◆2022/12/011 公開。3か月以内にバックアップ等お願い致します。
・こちらの記事のZipファイルはありません
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
どうもピクルスです。そろそろいいかげんアニのCG集の完成版を世に出さないとな、と思いますので、小説パートを進めることにしました。
タイトルは「女型の眷属たち」にしようかなと思います。
「女型の子供たち」が一番いいのですが、DLサイトコムなどの販売店で規約的に「女型の●共たち」とか伏せ字になるとマヌケなので。
(以前うちの「羽のこども」という作品が「羽の●ども」とか「羽の少女」に変えられてしまったことあり)
今回はアニ14部分の小説です。・無料プランでは挿絵なしで小説の前半のみの公開です。
・今回の「巨人の眷属たち」は絵は12枚で絵のそれぞれにお話をつける予定ですが、次の絵かその次の絵で小説が終わりのパートなので、今回はかなりラストあたりの話です。
・「ピクルス付きハンバーガープラン」のネタバレを避けたい方はご注意ください。
・今回のお話は<エロパート>→<ネタバレ的なコア部分のお話>という構成になってるので、今回の後半のお話で(なんかエロ展開が終わったっぽい)という感じの話展開になったら、ページを閉じればネタバレは避けられます。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
~~~~ 前回のあらすじ ~~~~
女型の巨人を引き継ぎマーレの戦士となったアニは、大きな作戦を控えまとまった4日の休みを得て、父のもとに帰郷した。
その1日目、なまっていた体を叩き直す名目の父との体術訓練の中で
父から強姦された。体術模擬戦で負ければ動けないまま挿入され、父から子種を注がれたのである。
だがそれはアニのこの一年の帰郷時の訓練の日常だった。今日アニが帰郷したのは、大きな作戦を控え、これが父に会う最後になる可能性さえあったからだ。であったとしても、性暴力を実父から受けるとわかって舞い戻るのは異様だった。 それは虐待を受けた子供が毒親のもとに何故か戻ってしまう、そんな狂った精神をアニは内包していると彼らの日常を見る者がいたとしたら判断したろう。
だが愛撫されながらの体術訓練や、腹痛にさらされながら束縛から逃れる訓練、等どんな逆境にさらされても平常と同じに戦える、強い精神を培う鍛錬を父と積み重ねてきた。それは戦闘しながらも多方面に警戒を緩めない実践的な精神をアニに身につかせ、それがマーレの戦士に選ばれた要因の一つであったから、虐待でありながら実戦的であった。
だがここ一年の訓練では精液を注がれるばかりになったことがアニは解せなかった。訓練よりも子宮にスペルマを満たすことに父が取り憑かれていたと思えたからだ。名誉マーレ人を夢見て娘のアニを巨人にする為だけに娘を死地である軍に送り込んだ父。だがそんな父が、アニが休日になって家に帰れば必ず避妊もせずに娘の膣に精液を注ぎ込むのだ。それはアニがマーレの戦士候補生になった途端のことである。
はじめはそのリアルな恐怖を訓練に盛り込むためと思っていたが、目的が訓練よりもアニの中に射精することにシフトしたと思えるほどに執拗だった。拒めば訓練という体さえかなぐり捨てて父は寝入った娘を犯した。
それならまだ父に勝てば性交を拒める訓練型のほうがマシだった。 だが父の目的がそれとわかって戦闘の対策をしていても父はやはり体術戦闘に強く、また性交されることを防戦することは、弱点と認めたようなもので、事実一度負けて父に挿入され父の子種を娘のアニの膣から卵子へと注がれれば、体の力が思うように入らず腰砕けで戦えるはずもなかった。
