NokiMo
いかじゅん
いかじゅん

fanbox


裏闘技場で無様醜態の限りを尽くすプリンセスのお話(プリコネ・ペコリーヌ)

いつもご支援ありがとうございます。本日は、先日アンケートを実施しました裏闘技場、アリーナの一作になります。ヒロインはご存知プリンセスペコリーヌです。やっぱりペコは強かった。

そんなこんなで書き進めてたわけですが、これでえぇんか……?みたいな無様下品の作品になりました。こ、これで本当にいいのかなぁ。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


『さあさあ、今日も名だたる挑戦者がチャンピオンたちに挑み、無様に敗れて散っていくこの裏闘技場に、新たなる美しき挑戦者が登場だー!!』


 だだっ広い会場に響き渡る司会進行の声に、歓声はこれ以上ない盛り上がりを見せていた。観客席から溢れ出る怒声にも似た歓声は、リングに立つ金髪美少女の〝敗北〟を一身に願っていた。

 そんな薄汚れた願望を背負わされた少女は、けれどプレッシャーを跳ね除ける力強い意志を滾らせていた。必ず勝つ。それほどまでに彼女の心は燃え滾り、観客全員に陵辱を望まれたとしても、心は焦燥に囚われずに済んでいた。


『彼女の名はペコリーヌ……しかし、それは偽りの名! 彼女こそランドソル王国が誇る美しき王女、ユースティアナ・フォン・アストライア! 王冠を抱いた少女が、多くの前座を踏み越えて遂にこの裏闘技場に参戦だー!!』


 司会の大仰な紹介でペコリーヌ、真の名をユースティアナ・フォン・アストライアが初めて表情を変えた。もっとも、彼女にとっては『ペコリーヌ』も大切な名前であり、それを偽りと呼ばれたことへの不快感が起こした変化であろうが。

 ランドソル王国の王女、便宜上ペコリーヌと呼ぶ少女が、このように下劣な雰囲気を隠さない裏社会の闘技場に姿を見せたのは、もちろん理由があってのことだ。


 王国地下に違法な闘技場が建設されている。その報告がペコリーヌの耳に入った時には、許可なき闘技大会が恐ろしいまでの盛り上がりを見せ、正面からの取り潰しが不可能に等しくなっていた。

 そんな時、ペコリーヌの元に裏闘技場への『招待状』が届いた。曰く、王女の大切な仲間を預かった。返して欲しければ、裏闘技場に参加しろ、と。

 手紙の内容は、無人になったギルドハウスが真実であることを物語っていた。本来、彼女は王女であることを優先する立場だ。けれど、王女の立場に戻ることができたのは、その仲間たちがいたからだ。

 放っておくことなんて出来ない。ペコリーヌは決意を固め、彼らの要求通り裏闘技場の舞台に上がった。剣を掲げ、リングの上に威風堂々たる姿を見せた。


「わたしの名前はペコリーヌ! この戦いに勝って、また皆と美味しいご飯を食べます!! こんな無意味な戦いより、ご飯の方がずっとずーっと大切だって、分かってもらいますから!!」


 食を大事にするペコリーヌらしい宣言だが、観客からはブーイングが飛び交う。彼らにとっての食は〝性欲〟。嘆かわしいことだが、観客はペコリーヌの信念を理解することはないのだろう。

 だがペコリーヌにとっては大事な信念、そして誓いだ。彼女は考え無しに裏闘技場に参加したのではなかった。

 人を見世物にする品性下劣な祭り。裏闘技場は武具の使用、暗器の持ち込みなどに制限はない。よくある格闘技の大会などとは大きく異なり、ここは殺し殺されの場だ。そして、観客の前で女が地に伏しようものならば――――逆に言えば、ペコリーヌが勝利した場合彼らの催し物は台無しになる。

