にこい様(https://twitter.com/nikoi581212)のお誕生日ににこい様の作品である「だらけて太った金剛姉妹」と、「金剛姉妹の贅肉を一身に受けた霧島」のSSを贈らせて頂きました。
こちらでも公開していいと言っていただきましたので、公開させていただきます。
改めてにこい様ありがとうございました!
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正月。
それは世界中の人類にとっておめでたい日々。
いや、より正確にいえば『人類とそれに類するもの』にとってだろうか。
つまるところ、彼女達艦娘にとっても正月はおめでたいのである。
深海棲艦との争いも終りを迎え、年末から正月を心穏やかに過ごす。
そんな平和を、彼女達・・・金剛型姉妹達も噛み締めていた。
それも、ちょっと・・・いや大分長めに・・・
「・・・この時間はあまり面白い番組ありませんねぇ・・・」
こたつに体を少しだけ入れながらリモコンを操作し、チャンネルを次々に変える比叡。
「まぁ仕方ないネー・・・ってそろそろみかんが無くなりそうデース」
そんな比叡の向かい・・・次々に移り変わるテレビを横目に、目の前の籠から消えつつあるみかんを見て金剛がそうつぶやいた。
「あ、でしたら榛名が取ってきます」
同じくこたつに入っていた榛名がそう答え、両手を天板についてよっこいしょと言わんばかりに立ち上がる。
──その瞬間、ブルンと榛名の全身が大きく揺れた。
たっぷりと大きく育った胸に、丸く飛び出た腹。
ずっしりと重さを感じる尻に丸く角が取れた顎。
上着代わりに着ている半纏が前で結ばなければはだけてしまう程のボリュームを誇る体。
それが今の榛名だった。
勿論、それは他の二人も同じだった。
頬杖をつく比叡の頬は肉が溢れて目元をお仕上げ、その顔に付いた肉を教えてくれる。
XLサイズのジャージに収まる体はどこもかしこも贅肉だらけで、袖が内側からの肉でパンパンに張り詰めている。
そんな比叡よりも更に一回り太い金剛も当然の様に脂肪まみれで、脇腹の肉厚さと言ったらない。
榛名とは違いジャージ姿の二人はその育った腹で上着がめくれ、尻やら脇腹やらがちらりと見えるほどに太り、とても戦う艦娘とは思えない体型だった。
よく見ればテーブル代わりのこたつの上に広がるのはピザやスナック菓子、更にはドーナツなどの油っぽい物ばかり。
それを炭酸飲料で流し込むのだろう、一緒に乗っている2Lサイズのペットボトルと同じ空き容器が近くにいくつか転がっている。
平和な世の中でダラダラ過ごし、ブクブクと育ったその体・・・良いように言えば平和の象徴、悪く言えば堕落の極みと言う様子だった。
「THX!助かるネ・・・っ!?」
そんな榛名に金剛がお礼を言い、そして固まった。
その視線の先には・・・
「・・・何をしてるんですかお姉さま達は!!」
メガネを光らせ、仁王立ちする霧島の姿があった。
「平和だからとこうも食っちゃ寝食っちゃ寝!!なんですかその体型は!!」
そう鋭く指摘する霧島。
他三人と違い、霧島は以前と変わらずほっそりとしたままであり、完全にデブとなった他姉妹と比べると倍以上太さが違う。
「Oh・・・た、確かにちょーっと太ったかもネー・・・」
「ちょっとじゃありません!!榛名も!何その体は!!」
「ちょ、ちょっと太っても・・・は、榛名は大丈夫です!」
「大丈夫じゃないから言ってるんでしょ!?三が日が終わって何日経つと思うんですか!?」
あまりの迫力に比叡だけじゃなく全員でひえーっ!となる三人。
既に1月も中頃。
正月と言い張るにはあまりにもおそすぎる時期だ。
「とにかく!そろそろ痩せる努力をしてください!!いいですね!!」
「「「・・・はーい」」」
正月太りと言うにしたってあまりにもあれな三人に霧島の言葉は続き、三人は仕方なくダイエットの約束を取り付けられるのだった。
・・・心にほんの少し、霧島も太れば良いのにという小さなしこりを残して。
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「・・・んぅ?」
翌日。
霧島は自室のベッドの上でいつものように起きると、いつものように体を起こそうとする。
そして、『いつもと違って全然体が起き上がらなかった』。
「え・・・!?」
全く持ち上がらない上半身。
なにか有ったのかとメガネをかけて体を見て、そして声にならない悲鳴を上げた。
「な、なななな・・・なにこれ・・・・!!!」
そこにあったのは自分の体とは思えない程の贅肉を蓄え、身動きがまともに取れないほどに膨れ上がった体だった。
大きく育った胸は海外勢のそれと比べても遥かに大きく、体を動かす度にブルンブルンと大きく揺れる。
それ以上に育った腹は横になった状態でも胸より盛り上がり、横に大きく垂れ下がっては呼吸に合わせて上下している。
臍のあたりで大きく二段に分かれるそれは触れば柔らかく、同時に脂肪しかないことを教えて来る。
重い体を起こして下半身を見ればそこには補給用のドラム缶と見間違うかの如く太い足が二本あり、片方が昨日までの霧島の腰よりも倍以上太いのだ。
腕だってみっちりと肉が付き、メガネを持った拍子に見た指先はまるでフランクフルトの如く全部が肉で覆われている。
