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天使様は露出痴女(椎名真昼・常識改変)

いつもご支援ありがとうございます。絶賛修羅場中ですが気晴らしもかねて趣味をねじ込みに来ました。

書きたい書きたいと言いながら、中々書く機会がなかったお隣の天使様に以下略の椎名真昼ちゃんです。というのも別にNTR書く趣味がないので、そっち方面の妄想に全然手が伸びなくて……で、しっくり来そうな設定が浮かんだので一気に書き上げてみました。

常識改変とは銘打ってますが、やってることは一つの植え付けです。タイトル通りのやつ。性癖はニッチかもですが、結構な力作になったので評判次第で続編考えたかったり。


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 成績は良くも悪くもない。運動神経は並かそれ以下――――悪目立ちはせず角も立たない人付き合いの学生。自己評価はそんな程度のもので、自分はこのまま何事もなく過ごしていくのだろうと彼は思っていた。

 そんなある日、彼は不思議な力を持った【スマートフォン】を手に入れた。不思議な力というのはことばどおりで、映し出した相手に〝干渉〟する非現実的な機能を有したスマホだ。当然半信半疑か、ありえないという認識を持っていた彼だが、不意にある同級生のことを思い出すと、興味がムクムクと湧いた。

 彼の通う学校には『天使様』と呼ばれる少女がいる。名を椎名真昼。文武両道品行方正。亜麻色の髪と肌はきっちりとした手入れが行き届き、端正な顔立ちは何十人という男子生徒を告白へと誘った。それでいて誰一人として告白は通したことがないという身持ちの手堅さ。

 彼女の噂は当たり前のように彼の目や耳にも入ってきているが、無駄な行為はしない事なかれ主義の彼は天使様を眺めるだけで満足していた。クラスが異なる故、関わり合うことなどないと。

 だがもし、もしも力が本物なら、もしかしたら天使様を思い通りにできるかもしれない。無駄な行為はしないとは言うが、そのスマホには彼を悪しき行動に導くだけの不思議な魅力が詰まっていた。囚われてはならないという正しい倫理観は、思春期という多感でありながら責任感の薄い彼の中で瞬く間に押し流された。

 書いてある〝仕様〟が本当なら、現実ではありえないことを起こせる。けれど万能ではない。


【撮影した者の嗜好を改竄できる。ただし改竄は一人だけで、重複させることもできない】


 他にも使えば使うだけ機能が増えるらしいが、実際にどれだけ機能が拡張されるかは分からない。根本とも言える条件も文言以上に厳しく、多くを望むとすぐにエラーを吐いてしまう。

 彼は学生ながら考え抜いた。ともすれば平均程度の学業より遥かに思考力を注いだ。暇潰しになればいい、などと考えていたはずの心はいつの間にか本気にすげ変わっていた。そして、天使様と呼ばれる完璧で美しい少女にある嗜好(せいへき)を植え付けることを思いついたのだ。





 天使様は時折、学校の図書室を使う時がある。図書委員である彼が知る、椎名真昼の数少ない行動範囲だ。第二校舎は文学に関する教室が集められているため、放課後は自然と人の数が減る。常に人が付いて回る人気を持つ真昼だが、図書館にいる間だけは静かに過ごすことができるようだ。もっとも、時たまそれを利用して天使様に告白し、玉砕する生徒もいるが、今日は運良く天使様一人だった。

 彼はこの時を狙っていた。図書室のカウンターから真昼の様子を伺うと、ちょうど本を探している真っ最中だった。


 不思議なスマートフォン、彼は【改竄スマホ】と名付けたそれを密かに構えると、真昼の全体像を画面内に収めて撮影した。

 無音の撮影に成功し、バレた様子もない。席の下でガッツポーズを取った彼はもう成功を疑っていなかった。

 急ぎ設定準備を行う。嗜好の改竄、即ち趣味や好みといった本人の本能的な部分に手を加える。可愛いものが好き。カッコイイものが好み。人によっては一人の時間を好み、人によっては群れることを望み、過激なものは暴力という点も否定できない。

