敗球!!セカンドシーズン1
Added 2022-01-11 14:13:06 +0000 UTC敗球!!の続きです。今回はセカンドシーズン第1回目です。 いよいよ夏の大会が終わり夏合宿に突入。セカンドシーズンは主人公のジュンが敗北マゾとしていよいよ覚醒していく過程を描いていきます。 今後のみどころ(予定)としては 女子の大エース・新鍋ゆかりの登場 夏合宿でのジュンと石川の1・2年男子エースの挫折&処刑 祥子とジュンが急接近 性的&精神的にさらに祥子に支配されていくジュン。 女子テニス部や女子バスケ部の女子との対決&敗北 女子たちのいじめの対象になりさらに堕ちていくジュン ・・・などです。 結構な長編になりそうですが、1学期よりもちょっと過激になる予定です。 例年と違い夏の練習は男子バレー部も女子の顧問・菅原祐美の指導を受けることができた。バレーの強豪大学出身の彼女から直接指導を受けられる機会はあまりない。貴重な経験だ。男子部の顧問はバレーの経験がないため、これまで技術的指導は主に先輩部員から受けていた。しかし弱い先輩から指導を受けても結局は弱いチームのままだ。1年の女子が同じ1年の男子を指導するという外コートでの合同練習もこれを補うために発生したものなのかもしれなかった。 それはともかく祐美の指導は男子部にとってありがたかった。 しかし彼女の真の狙いは、男子のエースの石川啓太を女子と対戦させることで女子部の強化を図るというものだった。夏の大会で力の差を見せつけられた古山学園に勝つためには、より強い学校との試合経験が必要だ。しかし、今や県でも5本の指に入る志水第一中の女子にとって自分達と同等以上のチームを見つけるのは容易ではない。そのため180cmの石川を利用しない手はなかった。 ただ、チームとしての男子は弱いので、石川以外をある程度の水準に持っていければ理想的な女子の練習台となるはずだった。 こうした菅原の意図などつゆ知らずジュンも1年で唯一レギュラーに抜擢され、石川ら2年生たちに混じって練習に打ち込んでいた。 8月に入ると、例年通り男女合同で合宿を行うことになった。合宿地は志水第一中からほど近い統合により廃校となった高校の体育館だった。ここならバレー部の独占状態となる。小高い丘の上にある校舎からは海を一望でき、ロケーションはとても良かった。 しかしこの合宿は、女子の先輩たちの間では「ゴルゴタ合宿」という奇妙な名前で呼ばれていた。どういう意味があるのか1年のジュンにはわからなかったが、何か不吉な響きを感じていた。 合宿の前半は男女別々に細かな連携の確認などを行うことになった。特に男子は新たに三浦瑛太がセッターを務めることになったため、その調整に時間が費やされた。 そして合宿後半はいよいよ試合中心の実践的なものになる。もちろん試合というのは女子対男子だ。ジュンも先輩たちからある程度昨年の合宿の流れなどを聞いていたから、女子との試合が行われるということはある程度覚悟していた。 ところが今年は違った。なんと女子2人vs男子2人という変則的なルールで試合をすることになったのだ。 これは女子バレー部顧問の菅原祐美の提案によるものだった。女王・古山学園に勝つために、まず1年の新鍋ゆかりと楠本祥子、2年の白木蘭を中心としたエース級の女子を徹底して鍛え上げる必要があった。この3人の攻撃力アップなくして打倒・古山は不可能だと彼女は判断したようだ。それにチームとしては弱い男子も、2人組なら長身スパイカーの石川がいる分、練習台としても魅力的なものになる。問題は、石川とコンビを組む男子を誰にするかということだった。 祐美「北山君!あなたは石川君とコンビを組みなさい。」いきなり祐美に抜擢されてジュンは驚いた。 祐美は続けて言った。 祐美「外コートでもしっかり練習できてるし、あなたならエースの石川君の力を引き出せるはずよ!」 祐美はもう1人の女子部の練習台としてジュンをセレクトした。確かに彼女の目から見ても、まだまだジュンはひ弱な存在だった。実際に彼が外コートで1年女子たちに挑み何度も敗北している姿を祐美も見ていたし、先日も初心者である島田沙江との対決でも力負けしたことも聞いていた。しかし小柄で非力ながらセンスは悪くないし、レシーブやトスも、美唯たち1年女子に鍛えられているため他の2年男子よりもうまい。