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ジュン
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敗球!!セカンドシーズン23

敗球!!セカンドシーズンの続きです。 女子たちのイジメのターゲットになるジュン! 【前回までのあらすじ】 体育のバレーで、女子に敗北したジュンは、バスケ部の葵の罰ゲームを受けることに。 ブルマを穿かされたりしながらも、トレーニング法を伝授されるなど、葵とはいい関係を築いたジュンだったが、今度は彩乃からの罰ゲームを受けることになり・・・・。 次の日もジュンは朝からバレーの練習に励んでいた。他の男子部員たちは相変わらず朝練をする者はいなかったが、今の彼にはそんな事は関係なかった。 (葵から指摘された下半身と体幹の弱さを克服すれば、ゆかりや祥子にも対抗できるかもしれない) それが今のジュンのモチベーションになっていた。 彩乃「へえ〜、弱いくせにやる気だけはあるんだ。」 教室に入ったジュンにいきなり声をかけてきたのは、クラスメートの鈴木彩乃だった。 ジュン「別に…、お前には関係ないだろ。」 彩乃「私に負けたくせに、随分と偉そうな口きくじゃない?負け犬君?」 ジュン「確かに…、俺は負けた…。でもそれは町田に対してだよ。それは認める…。でもお前には負けたとは思ってないから。」 彩乃「あんた馬鹿?バレーはチームスポーツじゃん。葵に負けたって事は私にも負けたって事じゃん。」 ジュン「なんとでも言えよ。俺はお前なんかにかまってる暇なんてないんだよ!」 ジュンは今までにないくらい強い口調で言い返す。いつも彩乃には言われっぱなしの彼だったがこの日は違った。 彩乃「そっか…。わかった。もうあんたには関わらないわ。でも、最後に約束だけは守ってよ?」 ジュン「約束?」 彩乃「男の方が強いって証明出来なかったら相応の罰を受けてもらうって約束したじゃん。」 確かに、ジュンは授業の初日で彩乃や葵達に負けた時そう約束したし、実際に葵に対してはその約束を果たしていた。 彩乃「葵の朝練にも付き合ってたって女バスの子達も言ってたからさ、私の練習にも付き合ってよ。それで勘弁してあげるから。それ以降もうあんたには構わないって事で。」 ジュン「でもオレ、テニスのルールとかわかんないし…。」 彩乃「別に、試合しろとは言わないから安心して。素人のあんたと勝負しても何のメリットも無いし。それに…。」 彩乃は急にジュンの耳元に顔を寄せて囁いた。 彩乃「ふーん。入学したての時より、ちょっとは逞しくなってんじゃん。」 彼女はジュンの胸に指を這わせながら言った。 (んあっ…!?)彩乃の細くしなやかな指はジュンの華奢な胸板の上を滑るように這い回った。同時に彼女の髪と息の甘い香りが鼻腔を刺激し、その心地良さからジュンは思わず声をあげそうになってしまった。 彩乃「悔しいけど、やっぱ力の強い男の子とじゃなきゃ出来ない練習ってあるの。ちょっと付き合ってよ。」 結局、ジュンは彩乃の練習に5日間程協力する事になった。ただ彼としては、何かと自分を馬鹿にする彩乃との関係がこれで切れるなら安いものだと思った。 そして放課後。 男子バレー部の全体練習終了後、ジュンは彩乃のいるテニスコートへと向かった。 いつもならば個人練習の時間であり、ジュンは祥子と一緒にコートを使っている。ジュンにとっては、学校にいる間で最も充実した時間だ。大好きな祥子のレッスンを受けたり、逆にジュンが彼女のサーブ練習に付き合ったり。 祥子の指導もあり、攻撃面ではひ弱とはいえジュンのレシーブ力は今や男バレではNo. 