※この記事は無料記事です。
この記事は以下の大項目に分かれて記載されています。
とても長い記事ですが、よければお付き合いください。
pixivFanbox、ページ内リンク貼れたら読みやすいのにな……。
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■野球のユニフォームについて
▼ユニフォームの全体を知ろう!
▼各パーツの特徴
・帽子
・アンダーシャツ
・ウェア(ユニフォーム)
・スライディングパンツ
・ソックス(アンダーストッキング)
・ストッキング
・パンツ
・ベルト
・スパイク
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▼ユニフォームの全体を知ろう!
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まずここを読んでくださっている皆さんは野球のユニフォームというのがどういうものかはご存じでしょうか?
基本的な野球のユニフォームは、
・帽子
・アンダーシャツ
・ウェア(ユニフォーム)
・スライディングパンツ
・ソックス(アンダーストッキング)
・ストッキング
・パンツ
・ベルト
・スパイク
で構成されています。
この辺りはみつきさんの図解 野球ユニフォーム(https://www.pixiv.net/artworks/27560765)を見ていただくと、よりわかりやすいかも。
他のスポーツと比べて「制服感」が強いのが特徴ですね。
(類似だとアメフトやアイスホッケー、剣道などに次ぐパーツの多さかもしれません)
ここにさらに個人が装備するものだけでも、
・バッティンググローブ
・グローブ(ミット)
・バット
・プロテクター
・ヘルメット
・部活用鞄(エナメル/リュック)
……
作画面でも金銭的にも非常にコストが高いスポーツであることが伺えます。
(逆に言えばいろんなパーツがあるのでエロを描かれる方であればエッチなシチュエーションは他スポーツと比べても組み合わせ次第で凄い量のバリエーションは出そうです)
(ちなみにグローブについては
eyrianさんのこちら https://www.pixiv.net/artworks/73150614 がとても参考になります)
では、実際にユニフォームをお持ちではない方向けに、かなりマニアックにパーツのご説明と魅力についてお話してゆきます。
▼帽子について
野球帽って書くの難しいですよね。私もいまだに正解がわかりません。
基本的には頭の頂点から6等分に分かれるパーツが縫い合わされて構成されています。
前側3つの縫い目を左、中央、右としたとき、左と右の位置につばが縫い付けられています。
気を付けたいところがあるとすると、ユニフォームの帽子には後ろ側にサイズ調整のアジャスター等はついていないことでしょうか。
日本で流通している帽子だと、どのメーカーも基本的には頭位を示すS/M/L/O(LL)などのサイズで販売しており、サイズ調整はないと思います。
(一般的に言われるファッションの【野球帽】ではアジャスターアリのものも多いので、そちらを参考にされないよう注意してください)
▼アンダーシャツについて
皆さん大好きアンダーシャツです。
練習着としてアンダーのみの子たちというのもよく見かけるので、「野球部といえばこれ!」という印象の方も多いのではないでしょうか。
アンダーシャツは基本的にスリーブ(袖)の長さ、ネック(首元)の長さで分類分けすることができます。
時代によって流行りや見た目が大きく変わるのがアンダーシャツの特徴です。
今から2000年代初頭までは、綿素材の肌さわりの良いTシャツのような形(今だとあり得ないかも)で「パンダ」と呼ばれるアンダーシャツが野球では特徴的でした。冬~春場になると、雨に強いウィンドパーカーのような素材があしらわれたアンダー(ウィンドレイヤーシャツ)を着ている子も多かったです(2004年くらいまで)
※この辺りは大きく振りかぶって(樋口アサ著)の1~4巻あたりを読むとわかりやすいかもしれません。
※ウィンドレイヤーシャツは、今でもやっぱり根強い人気があるからか、モデルチェンジを繰り返しつつZETTさんから販売されてます(B0215Wなど)。
その後は「立体裁断で体に完全にフィットするコンプレッションウェア」、「ハイネックノースリーブ、ハイネック半袖」が全国的に流行る時代(ちょうど2005年~2006年頃から開始)がやってきます。