 万人が個々に持つ嗜好に、たった一つ植え付けることができる。そのたった一つ、予め考え抜いた末に用意した【設定嗜好】を真昼に適応した。


「っ……♥」


 効果は、想像したより早く、好ましい形で現れた。

 元々が隙の見えない少女で、肌の色も突き抜けて白いこともあった。肩を震わせ、頬を赤らめた姿は遠目であれど非常に分かりやすかった。

 落ち着きなく周囲を見渡し始めたところで、彼も慌てて視線を落とした。アピールは不自然極まりないものだったが、真昼は安堵した様子で図書室の奥へ小走りで向かっていった。

 真昼からすれば判別している暇がなく、それほどまでに【設定嗜好】の影響力は絶大である証拠だった。

 奥に行かれてしまってはカウンターから見ることができない。密かに追いかけようとした矢先、改竄スマホが軽く震えた。


 スマホの機能が拡張され、どうやら撮影対象を遠隔盗撮できるらしい。何とも都合が良すぎる機能をタップすると、画面には図書室の奥へ走っていった椎名真昼の姿が、直接見るのと変わらない画質で映し出された。いいや、間近に映る分、普段より鮮明に真昼の容姿が見えるまである。

 近づくと荒さが見える、なんてことはない。天使様と呼ばれる少女は、間近で見れば見るほど外見が麗しいことが伺えた。

 そんな完璧な少女だからこそ、顔を真っ赤にして何かを堪える様が情欲を唆られる。美しく清純な天使様という幻想を喰い破るための嗜好が植え付けられた姿、スマホの力が本物であった確信を得てゴクリと生唾を呑む。


「はぁ、はぁ……♥ なんで、急に……いや……♥」


 真昼の声が聞こえる。どうやら音声付きらしく、こちらも鮮明な映像と同じく近くで生声を聞いている感覚だ。

 静かな図書室を保つためイヤホンを付ける。すると、その間に真昼の戸惑いは加速度的に増していた。戸惑いが増したなら、当然〝嗜好〟が否応なく襲いかかる。

 平時とは明らかに異なる荒れた息遣いの真昼から、激しい抵抗感が映像越しに伝わってくる。しかし嗜好改竄には逆らえないようで、少女の手はおもむろにスカートをたくし上げた。


「あぁ……っ♥」


 真昼の声は悲鳴ではなく、感銘と官能の声だった。目にした彼も釣られて声を上げそうになった。

 露になる真昼の下着。タイツにしっかりと守られた清純な白パンツ。生脚を隠して彩る薄黒いタイツの下には、禁忌的なデルタゾーンが潜んでいた。妄想で頭に思い浮かべることは容易いが、実物を目にすることはまず不可能だ。何故なら相手は天使様と呼ばれる、人間としての階級がまるで異なる少女なのだから。

 それを可能にしたスマホの力。改竄された嗜好【露出癖】が頭角を現したことで、彼の興奮は隠し切れぬものとなった。


「ふーっ♥ ふーっ♥」


 だが、余分な嗜好を受け付けられた椎名真昼の興奮はそれ以上であるらしい。天使様らしからぬ盛った表情で鼻息を荒くした彼女は、震える手をもう一段階深く潜り込ませた。

 タイツに指をかけて、膝上までスルリと下ろす。白さが眩しい太ももが露になった。


「だめ、だめっ♥」


 しきりに首を振る動きと言葉から察するに自制できないようだ。完全に露になったスカートの下に手を入れると、その〝先〟を行い始めた。

 僅かに黒い染みが滲んだ下着に指をかけた。数度上下したが、先を望む身体は真昼が思うより手が早い。数度の躊躇いが嘘のように、指は下着を勢いよくずり下ろした。

 目を見張るのは速度のみではなかった。映り込んだ真昼の秘部は、それはそれは美しかった。芸術的と言えるまでに。初めて知る輝きに心が奪われるくらいに。

 しっかりと処理をしているのだろう。剃り跡が見当たらない薄く鮮やかな陰裂は、天使様の並々ならぬ努力が伺える。それとも天性のものなのだろうか。彼からすればどちらでもいい。結果が大切だ。

 椎名真昼の女性器を目撃した。一生物のオナネタになる光景だろう。


「〜〜〜〜っ♥」


 一方の真昼は、彼の感動を露知らず呻いていた。叫び上げたい衝動を押さえつけ、謎の情欲が収まるまで耐え忍ぶ戦いだ。さぞ辛いだろう。けれど頬は自然と緩み、露出癖が満たされていることに悦びを感じている。