1だ。逆に祥子自身もジュンとの練習で対古山学園を睨んでサーブを磨いてきた。 実力的にはまだまだ彼女の足下にも及ばないため、練習自体は祥子がジュンをリードする形になってはいる。しかしジュンも祥子の「的」として彼女の役に立っている事が嬉しかった。 しかしこの日の練習相手は、女子テニス部の鈴木彩乃だ。祥子には約束があるからと断わりを入れた。 体育館を出る時少しだけ祥子と目が合う。一瞬悲しげに眉を下げたがすぐに笑顔になり、小さく手を振ってくれた。 そんな祥子に後ろ髪を引かれながらも、ジュンは彩乃との約束を果たす為にバレー部の練習場を後にした。 体育館を出て、バレーの外コートよりもさらに奥にあるテニスコートに到着した。しかし既に陽は沈みかけていた。 (こんな状態でテニスの練習なんて出来るのかよ?)ジュンは心の中でぼやく。 志水第一中の女子テニス部は確かに強豪だが公立だ。強豪私立中学程の照明設備はない。 彩乃「あ、やっと来た。遅いじゃない。」 ジュンを見つけると彩乃は答えた。彼女以外には、同じ1年の今井可奈と滝沢花鈴のみで、その他の部員達は既に帰宅しているようだ。 ジュン「もう結構暗くなってるけど…。」 (こんな状況で練習なんか出来るのか?それに他の連中は帰ったみたいだし……。) 彩乃「大丈夫だよ。サーブの練習するだけだから。」 ジュン「もしかして球拾いしろって言うんじゃないだろうな?」 彩乃「球拾い…ね…。さすがにそんな事だけじゃ、あんたをここには呼ばないよ。」 (じゃあ、なんだって言うんだよ?) 彩乃達はネットの向こう側からこちら側へと歩いてきた。 コートを挟んで向かい合い、改めて彩乃の姿を見る。 可愛らしいスコートから伸びるしなやかで小麦色の脚。 男子を馬鹿にしているような挑発的な目つきは相変わらずだったが、どこか自信に満ちた表情からは女子テニス部の次期エースとしての強さを感じさせた。 そして彩乃はジュンに思いもよらない事を告げた。 彩乃「今から、あんたには的になって貰うから…、私のサーブのね…。」 ジュンは一瞬彼女が何を言っているのか理解出来なかった。 しかし、その言葉の意味を理解しようとした途端、今度は怒りで頭が熱くなる。 ジュン(俺が……こいつの的に!?何言ってんだこの女!) 彩乃「あっ、もちろん裸でやって貰うから。罰ゲームだし。」 ジュンの怒りなどお構いなしに、彩乃はさらに追い討ちをかけるようにとんでもない条件を付け加えてくる。 ジュン(ばっ、バカにしてんのかこいつ!!いくらなんでも冗談キツすぎるぞ!!!) ジュンは頭に血が上りすぎて目の前が真っ白になるほど腹を立てた。 しかし、次の瞬間、ジュンの体は凍りついた。彩乃達3人がジュンを取り囲んだからだ。ジュンは思わず後ずさりする。 ジュン「おい。ちょっと待て。まさか本気で……」 彩乃「言ったでしょ?あんたを全裸で的にするって…。」 ジュンは恐怖を感じた。一瞬逃げたいと思ったが、彼自身のプライドがそれを許さなかった。 (自分は男だ…。相手は3人とはいえ女子なんだ…。) しかしこの場で一番小さく華奢なのはジュンだった。 彩乃たちはジュンの方へ近づいてくる。 ジュンは咄嵯に後退りした。 ジュン「く、来るな!!」 しかし、それは無駄に終わった。 (カシャン!) ジュンの背中に何かが当たった。 振り返るとそこにはテニスコートを囲む金網があった。 彩乃「どうしたのかなぁ〜?男子なのに逃げる気ぃー?」 ジュンが追い詰められた瞬間、彼の腹部に強烈な痛みが走った。 ジュンはその場で倒れ込んだ。 ジュン「ぐふぅ……。」 今井可奈がみぞおちに膝蹴りを食らわせたのだ。 