膣に射精されるたびに、弱さと理不尽な強姦でも沸き起こる快感に耐えれぬ自分に苛立ちを感じ、次こそ勝って父の睾丸を潰してやると勢い込むもののアニは連敗を重ね、負けては体術で拘束されながらの強姦で父の子種を娘の子宮にへと注ぎ込まれ続け、アニは実に17時間もの間休みなく父に様々な絞め技を受けつつ男根を挿入されてイキ続け、逃れようもない絶頂の連鎖の中で憔悴しきってついに完全に気を失った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アニが目覚めると父だけではなく家である丸太小屋に数人の一般人と思える男がいた。その中に見知った顔もいる近所の子沢山のパン屋の主人だ。寝ていたベッドのアニを囲むように彼らは立っていた。
「あれ? こんちは、何事? え、腕……」
アニは覚醒したばかりで頭が回らない中、腕が頭の上で拘束されていたことを知り目を見開く。
「……父さんが呼んだの?」
臨戦態勢の女豹のように睨むアニに父は言った。
「ああそうだ。だがこれからもっと増えてくる。中にはアニが知ってる者もいれば、隣町からもいる。全部で30人以上だ。お前は今からその全員とまぐわうんだ。コールガールとしてな」
アニは驚き大声を張り上げた。
「なんだって?」
「これから三日間の訓練はそれだ。その訓練を終えれば、アニ、お前は生き延びる確率が高まる」
「はあっ? 気でも狂ったの」
「お前のための訓練だ 皆にはアニが敵に輪姦されても心折れずに戦える精神を鍛えるためと伝え来てもらった」
パン屋がカチャカチャベルトを外し、焦げ茶色の焼けたペニスを出しながらアニスに笑いかける。
「すまないねぇアニちゃん。訓練を手伝えって君のお父さんに頼まれてね。悪く思わないでくれよ」
贅肉を蓄えた見知ったヘラヘラと笑うパン屋、だがその笑顔を浮かべながらそそり立つペニスをしごき続ける姿に悲鳴を上げたい怖気が走ったが、アニは恐慌に飲まれぬようなんとか訓練の意味を咀嚼しようとする。
「わ、わかったよ。つまり、ここにいるやつらの隙をうかがって倒し、脱出する訓練だね」
「違う、逆らわずにまぐわい続けろ。逃げたり反撃することは許さん」
「ばかじゃない? なんの意味があるのさ!」
「逆らえずにじっと耐えねばならないこともある。まぐわっている間、売春女を常に演じろ、いいな。そのなかで隙きを伺うような気配を見せれば、自分が売春女ではない何者かを自白するようなものだ」
アニの周囲の男は既に全員がペニスを出してその陰茎をしごいている。それはクールなアニにとっても正常心が保てないほどの異様な光景だった。
「いかれてる、一方的になぶられろと……知らない男たちに、冗談じゃない!」
「お前が今その反応を見ると、やはりこの訓練は必要ということになる。さぁ始めよう」
アニの目前にパン屋はペニスを差し出し唇に触れさせた。食い破りたい気持ちを押し殺して、父親に命じられた変装した売春婦としてそのペニスを口に含み舌を這わせた。
父に少女の売春婦としての舌使いは叩き込まれていたが、だが父以外の勃起したペニスを口に含んだことはおろか見たこともなく、見知った中年男の父とは違った太いペニスを口に含む。
すると汗の塩味と嗅いだこともない強烈なアンモニア臭に刺激されて、アニは思わず吐き気で喉を開いてしまうが、パン屋はその喉の開きを逃さずに突きこむと喉奥深部にまで一気に滑り込むディープストロークとなる。
そして激しく突きこんだ。嘔吐に胃液が逆流しゴポゴポと胃液をたれ落とすアニの口であったがパン屋は躊躇せずに腰を喉奥深くに突き入れ込む。
息ができぬほど喉を犯される間に、アニの股間にすがりついた酒で赤く焼けた顔の鼻の丸い中年男は、アニのズボンを下着ごと一気にずらすと、その勢いて前戯もなく挿入する。
