出る。乙女の恥を晒して、ナーディア・レインは死んだ。

 触手にも似た肉の棒がスカートの下に滑り込み、可愛らしい下着を巻き込み『ミチミチミチィッ♥』とえげつない音を立て尻穴を押し広げて突き穿つ。初体験の尻穴でイッたナーディアは、少女の資格を失い、アナル奴隷としての資質を得た。


「ほあ゛ぁ゛ぁ゛♥♥♥♥ お゛っ、お゛っ?♥♥♥♥ おほーーーーーーーーッッッ!!♥♥♥♥♥」


 尻を突き上げられ、爪先立ちでケツアクメがどういうものかを露にする。せっかくの可憐な面が寄り目と鼻水で台無しになり、歯を食いしばることも出来ず舌根すら自らだらしなく晒し者にした。

 それだけの恥を見せても、ナーディアは分からない。下着が変色するほどのイキ潮をアナルの快感でぶちまけても、分からない。

 自分がケツの穴でイキ散らして言葉も発せられないなど、死んだ方がマシなくらいの羞恥を味わっているなど、とても信じられるものではなかった。


「ふむ……しっかりと〝突く〟意識があれば手足のように操れる。やはり認識の慣れが要か。慣れぬことはするものではないな――――尻の恥を掻き毟るのに、硬いモノなど無粋であろう?」

「おっ、おぉぉぉぉぉ…………おほォ♥♥♥♥」


 ビクビクと全身をいやらしく震わせたナーディアが、少女として終わりを迎えながら意識を手放した。彼女も所詮は雌。他の女より強かであろうと、アナルを穿たれたのならアクメをキメることしかできない雌。彼の前で、女の抗いなど悦楽以外の価値はないのだ――――――――





「ほれ、疾く覚めぬか」

「……オホーッ!!?♥♥♥♥」


 目覚めは微睡みに留まらず、目の前がバチバチと火花を散らす痛ましくも気持ちが良すぎる快楽の中で始まった。


(は、へ? 今の、誰の……声……?)


 一瞬、ナーディアは考えた。目覚めよ、という命令は間違いなく男のものだった。しかし、ナーディアは叫び声を自分が出したものとは考えられなかった。マヌケ極まりないオホ声を、自分の喉から出たものと考えることができなかった。

 しかし、現実だ。尻穴がマグマのような熱を帯びている。何をされたかは分からないが、とにかく気持ちいいことをされている。排泄に用いる不浄の穴でイカされる羞恥に、ナーディアは無意識に腕を動かそうとした。


「……!?」


 腕が動かない――――身体が全く動かせない。

 目が覚めたナーディアの上半身は、知らぬ間に虚空を思わせる空洞の中に収められていた。腰から下の部分が壁によって断絶させられて、押しても叩いてもどうにもできない。

 下半身の感覚は一部分が残っている。言うまでもなく尻穴を中心にした臀部だ。それを察したナーディアは、頬を赤らめたあとに真っ青にする器用な表情を見せた。それほど状況に羞恥し、焦ったのだ。

 羞恥は、恐らく下半身の恥部を見られてしまっているだろうことに起因し、その危機感は当たり前だが拘束された現状に由来している。暗器使いのナーディアでも、上半身と下半身が擬似的に切り離されては抵抗どころか身動きすら怪しい。


「……なーちゃんに、何するつもりなのかな?」


 それでも、動揺を最小限に留めて言葉を発することが出来たのは、くぐってきた修羅場の数が故だ。仮に数年前のナーディアであれば、相棒の少年が側に居ない状態で捕らえられ、恥部を辱められて精神が無事であるはずがなかった。

 ただ、いっそのこと冷静でない方が良いと言うのは、男の掌中に収まる雌に共通することだ。


「何をする、か。既に〝している〟のは分かっておるはずだろう? そら、見せてやろう」

「っ……え?」


 不安を感じる暗がりに光が灯った。それは街頭ビジョンを思わせるリアルタイム型の映像を宙に浮かべたもの。

 想像を具現化することができる仮想空間ならではの道具だが、何も知らないナーディアは目の前に現れた映像に目を白黒させることしかできない。否、彼女が目を見開いたのは映像が現れたことに対してではなく、映像の中身が信じられないものだったからだ。


「…………なーちゃんの、お尻……?」


 どうして自分自身の臀部を見て、疑問を持つのか。下着こそ取り払われているが、赤い柄のスカートは健在であるし、毎日身なりに気を使い、己の女性的な成長を喜ぶナーディアが知る自分自身の臀部がそこにはあった。

 いやらしい汁を垂れ流しにした陰裂と、ぽっかりと穴を開いた肛門。陰裂はともかく、肛門は指を複数本余裕で入れられそうだ。何より、ヒクヒクと蠢くピンク色の菊門は傍目から見ても卑猥だった。まるで、触って欲しくて仕方がないと鳴いているようだ。