ジュンはあまりの痛みに、一瞬フラついたものもなんとか踏みとどまった。可奈は格闘技をやっているわけではないが、ジュンよりも身長も体重もある。彼女の攻撃は重く、食らう度にジュンの意識を吹き飛ばす威力を持っていた。 可奈「ほぉ〜。なかなかタフじゃん。」 そう言いながらジュンの髪を鷲掴みにし、強引に立たせる。 ジュン「離せ……!」 必死に抵抗するものの、ジュンの力は弱々しいものだった。 可奈は学年きっての武闘派で小学校の時から何人も喧嘩自慢の男子を泣かせてきたらしい。 そして、可奈にとってジュンのような小さな男はまさに格好の獲物であった。 彩乃「素直に裸になったら痛い目見なくて済んだのにねw」 (くそっ…!?)ジュンは全身の力を振り絞って可奈にタックルを入れた。咄嗟のジュンの反撃にさすがの可奈も意表を突かれたものの、体格差があるため倒れるまで には至らなかった。 可奈「あんた馬鹿?」 可奈はジュンの上半身を掴むと、またしても彼の腹部に膝を入れる。 ジュン「ごぼぇ……!?」 ジュンはその一撃だけでその場に崩れ落ちかけたが、可奈はそれを許さなかった。そしてもう一発ジュンに膝蹴りを叩き込む。 ジュンはもはや立つ力すら残っていなかった。 そんなジュンを見て彩乃達は笑っていた。 彩乃「あはははは!!無様ねぇ〜。私1人でも十分だったわ。」 彩乃は初めからジュンが彼女の出す要求に従うわけがないとわかっていたから、可奈と花鈴を呼んでいた。しかしあまりのジュンの弱さに拍子抜けしていた。 可奈「彩乃、こいつケンカは素人だよ。多分ほとんど経験無いと思う。」 彩乃「ふふ、バレーと一緒で負け犬か。」 ジュン「……勝手に言ってろ……。」 ジュンは何とか立ち上がった。 (このクソ女にだけは…絶対負けない……。) ジュンは再びファイティングポーズをとった。 可奈「まだやるつもりみたいよ?」 彩乃「じゃあ今度は私が。」 ジュン(え?) 次の瞬間、ジュンの股間に激痛が走る。 ジュンは一瞬何が起こったのか理解できなかった。 しかし、すぐにそれが彩乃のローキックによるものだと分かった。 ジュン「うぎゃああああ!!!」 ジュンはあまりの痛みに絶叫しその場に崩れ落ちた。 彩乃「男の急所ってよく言うけど。予想以上だったわね。」 可奈「ほんとだ。あれだけ威勢良く立ってたのにもう虫の息じゃない。」 ジュンは地面に突っ伏したまま起き上がれなくなった。 彩乃「ほら、服脱げよ!さっさと。」 しかしジュンは従わなかった。彩乃にだけは屈したくなかった。 彩乃「チッ!負け犬のくせにしぶといな…、コイツ。」 すると1人だけ後ろの方に控えていた滝沢花鈴がジュンの前までゆっくりと歩いて来た。花鈴はジュンと同じ羽田小出身で、真面目で控え目な存在だった。いつもクラスの隅の方で読書をしているような子だった。そのためジュンは花鈴が中学でテニス部に入った事に素直に驚いた。そして今、彼女が彩乃と行動を共にしている事も意外であった。 花鈴「北山君の弱いところを、もっと集中して責めたら?顔とか、お腹とか、股間とか…。」そう言いながら花鈴はジュンの髪を掴んで無理矢理立たせると、彼の耳元で囁いた。 花鈴「泣いてもダメだからね、北山君。」 その声にジュンはゾクっとして鳥肌が立った。 ジュン「やめてくれ……頼むから……!」 ジュンは懇願したが、花鈴は彼の言葉を無視し、彩乃に向かって言った。 花鈴「私も入れて3人で回しましょう。」 彩乃「いいアイデアじゃん。それ採用。」 可奈「花鈴、こわ!」 こうしてジュンへの集団リンチが始まった。


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