 彼女の狙いは裏闘技場の壊滅だ。正面から難しいのなら、入り込んで力で理解させ、こんな下劣な祭りはいけないことだ、無意味なことだと観客に分かってもらう。

 少々強引すぎる手段かもしれないが、女を晒し物にできないとなれば裏闘技場自体の支持率や熱が下がり、王宮側にも手の打ちようが出てくる。決して、夢想妄想の計画ではない。


『挑戦者のやる気は十分! ではこれより、多くの前座を返り討ちにし、会場を大いに温めた我らがトップレスラー《サセブザマ》選手、入場です!!』


 無論、ペコリーヌの考えは勝利が絶対条件だ。裏闘技場は勝てば求める物を手に入れられる場だが、負ければ地の底へと堕ちてしまう。栄光か泥沼か、すべてはペコリーヌの戦いにかかっていた。

 少女と同じリングに現れたのは、筋肉隆々の身体を黒いプロレスパンツ一枚で見せつけた巨漢だ。二メートル強という小柄なペコリーヌを遥かに超える体格の持ち主である彼は、リングを支配する絶対者として少女を見下ろす。広く場所を取ったリングが男の登場で矮小に感じられるほどに、男の体格は異常だった。

 異様な圧力だ。武器の使用は禁じられていないのに、その身一つで挑戦者を迎え撃つ彼の身体は何かしらの強化が施されているのかもしれないとペコリーヌは額に汗を滲ませる。だが、ペコリーヌとて何の装備も無しにリングへ立ったわけではない。巨漢に見下ろされながら一歩も引かないペコリーヌの力となる『王家の装備』は、小柄な少女である彼女に凄まじい力をもたらす。

 そして何よりペコリーヌには絆がある。仲間たちと離れていようと、消えることのない唯一無二の絆が彼女に勝利を与えてくれる。


「どんな人が相手でもわたしは負けません! ユウキくんたちのために、全力全開でいきます――――チェンジ・プリンセスフォーム!!」


 リングを照らす邪な気を振り払う輝きがペコリーヌを包み込む。彼女は絆の力を結集した『プリンセスフォーム』へと変身した。


『おおっと、何と美しい姿でしょう! 薄汚れたリングの上に現れた輝かしき姫騎士! 王女、いえ、ペコリーヌ選手が初めから切り札を使用し最強のチャンピオンに応戦だー!』

「手加減はしません! わたしの大切な人たちを返してもらいます!」


 ペコリーヌが《サセブザマ》に飛びかかった。光の翼を広げ巨漢に迷うことなく直進する。


『ペコリーヌ選手VS《サセブザマ》選手、勝つのは――――――』

「わたしです!!」


 プリンセス・ペコリーヌが言葉を遮って勝利を宣言した。

 あらゆる危機を乗り越えた絆の力を凝縮した美しく華やかな鎧を纏い飛翔する王女が、リングの上で勝利する場面を観客の誰もが想像した――――――






「あ……あ゛ぁっ゛♥ が、げほっ、ごほっ……♥」


 否、だとしたら全くもって見当違いだ。観客はペコリーヌが敗北する瞬間しか想像していなかった。

 まさに今、巨漢の丸太のように太い腕が少女の首に回り、ヘッドロックを掛けられている。その屈服な腹肉に磔にされた絶体絶命のペコリーヌを想像したに違いない。


『捕まった、捕まってしまったー! 開始二十秒! すばしっこく動き回ったペコリーヌ選手ですが、サセブザマ選手の屈強な腕に捕まり、その細い首を締めあげられているぅー!』

「は、はな゛じでっ゛♥ ぐっ、くっ、う゛ぅっ!!♥」


 男は観客の望み通りにペコリーヌを拘束し、絞め上げる。彼女も抵抗を試みているようだが、首を絞める腕は細い指にピクリとも動かず、ブーツで蹴りつけたところで巨漢はビクともしない。二人の体躯差も相まって、ペコリーヌの全身が男の胴体に磔られたような格差を感じざるを得ない姿だった。


(そんな……プリンセスフォームで、手も足も出ないなんて!)