既に先走りで濡れた陰茎は自らの分泌物を潤滑油としてたれ落としながら、ニュルニュルと滑りながらアニの膣奥までの挿入を果たすと、
その快感に奇声を上げながら、腰を激しく動かして反り返った肉の硬棒でアニの膣にがむしゃらに突き込む。アニは全く濡れておらず、だからこそ膣は凄まじい摩擦で、アニは突かれる度に膣を裏返させられるような痛みを感じる。だが赤ら顔の中年男はそれを物ともせずに、彼が犯罪でもしない限りありえない少女とのセックスができる喜びを腰の激しい動きでぶつけ続けた。
その異物感の無理やりな動きにアニの喉奥からくぐもった唸り声に似た声を発せさせ。その声が嗜虐性をもたらせ、赤ら顔の中年男は歓喜に最初のザーメンを吐き出す。だが男はそのザーメンを潤滑油にヌルヌルにようやく滑りを良くしたアニの中で膣の粘膜をこそげ落とさんばかりに激しく反り返った陰茎を貫き続けた。
アニは手首を縛られていたが、足だけでもここにいる男たちを倒す自身があった。だがそれが許されず、ヘラヘラと笑う赤ら顔の中年男にさえ抵抗が許されずに自分の顔、そして全身の躰の上に垢油混じりの汗を垂らし落としながらオットセイのような断続的な奇声を上げて腰を嬉しそうに振るっている。そんな嫌悪しかおこらないであろう男に身を貫かれ続けての屈辱に涙が落ちる。
自分よりも遥かに弱い男に激しく横隔膜を突き上げられて強制的に声を発せさせられ、無理矢理に膣、その周囲の陰唇、そして陰核がその男の剛毛の陰毛に痛いほどに摩擦された結果、躰が強制的に火照らされていく。
だが赤ら顔の男はすぐに二度目の射精をした。さらに抜かずに動き続ける。だがそのまま10度ほど往還すると陰茎の硬度が損なわれて赤ら顔男は別の痩せた男に肩を叩かれて交代する。
痩せ男は骨が浮き出るほど贅肉のない男だったが、陰茎が前の赤ら顔の男の倍の長さであった。
前の赤ら顔の精液を潤滑油に二倍の長さの陰茎が膣奥までズルリンと一気に滑りんでアニの体全体をずり上げるほどに突き上げる。
子宮口を開かれるほどに強く膣奥を突かれる突然の刺激にアニは短い悲鳴に似た嬌声を出してしまう。その悲鳴に満足して痩せ男はペニスを回転させるように腰を回すと膣底を亀頭でかき回され子宮口がたわんで開き、その子宮口の口端が亀頭で擦られてアニの膣に潤滑油が一気に満ちる。
アニの顔に紅がさし、汗が吹き出た。明らかにアニの躰に男を迎える準備が整ったのが誰の目にも明らかだった。そんな状態で細男にゆっくりと真っ赤に充血した子宮口を貫かんばかりの硬度で押し広げられ、アニは嬌声を抑えることができない。それが何度も繰り返され尽きることなく押し寄せる。
それは破城槌でアニの子宮口の門の篭絡をまさに押し破らんとするものであった。軽い蹴りですぐに背骨が折れそうな痩せたカマキリを思わせる男。そんなアニにとって弱さの象徴のような男であっても、物干し竿のように硬く長い成人のペニスにとって少女アニの未熟な躰は余りにも脆弱で無力な獲物だった。
パン屋のオヤジはホッホッホッと短く調子を取る声を上げながら、アニの口を犯し続けた。
「口でさせるのもいいが、必ず子種はアニのなかで出してくれ」
「ホッホッホッホッ……勿論だとも。しかし……いいのかい? ホッホッ……《最後は口で出せ》ってのはよく聞くが、逆に《前の穴の中で出せ》ってのは……初めてだ・な。ホッホッホッ……い、イいのかい? アニちゃん孕んじま……孕んじまうかもよ、俺の七番目の子をッほぉ」
「余計なことだ」
「……ああ、俺はこの祭りに……参加できる上、金まで貰えるんだから、……おホッおホッホッ……かまわねぇ……さ。お、おおホホホッオお……ふぉっ出ちまうッ」
パン屋のオヤジはあと少しで射精する寸前でアニの口から引き抜いた。