 それが自分の尻穴であると、ナーディアは信じたくなかった。不浄の穴をまじまじと見たことなどない。排泄器官に手で触れるなどありえない。そうだったはずの穴が、媚肉より卑猥なモノに成り果てているなど、少女が信じられるものではなかった。


「な、なーちゃんのお尻に何したの!?」

「知っての通り〝二度ほど〟突かせてもらった。ああ、安心したまえ。この穴以外に手を出す気はない。領分の外は何が起こるか分からないのでな」


 暗に尻穴には手を出した。尻穴のことなら手に取るように分かると男は言ってのけた。その傲慢でありながら事実の言質に、ナーディアの肌に浮かぶ赤みが強くなる。顔の前にある奇妙な光景の尻穴にも、しっかりと動揺が走ったこともあるのだろう。

 少女には何もかもが信じられない。だが、少女でなくなる以上、ナーディアは全てを信じることしかできない――――――彼女の未来は既に決まっているのだから。


 どちゅんっ♥


「うひぃ!?♥♥」


 ナーディアの口からまたあられもない嬌声が零れた。彼女の尻穴に挿入されたのは、肥大化した穴をより卑猥で下品に大きくする透明な管だ。当然、何かを流すための管が肥大化のためだけに用いられるわけがない。


「さて、何も知らぬ無知な女子。君には少しばかり実験に付き合ってもらおう」

「ひっ!? やだ、変なことしないで……あひっ、いひぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜♥♥♥」


 とぷとぷと管の中に濃厚なピンクの液体が流れ落ちていく。尻穴に突き刺さった管の中にとなれば、液体は当たり前に腸内へと侵入する。

 冷たさを持った液体が腸壁に触れると、内の肌が真逆の熱を帯びる。媚薬だ、と理解するまで一秒といらなかった。が、ナーディアの知識にある媚薬とは程度が違いすぎた。


「お、ぉぉぉぉぉ……んおぉぉぉぉぉっ!?♥♥♥♥」


 尻穴が焼ける。快楽で突かれた時とは違うが、同じだけ凄まじい熱量に尻穴が燃え上がり、ナーディアは言葉を無くして獣のように吠えた。


「んひぃぃぃぃぃぃっ♥♥♥♥ あついぃぃぃぃぃっ♥♥♥♥ おケツあちゅいぃぃぃぃ〜〜〜〜〜♥♥♥♥」

「ふむ、濃度が強すぎたか。強く念じたつもりはないのだが、加減が難しいな」


 よしんば言葉を紡げたところで、尻穴の熱を意味も分からず愚直に叫ぶことしかできない。

 男はジタバタと暴れるナーディアの下半身と高速で痙攣する尻穴を観察しながら独り言ちる。彼は本気でナーディアを使った実験を行っていた。

 媚薬だけでイキ狂うのは、男の想像力がそれだけ秀でている証拠だ。可視化できるほどのイメージは、それが出来るという確信があればこそ。事実、男はナーディアの尻穴を一瞬で堕とすことが可能だ。彼女が驚いたぽっかりと開いたアナルのように中途半端な状態ではなく、だ。

 そんな男が生み出したイメージは、軽いものだとしても雌のアナルには致命傷だ。無論、男としてはナーディアが実験中に堕ちたところで何の問題もないため、力加減をわざわざ修正することはしないのだが。

 尻穴を媚薬で焼いた男は、管を全く別のものに変化させた。


「んお゛ぉ゛ぉ゛ッ!!?♥♥♥♥」


 管を何とか呑み込んでいた尻穴がミチィと肉が引き裂かれるような音を響かせた。媚薬の効果か、ナーディアはそのままケツアクメをキメてイキ潮を吹く。

 男が変化させたモノは、イボが付いたバイブだった。見た目だけならポピュラーな淫具だが、太さが尋常ではない。仮に下の秘部に入れようとしても、受け入れる側が壊れる方が早いだろう。そんなものを無理やり押し込まれた尻穴が絶頂を感じるということは、もう既に手遅れである、というのは語るまでもないことだ。


「下手にもがくと、より感じて辛いかもしれんよ」

「おぉぉぉ、んほぉぉぉっ、んひぃ、あぁぁぁぁぁぁッ、おあぁぁぁぁぁぁ♥♥♥♥♥」


 もがきたくてもがいているわけではない。尻穴が快感で暴れ狂って、その動きにバイブが引っかかって、また感じてイク。イク先に果てがなく、ナーディアは延々と達し続けることしかできなかった。


「おっ、ほぉぉぉぉ!?♥♥♥♥ やばっ、しゅご、ぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥ どまっで、どめで♥♥ うほぉぉぉぉぉぉ!!?♥♥♥♥」