 プリンセスフォームは特別だ。ありとあらゆる敵と互角以上に渡り合える絆の姿。

 その思い上がりは十数秒でへし折られた。ペコリーヌの放った刃は男の筋肉に封じられ、得意の突進速度もまるで役に立たず、小バエを指で摘むような神業で彼は少女を掴まえた。

 そこから何もしなかったわけではなく、王家の装備とプリンセスフォームの権能を指に込める力に回している。だが知っての通り、ペコリーヌの指先は己の首を絞める腕を揺るがすどころか、震わせることさえできずにいた。


「お゛っ♥ いぎっ、でぎな゛……♥」


 首を絞められれば空気が行き渡らない。死の気配が濃厚に迫ると、美少女と呼ばれるに相応しい美貌にも変化が起きる。

 脱出のために力を込め、絞め技を喰らい苦痛を覚えた真っ赤な顔は、めいっぱい開いた鼻孔から鼻水を噴き出した無様極まりないものになりつつあった。半開きになった口からは舌根が飛び出し、ピクピクと痙攣していた。観客たちが望む表現で一番近い表情で言うなら、アヘ顔だ。命の危機という割には、些か淫乱すぎるものだ。


『さあ、美しい井の中の蛙が大海を知ったところで、リングの秘密をご紹介。観客の皆さんは存じ上げているだろうが、このリングには女性選手にのみ力を発揮する魔法が仕掛けられている! 痛みや怪我をすべて快楽に変換する強化魔法(バフ)だー!!』

「き、きいてませ、ん゛げぇ゛♥」

『痛みを感じない身体という最大の利点を挑戦者はどれだけ活かすことができるのか!』


 女選手たちだけが知らないフィールドギミック。普通なら、屈強な男から与えられる痛みや傷が無くなることは大きなメリットになる。

 しかし、こうも過剰な攻撃がすべて快楽になったとなれば、どうか。


「お、お゛げぇ……ほげっ、うぐお゛ぉ゛っ゛♥♥♥」

『ペコリーヌ選手、絞められた身体が淫らに震えているぞ! 白目を剥きかけているところを見るに、意識の限界はすぐそこかー!?』


 人間の身体は快楽を嫌がるように出来ていない。首を絞められ呼吸困難なペコリーヌは、その死を感じさせる強大な苦痛が快楽に変化している。


「お゛っ、お゛ぉぉぉぉぉぉ……っっ♥♥♥」

『イクか!? イクのか!? 王女がイッてしまうのかー!?』


 気絶を迎えるほどの快感を受け入れる身体が行き着く先は、一つでしかない。


「お゛っほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!♥♥♥♥」


 ぷしゅぷしゅぷしゅうぅぅぅぅぅぅ♥ じょろ、じょろろろろろろろろ……♥


 白目を剥きかけたアヘ顔を晒し、爪先を思いっきり折り曲げながらアクメをキメる。


『イッたー! いきなり潮吹き! 失禁! ペコリーヌ選手、プリンセスフォームという切り札を披露しながら大敗! 裏闘技場史上最速、歴史的大敗瞬殺アクメをキメたーーーー!!!!』


 プリンセス・ペコリーヌは、イキ潮と溢れ出た失禁で煌びやかな衣装を汚しながら大衆の前で絶頂してしまった――――――






 ペコリーヌが敗北アクメをキメた翌日、裏闘技場は変わらぬ盛り上がりを見せていた。来客は満員で、中には王宮貴族がお忍びで訪れている姿も見受けられた。高貴であるべき人間さえ虜にするは、偏に美しい少女たちの醜態だ。


『本日も始まる裏の闘技大会……ですが、本日は手稿を変えて特別試合(エキシビションマッチ)! あれほどの醜態を晒してなお、浅ましく勝利を求める雌豚の面の皮の厚さ! 実に素晴らしい! そんな無様なプリンセスに登場していただきましょう!!』