エース・石川の力を最大限に引き出すためにはうってつけの存在と言えた。祐美はジュンを男子のセッターにしようかとも考えたが、将来的なことも考えるとエース候補としておく方が良いと考えた。 祐美「相手は同級生のゆかりと祥子もいるから、遠慮はいらないわ。思いっきり戦ってきてね。」 こうして女子コンビと男子コンビが対戦することとなった。 女子はまず新鍋ゆかりと白木蘭の1・2年女子エースがコンビを組んだ。男子も北山ジュンと石川啓太の1・2年男子エース。試合は10点先取、アタックラインより前の手のひらを使ったフェイントは無しというものだった。試合開始直後、早速新鍋ゆかりがスパイクを打ち込んできた。それを北山ジュンが必死に拾っていく。 「ぐわぁ!」強烈なスピンがかかったボールにジュンの身体は簡単に吹き飛ばされてしまった。 初めてのゆかりとのマッチアップ。彼女のスピードとパワーに圧倒されるジュン。(すごい!!これがゆかりの実力なのか・・・。) 外コートで受けた楠本祥子や小西美唯の攻撃とは比べ物にならない衝撃を受ける。 ジュン「す・・・すみません。石川先輩。」 石川「大丈夫だよ。俺がやり返すから・・・。」 その言葉通り、男子のエース・石川も負けてはいない、打点の高いスパイクで応酬する。 2対2のルールだと石川のような長身選手がいる方が有利だ。ジュンがトスを上げると彼は簡単にスパイクを決める。ゆかりと蘭がレシーブ力に優れているとはいえ、フルコートを2人で完全にカバーできる訳ではない。(さすが石川さんだ・・。)ジュンは味方である石川に対して絶対的な信頼を抱くようになっていた。しかし彼以上にジュンを驚かせたのはゆかりだった。全身を使って打ち込まれるゆかりのスパイクの威力は石川以上だ。身長では石川に及ばないものの、ゆかりのバレーセンスは完全に石川を凌駕していた。 (くそっ・・・俺だって!) 男子は石川中心の攻撃だがそれでも時々はジュンがスパイクを打つこともあった。 蘭「ふふ・・かわいいよ!ジュン君。」しかしジュンの渾身のスパイクは女子の2年エース・白木蘭に簡単にレシーブされて返されてしまった。まだまだジュンの攻撃力では、百戦錬磨の女子バレー部の主力クラスには太刀打ちできないようだ。逆に相手の女子コンビは、ゆかりと蘭のどちらも高い決定力をもっていたが、こうした2対2の場合は、パワータイプのゆかりよりも技巧派の蘭のスパイクの方が威力がない分対処しやすい。石川とジュンはあえて蘭にスパイクを撃たせるように彼女にサーブを集中した。 そうした作戦が功を奏し、男子コンビは女子相手にも互角に戦うことができた。 このように合宿後半は、男女のエース候補たちによる2対2が練習の中心となった。男子は石川とジュンのコンビだけだが、女子はゆかりと蘭、そして祥子の3人が交代交代でコンビを組む。男子コンビは、ゆかりと蘭のコンビには勝ったり負けたりだったが、2人よりやや実力が劣る祥子が入ると大抵は勝つことができた。トータルで見ても互角以上の成績を残したから、男子の面子は保つことができた。(初めて女子に勝てた・・・)ジュンは内心嬉しかった。彼にとっては中学入学後初めて小さな達成感を感じられた瞬間だった。しかしこの達成感は合宿最終日に脆くも崩れ去ることになる。
Comments
コメントありがとうございます。 個人的には2対2はなかったです。体育で3対3でしたらありましたが。 顧問の菅原祐美については若干過去を掘り下げる予定です。
ジュン
2022-01-12 11:47:43 +0000 UTC早速のセカンドシーズン、楽しみです! 2対2の練習、ビーチバレーを体育館のコートでやるイメージでしょうか? ジュンさんは、実際に女子相手に2対2で対戦したことありますか? 人数少ない分、個人の実力差が浮き彫りになるので、6対6で負けた時とは違った屈辱がありそうですね。 女性の指導者というのもいいですね。 男子を女子の強化の道具としか見ていないのもいいですね。 彼女自身も、現役時代男子に勝ってそうですし。 彼女の現役時代の男子に勝った経験談や、彼女が自身の体験に基づき、男子の弱点を指摘していく場面なども見てみたいですね。 いろいろ勝手なこと書いてすいません。 セカンドシーズンも期待してます!
タカシ
2022-01-11 23:21:30 +0000 UTC