 未知の快感に悦び、同時に恐怖した得も言えぬ表情。下着に染みを作るくらい性的な興奮を得た秘部が花を開きかけている。限界は、やはり誰もが想像するより早かった。


「お゛っ……♥♥♥」


 ブジュッ♥


 天使様から飛び出したとは思えない低い声だった。天使様の愛らしい秘部から噴き出したとは思えない潰れた汁の音だった。

 女性器から愛液を噴射した真昼は、彼女史上最も品性のない顔を作った。露出の快感で思わず表に出た本能のメス顔を彼は一生忘れることはないだろう。


「はっ、ひっ……はぁ………………あ」


 余韻に浸るように息を整えていた真昼が、不意に声を上げた。一転して顔を真っ青にした彼女は大急ぎで乱れた衣服を整え始める。

 【設定嗜好】は常に継続されるわけではなく、一定の周期がある。始まりは唐突で、終わりは決まっている。この場合、真昼が露出で感じた快感が頂点に達した際に終わりが訪れるのだ。

 そうなった時、真昼は『天使様』に戻る。なぜこんなことをしたのかという罪悪感が垣間見える顔を見て、彼はスマホを閉じた。

 自分で仕掛けて罪悪感を覚えたから、というわけではない。すぐ彼の前に現れることが容易に想像できたからだ。


「こ、こちらをお願いします」


 元々、真昼は本を借りるために図書室へ来ていた。奥に入った以上、何かしらの本を借りてから退出しないと不自然に値する。天使様の生真面目な本質が何となく見えてくる。

 だが、普段できている仕草がどことなく不自然だ。公共の場で露出して気持ちよくなったのだから、冷静でいられる方がおかしいのだけれど。

 かく言う彼も心臓が痛いくらい跳ね上がっていた。目の前の少女から漂うほのかに甘い香り――――に混じった鼻腔を突く匂い。

 これが女の匂い。あの真昼が、図書室の奥で愛液を飛び散らせた香り。頭の中にこびり付いた秘部の形、恥じらう身体は今頃濡れた下着に羞恥を覚えているのだろう。


「ありがとうございます……し、失礼しましたっ」


 我ながら、よくおくびにも出さなずに対応できたものだと思った。声を上擦らせた真昼が図書室から退室し、彼もようやく一息付くことができた。

 ただ設定して、見ていただけなのに凄まじい疲労感が迫る。けれど、実に心地の良い疲労感だ。

 たった一つの嗜好。一つと言えど、人を簡単に狂わせられた事実に彼は震えた。

 人の人生を狂わせられる恐怖と、人の恥辱を自由自在に操れる歓喜。この力があれば、他者を破滅されることはもちろん、自分に都合の良い場所を生み出すことも難しくない。まだ学生という知見であれど、この力の汎用性は感じ取れた。

 しかし不思議と何でもできるという全能感はない。何でもしてしまおうという欲望より――――天使様の恥をもっと見てみたい願望が強い。


 真昼がいなくなってから、彼はもう一度改竄スマホのカメラを起動した。が、想像した映像は映らない。

 どうやら【設定嗜好】が発動した時と、その前後にしか相手を映さないようだ。常時盗撮できる都合の良い機能ではないということだ。もっとも、恥姿を晒す時だけ盗撮が機能するだけで、都合が良すぎると言わざるを得ないが。

 慌てることはない。あの『天使様』は自分の掌中にある。彼だけの自尊心に満たされながら、次の機会を密かに待ち望んだ。




 【設定嗜好】の発動は任意ではなく強制だ。彼も、当然真昼も制御できない。まったくもって無責任な権能だが、困るのは真昼だけで彼にはまるで害がない。強いて言えば、ただ待つだけの時間でムラムラが溜まって溜まって仕方がない。かといって雑なオナニーで解消したくないのは、真昼という最高のオカズを手に入れてしまったが故の弊害だった。