 ある意味ペコリーヌは象徴だ。敗北した彼女に与えられた選択肢は二つ。負けを認めて奴隷になるか、負けを認めず特別試合に挑むか。

 事実上、選択肢のない交換条件にペコリーヌは浅ましいと言われようと応じるしかなかった。自分だけでなく、仲間の命運まで背負った少女の表情は、一日前の凛々しい王女のそれではなくなっていた。


「う、うぅ……こんな格好、恥ずかしすぎますよぉ……♥」


 無様なプリンセスと称されたペコリーヌは、余りの恥ずかしさを言葉にしながらへっぴり腰でリングに上がった。

 敗者にはペナルティが待っている。裏の鉄則で、負けた側がハンデを背負って戦わなければならない。それが負けた女に人権が与えられない裏闘技場の真の姿だ。

 ペコリーヌに言い渡された再戦の条件は『指定された衣装で試合に出る』こと。彼女は条件を呑み、敗者のまま再びリングの上に立つことを許された。


(ぜ、全部見えちゃいそう……っていうか、見えてますよねこれ!?♥)


 少女を羞恥させるのは条件そのものではなく、条件に従って着ることになった衣服の方だ。

 すべてが見えそう、いいや、見える。ペコリーヌはハイレグレオタードのぴっちりスーツを、ノーパンノーブラで前貼りすらない状態で着させられていた。

 ハイレグの生地は半透明気味で、浅黒い色合いはしているものの肌の色は垣間見えてしまっている。切れ込みも相当なもので、半ば陰裂やケツ肉にくい込み、ペコリーヌの深い金の陰毛が下品にはみ出てしまっていた。

 無論、ペコリーヌの女体が持つ最も特徴的なIカップは、ぴっちりスーツの締めつけなどものともせず横乳がまろび出ている。観客の野次が勢いを増すのも当然な光景だった。


『いいですねぇ! 敗者に相応しい下品な格好だ! 立派なデカチチを存分に晒したマヌケプリンセスを迎えるチャンピオンは、彼だー!』


 チャンピオン、と言う呼び名を聞いて羞恥していたペコリーヌの顔色がサッと青くなった。戦うことを決めたとはいえ、先日の無様アクメ敗北は彼女の心に大きなトラウマを残していた。

 だが、彼女の不安を他所に現れたのは《サセブザマ》とは似ても似つかない、腹に肉をつけたデブ男だった。


『《トメール》選手、入場です! さあ、彼はどのようにしてペコリーヌ選手に敗北アクメをもたらしてくれるのかー!』

「ま、負けません、今度は、絶対……!」


 変更を要求されたのは衣装のみで、剣と王家の装備はペコリーヌの手に残ったままだ。

 丸見え同然の恥部を片手で隠しながら剣を構えたペコリーヌは、サセブザマを予感させられた時と違って瞳に勝機の光を灯していた。

 巨漢には純粋な力で後れを取ったが、今度の相手は腹肉の主張が激しい小太りの男。どう足掻いてもペコリーヌの剣を受け、はたまた避けられるような体格には見えない。もちろん『チャンピオン』という名から侮りは禁物だが、彼女に勝ち目を予感させるには十分だった。


『特別試合(エキシビションマッチ)! 敗北アクメ姫ペコリーヌ選手VS《トメール》選手! 勝つのはどちらだ! 試合開始です!!』

「先手必勝、です!!」


 今度は開幕の宣言を遮らず、開始と同時に地を蹴るペコリーヌ。ノーブラの爆乳とデカケツを『どったぷんっっ♥』と大きく弾ませ、男に向かって剣を振るう。プリンセスフォームほどではないにしろ、ペコリーヌの持つ装備の力を象徴する神速の一撃だ。

 対する男は、小さな筒のような器具を構えた。しかし、彼女の考えた通り男の動きは非常に鈍い。


(わたしの方が速い。このままいけます!)