そして子宮口を責め続けていたカマキリ男と入れ替わる。
パン屋は今にも爆発しそうな太くむくんだぺニスを、ぱっくり開いたアニのピンクの花弁の中央の孔に挿入して、狭い彼女の膣を割り広げなからヴァギナに深く挿入する。膣奥に底着すると同時にドクドクと濃い練乳を大量に注ぎ込んだ
一気に白く熱き濁流が押し寄せ子宮口を突破して子宮いっぱいになだれ込み彼女の幼く火照る子宮を充たして熱く卵子を包んでいく。
アニは両手をグッと握って、父ではない男の子種が受精し孕まそうと侵食する感覚を彼女の体が受け入れ全身に痺れる多幸感が広がることが許せず、涙を落とす。
そのまま射精しながらパン屋のオヤジはアニの上で太った腹を弾ませて褐色の陰茎を叩き込み続けて、ドクンドクンと睾丸に貯めこんだ大量の子種を残らず注ぎ込んだ。
「オホホホッ、アニが俺のを嬉しそうに締め付けておる」
そう言ってビクビクンと震えながら膨らむアニの下腹部の膨らみを、深部の自らのぺニスごとクリクリと撫でた。
それを皮切りにパン屋のオヤジはそのまま、闘牛のごとく腰を激しく叩きつけ、アニに絶叫をあげさせる。
アニの膣口からビュウビュウと潮が吹き出して潤滑油が更なる加速を促されて削岩機のように突かれ続けて、アニは耐えられずアニはビックビックと絶頂に導かれる。だが往還は止まらない、イキ続けるアニの膣に更なる快感の波がアニの小さな体の上でパン屋の脂肪が叩きつけられる度に打ち寄せてアニを快感の波に溺れさせる。
さっきまで蹴り殺そうとしていたアニのしなやかな足は、パン屋の太い体にしっかりとからんで締め付け、ブルッと震えるとアニは絶頂とともに失神した。
ハッとアニが気がつくと、肉屋の店主は再び精液まみれの陰茎を再びアニの喉奥に突き込んでアニの喉と唇のすぼまりでぺニスの精液の汚れ落としていた。目覚めたことを知るとアニに残りを吸い出すようにせがむ。
「起きたかいアニ、吸いとってくれチユーチューってな、ほら、吸わないと抜かないぞぉ、オホッホッそうそう、優しくなぁ」
アニは喉深く挿入されて息ができない状態で止められる。その間もカマキリ男は亀頭で膣粘膜をかき混ぜるように膣内をゆっくり回してさすりつけながら深く往還させ続けていた。息も満足にできぬまま、さっきまでパン屋に絶頂に導かれてその余韻をカマキリ男にさらに高められて、さらなる絶頂へと甘く導かれ白く気が飛んで失神寸前になる。そんな甘き毒に上下から責め続けられたままアニの脳は過負荷を起こして、哭きながら命じられるがままに、パン屋のオヤジのペニスを吸ってしまう。
さらにパン屋は細かく指示し、アニの舌先で亀頭のくぼみや陰茎をキレイに整えさせ終わると、満足してアニの髪を撫でて別の男と入れ替わった。
せき込むアニだったが、だが次なる征服者がアニの口に休みなく突き込んだ。肥満レスラーのように脂肪を蓄えた巨漢の男が、アニの喉を犯す。深く激しい突き。前の男よりももっと深く早くと対抗心を燃やし、残酷なまでにアニの喉は嘔吐するがその胃液を押し返して吐き声のような音をゲッポゲッポとあげる。
そして、男がほどなく射精しそうになって引き抜くと、アニの口から水鉄砲のように嘔吐水が吹き出た。
そして怒濤のように膣に激しく突き込む。アニの体が浮き上がるほどの激しい叩きつけに、アニは既に抵抗する気力を失って、アッアッアッと断続的な矯声をあげさせ続けた。アニの腹部が突かれる度にボコンとボコンとドーム状に亀頭型に押されて浮き上げ続ける。
いつのまにか何度目かの失神し、ヒイヒイ風切り音を出すアニの口を肥満レスラーのような男はジュルジュルと吸い上げ、舌を絡めてアニの舌を手繰り寄せて吸い取ると、アニの舌をうまそうに食みジュルジュルアニが失神して垂れ落とす胃液混じりの唾液ごと飲み込む。そして程無く爆発を感じさせるほど精液が注ぎ込まれた。