(実際には練習着としては既に流行っており、試合用のユニフォームに採用され始めたのがそのあたりだと思われる。高野連の憲章問題かしら……)
特に人気を博したのが「MIZNO バイオギア」ではないでしょうか。
印象に残る独特の光沢感にお値段もお手頃だったため、色々なメーカーが出す中バイオギア一強みたいな時代があったように思います。
ただ、憲章(※後述)に引っかかる部分にロゴがある時代があるので、
実際にはムサシオリジナル(18cmのムサシオリジナルとか)などのように
襟首改変型のものを着ていた子が多く思います。
特に投手の子は、どんだけハイネックのものを着ているかで強さを見極めてるのかってくらい、ハイネックだったなぁ、という印象だけがあります。
※ちなみに手放してしまったのですが、【野球部あるある - 菊地選手著(『野球小僧』編集部)】のどこかで「必ず部員に1人はアンダーアーマー信者がいる」っていうのが載ってたんですが、本当に居たんでしょうか。 気になる。
現在はその時代からもほんの少し原点回帰し、「ゆったりコンプレッション」と呼ばれる、コンプレッション素材なんだけどクルーネック(丸襟)、またはローネック(クルーネックよりさらに襟ぐりが開いている)のアンダーシャツが主流になっています。そのため、首元が見えるスタイルが多くなり、襟のあるユニフォームなどが映える時代になりました。
各社繊維質の異なる様々なコンプレッションウェアがリリースされており面白いです。
練習風景の映像や試合のユニフォームなどを眺めつつ、これはどこのメーカーのものかな?なんて考えるのもちょっと楽しいかもしれません。
※憲章:高野連では、この用具の使用制限規定というのが大変厳しく決まっておりまして、2021年最新では、
「・ユニフォーム着用時、外部から見える表面には、いかなる商標もつけてはならない。
・ユニフォーム着用時、外部から見えない表面へ商標をつけることは可とするが、着用時に商標が透けて見えないよう注意、指導する。
(引用:2021 年度高校野球用具の使用制限(http://www.jhbf.or.jp/rule/equipment/equipment_2021.pdf)」
となっています。
▼ウェア(ユニフォーム)について
ウェアも実はアンダーシャツと同じように縫い目や形状に特徴的な部分があります。私がつい注目して見てしまうのはココ。
▽襟元
まずは襟元。
襟アリ型/なし型/新興型
があります。
読んで字の通りなんですが、首回りに【襟がある/ない】が一番わかりやすい違いとして存在しています。市販されている練習着は襟アリのものは少ないです。しかし、各校の校章が刺繍された試合用のユニフォームとなると各校デザインがしっかりとあり、襟があるユニフォームも多数存在がします。
そして新興型(勝手に呼んでるだけですが)は、襟元がゴム素材のVネックなんて形状のところもあります。
ちなみに、ユニフォーム改良したばかりのところや、新設の高校など、昇華転写プリント(印刷機で色を乗せるプリント方法、刺繍に比べて細かい表現が可能)がOKになったあたりから、ユニフォームの種類も大変華やかになったような印象があります。
今は本当にいろんな高校が出てきました。
▽ボタン口数
続いて特徴的なのがボタン口数。
大きく分けて
ボタン無/上2個ボタン/6個ボタン
による違いがあります。
ボタン無は襟元の新興型の学校に多く、上2個ボタンと6個ボタンは従来の型と言えます。
2個ボタンの時ほど襟のある学校が多く、6ボタンの学校ほど襟のない学校が多いのも特徴です。
▽縫い目
基本的には、
・前面、肩~腕、背面の3枚で構成されているパターン
・脇下~腕裏側に1枚追加パターン
・サイドにもう1枚追加パターン
の3つに分かれ、そこからさらに細分化していきます。
縫い目はもうほんとに千差万別すぎてこれという型をご紹介できないのですが、大きく分けて違いがあるのはこの部分。
さらに細かく分解すれば、
・肩口の縫い目が直線的か、曲線的か
・ボタンの二重構造になる部分の幅が広いか狭いか
・メッシュ生地(※)かニット生地か
等があります。
※メッシュも学校によって使っているメッシュが違うので、気になる方はぜひ調べてみてください。
https://twitter.com/haskey_/status/1391427176780623876?s=20
▼スライディングパンツ
見えない部分なので正直なんでもいいんですが(高野連でも規定ないし)