 その筒から何が放たれようと、ペコリーヌの剣は男の脳天を叩く。手加減はするが、相手を戦闘不能にする力は全力で込める。

 ペコリーヌの判断は一度敗北した焦りが引き出したものだ。普段の彼女なら、刹那の思考で彼の構えた道具に危険がないかを判断できたはず。

 つい昨日、大衆の前でアクメをキメ、厚顔無恥な衣装を着てまで再戦を選んだ。もう絶対に無様な姿は晒せないという焦燥が、彼女に《トメール》が放った技を正面から受ける結果を与えてしまった。


 ペコリーヌが放った一撃は男に届くことはなかった。


(……え? 時間が、止まった?)


 正確には、届くはずだった一撃が〝止まった〟。動きが、時間が停止したとペコリーヌが思わず感じてしまうほどピタリと身体が剣を振り下ろすことを止めた。

 あとほんの少し、刹那の時を進めればペコリーヌの剣は男に届いた。だというのに、ペコリーヌは剣を掲げた姿で止まる。その眼下には、醜い顔をニヤニヤと歪めながら悠々と両手を振るデブ男の姿があるのに、だ。


『出たー! 《トメール》選手お得意の遅緩魔法が炸裂ぅー!! ペコリーヌ選手、どこまで間抜けな王女なのでしょう。必殺技を正面から受け、全く身動きが取れない状態だー!!』

(遅緩、って……まさか、わたしの身体が遅くなってるんですか!?)


 動きが止まったのではなく、極端に遅くなる遅延の魔法を受けて、ペコリーヌは空中で静止した風に見えているのだ。よく見れば緩やかに動いているのだが、速度は百分の一未満に抑えられているため、誰の目から見てもペコリーヌが止まっていると考えてしまう。


『遅緩魔法は三十秒続く! この時点で先日の瞬殺アクメより持ち堪えることができるペコリーヌ選手、さあどうする!?』

(ど、どうするって言われても、無理ですよぉ……)


 目に見えない遅緩魔法をどう回避しろというのか。この狭いリングの中では、尚更詰んでいるとしか言いようがなかった。

 それ以前に、ペコリーヌは間に合うと判断した時が、数十秒間先に追いやられているのだ。その間、ペコリーヌの身体は完全に無防備。腕や足は言わずもがな、口を動かす顎の筋肉すら遅延されて言葉を発することも困難。目の前のデブ男より愚鈍な無様プリンセスは、昨日とは違う緩やかな羞恥を味わうことになった。


『手をこまねいている間に《トメール》選手が動き出した! これは……ペコリーヌ選手のポーズをゆっくりと変えているー!』

(やめて、やめてください!!)

『よ、余裕の笑みです! そしてなんて都合の良い魔法なのでしょう! 彼の手でペコリーヌ選手のポーズが変化していきます! 鼻が引っ張り上げられぇ、口がだらしなく開きぃ、空中で大開脚ぅ! そのアヘ顔にピースサイン! ご覧下さい、ペコリーヌ選手の新たなアヘ顔を僅か数秒で作り上げてしまいましたぁぁぁぁ!!』

(いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?)


 本当になんて都合が良いのか。身体の所有者が動かせない筋肉を男は粘土を捏ねるかの如く手で操り、ペコリーヌに空中M字開脚のアヘ顔豚鼻ダブルピースという、今生の恥を晒させたのである。

 焦りの中でも勝利を確信した凛々しい顔が、鼻の奥や喉ちんこまで見えてしまう下品な豚面に変化した。もちろん衣装はハイレグのため、乳房や股間が正面から解放された姿もモニタに大投影されている。首絞めアクメとどちらが恥ずかしさが上か、甲乙つけ難い光景だった。


「…………あぁっ!?」

『おっとここで遅緩魔法の時間切れだー!』


 制限時間で魔法が切れてペコリーヌの身体が空中に落下する。

 普段のペコリーヌなら、即座に反撃へ転じられたかもしれない。けれどありえないほどの醜態を晒した彼女は、遅緩魔法の恐ろしさに足が竦んで立ち上がれない。その隙に、男は彼女に筒を構えた。


「ひゃっ、ひゃめへ――――――」


 地面に這いつくばりながら、両手を広げて舌足らずに制止を呼びかける。その恐怖に歪んだ美幌と身体は、筒に込められた遅緩魔法によって再び緩慢な世界に誘われる。


『ペコリーヌ選手、またまた遅緩魔法の餌食だー! 小っ恥ずかしい命乞いで時間が止まった雑魚王女に《トメール》選手は……おおっとぉ! ここでチンポ解禁だー!』

(ち、チンポって、嘘、えぇ!?)