 悶々とした気分で過ごしていた休日の昼頃、改竄スマホが振動した。自室のベッドに寝転がっていた彼は、待ち望んだ通知に飛びつくようにスマホの遠隔盗撮を起動した。


「あぁ、また♥ うぅ……♥」


 ちょうど露出癖が露になって身悶えしているところらしい。タップして画面を動かすと、自分の部屋とは似ても似つかない整理がしっかりと行き届いたリビングが見て取れた。

 マンション住まいなのは聞き及んでいる。ということは自宅だろう。外でなかったことへの落胆と、初めて真昼の自宅を引き当てたことへの悦びが複雑に両立していた。

 真昼の中で【設定嗜好】が目覚めたのは、これで一度や二度ではない。校内では既に三度、彼女は露出癖に目覚めている。慌てて図書室へ入ってくる姿や、トイレの中に籠る羽目になり声を抑える姿などかなりの見応えがあった。

 そして、数度の露出によって真昼の嗜好は開花し続けていた。言ってしまえば、欲張りになっていた。

 初めは多少の露出で済んでいたものが大胆になり、一度の甘イキで済んでいたものが、数回の甘イキや深イキが必要となったりと。憚らない言葉を使えば、椎名真昼の変態性が増し続けていた。

 そんな真昼が滞在する自宅という場所は、彼女の成長した変態性を広めるにはまたとない機会だ。学校では『天使様』でいなければならない真昼も、家では少なからず肩の力を抜くはずだ。


「すぅぅぅ、はぁぁぁぁ♥」


 予想は当たった。動悸の激しい心臓を飼い慣らすように深呼吸をした真昼は、学校での躊躇いから打って変わって勢いよく衣服を脱ぎ捨てる。

 自身の欲求を一刻も早く満たそうとでも言うのだろうか。ふと、彼女がこの嗜好とどのように向き合っているのか興味が湧いた。

 日々のストレスに身体が耐え兼ねた。天使様と呼ばれる完璧さの疲れから、露出という全てをさらけ出す快感に目覚めた。あるいは彼が知り得ぬ、彼女を完璧たらしめる事情が……などと詮索したところで意味はない。

 彼は真昼と親しくない。お隣同士どころか、学校ではクラスさえ異なる。親しい仲、恋人になって事情を知ろうとは思わない。

 天使様という完璧な存在が穢される姿を楽しむ。これほど楽で愉しいものに比べれば、恋人関係など矮小なものにしか見えなかった。


 そうこう考えているうちに、天使様は脱衣を終えていた――――天使の如き裸身だ。

 シンプルな表現が適している。白い肌はすべてをさらけ出し、それでいて赤みを帯びた扇情的なものと化していた。完全に露になった乳房まで完璧だ。並以上、豊満と言える胸に色素が薄く白い肌を阻害しない乳輪と乳首。美しく細い身体に女の膨らみを確かに帯びた乳房は、男の夢を詰め込んだ代物だ。

 まして、その股が淫らな糸を垂らしているとなれば、強欲なまでにと付けざるを得なかった。


「やっぱり……足りない、ですよね♥」


 愛液は太ももを伝って、足先に零れるほどの量と勢いだ。それは興奮でもあり、同時に欲求不満の現れだと真昼は自覚しているらしく、甘さを感じる声でポツリと呟いた。己の性癖に語りかけるおかしな姿さえ様になるのだから、天使の美貌は恐ろしい。

 自宅という安堵できる場所で全裸露出。ある種、絶対の安心感が心を守ってしまい、芽生えた露出癖の障害になっている。いやらしい願望に犯されていようと、頭のいい真昼なら簡単に行き着くだろう結論だ。

 ならどう解消するべきか、というのも真昼は合理的な決断を下していた。彼女は一度自室に寄ると、二つほど道具を手にしてある場所へ向かった。


 自宅でありながら野外であり、陽が照りつけて白磁の裸体に汗を滲ませるベランダへと足を踏み出した。


「ふ、んぅぅ……♥♥」


 陽光を浴びた真昼が官能の鼻息を零す。室内と密接したベランダは、安堵と危険の隣り合わせ。今の真昼にとってうってつけな場所であろう。

 フルフルと愛らしさを覚える裸身の揺らぎ。気持ちよさを緩慢に堪能したい本能と、早く終わらせて決別したい理性のせめぎ合いが彼の目に映る。安地によってすっかり逆転した行動が手に取るように理解できた。

 真昼が何をしているのかと言えば、手に持った道具を己の股間に挿入れようとしているのだ。反り返ったフォルムが特徴的な卑猥な色の道具は、少しでも性に興味があれば知っていそうなものだ。