野球用に開発されているこのパンツ、その名の通りスライディングしたときけがをしないように作られた下着なので、左右に厚手のクッション材が入れられているものが多いです。
また捕手用が捕球失敗した際急所にボールが当たらないようにするため、ファウルカップというものを入れるポケットがつけられているものが存在します。
▼ソックス(アンダーストッキング・アンダーソックス)について
野球のソックスは大体ひざ下かひざ丈くらいまである長いソックスを履きます。
大体高校くらいになってくるとひざ下くらいに来るのが最近の主流かもしれません。
やはりケガをしないよう、通常の靴下よりもかなり生地がゴツ手なのが特徴的です。
最近だと5本指ソックスや足袋ソックスなんてものが売られていたりするので、機動力重視の子は履いているかもしれませんね。
※なお、高野連の規定では「ソックスは白でないとダメ」という規定があります。
▼ストッキングについて
野球部のストッキングって重ね履きなことはご存じの方が多いと思うのですが、(基本的にはbaseball発祥の頃、チームを色で分けるためにストッキングを履いたのが発祥と言われています レッドソックスとか、まさにその名の通りです)基本は足先側のカットが短く、かかと側のカットが長いのが通常です。
チームごとにユニフォームに合わせたオリジナルのストッキングを利用することが多く、私にとって最も曲者でかつ最高に楽しいポイントです。
またこのストッキングについては、ローカット、ミドルカット、ハイカットという、カットの長さでの分類ができます。(時代によってこの部分は大きく流行が変わる場所でもあります。)
今はローカットよりも短い、かかとがおおわれている(いわゆる「くりぬきなし」タイプ)ものも憲章規定により認可されていますが、基本はロー~ミドル、強豪伝統校だとハイカットのままのところもあり、学校によってかなり癖が異なります。
ひとまず最近っぽさをデフォルメするのであれば、ミドルを描くのがおすすめです。
また、一昔前の話ではありますが(今でもリトル、中学軟式、一部シニア選手などではそうかも)ストッキングがずれないための工夫として裏返したパンツをソックスに巻き込み、さらにソックステープ(ソックスとユニフォームがずれないように止めるテープ)を巻いてからパンツを持ち上げるという、「ストッキング伸ばし上げ」スタイルが多くあった気がします。
30代以上の方だと、このフォルムが最高に好き!って方も多いはず。
少し過去のイメージで野球部を描きたい(例えば物語上お父さんが野球やってた姿を描きたいとか)って方は、
・足元のシルエットは、巻き込みがあるので少しソックスとパンツの境目が膨らみ気味
・アンダーシャツは普通のシャツがタイトになった感じを意識して少し緩めに
・ストッキングはハイカット
なんてのを意識してもらえると大分印象が近いかもしれません。
▼パンツについて
野球といえば!ですね。
高野連憲章によって「ストッキングが見えること」が条件に入っているため、基本選手はレギュラー丈、ショーとフィット丈と呼ばれる5~7分丈程度のユニフォームを着ます。
(いわゆるオールドスタイルと呼ばれるものらしい)
野球は硬球とバットっていう、凶器みたいなものをスポーツとして使います。
特に、スライディングなど足を使うことの多い競技ですし、利用するスパイクも凶器になりうるので、どうしても下半身装備がごつなりがちです。
繊維も割と厚手生地が多く、ぴったりフィットしていても(特に尻からふくらはぎのスラパンが重なる部分)肌から周囲5~8mmくらいの生地の厚さがあると思ってください。
実際野球をされている方の足の太さって凄いんですが、それ以上にパンツの生地でゴツくも見えます。
いつもなんか野球部らしさが出ない…と思ってる方は、もしかすると描いている足が細いのかもしれません。(逆にリトルリーグのショタで絵を描こう!と思う人はパンツがフィットするほどに筋肉作れている子も少ないので、ダボっと描き気味にした方が似合います)
また、パンツは結構肌に密着する感じになるので裸体でシルエットをとってから着せた方がぽくなりやすいかも。
野球のパンツにおいて最も特徴的なのはこのベルト通しだと思われます。
通常のパンツのベルト通しと比較すると、全面の左右は2つの通し、さらに側面左右、後ろに長めという、計7個のベルト通しがあります。
この長めのベルト通しの形状はメーカーによって四角だったり五角だったりすごく違いがあって面白いです。絵を描くうえでは、大体通常のズボンより横幅が長いってことを覚えておいてもらえればたぶんユニフォームになります。