「動かなければ何もないのだが、そんなに気に入ったのか?」

「ち、違うぅぅぅぅぅ♥♥ おひりっ、かっへにぃぃぃぃ♥♥ うごいてりゅうぅぅぅぅぅ!?♥♥♥♥」


 男の助言は本当だ。ナーディアが尻穴を動かさなければ、何事もなく快楽は過ぎ去って行く。果てているのに、果てのない淫獄に囚われているのは紛れもなく彼女の意思だ。

 もがけばもがくだけ媚薬に熱された腸壁がえげつないバイブに擦れて、頭が真っ白になる快楽を味わえる。尻穴を締めれば締めるだけ、その快感は強く得難いものになる。


(やだ、やだぁ♥ 止めなきゃ、いけないのにぃぃぃぃぃっ♥♥♥ お尻で気持ちよくなんか、なりたくないのにぃぃぃ♥♥♥♥)


 尻穴を蠢かせてしまう。尻穴を締め上げてしまう。快楽に余韻というものがないばかりに、自己嫌悪に落ちる暇も与えられない。だからナーディアは堕ちていく。

 変わり果てた、などとナーディアは考えた。ぽっかりと開いたアナルを前に、己の尻穴ではないと否定した。けれど、男からすれば変わり果てたという表現は陳腐だ。

 まだ変わっている途中。ぽっかりと開いた程度では、むしろ変わっていないとさえ言えるかもしれない。

 媚薬に塗れてバイブを自ら揺らす〝遠回し〟な開発調教で、ナーディアはようやくケツ穴快感の入口に立った。立ちたくないと思っても立たされる――――――いずれは自ら立ちたいとさえ思う。


「お゛ぉぉぉっ♥♥♥♥ ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥ イグッ、ケツ穴!♥♥♥♥ イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!♥♥♥♥♥」











「やぁぁぁぁぁ………………あ、え?」


 ――――事務所のソファーの上からナーディアが飛び起きた。

 何が起きたのか。ナーディアは〝数日間の記憶〟を呼び起こし、肩をビクビクと震わせる。だが両手は無意識に、今も疼く尻穴に向かっていた。


「ナーディア様、如何なされましたか?」

「ひゃあっ!? え、あ……ゆ、夢……?」


 いや、夢なわけがない。だとすれば、この夢はあまりにも生々しい。

 男に出会った。尻穴を突き穿がたれた。何も分からないまま媚薬を流し込まれ、バイブの挿入でオナニーめいたことをさせられて、さらにはそれ以上のことを――――――だが、目を覚ましたナーディアの目には彼女を案じる事務所の面々しか映っていなかった。


「おはよう……その様子だと、夢見が悪かったのかしら? 今紅茶を入れてあげる。少しは〝疼き〟も治まるはずよ♥」

「僭越ながら私もお手伝いいたします。これで〝違和感〟も、治まるはずです♥」

「う、うん……ありがとう、レンちゃん、リゼットさん」


 レンとリゼットの気遣いにナーディアは素の反応を返してしまう。

 二人がこんなにも分かりやすく白々しい態度を取り、洗礼を受けたナーディアが〝同じ〟になることを確信した表情を、彼女は動揺のあまり見逃してしまった。

 睡眠の中であれほど鮮明な光景と体験を得るなどありえない。優秀な仲間の前で斯様な罠を仕組むことができるはずがない。見抜く眼を持つナーディアが先入観に囚われるほどに、アナル奴隷が仕掛けたザイファのハッキングは隙間を生まない見事なものだった。

 あるいは、抵抗心が残ったまま現実に帰された影響なのか。仮想空間から現実に回帰した際のフィードバックは二割から三割弱である。








「――――それだけあれば一度で堕とすことも容易いが、存外頑なな尻穴もいるものだ」

「ひぃ!!?♥♥」


 声を聞くだけでアナルの疼きが止まらなくなる。それが男の言う二割、三割の変化だ。

 気づけばナーディアは、お尻を男に向けた姿で仮想空間の世界に立っていた。慌てて捲り上げていたスカートを直し、暗器を取り出して男と相対したところで、恥がなかった初対面と同じというわけにはいかない。〝変わった〟尻穴を観察する男にとって有意義な時間を与えたことに変わりはなかった。


「久しいと再会を喜ぶべきか? ……その様子では、現の世界で自分自身の尻穴を確かめていたか」

「ち、ちが……っ♥」


 言葉ですら否定しきれない。一人になったナーディアは、仮想空間で得た経験が生き生きと波打つ尻穴を鏡に映して確かめていたのだ。嘘だと、信じられないとその目で確かめるために、手のひらで掴んだ尻臀を突き出したはしたない姿勢になってでも、穴の具合を確信した。