それからも様々な性技を持つタイプが異なる様々な中年男がアニを絶頂に誘い続け、その間も、周囲の男たちはそれを見て竿をこすって自慰をし、あと少しで出るまで整えると、アニに突き込んでいる男と入れ替わって挿入して射精する。
時間がたつに連れて父が呼んだ男が次々と増えて、アニを囲むように十人の男が肉竿をしごいていくまでになった。今もまたその中の一人の男が手を上げて、入れ替わりアニに挿入してまた濃い精液を注ぎ込む。そうしてあと少しで射精する時になった男が優先してアニに挿入して射精するサイクルで、数十人の男が次々に入れ替わってアニの中に吐き出し続けた。
日が変わるとさらに新たな男が現れアニの相手をした。たまらずアニは父に訴える。
「……父さん、なんだよ……これ、気持ち悪い。……酷いよ 私はただ休みの間父さんと過ごしたかっただけなのに、なんだよ、本当に何なんだよ、こいつらは! やりたいなら父さんがしろよ、なんでこいつらを私達の家にいれるんだよ!……モガッ」
アニの喉奥に喋る間を与えまいとするように、二日目も参加続けるパン屋のぺニスが喉奥に捩じ込まれた。
それから3日の間ずっと数えきれない男にアニは凌辱され続けた。
アニの膣は何度も擦りきれたが巨人の治癒力で、それはすぐに塞がれる。
そして時を巻き戻したようにまっさらな初々しい膣に再び現れ、なんのきっかけなのか時には処女膜さえ再生する。だが直ぐに破られるのだ。
20回は再生した処女膜をアニは知らぬ中年の男達に破瓜される。
食事も男たちは交代交代で行い、アニにも食事を取らせている最中も膣は休みなく挿入され続けた。アニに食欲が無い場合は男たちが口移しで無理やり注ぎ込んだ。
そんな異様な狂宴が三日間続いて終わった。
熱気が冷めやらぬ湯気が立ち込め、数十人の汗と様々な液体や汚物とアニの破瓜の血で様々な色でゲル状に満ちたシーツの上でアニはぐったりと横たわっていた。
次にアニが失神から覚めると、既にシーツは変え終わって、父はアニの体を温水で濡らしたタオルで拭いていた。清められながら、抑揚のない声でアニはつぶやくように話す。
「……父さん、いつ戦場に駆り出されるかわからない。……これが最後かもしれない。だから来たのに……なんで水入らずで過ごせないの……さ。…………これじゃ……あんまりだ」
父はアニの身体をたらいに入れお湯で清めながら言った。
「最後かもしれないからだ。もう時間がないんだ」
「本当に、この3日はなんだったんだよ! 私で金をとってるのかと思ったら、金を払ってあいつら呼んでたみたいだし、最後の休みかもしれないのに……父さんとの。……せめてその間くらい父親らしくしてくれたっていいだろ」
「だからだ。もう時間がない。わかってる。早くお前が孕まなきゃ、お前は行ってしまう。そして死んじまうかもしれないんだ」
「な、なんだって? 私を孕ませるって、父さん、あんたでさえなく見知らぬやつの子を孕まそうなんて、本当に気が違ったのか?……何考えてんだ、しっかりしろよ!」
「だれでもいいんだ、誰の子でもいい。孕めば作戦から外れる」
(孕むって誰が……私が? てめぇ、私を一体……どこまでオモチャに。……待って! 作戦から外させるってどういうこと)
父が何を言ってるのか理解できずに頭を抱え、ようやく1つの意味が理解できた。
妊娠させることで女型の巨人の作戦から娘を最前線の作戦から外して命を守ろうとしてると。
だが、そもそも巨人になった者は13年で寿命を迎える。その短命になる巨人に娘がなるよう仕向けたのは父だ。幼い頃からこれ迄の特訓の日々は、名誉マーレ人になる道具として娘のアニを利用しているのではなかったか?