あと、このベルト通しですが、上側の縫い目はパンツの裏側に回り込んで(実際には表裏の間に縫い合わされて)いることを意識するとよいかもしれません。(表側で縫われているように描いちゃうと「何かが違う……」となってしまうかも)
▼ベルト
パンツはゴツ手の生地…と書きましたが、実はベルトもスライディングなどでちぎれないよう厚手の生地で作られています。
ベルト穴の部分にはこういうベルト通しがついているものが多いです。(おそらく金属が肌に直接当たらないようにするためかな?と思っています)
なお、エナメル質のベルトも野球ではよく売られていて、めちゃくちゃかっこいいんですが、高野連の規定では、ブラックまたはネイビーとし、光沢のある素材は使用できないとあるため、基本的に高校野球のベルトは光りません。。
また、パンツの生地とベルトがゴツクかたいとどうなるかといいますと、前かがみになったとき、お尻側にスペースが開きます。
体にフィットするというよりはおなかで留める、になるあたりが、私の野球部ユニフォーム萌えポイントの一つなのでそこのところ是非ひとつ、よろしくお願いいたします。
▼スパイクについて
その名の通り、裏側にスパイク(トゲ)がついているシューズになります。
トゲの種類はいろいろとあるのですが、試合用となるとやはり裏側に金属板が取り付けられているもの、あるいは裏側はシリコン製のスパイク状のもの(ポイントスパイク)が使用されます。
他方、トレーニングシューズ(トレシュー)の場合は、普通の運動靴のようにシリコン製で裏側が粒々になったようなソールが取り付けられているものが多いです。
2021年センバツ(正確には2020年夏)から、とうとう黒一色の規定だったスパイクが白も許可されるようになったことが結構話題になっていましたね!(熱中症対策だそうです
)
個人的に野球部といえば練習中白のトレシュを履いてるイメージが強く好きだったのもあって、センバツでみた白はコントラストが効いててとても素敵でした。
スパイクは普通の靴とは異なっていて、靴底にクッション材などがなくベタッと地面に食い込むように立つ見た目になるのが特徴的です。
スパイクの見た目としては
マジックテープで止めるタイプ(トレシューに多い) / 紐で止めるタイプ
の2種類に大きくは分けられます。
私は見た目の派手さや、耐久性の面からみてもマジックテープで留めるタイプがすごく好きですが、センバツで見た試合でも大体半々くらい、というところでした。
(黒の時は基本全員本番用のスパイクは紐が多かったよなと思います)
※本当はもっと裏側のこととかトレシューとスパイクの差とか書きたかったんですが力尽きました……
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いかがでしたでしょうか?
ひとまず全員が共通で使用する【ユニフォーム】のみを厳選してみての解説となりました。
装備フェチとしてはこのあたりの情報を集めるのが何よりも楽しくて、野球の試合やルール、戦略性などについては正直紙面に乗ってる程度の情報くらいしか知識がないです。
(まだ投手の子が投げた球種は知ってても見分けるなんてできないですし…)
高校野球ってハードルが高い!?
と思われる方にも、まぁこんな風に別角度から野球を楽しんでみている人間だっているんだ! ちょっと見てみようかしら…? あ、あそこのユニフォームどれかな!?なーんて興味からでも、スタートして頂ければ嬉しいなぁ、と思います。
次の記事では、この知識を生かして野球部を描く!というところにピントを当ててみたいなぁと思います。
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※ 参考資料のURLは控えておりますが、特に私が見ているものは以下。
・高野連公式HP【高校野球用具の使用制限】
・ZETT 2020-2021FALL&WINTER ベースボールアパレルカタログ
・MIZNO BASEBALL & SOFTBALL 2021 カタログ
・Rawlings 2021 UNIFORM ORDER & TEAM WEB CATALOG
・DESCENTE 2021 BASEBALL CATALOGUE
蓮鍵
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