「んっ、あぁぁぁぁっ♥」


 ずっぷん、と膣穴に玩具を挿入れて、僅かに身体を仰け反らせる。内股で必死になってバイブを挿入する絵は、猥りがましい中で慎ましやかなものを感じる。天使様が自慰行為のための玩具を挿入した、という事実だけはいやらしさしかないものだったが。

 羞恥露出の興奮で濡れた股は驚くほどスムーズに棒のバイブを咥え込んだ。卑猥なモノを咥えた秘部を気にする素振りを見せながら、真昼は意を決してもう一つの道具を己の手首に課した。

 銀色の鉄枷。恐らくは玩具の手錠だろう。それを付けた両手をベランダの柵に掲げた少女は、まるで拘束されて動けないと言った姿を晒した。ベランダの柵は立って身を乗り出せる程度の高さしかないため、必然しゃがまざるを得ない。

 しゃがめば、秘部がハッキリと見える。見えれば、結合部がくっきりと露になる。真昼は両手を掲げ、股間を蹲踞でおっぴろげた天使様にあるまじき拘束露出を自らやってのけたのだ。


「ふぁっ、あぁぁぁんっ♥♥」


 効果は声を露骨なくらい艶めかしくした真昼を見れば、一目瞭然と言うものだ。

 擬似的とはいえ拘束で動けない。股をみっともなく広げる。野外でバイブを挿入してオナニーする。どれも成長した露出癖からすれば垂涎物のシチュエーションだ。

 真昼の秘所は膣壁からトロトロと愛液を滴らせ、堪らない様子でひくついている。真昼の顔も、危険と隣合わせの露出に挑んでいるとは思えないほど蕩けきっていた。


「あっ、あぁっ♥ きもち、いい♥ 昨日の♥ なんかより、ずっと、いいっ♥♥ んんっ、ふっ、あぁんっ♥♥」


 喘ぎながら発せられた言葉から察すると、バイブによるオナニーを昨日試したばかりらしい。絶頂で止まるのであれば、欲求不満を解消すればと考えたのかもしれない。残念ながら、露出が関わらない自慰行為は単なる自己満足だ。彼としても、真昼の慎ましやかなオナニーが見れないのは残念なのだが、ここまで派手な変態露出オナニーを見れただけでお釣りが来るのは間違いない。


「はっ、はっ♥ 中に、戻らない、と♥」


 本能のまま喘いでいた真昼の冷静な思考が表に出てくる。マンションのベランダは柵から身を乗り出せば隣が見える。

 たとえば隣が滞在していたとして、真昼の喘ぎ声に気づいて様子を見に来ればどうなることか。自ら危険性のある環境に飛び込んで興奮する嗜好とは裏腹に、真昼の理性が警告を促すのは無理のない話だ。

 しかし、理屈はどうあれ彼が見たい光景から離れるのは望ましくない。彼はスマホの画面をタップし、新しい機能で真昼に〝イタズラ〟を敢行した。


「はぁ、ふぅ……えっ!?♥」


 まず手錠を外そうとした真昼が声を上げて驚いた。簡単に外れるはずの玩具の手錠が外れないとなれば、誰だって驚きはするだろう。

 手錠をかけているだけなのだから、素直にベランダから中に戻ればいいものを。満足いかない露出癖がそうさせるのか、真昼は解けない手錠を躍起になって解こうとした。その間に、彼はもう一箇所に備わった道具をタップした。

 最弱で動いていたバイブを遠隔で操作し、振動を一気に最強へ変えてやった。


「ひっ――――い゛いぃぃぃぃぃっ♥♥♥」


 変化は顕著だった。バイブが真昼の膣から飛び出そうな勢いで暴れ狂い、淫汁をあちこちにぶちまける。

 吹き出したのは汁だけでなく声もだ。真昼は垂れた鼻水を脱ぐうより歯を強く食いしばることを優先した、必死ながらマヌケな顔で嬌声を上げた。


「な、んっ、あっ、う゛ぅうぅぅぅぅぅ〜〜〜〜♥♥♥」


 嬌声を上げた、という時点で声を我慢しきれていない。我慢していると思い込み、露出とバイブの快感を剥き出しにしたメス声を張り上げてしまっていた。

 そんな快感を長く我慢できるはずもなく、真昼はガクガクと震わせた両脚の爪先を反り立たせ、腰を突き上げて潮を吹く。


「い゛う゛ぅ゛っ♥♥♥♥」


 ブシュッ、ブシュッ、ブジュウゥゥゥゥッッ♥


 凄まじく、素晴らしいイキ潮を吹き散らかす。我慢と蕩けが綯い交ぜになって鼻水を噴いたおかしな顔は、天使様の面影も怪しいほど卑猥だ。びちゃばちゃとベランダと硝子をアクメ潮に晒す。


