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ミズホ_食事

気が付くと辺りを黄色い壁に囲われた空間に立っていた。

広さは体育館ほどだろうか。

辺りに白い身の丈ほどの物体が山積みにされている。近寄って触ってみると、べちょりという不快な感触がした。

もしかして、これは白米だろうか。

だとすると、今いるここは……

上を見上げると、巨大な棒のようなものが降ってくるのが見えた。それは白米の山に突き刺さり、俺の何十人分という大きさの白米を軽々と持ち上げ黄色い壁の向こうへとさらっていった。

この中にいても聞こえる、咀嚼音。そして嚥下。

あれほど巨大な米を軽々と飲み込める口というのはいったいどれほど巨大なものか。考えるだけで身震いした。

その答えを知るのに時間はかからなかった。巨大なミズホさんがこちらを覗き込むように前のめりになり、弁当箱の中にいる俺を凝視している。

ミズホさんがふっと笑顔を浮かべる。

巨大な箸が動き出す。

次の標的は白米ではなく、俺だった。

両脇を巨大な棒で挟まれる。視線がぐんぐんと上がっていき、ミズホさんの眼前へと持っていかれる。

目の前いっぱいに広がる巨大なミズホさんの顔を見て、怖いという感情よりも先にああ、可愛いなという考えが浮かんできた。

ミズホさんが口を開ける。女の子らしく、小さくおしとやかに。しかしその大きさでさえ、俺を軽く丸呑みにできる。

ミズホさんの口の中は今までに体験したことがない程に甘美なものだった。

この世の楽園があるとすれば、きっとこういう場所だ。全身をミズホさんの舌で愛撫されながら、ミズホさんの唾液が体中に染み込み意識をもうろうとさせる。まるで自分がミズホさんの一部になってしまったかのように思えてしまう。

ゴクリ、という音が聞こえたかと思うと体が浮遊感に包まれ俺の意識は途絶えた。

ミズホ_食事

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