 遅緩中のペコリーヌにもしっかりと見せつけるデブ男のデブペニス。ガチガチに勃起した逸物の露出は、裏闘技場では忌諱されるどころか歓迎を受ける。自分たちの代わりに、目にした者を魅力する煌びやかなプリンセスを犯してくれる優れた武具だと観客は歓声を以て迎え入れた。


(やだ、来ないで、来ないでぇ! わたし、ハジメテ、ハジメテなのに)


 唯一歓迎できない少女は、その悲鳴を遅緩魔法の中に押し込められ、己の股座を開かれて秘部に挿入される瞬間まで遅延した時間の中で眺めるという、絶望を味わわされた。


 ぱんぱんぱんぱんぱんっ♥


(そん、な……)


 太った腰肉がペコリーヌの豊満な女体に押し付けられる。手を突き出したペコリーヌの片足を広げ、しっかりと膣の奥まで挿入できる体勢でピストンする。

 ペコリーヌは処女を失った悲しみに暮れながら、一向に帰って来ない身体の感覚に恐怖した。やって来るのは十数秒後。こんな短い時間に初体験を奪われて激しくピストンされた身体が、解き放たれた時間の先でどうなってしまうのか。

 答えは永遠にも感じられる苦痛の静止が終わりを告げたその時に、ペコリーヌの脳髄を焼いた。


「――――くださん゛お゛ほーーーーーーーッ♥♥♥♥♥」


 動き出した顎の筋肉が途切れた言葉を告げ切るより、ペコリーヌの身体は野太く下品なアクメ声を優先した。

 遅緩魔法で緩やかになった感覚が一度に押し寄せた。本来なら分散するはずの痛みは、ペコリーヌの中枢神経へ一挙に凄まじい激痛の塊になって到達したのだ。

 それならば何故ペコリーヌはアクメをキメたのか――――快楽変換魔法は未だ効果を発揮し続けている。初体験で乱暴に扱われ、痛みしか感じない。テクニックも何も無い痛いだけの行為が、すべて余すことなく快感になっていた。

 遅緩魔法と快楽変換魔法が最悪の形で噛み合い、ペコリーヌは遅緩レイプが解けた途端に淫乱下品な仰け反り絶頂を余儀なくされたのだ。さらにレイプは継続しているため、一気に弾けて達した脳に追加の快楽物質が押し寄せてペコリーヌの思考はぐちゃぐちゃになる。


「お゛ぉ゛、う゛ほお゛っ♥♥ イグッ♥ お♥ イグッイッグ――――――」


 そうして二度三度では済まない絶頂を浴びせられたところに、三度目の遅緩魔法が炸裂し、ペコリーヌの動きはアクメ潮を吹いてアヘ顔を晒したマヌケな絵面で止まる。

 絶頂中の遅緩魔法。それで何が起こるかと言えば単純だ。時間が極端に遅くなっているだけで、進んではいる。思考もハッキリとしている。もっとも気持ちいい解放の刹那を、瞬きほどで終わるはずの絶頂がそこで停止する。


(あ゛あぁぁぁぁぁぁっ!?♥♥♥♥ な、があっ、おぉん♥♥♥♥ んおぉぉぉぉぉぉ♥♥♥♥ イグッ、イグッ、イキっぱなしぃぃぃぃぃぃぃっ!!?♥♥♥♥♥)