 派手なアクメをキメて、嗜好はさぞ満足したことだろう。彼の竿も心地よすぎる余韻に浸っている。

 手錠の硬さとバイブの振動を元に戻してやると、真昼は真っ赤な顔でそそくさとベランダから退散した。直後、隣人が様子を見に来たように見えたが、盗撮映像はそこで終わってしまう。

 手錠は素人故の焦り、バイブは誤作動で済む。だがあの惨状だ、そちらを誤魔化すのは真昼が大変かもしれない。

 まあ、真昼なら上手くやるはずだ。ほとほと彼女の痴態にしか興味がない彼は、記録できるようになった真昼の露出動画でまた心地よい時間を味わうのだった。




 開花した嗜好が退くことはない。着実に進み続け、真昼の露出癖を高めていく。それは脳髄を痺れさせる刺激的な露出、危険度の高いやり方になっていくのと同義だった。

 太陽が完全に落ち、月の明かりすら頼りなく感じる深夜。

 少ない光源に照らされた裸身の白肌は、相変わらず美しいものだった。それがありえないほど汗ばみ上気し、熱気を帯びているのは、極限の快感と羞恥に限界を超えつつある証だろうか。


「はっ、はっ♥ だめ、こんな、バレたら……見て、もらうどころじゃ、なくなって……♥♥」


 言いながら、真昼は脱ぎ捨てた制服からフラフラと遠ざかっていく。対面を気にする天使様の仮面は、植え付けられた露出癖の成長で剥がれ落ちているらしい。

 ただそれでも羞恥の意識は強くある。なければ、露出という快感は成り立たない。破滅的な願望はギリギリであればあるほど、過剰な興奮をもたらす。

 家のベランダで露出するのとは訳が違う。河川敷は花見の時期はとうに過ぎ去り、深夜で人気があるはずもない。だとしても、安寧の地が間近にある家と違って、外は完全な破滅と隣り合わせなのだ。

 野外露出。成長した【設定嗜好】がいずれ求めるのは分かっていた。分かっていたが、想像するのと実物を見るのとでは価値に雲泥の差がある。

 あの椎名真昼が、後先を考えず野外で全裸になるほどの変態に堕ちた。マンションから少し離れただけの場所ではあれど、今の真昼からすればあまりに遠い。誰かに見つかれば、慌てて逃げることすら叶わない距離なのだ。


「はぁ、はぁ……風、気持ちいい♥ 裸になってる、だけなのに♥」


 ベランダの一件で理性が抑えを効かせたのか、道具を持ち込んではいないようだ。されど変態性を抑えられたかと言えば、裸の身体を余すことなく晒し、夜風にブルリと震えて『ぷぴゅっ♥』と愛液を吹いて恍惚と笑った真昼を見たら、とてもそうは思えない。

 言い訳ができないが故に、これまでにない絶大な快感を得られている高揚感がそうさせているのだろう。真昼は、道の真ん中で見たこともない恥を晒し始めた。

 両手を頭の後ろで組んで両腋を風に当てると、中腰を描きながら両脚の膝を限界まで外へ向ける。膝と腰が水平になった、と言えば非常に分かりやすく――――椎名真昼のガニ股腋見せポーズの概要が読み取れるだろう。


「ふっ、ふーっ、ふぅぅぅ♥♥ お゛っ♥ は、はしたない、みっともないぃ……♥」


 無様で下品。誰に言われるまでもなく、真昼が自覚していることだ。汗でムワッと匂い立つ腋も、濡れた秘部やヒクヒクと蠢くケツ穴まで暴き立てたポーズを下品と言わずになんと言うのか。

