敗球!! 14
Added 2021-12-24 12:00:00 +0000 UTC敗球!! 敗球!!の続きです。 【長身で身体能力にも優れる初心者女子・島田沙江に敗れたジュン。罰ゲームの腕立て伏せも途中でダウンして・・・。】 ジュン「ハァ…….ハァ……。ゼェーッゼィ……」(全身汗びっしょりになり荒い呼吸を繰り返してる) 翠「あれだけ偉そうなこと言っておいて結局半分もできないじゃんw ダサ〜」 ジュン「ハア ハア……。う・・・うるせえよ!!」 沙江「ほんと弱いね・・、ジュン君は。せっかく経験者の男子に勝てて嬉しいって思ってたのに。喜びも半減だよ。勝って当然だし!」 翠「そうだよね〜。私も最初は、経験者の男子と試合出来るって思ってたけど、期待外れもいいところかな。」 美唯「まったく。こんなに弱かったなんて。さすがのあたしもガッカリ。」 亜紀「同じ部に上手くてイケメンの同級生がいないかなって期待してたけど、とんだ弱虫エースだったよねw」 口々に言いたい放題言っている女子たちだったが、ジュンは既に心身ともに疲れ果てていて反論する気にもならなかった。 ジュンは悔しさに顔を歪ませながら彼女たちを睨む。 沙江「何?まだ腕立ての続きあるんだけど?どうしてもジュン君は楽しようとしちゃうからもっとしっかりフォームチェックしてあげるよ。」 そう言うと沙江は腕立てするジュンの方へゆっくりと歩き出した。 ジュン「な・・・なんだよ?島田!」 沙江はジュンの頭部を跨ぐようにして彼の腕立てをチェックした。ジュンの両耳に沙江の両足が軽く触れるか触れないかの距離である。 ジュン「ちょっ!?まっ待ってくれ!!」 ブルマを穿いた彼女の股間が自分の後頭部を見下ろすような格好になり動揺するジュン。しかし沙江は一切躊躇することなく腕立てのカウントを再開した。 沙江「17・・・18・・・」 腕立てをする度にジュンの両耳が沙江の脚に軽く触れ、彼女に跨がれている屈辱感が込み上げてくる。昨日までは女子の初心者組の1メンバーとして歯牙にも掛けていなかったのに・・・。 そしてさらに追い討ちをかけるように沙江は言葉を紡いだ。 沙江「ちょっと姿勢が悪いから少し直させて。身体の軸、ブレてる・・・。」 沙江はしゃがみ込むと両手でジュンの身体がまっすぐになるように矯正した。当然、ジュンの目の前で股を大きく開く格好になっていることだろう。しかし腕立て姿勢のジュンには、彼女のブルマの股間を見ることが出来ない。いや正確には出来ない訳ではない、ちょっと視線を上げれば彼女の真っ白な太ももと、紺色のブルマの股間はハッキリ見えるはずなのだ。しかしそれを実行に移せる度胸があるわけもなくただひたすら地面に突っ伏すことしか出来なかったのだ。せめて試合後の彼女の濃厚な股間の匂いを鼻先に感じられないか探ってみたが、彼女の髪のシャンプーの香りを辛うじて感じるだけだった。またしても自分より強く優れた女子のブルマの匂いに惹かれている自分を感じたジュンだったが、それは同時に自分の意識が島田沙江を格上と認めた証拠でもあった。 やがて沙江は立ち上がり元の姿勢に戻っていったのだが、立ち上がった後もしっかりとジュンの頭を足で挟み込んでいて決して解放してくれなかった。 亜紀「私たちもチェックしてあげるよ。」 すると亜紀と翠もジュンの背中を跨ぐように立ち、沙江と一緒にカウントした。 ジュンの腕は既に限界に達していたので何度も中断と再開を繰り返した。 美唯「ほら男の子頑張れ〜w」 女子たちは面白半分に笑い声をあげジュンを応援し始めた。いつもよりも大きな声だ。そしてジュンは初心者組の女子たちにも自分がバカにされているということに気がついた。これまで、自分を弄び馬鹿にしてきたのは主に美唯たち女子1年の経験者組だった。しかし今日の試合で、自分達グループに所属していた島田沙江がジュンを華麗に打ち負かす光景を見て、「自分たちより弱い存在がいるんだ。」と思ったらしくその事実を再確認するためにジュンのことをイジメ始めたらしい。もちろん美唯たちもそのノリで一緒に彼を罵倒していた。 そして、遠巻きにその光景を見つめる他の男子の1年部員は、何も言えない状態で固まってしまっていた。これまで何度も美唯たち女子に挑み負け続けるジュンとはいえ、彼らからすると頭ひとつ抜けているエースなのだ。そんな彼が、中学からバレーを始めた島田沙江に敗れ去り、今こうして女子3人に跨がれてしまっている。ジュンは人一倍練習熱心で努力を怠らないのも、男子部員たちは知っていた。だからこそ女子相手に何一つ出来ず押さえ込まれてしまったジュンの姿にショックを受けていたのだ。 やがて体力の限界に達したジュンは腕立て40回をこなす前に力尽き地面に転がった。悔しさと惨めさが入り混じり嗚咽しながら泣き出す彼を女子たちが取り囲み、罵ったりした。 美唯「あ〜ぁ、これダメだわ。保健室行き決定!」 沙江「保健室送り担当の祥子ちゃんがいないからね・・・。私が連れて行ってあげようかな?ほら、肩貸してあげるよ。」 そう言って手を差し伸べた彼女に対して、ジュンは何も言わず手を掴んで立ち上がった。 そのまま引きずられるようにして外コートを出ていくジュンは心身共にボロボロだ。陸上部やテニス部の女子たちの視線も感じる。きっと明日の朝には、クラス中の女子に知れ渡っていることだろう。 祥子がいた時は、もっと早くにドクターストップをかけてくれたし、癒しの時間が待っていた。 しかし今はもう彼女はいない。今日も1人でこの仕打ちを受けねばならないのかと思うと更に涙が出てきた。
Comments
お返事ありがとうございます。 「男子も頑張らないとね」は、女子の方が上の前提での発言なのがいいですよけ。 クラスの女子とか、実際に負けてない第三者にそういう言葉を言われると、その子にも辱めを受けたようや気分になりますよね・・ この小説は、そうした背景描写も丁寧にされているのが素晴らしいです。
タカシ
2021-12-27 23:12:13 +0000 UTC中学1年くらいの時は特に女の子に間違われる感じだったので、ひ弱な感じを馬鹿にされていました。 特にクラスの女子に女子バレー部と比較され、「男子も頑張らないとね」みたいな感じで言われてました。
ジュン
2021-12-27 07:18:25 +0000 UTC県選抜の子抜きの女子部に負け、女子ナンバー2が抜けても負け、ついに女子初心者有望株にも試合で負けて、筋トレでも負けて、他の初心者女子にも下に見られてしまう・・ どんどんとジュンくんの地位が低下していく様子が描かれていて、興奮しますね。 女子が自分より弱いと判断した男子に投げかける言葉や、態度って、なんであんなに残酷なんですかね。 特に集団になると、凄いですよね。 「ほら〜男の子頑張れ〜」は、男子を馬鹿にしている感じがして、もの凄く興奮します。 ジュンさんも同じようなことを女子たちから言われたことありますか?
タカシ
2021-12-26 04:49:15 +0000 UTC