 ペコリーヌの身体は絶頂から降りて来られなくなる。身が引き裂かれるような痛みが快楽になり、エクスタシーに行き着き、永遠に思えるほどゆっくりと流れていく。

 頭の中で炸裂したアクメがいつまで経っても消えない。正しくイキ地獄に突入したペコリーヌ。


『こ、ここで遅緩魔法の連続使用! 鬼畜! この男、一体どこまで鬼畜なんだー!? 一瞬で終わらせた《サセブザマ》選手が慈悲深く感じられます!! さあ、ペコリーヌ選手はいつ敗北を認めてしまうのかー!!』


 認めたくても認められない。彼女の筋肉は止まるか、解放の瞬間にアクメ声を張り上げるか。二つに一つだ。


「――――ん゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛っ゛♥♥♥♥ お゛ぎゅっ、ほぎょおおおおおっ♥ お゛にょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ゛っ゛♥♥♥♥♥」


「――――ほげえ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛♥♥♥♥ おじりやべぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥」


「――――おひぃぃぃぃぃぃっ♥♥♥♥ お゛っ、ちくびっ、ぢぐびむ゛り゛♥♥♥♥ どべで、どべでぇぐだざっ…………♥♥♥♥♥」


「――――どぼべっ♥♥♥♥ お゛ぎっ♥♥♥♥ ゆるじで♥♥♥♥ ごうざん、ごうざんじま――――――」


 子宮に射精され、アナルを強引に犯され、爆乳を引き千切る勢いで抓り上げられ、ようやく出せた屈服の言葉は緩やかな時の中に迷い込む。

 ペコリーヌが元の時間にいられるのはほんの数秒、惨めで無様なアヘ顔オホ声を叫び散らす時だけ。無論、遅緩した時の中で溜まり続ける快感は、そんな短い時間で余韻になるほど軽くはない。

 自分がどんな格好でいるとか、どれだけ酷い顔をしているとか。すべて瑣末に思えるほどの絶頂を味わい続けるペコリーヌは、試合を放棄する時間すら与えてもらえず男が飽きるまで時間遅緩を重ねがけされ続けた。


『もう何度目の遅緩魔法だろうかー! この男に人を思いやる気持ちはないのか、あるはずがなーい!! 君が見せてくれるのか、美しいプリンセスが見せる最高の無様をー!!』


 無責任に煽り立てる司会の声、観客の怒声に応えるように男はペコリーヌに〝トドメ〟を喰らわせた。

 リングを囲むロープにペコリーヌの身体を埋めるように絡める。その身体は、何重もの遅緩魔法でレイプされ、ボテ腹になるまでザーメンを詰め込まれた汚らしいものに成り果てていた。整った顔が見る影もなく崩れたペコリーヌの時間が、もし完全に解き放たれたとしたら――――――


『《トメール》選手、王女が相手だろうと容赦のない決め技の体勢だ! 価値を確信してロープに寄りかかっている……あぁ、カウントダウンが始まりました! さあ皆さんも一緒に、三、二、一!!』


 重ねがけされていた最後の遅緩魔法が解除され、時の流れが正常化される。

 身体中の穴という穴に注ぎ込まれたザーメンと変換快楽。それらすべてが、絶頂停止の中でよがり狂ったペコリーヌの中で弾けた。


「――――の゛ほ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ゛っ゛♥♥♥♥♥♥」


 ぶばっ、ぶばびぶびゅぶびゅりゅりゅりゅりゅりゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♥♥ ぶびっぼびっぶじゅぶじゅぶじゅびゅびゅるるるるうぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜♥♥♥♥


「イ゛グウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ゛ッ゛♥♥♥♥♥♥♥♥」


 マンコとアナルからザーメン潮吹きを排便のような音を立て噴き出し、リングのロープと共に露出したデカ乳をブルンブルンと下品に揺らしながらアヘ顔白目仰け反りアクメをキメた無様な王女は、こうして二度目の大敗北を喫したのだった。









『恒例となった特別試合! 会場の盛り上がりを担う試合たちの前座! それに立候補した奇特なチャンプの前に、敗北ばかりの変態マゾプリンセスが登場……おっとぉ? 昨日の今日で、何か宣言があるようだぞー!』