 まして、そんなポーズの自分に興奮して頬を蕩けさせる者を変態と呼ばずになんと呼称する。満足するためのポーズ探しに余念がない本能に敬服すら覚えた。

 幻滅しそうなほど情けなく惨めなポーズだが、それを『天使様』がしていると分かれば男は表現し難い興奮を覚える。彼がそうなのだから、この理屈は不思議と通じた。

 そのままイッてしまいそうなくらい鼻の下をだらしなく伸ばした真昼だが、成長した嗜好はまだ露出羞恥が満ち足りていないらしい。

 素っ裸で何一つ隠せないガニ股ポーズでまだ足りないものがあるというのか。真昼の手は、その疑問に自ら答えを出した。

 おもむろに尻臀を鷲掴みにした彼女は、指を菊門の皺に喰い込ませながら『ぐにぃーっ♥』と直腸を吹き曝したのだ。


「ふお゛っ♥♥ は、恥ずかしっ♥ い゛ぃお゛お゛ぉぉぉぉぉぉ……♥♥♥」


 中腰ガニ股でケツを突き出し、排泄穴の中身を夜風に晒す。どんなドMの変態でも、今の天使様に劣る品性下劣を極めたプレイだ。

 鼻の下だけでなく唇を尖らせて伸ばした真昼から、太い甘美な声音が響き渡った。無音の世界に天使のオホ声が走る。


「ん゛お゛ぉぉぉっ、イッぐッ♥♥♥♥」


 ブジュウ゛ッ♥♥


 ケツ穴を暴いた快感で絶頂し、秘所を花開いた。舌を突き出したアヘ顔で、大きな空間を描いた股の隙間にアクメ潮を噴射する。

 聞き慣れつつある濁った潮吹きが道端にメス臭香る染み込みを作り出す。


「…………あっ、やっ……♥」


 それだけのことをして、真昼に芽生えた嗜好はようやく満足をしたようだ。

 今さら清純ぶっても遅いと言われそうな赤面をした真昼が、脱ぎ捨てた衣服の元に内股小走りで向かうギャップに彼は笑いが込み上げそうになった。

 今笑ってはならない。この夜はまだ終わっていない。否、むしろこれから始まるのだ。


「……………………………………………………………………え?」


 聡明な真昼にしては、理解までかなりの時間を要したのが分かる長い長い沈黙。

 そこにあるはずのもの、なれけばいけないものがなくなっていたら、彼女の反応に異常な部分はない。

 脱ぎ捨てた制服が、下着も含めて一つ残らず神隠しにあっていれば、天使様の思考を停止させるに足るというものであろう。


「うそ……どこ、どこにっ。やっ、あぁ……っ!」


 真昼は言葉にならない声を上げて周りを探し始めた。風に飛ばされたかと考え茂みを、なければ道を行ったり来たり。裸のまま尻を揺らして弄る姿は滑稽だ。物を持ち込まなかったことが災いし、光源足り得るものが何一つない中での制服探しは難航しそうだ。

 ――――そもそもどこにもない。あるはずがない。真昼の制服は、既に彼が回収済みなのだから。


「っっっ!!」


 真昼の心臓が一番に跳ね上がったのが分かる。先の変態ケツ穴露出とも比べるまでもなく、正気の状態で足音を聞いた絶望に跳ねる鼓動の方が激しい。


「っ、っ……!」


 彼女は暗い周囲を見渡すと、河川敷の坂に誂られた階段に身を隠した。もちろん手摺りも何もない石の階段に隠れる場所などあるはずもなく、道を歩く誰かがのぞき込まないことを身を丸めて祈ることしかできないのだが。

 当然の話ことになるが、深夜の河川敷にそう都合よく人が現れるはずがない。改竄スマホを使って絶好の機会を探っていた彼が、正気に帰った真昼を弄ぶために仕組んだものだ。

 だが、仕込みの本人である彼ならともかく、真昼は何も知らない。知る由もなく、恐れていた事態に身を震わせることしかできない。極限の興奮で忘れかけていた〝人に見られるかもしれない〟という露出の原初にして最大の興奮が、本当の瀬戸際になって迫ってきている。

 何度も言うが、正気の真昼にだ。大胆にガニ股でケツ穴を拡げる変態嗜好の彼女ではなく、恥部の一部を露出するだけで周囲を忙しなく見て不安がる正常な思考回路の持ち主である椎名真昼。