やはり話が全く噛み合ってない。アニは混乱と怒り心頭で父に掴みかかって組み伏せる。
「あんた何いってるんだよ、あんたが、父さんが私を軍隊にいれたんじゃないか! 私を利用して、名誉マーレ人になるつもりだったんだろ? だから私は……」
「違う。お前が、アニが名誉マーレ人になって何不自由なく暮らせるだろうと……鍛えたんだ。だがすまなかった。俺が間違っていた」
「ははっ! 私が名誉マーレ人になっても仕方ないじゃない。軍人として戦場でこき使われどんなに生きてもどうせ13年経てば死んじまう。そんなおためごかしはまっぴらだ! 自分のためにだって言えよ。あんたの夢なんだろ? 名誉マーレ人になるのは。それでいいじゃない、だから私は!」
「……知らなかったんだ」
「え?」
「巨人になれば死ぬと、巨人のマーレの戦士になって13年で死ぬなんて……知らなかったんだ」
「へぇ……そっか爆笑だ」
ポツリとアニはなんの感情もわかない顔でそう呟いて数十秒経ち、その後自然と喉奥から発せられた笑い声でクスクスとアニは笑う。
「クックックッ……もっと聞かせてよ、その笑い話を……知らなかったの? 爆笑じゃない……クックックッ」
「巨人になれば、名誉マーレ人だ。ずっとお前は抑圧とは無縁で不自由なく幸せに暮らせると、そう信じていた。だが、候補生になった後、軍から「13年経ったら寿命だ」と告げられた。」
アニは心底楽しそうに口を押さえている。
「へぇ、なにそれ。メチャクチャ。あははははははは。……世捨て人って言われても、ずっと私につきっきりで戦闘訓練に明け暮れて……それが全部私のためと思ってたのに勘違いでしたって……アハハハハハハハ」
ゲラゲラ笑うアニの横で父は 懺悔の言葉を吐き続ける
「俺が浅はかだった。お前が死ぬなら名誉マーレ人なんて意味はない。……だが間違いに気がついても、一度マーレの戦士候補生になってしまえばもう除隊できない。軍から脱走すれば死刑だ。機密の塊だからな。だからお前を孕まそうと犯し続けてきた。身籠れば不適格として厳しい選別候補から外れる。……だが間に合わずお前はマーレの戦士になっちまった。だ、だがまだだ! 今この時期でなければならない作戦というものがある。時期をずらせばそこさえずらせれば。戦場にいかずにすめばお前は少なくとも13年満足した生活で暮らせるかもしれない」
「クスクスクス……そうだね機密だから知らないの無理ないよ……クスクスクス……そう考えるかもしれないね……アハハハハハハ……ああ、ごめん、続けて」
「だから、誰の子でもいいんだ、孕んでしまえば。10ヶ月任務から外れる。そうすれば、今進められている大きな任務に選ばれることはないだろう。最前線にはいかずに済む。13年、普通の暮らしが少なくともできるかもしれないんだ。俺と一緒に暮らすのが嫌なら、明日から別の男の元に行ったっていい。好きな男の元に行って幸せに暮らせ!」
全く予期せぬ提案にアニは真っ赤になって父の首を絞める。
「そんなのいるわけないだろ! 私を何歳と思ってるの! 父さん、あんた私とまぐわってるから基準が全部狂ってるんだ!」
だが、父は全く抵抗をしなかったから、殺してしまいそうになり首から手を離した。
ゲホゲホと咳き込む父の頬をピシャピシャ軽くはたきながらアニは続ける。
「……っていうかそんな別の男子と友情だの愛情だの培う暇あるわけ無かったでしょ、ずっとあんたの顔とつきっきりで毎日毎日訓練以外してなかった……そうよ!、あんただ父さん、私はずっとあんたの、あんた、あんた、あんただ!……だから父さんのためになるって訓練だって一緒に耐えた。耐え抜いてその結果!……だから……もう遅いんだよ」