 ペコリーヌがリングに立つ。その被った奇妙なマスクの隙間から見える瞳は、涙を溜めて揺れていた。プリンセスフォーム〝のような〟衣装に包まれた身体は、今にも失禁しそうなくらい震え上がっている。

 司会のパスにビクッと肩を跳ねさせたペコリーヌには、見るに堪えない下手くそな笑顔を浮かべて股をみっともなく広げると、手のひらで下乳を持ち上げながら声を発した。


「お、おいっすー♥ お腹ぺこぺこ♥ ブザ負けプリンセス♥ ブサブサおパンツウーマンのブサリーヌで〜す♥ 降参♥ こうさんで〜す♥ わたしのデカチチ無様ダンスに免じて許してちんぽ〜♥ おっちんぽ〜♥ おっまんこ〜♥ 許してくれないと臭パンティでアクメキメちゃいますよ〜♥ そーれ、ふりふりふりふり〜♥ ふ、ふり、ふりふり……ひっく、ぐす……お゛え゛ぇ゛♥」


 下乳を弾いて揺らして試合の前から降参を願う。プリンセスフォームを模したコスプレ衣装で、汚れて黄ばんだ失禁パンツを顔に被った姿に、かつての勇ましい王女は感じられなかった。

 二度の絶頂敗北で心をへし折られたペコリーヌは、奴隷になる道を選んだ。しかし、一度再戦を希望した敗者は十数回の特別試合を行わなければならない決まりがあり、それまでペコリーヌは泣き喚いて小便を漏らそうが、絶対に試合へ引きずり出されるという。

 裏の規則を聞いたペコリーヌはさらに絶望した。何とかならないのかと縋り付いた。そこで提案されたのが、試合開始前に負けを認めること。

 ただし、この案にも欠点があった。裏闘技場は、挑戦者側から降参を行ってもチャンピオン側が了承しなければ、試合が継続されてしまうことだ。故にペコリーヌは言われるがまま、人としての尊厳を終わらせたド下劣な命乞いをしたのだが。


『ペコリーヌ改めてブサリーヌ選手の降参宣言はー――――駄目です、認められません! 《チョー・カン》選手、無言で攻撃の姿勢です! これは彼の得意技にして一撃必殺、遠隔無様カンチョーアクメを繰り出すつもりだぁー!!』


 許されるとは限らない。プリンセスが顔面パンツのガニ股で披露した醜態命乞いは、細身の男が手を合わせて指を立てたポーズで事実上棄却される。

 ふざけた技を繰り出そうとしていると知っても、ペコリーヌは身体をガタガタと震わせるばかりで戦おうとはしない。絶対に勝てない。どんな技でも自分はマヌケに負けてしまう。それが心底理解できた彼女は、もう二度と剣を取ることはない。


「ひっ、ひぃぃぃ! やめてぇ、やめてくださいぃぃぃ……えへ、えへへ♥ な、なんでもしますから♥ アクメ、アクメだけはゆるして♥ 降参♥ 降参♥ バカアホマヌケおまんこリーヌ♥ 負けを認めます♥ 認めますから、許してぇぇぇぇぇ〜♥」


 絆の象徴を貶めるマンコ丸見えのミニスカ、デカチチ丸出しのプリンセスコスプレ。


 ブッスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ♥♥♥♥


「ウ゛オ゛ッホーーーーーーーーッ♥♥♥♥ か、か、かか、カンチョーキクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥」


 そんなペコリーヌのイキ恥は、これから数十回と衆人環視の中で続くことになる――――詳細を語るまでもないアクメ声が、リングの外へ響き渡った。




Comments

誰が来ても無様を晒すこと間違いなしですねぇ!

いかじゅん

カンチョーでアクメするまでになったペコリーヌ 仲間も今ごろ、同じようになってるんだろなぁ

タコよっちゃん


Related Creators