「ふ、ふぅ、ひ……ぁ……ひっ、うぅ……♥」


 コツコツとわざとらしく靴音を立てると、縮こまった真昼が身体をビクッビクッと揺らす。口を手で抑え、涙で顔をぐしゃぐしゃにして悲鳴を我慢する小動物のような姿に堪らない興奮が彼の身体をも震わせた。

 近づいていく。近づいていく。近づいていく。そうして、素晴らしいものを見せてもらったお礼に――――――階段の前でピタリと止まってやった。


「あ……」


 終わった、とでも言いたげな吐息が無音の夜に響き渡った。

 バクン、バクンとはち切れんばかりの心音が聞こえてくるようだ。

 少しばかりの礼を終えた彼は、回収した制服を地面に置きつつ再び足音を立て始める。気づかなかったと知らせるためわざとらしいくらいに、大きく。


「ふっ、あ、あぁぁぁぁぁぁ……♥♥♥♥」


 ちょろちょろっ♥ ぷしゃ、ぷじゅっ、ぷしゃぁぁぁぁぁぁ♥ びちゃびちゃばちゃっ♥


 絶望の緊張が解けた瞬間、真昼の顔は原型を留められないほどに蕩けた。

 股から零れたのは安堵の失禁。そして身体に染み付いた羞恥の快楽。あれだけのことをして、理性を表にしたまま追いやられて影響が出ないはずもない。

 イヤホンを付けて見て聞いていた音が途絶える。最後の最後で本当に良いものが見れた。天使様が見せた深夜の露出ショーの閉幕を飾る音色を背に、彼は大きな靴音を最後まで鳴らし続けた。




 椎名真昼は天使のような笑みを浮かべる。今日も変わらず、その白い肌をぴっちりと隠して微笑む。

 その身体が野外で露出を楽しみ、その理性が安堵の失禁をしたことを誰も知らずに皆は彼女を『天使様』と持て囃す。


「っ、うぅ……♥」


 今日もまた、彼女は密かに露出をする。滞在することが増えた図書室は、彼女にとって数少ない安寧を得られる場所なのかもしれない。バレることはないと思っているのかもしれない。

 どんな時も、慣れ始めの油断は警戒しなければならない。たとえば、奥へと向かう天使様の様子をいつも見ている図書委員が、ふと行き先が気になってしまったとか。

 人の視線を常に浴びる天使様が。人の視線を妄想して気持ちよくなる露出魔が。人の視線を忘れるなんてあってはならないことだ。


「――――椎名さん。そんなところで、何してるのかな?」


 ――――それを思い出してもらった時の顔は筆舌に尽くし難いものだった。



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これが私なりの露出性癖+無様エロじゃ。好きやねん露出性癖……自分からやりに行くのが好きだけど堕ち切ってるのはなんか違う。意味わかんねぇな。


まひるんまた書きたいなぁとは思いますが、前書きの通りNTRは多分書かんので何とも。あったとしても今回みたいに原作前でほんの少し存在をチラチラさせるくらい。

一対一のラブコメでNTR抜きってものなんか奇妙な話なんですかね。性癖のストライクゾーンは人それぞれ、キャラ次第でもあるので仕方ないね。

次の更新は上位プランの予定ですが、修羅場の終わり具合でクヨウ様になったりするかもしれない。書きたいネタがやっと浮かんで、導入も書き終わったので。

Comments

返信ありがとうございます。全然構いませんので、先生の書く天使様がまた読めたら嬉しいです。

トキハ

めちゃくちゃえっちで最高でした……変態性が極まって野外でお尻を広げちゃうところが特に好きです! もし良ければ続きも読みたいですね……!

野良猫

どっちにしてもエロくなりそうで私も性癖が捗ります。 ありがとうございます。天使様は絶対また書きたいと思っているので、しっかり構想を練っておこうと思います!

いかじゅん

ありがとうございます!!ドスケベ天使様を書けて私も嬉しいです。 露出癖植え付けからの別改竄仕込みは盲点でした!!!!作者の癖に全然思いつかなかった……続編を書く時はもしかしたら使わさせていただくかもしれません!

いかじゅん

ここから更に下品にしてもいいし無様エロを極めても楽しい。 続きがあったら読みたい作品

焼き肉万歳

天使様がエロくて最高でした。 このまま露出癖を植え付けて改竄抜きでも露出マゾになった真昼にアナルとかの別の改竄仕込んだりと妄想が捗る

トキハ


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