昨日散々説教をした姉三人と比べても倍以上太い体。
それが今の霧島の体だった。
「そんな・・・と、とにかく着替えないと・・・」
どういうわけだかパジャマは今の霧島にピッタリなサイズであり、それ自体はありがたいがだからと言ってそのままというわけにも行かない。
霧島は壁にかかっているいつもどおりの衣装を手に取り、そして着ようとして・・・
「あ・・・あれ?」
当然の様に着れなかった。
ゆったりとした袖はいい・・・二の腕はきついが紐を緩めればなんとか入る。
だが着物の丈は全く足りず、前で閉めるどころか胸の半分も隠せてない。
当然スカートなんて入るわけもなく、結果彼女はほとんど全裸に近い格好で途方に暮れる事となったのだ。
「Hey!Good morning!!Breakfastの時間ネー!!」
そんな彼女の部屋をノックし、そしてそのまま突っ込んできたのは金剛だった。
後には比叡と榛名も続いており、そしてその姿を見た霧島は驚いた。
「お、お姉さま達が痩せてる・・・!?」
「痩せてるって・・・いつも通りですけど?」
その言葉に比叡が頭に?を浮かべる。
きちっといつもの服を着こなすそれは以前の比叡達そのものであり、むしろ自分が異質であることをまじまじと教えられる霧島。
「もしかして変な夢でもみたんじゃ・・・」
「ありそうネー!それより、Hungryでショー?いつもの奴持ってきたネー!」
そう言って金剛は手にした箱を机に置くと、開けて中身を霧島に見せる。
「あ・・・」
出てきた中身はきれいに作られ、生クリームがたっぷりと使われたショートケーキ。
それが箱からいくつも出てくるのだ。
それを見た瞬間、霧島の胃袋が腹が減ったと悲鳴を上げる。
そんな声を無視し、霧島はショートケーキから必死に目を反らしながら三人に言う。
「そ、その・・・きょ、今日からダイエットしようと!!」
「だ、だいえっと!?」
驚き、榛名が声をあげる。
「そんなの無理しなくていいのに・・・わざわざダイエットなんてしなくてもいいんですよ?」
そう言って榛名が霧島の腹に抱きつく。
「ちょ、ちょっと!?」
「そうそう!こんなに柔らかくて気持ちいいんだから!」
それに続いて比叡も抱きつき、頬を霧島の横腹に押し付ける。
「で、でもこんな体じゃ・・・!!」
「ンー・・・確かに霧島はちょっと太り気味だけど・・・でも無理は駄目ネー!
なにはともあれ、とりあえずコレを食べてからでも良いはずネー!」
そう言って霧島の前に持ってきたケーキを置く金剛。
その甘い匂いと美味しそうな見た目が霧島の喉を鳴らす。
既に霧島はケーキから目を離す事が出来ず、折角だからと勧める三人がそこまで言うならと理由をつけてケーキを口にする。
甘く濃厚な生クリームの風味が脳天まで突き抜け、フォークを動かす手が止まらなくなる霧島。
1ホールを食べ終えてもなお空腹は収まらず、むしろもっとよこせと喚き立てる程だった。
「まだまだおかわりありますから!」
そう言って次々に出てくるケーキを何かに付けては理由をつけて食べていく霧島。
頭ではダイエットをし、いつもの体型に戻るべきと分かっている。
分かっているのだが・・・心が食欲に従えと言うのだ。
結局霧島は三人が持ってきたケーキを腹がいっぱいになるまで食べ続け、そしてその満腹感から来る眠気に身を任せてベッドを軋ませながら眠るのだった。
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その後、霧島がどうなったかといえば・・・
「ふぅ・・・ふぅ・・・!!」
「はーい!あーん!」
「はふぅ・・・あーん・・・!」
霧島の部屋。
そこでは部屋の中央でもぞもぞと動く肉の塊があった。
周りには三人の人影。
その人影が金剛型姉妹であり、中央の肉の塊が今の霧島であった。
口に食べ物を運ばれ、真っ裸の体でも寒くないように暖房で適切に管理され、何もしなくても体を拭いて清潔にしてくれる。
何がそうさせるのか、ただの姉妹愛なのか、それとも何か歪な愛情なのか。
誰もわからないまま世話をする三人と、世話をされる霧島。
既に今の霧島は食べることだけを考え、その他一切を三人に任せている。
・・・いや、任せざるを得ないと言うべきだろうか?
腕を動かすのですら精一杯な程体中肉まみれな彼女は今はもう一歩だって自力では動けない。
特大の胸は片方で人一人分はありそうなほど重く、その下でどこまでも広がる腹にだらしなく乗っている。
足を覆い隠し、日々人のシルエットを崩していく腹は下腹が床に触れて形を崩し、どこかスライムめいた様子だ。
背中までも肉で覆われ、首・顎と全く境目が無くなってしまった部分へと続いている。
「HEY!今度はこっちネー!!」
「その次は榛名ですよー!」
そう言って霧島に交互に食事を食べさせていく三人。
山盛りの食事がみるみる内に霧島に吸い込まれ、そしてその身を太らせていく。
だが、それを止めるものは誰も居ない。
だが、それでいいのだろう。
・・・少なくとも、彼女達姉妹にとってはそれが正解なのだ。
「ふぅ・・・ふひぃー・・・美味しいれふ・・・お姉さま達・・・!!」
今日も彼女達は『平和』を楽しむのだった。