ハローCQ、こちら日永。原稿船修羅場号、絶賛燃料切れ中。
ブログをご覧の皆さんお久しぶりの更新です。まさか前回から4ヶ月も間が空くとは誰が想像したでしょうか。別に忙しかったわけではないので、単なる怠惰の賜物なのですが。すみません、代わりにシェアハウスファンには楽しいテーマを持ってきたので許してください。え、シェアハウスファンじゃない? ならばここにリンクを貼っておくので、読むとよいでしょう。ありがたい壺よりはメンタルに作用すると思います、知らんけど。
それではブログ第二回のテーマはこちらです。これまでも随所で話した覚えはありますが、改めてここに記しておきます。
◆あいつとシェアハウス────イメージソングの話
『あいつとシェアハウス』にはイメージソング、通称イメソンがあります。日永が執筆の際、作品への陶酔感を高めるためによく聴いていた曲です。作品内の描写に影響を与えた曲もあります。このところシェアハウスを好いてくださっている方がまた増えてきているように思うので、今回は俺の執筆を手助けしてくれた曲を紹介していこうと思います。動画はYoutubeの公式チャンネルのものを貼りますので、よかったら聞きに行ってみてください。
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【イメソン集】
・ポルノグラフィティ『ROLL』
最初に紹介するのは、ポルノグラフィティ『ROLL』です。あいつとシェアハウスの連載中、恐らく最も聴いていた曲です。歌詞、曲調、その全てがまるで善人と大智、二人の関係性を示しているようで、今聴いても執筆当時の感覚を思い出します。もしシェアハウスがアニメ化したら、迷わずEDに使いたいレベルで好きです。この曲の歌詞を意識したせいもあってか、1期後半からシェアハウスの作品全体の空気感が、柔らかくて温かい、だけどどこか物憂げな気配が漂っている、といった不思議なものになりました。
善人も大智も、互いの心に対して慎重でした。めぐりめぐる君を辿る、めぐりめぐる僕は迷う。紆余曲折ありながらも、名も知らぬ花を優しく包んで、ずっと咲かせる。どこか淡々とした旋律が、二人にとって確かなものになる。日常を積み重ね、ようやく辿り着いた二人に、とても似合いの曲だと思いませんか。
彼らの精神を支えた曲であり、間違いなく『あいつとシェアハウス』という作品の根幹に携わった曲でもあります。シェアハウスファンでしたら、ぜひ歌詞とセットで聴いてほしい一曲です。
・ポルノグラフィティ『愛が呼ぶほうへ』
同じくポルノグラフィティから、『愛が呼ぶほうへ』。上記の『ROLL』と合わせてシェアハウス黎明期を支えた曲のひとつです。
確実な愛を歌っているのに、物哀しく寂しい歌詞。暗闇に差す一縷の光のように愛を注ぐ。愛が呼ぶほうへ、愛が呼ぶほうへ。手探りで、闇雲で、でも着実に進んで、やがて黎明の中に花を見つける。それがまさしく、シェアハウスの持つ世界観とよく合っているように感じました。シェアハウスは作中で様々な愛情を描いていますが、その導きに優しくも力強く寄り添ってくれた一曲。『ROLL』とはまた違った方面からシェアハウスの良さを押し上げてくれる曲です。
・Every Little Thing『fragile』
続いてはEvery Little Thingの『fragile』。こちらはシェアハウス2期のイメソンです。そうです、あの不器用な豹と、不器用な馬がメインの話です。
泰利と悟は、善人と大智ほど素直じゃありません。強がれるときは強がるし、自分たちの関係性を俯瞰的に見つめ、どこか冷静にバランスを取ろうとする癖があります。だからこそ、イメソンは歌詞が真っ直ぐで堅実なものを聴こうと思いました。この曲は以前から好きでしたが、改めて聴いたとき、2期のイメソンは絶対にこれしかないと思いました。出逢えたことから全ては始まった、なんて、あの豹と馬の運命を表すにこれ以上ないほど相応しいでしょう?
・HolidaySpirit『ワン・ツースペース』
これをなくしてシェアハウスのイメソンは語れません。HolidaySpiritが始動するきっかけにもなった曲、『ワン・ツースペース』です。こちらからシェアハウスを知ったという方も多いのではないでしょうか。『あいつとシェアハウス』の公式イメージソングとして、作品の最盛期からこれまでを支え続けた屋台骨でもあり、功労曲でもあります。タイトルを、第49話のサブタイトルに冠したことでも知られていますね。
この曲を聴いたときから、最終話付近でこの曲の内容をテーマにすることは決めていました。不器用な旅路の果てに、彼らに見せたかったものが、この曲に詰まっているような気がしていたからです。俺自身も、途中から作詞に携わったのですが、2番の歌詞にある「どんな言葉でも 辿り着けない 光景のどこかで」はとても物書きらしい詩だなと今でも思います。俺(作者)がどれだけ文章を綴っても、どれだけ彼らを描写しようとも、辿り着けない“どこか”。そこに彼らを行き着かせたかったんです。
犬と猫、二人が一つの空間にいること。埋められないスペースを、彼らの関係を、一体何で囲んだらいいのだろうか。想いを伝えること。そのリスク。受け容れること。向き合うこと。作品を通して描かれてきた、性的マイノリティに生まれてしまった人々が出くわすであろう艱難に対し、この曲が出す答え。
「ハートマーク以外の何で囲んだっていい」。
多様な関係を紡いできた彼らには、とても響く言葉ではないかなと思います。
・HolidaySpirit『Sharing』
恐らく予想通りだと思いますが、最後はこの曲です。HolidaySpiritの『Sharing』。作品を支え続けてくれたすぴりっとくん(士八)が、読者目線でシェアハウスという作品を最大限描き出してくれた曲です。こちらに関しては作者であるほりでい(日永)は関わっていなかったため、発表されたときは感嘆のあまり身体が震えたのを覚えています。
言うまでもなく、作品のフィナーレを飾った名曲。この曲のおかげで『あいつとシェアハウス』という作品は完結したんだ、という実感が得られた人も少なくないかと思います。俺自身もその一人です。コミカルなノリからの、同性愛の危うさ、難しさに踏み込んだシリアス展開を経て、覚束ないながらも歩み出した二人を描いた1期。愛を知らぬ豹と愛に飢えた馬、引き合い惹かれ合い、すれ違い衝突し、それでも共に生きることを決めた二人を描いた2期。そして、愚直で優しき猫を巡る、怯えた犬とひねた狼の軋轢と、それぞれの“覚悟”を描いた3期。そうした数年に渡る連載の顛末を、この曲は見事に彩ってくれました。イメソンというか、公式ソングと言って間違いないほど大きな存在だと思います。
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というわけで、ブログ第2回、イメソン紹介は以上になります。他にも色々と聞いてはいたのですが、特に印象深い5曲についてここでは紹介させていただきました。
もし良かったら、これらの曲を聴きながらシェアハウスを読み直してみていただければ嬉しいです。上にリンクもあることですし。ついでに読んだことない人にも薦めちゃいましょう。シェアハウスはファンの力で有名になった側面もあったりしますので、口コミも侮れませんからね。ぜひよろしくお願いします。
んじゃ、また。
日永
2022-08-16 01:15:36 +0000 UTCウート
2022-08-15 22:29:19 +0000 UTC