 結果は男が見ての通り――――――落ちかけの尻穴が持ち帰った二割から三割は、縦に割れかけた卑猥なアナルに変わっていた。二割から三割弱のフィードバックは、ナーディアのアナルを全く別物に変えるには充分すぎた。

 しかし、全く別物であることがアナルの結末であるとは限らない。ナーディアが信じられなかった変化が果てではないように、別物に変化したことが終わりではない。


「さて、続きといこうか」

「ひ……や、やだ、やだやだ――――おほっ♥♥♥♥」


 逃げようと背を向けた。ナーディアらしからぬミスだ。男に背を向けるなど、尻穴を差し出すなど、殺してくれと哀願することと変わらない。

 そもそもどこへ逃げようと言うのか。原因も知らぬままに――――――自らの周囲が男の奴隷しかいない事実にすら気付かぬ節穴の眼を持って、ナーディア・レインが逃げ延びる場所など共和国のどこにもありはしないのだ。


「まだ思い浮かぶことが山ほどある。全て形にするまで、堕ちてくれないことを祈るとしようか」


 ナーディアは犯される。想像の数だけ、少女のモノだった穴はアナル奴隷の淫門に堕ち往く。


「ひぎっ、いやぁぁぁぁぁ!♥♥ お尻の中に、蠢いてっ……!♥♥ 魔物嫌ぁぁぁぁ!♥ やめて、こんなの、やめてぇぇ!♥♥ おほぉぉぉぉぉぉっっ!!♥♥♥♥」


 想像された魔物に大胆に、けれど繊細に嬲られ。


「痒っ、痒い、痒いぃぃ!♥♥ 手、離してぇぇ!♥♥ 掻かせて、ケツ穴掻かせてぇ!♥ ケツ穴の中ボリボリさせてぇぇ!♥♥♥♥」


 痒みによって恥ずかしげもない言葉を叫び。


「でりゅぅぅぅ!♥♥ 止まらないの、きもちぃいぃ!♥♥♥ スライム脱糞気持ち良すぎておかしくなるぅぅ!♥♥♥♥」


 流動体を吐き出す感覚に色目が灯り。


「入れてっ、ほじって、弄ってぇぇ!♥♥ ほうっておかないで、ケツマンコ弄ってくださいぃぃ!♥♥ なにもないのやぁぁぁ!♥♥ ケツ穴欲しいのぉぉ!♥♥♥ 何でもします!♥♥♥♥ アナルお願いしますぅぅ!♥♥♥♥ お願いしますって、言ってるのにぃぃぃぃぃぃぃ!!♥♥♥♥♥」


 ――――――女の尊厳は地に落ちて、そこにアナル奴隷が咲き誇った。




 共和国某所のホテル。艶かしい臀部が並びに並ぶと、こうも壮観で煌びやかにすら感じられるのだと誰しもが思うだろう。

 例外という例外は、この光景を生み出した影の、否、尻穴の支配者のみである。


「こちらも使わねば鈍る。夢の空間で弄ぶのは楽しいが、現の感覚とて鍛えておかねばならんだろうて」


 これ以上鍛えて、一体誰のアナルを恥辱に堕とすというのか。

 仮想空間の調教で使われずじまいだったその指が、他と比べるまでもなく強力だと自負していながら、彼は指先をまだ鍛えたりないという。

 指を動かす気配だけで、巨大なベッドの上に並んだ剣の乙女が、白銀の剣聖が、妖精が、金のオランピアが、黄金蝶が。彼女たちアナル奴隷が一斉に『ほっほっほっほっ♥』とマヌケな腰振りをしてアピールする。誰が一番最初に弄ってもらえるか、それを下品に競う。

 尻穴を窄めて淫汁を飛ばし、指が入って果てることを想像して腸壁を蠢かせる。


「――――お願い、しますっ♥ 新米アナル奴隷に♥ ケツマンコお願いします♥ まだ一回も弄られてないのにガバガバ縦割れエロアナルになった♥♥ ケツ穴奴隷に♥♥ ケツアクメオホ声出させてくださいッ!!♥♥♥♥」


 その中にはピンク髪のアナル奴隷の姿もあった。一度たりとも指に触れられず、現実で顔を初めて合わせた初老の男に艶のある美尻を振って淫猥なケツ穴をヒクヒクと蠢かせる雌の姿があった。


「ケツアクメェェェェェッ!!♥♥♥♥ 願いますぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜♥♥♥♥」


 これから己の名を書き換えられる無様なケツ穴奴隷の媚び売り声が、汚く野太く下品で惨めなアクメ声に変わるまで、もう数分とない――――――共和国のたった数日間の記録は、歴史に刻まれることなく影に消える。残されるものは、ヒロインたちの堕ちた無様な姿だけである。





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