「済まなかった。……俺を恨んでるのはわかってる。身ごもって選抜から外れることができれば、ここから出ていい」
「……父さん、身籠っても無駄なんだ。消えちまうんだよ」
うなだれていた父の顔がはじめてアニの顔へ向く。
「どういう……ことだ」
「だから消えちまうんだって……巨人になると……赤ん坊は」
「なんだって! だがそんなことが……だが、だが試さなければわからない。アニの場合は違うかもしれない、個体差で変化するかも」
「……だから確かなんだよ。私がそれを証明したんだから」
拭っていたアニの体から水滴が落ちて、水面に波紋が広がる。
「私のお腹に、父さん、あんたとの子がいたこともあるんだよ。あんた自分のこと馬鹿だっていったろ。私も、あんたの「血」を受け継いでるってわかったよ。だから爆笑したのさ。……私も、そう、父さんさえ名誉マーレ人になるならって、孕んだことは隠して巨人になったんだ。だってさ、軍に言ったら、候補からはずされるかも知れないから。……だけど、巨人になったあと消えてたんだよ。赤ちゃん。跡形もなく、最初から何も存在しなかったみたいに」
「……流産したのか」
「軍医とか巨人学の研究してるおっさんとかによると、私の体に吸収されたんじゃないかって。どっちにしろ生きちゃいないさ」
「……何て……ことだ」
「笑うしかないじゃん。父さん、あんたが私のためにって思っていたのが本当なら、私もそうさ。でも私のも空回りで……その結果……あはははははははは…! 傑作。こんな笑い話・無い」
「それは違う! 全部俺が」
仮に妊娠で戦場に行くことが不可能になったら、除隊や休暇など生易しい未来はない。恐らく次の女型の巨人候補生にアニが食われ女型の巨人が移行させられるだけの話だ。
――つまり、巨人という毒を食らった時点で詰んでいた。
だがこれは軍事機密で父が知るはずがないし、知れば父はもっと苦しむことになるだろう。
アニは父の肩を抱いた。
「父さん、大丈夫だよ。私の望み通りの結果なんだから。……マーレの英雄でもある、娘の私とまぐわった恥ずべき父として後ろ指差されるとっても名誉なマーレ人、あんたにそうなって老いて死んでもらえれば……私は満足」
「アニ……ないのか、本当に。お前が行くしか無いのか?」
「……父さん。私は、捨てられ死んだはずの命だった。それを拾ったあんたを名誉マーレ市民にする。その為に私はあんたと生きてきた。それが叶えられたんだから、赤ん坊だって喜んでるさ。……だから私は戦場に行くよ」
――もしあのタイミングで、孕んだことを私が正直に軍に話して、私の女型の巨人の継承を止めたのだとしたら……赤ちゃんは生き、私は巨人になることもなく腹を大きくしていたろうか?
だが、私は父の愛を受け止めず父のためと空回りした挙げ句、赤ちゃんを殺したのは私で、私を殺したのも私。――そして父も私の為と信じ、巨人になる墓場へと送った。
全く……似たもの親子だね――。
頭を抱え込んで絶望に打ちひしがれている父とは真逆にアニの心は晴れやかだった。
最後に本当に望んでいたものが、心臓にずっと空いていた孔に欠片がハマった気がする。
――ねえ父さん、さっきは勘違いばかりのバカ親と怒っちゃったけど、あんた良いこと言ったよ。
「――そうよ、全部あんたのせい! あーーッ! バカ親が最後まで間違って3日も知らない男どもとセックス三昧なんてッムッカムカ体調悪くて死にそう! きっと高熱! これじゃ軍隊宿舎に戻るなんて無理! あと3日はこの家で寝込まないと!……だから!」
――どうせ死ぬなら、好きな男の元へとあんたは言った。なら……。
父の顔を自分に向けさせ笑う。
「……夜を徹して看病してくれるだろ? ――ねぇ、父さん」
ランタンの炎がゆらぎ二人の影が重なった。