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『去勢暗殺者#9』

・・・郊外の山の麓に建つ豪邸

深夜、静まり返った邸内で、メイドの零は唯ならぬ気配を感じ目を覚ました。

「侵入者がいます。警戒して下さい」

零は周りの使用人に注意を促すと、先陣を切って気配のする方へ走った。

侵入者は二人いた。彼らはいかにも悪党といった風貌で、邸内を荒らそうとしていた。

零は目の前の状況をすぐに把握し、瞬時に行動を開始する。

「何者ですか?ここで何をしているんです?」

『クソっ、見つかったか!』

「ここは貴方たちのようなならず者が足を踏み入れて良い場所ではありません。どうかお引き取り頂けないでしょうか?」

余りにも冷静に、そして丁寧に言い放つ零、最初は狼狽えていた男達であったが、零の姿を視認した男達は警戒を緩める。

『何だ、ガキじゃねーか・・・驚かせるなよ、やっちまえ!』

零がいかにも非力そうな少女であると分かるや否や、男達はそれぞれナイフを手に持ち、零に襲い掛かる。

しかし、零はいとも簡単にその攻撃を避ける。彼らの動きが遅く見えたのだ。それは彼女の生まれ持った天性の戦闘センスによるものだった。彼女はこの屋敷のただのメイドではなく、暗殺術に長けた唯一無二の力を持っている。

零は男たちの隙を見逃さず、一人ずつ確実に男たちの急所、股間を蹴り上げ仕留めていく。

その動きは鮮やかで、まるで舞っているかのように美しかった。

一分も経たぬうちに、男たちは床に突っ伏していた。

『うぅ・・・痛てぇ、金玉が・・・何だこのガキ、強すぎる』

「貴方だけ手加減してあげました。さて、これで大人しく帰るのであれば見逃してあげますよ」

ガチャ・・・

『零ちゃん、今の騒ぎは何事・・・?まだ夜中だよねぇ。ねむー。』

そこに現れたのはこの家の主だった。主は寝間着のまま、眠そうな目を擦りながらぺたぺたと歩いて来た。どうやら先程の戦いの音を聞きつけて起きて来たらしい。

「お嬢様!いけません、お戻りを!」

零が主に気を奪われたその刹那、男は素早く起き上がり、主を羽交い締めにし、その首元にナイフを突き付けた。

『へへっ、馬鹿め!そっちに気を取られて、俺達の存在を忘れちまったようだな!』

「・・・くっ」

男は主を人質に取り、高らかに笑う。零は迂闊にも男に隙を与えてしまった自分を恨んだ。

しかし主は危機的状況にも関わらずに慌てる様子も無く、相変わらず眠そうな目をぱちくりさせていた。

『さあ、さっさと武器を捨てろ。さもなくばコイツの命はないぜ?』

「・・・っ、卑怯な真似を・・・」

『・・・零ちゃん、いいよー、本気出しても』

「え?」

突然、妙なことを言い始めた主を見て、男は怪訝な顔をする。

『何を言ってるんだコイツは・・・頭でもイカれたのか?』

だが、そんな男とは裏腹に、零には主の言葉の意味が理解できようだった。

「ご主人様・・・承知致しました。」

零は目を閉じ、深呼吸した後、再び目を開ける。すると、その瞳は紅く染まっていた。

『あ?なんだお前そりゃ、何のマジックだ?悪趣味だな、はは』

男がそう言った瞬間、主は真後ろの男の股間を踵で蹴り上げた。

グシャッ!・・・シュッ!

同時に一閃!彼のナイフを持った腕は宙を舞っていた。

男は一瞬何が起こったのか分からない様子だったが、遅れて激痛が走る。

『うぎゃああああああ!!!腕が、俺の腕がぁ!』

男の腕からは鮮血が飛び散り、辺り一面が血の海になる。

男は余りの痛みに悲鳴を上げ、その場に蹲った。

「お嬢様、お怪我はありませんか?」

零は先程までの冷徹な態度とは打って変わり、主人の身を案じる様子を見せた。

『うん、大丈夫だよー、ありがとねー』

「勿体なきお言葉です」

『えへへ・・・あー、何だかお腹空いちゃった、血を見ちゃったからかな?』

「では、食事に致しましょう。」

二人は何事も無かったかのように会話を続ける。

しかしその目は男の姿を常に凝視していた。

男はただ恐怖に打ち震えていた。

痛みよりもこの状況に混乱していたのだ。

この男は知らなかったのだ。

この屋敷に住まう者達が、一体何者なのかを。

バリボリ・・・ムシャムシャ!

『んー、ちょっと堅いかな・・・でもおいひぃ』

男は目の前の光景に驚愕の表情を見せる。

先程切り離された自分の腕が主の口に吸い込まれていき、嚥下されていく様を目の当たりにしたからだ。

『んぐ、んぐ・・・ふう、やっぱり人間は美味しいね~』

「左様でございますか、それは何よりです。」

男は目の前で起こった出来事を理解する事が出来なかった。

今見ているものが現実なのか夢なのかさえ分からない。

彼は気が狂ってしまったのだろうか? しかし次の瞬間、男は更に残酷な現実に直面する。

『うーん、まだ足りないなぁ、次は柔らかい物がいいなぁ・・・』

「ご主人様、それでしたら丁度良い部位がありますので、そちらをお召し上がりください」

そう言うと零は男のズボンのファスナーを乱暴に引き千切り、そのまま下着ごと強引に脱がせると、股座にあるモノを露出させた。

『わー、おチンチンだ!美味しそー!』

主は何の躊躇いも無くソレを口に含んだ。

ちゅぱっ、れろっ、じゅぷっ、ずるるるる・・・

主はまるで飴玉を舐めているかのような表情で男のペニスをしゃぶり始める。その表情はとても艶めかしいものだった。

んぐっ、ごくんっ、じゅぽっ、ちゅっ、ぺろぺろ

彼女は舌の上で転がすようにしながら愛撫を続けた後、一気に根元まで飲み込むようにして吸い上げる。その刺激に耐えきれなくなった男は思わず呻き声を上げる。

『うっ・・・』

主の舌が絡みつき、唾液でぬるぬるとした口内の感触に、男は恍惚としていた。

今まで感じたことの無い快楽だった。

まるで膣に包まれているかのような温かさと柔らかさを感じる。

だがその直後、肉棒は激しく締め付けられ、尿道内のものを搾り取られていく感覚に襲われる。

限界が近い事を悟った男は、彼女を引き剥がそうと抵抗するも、彼女の力は見た目に反して強く、逃れる事ができない。

そして遂にその時が訪れた。

びゅくっ!どぴゅっ!ぶびゅーー!!!

『きゃっ!』

突然大量の白濁液をぶちまけられ、驚く主だったが、すぐに平静を取り戻し、出されたそれを一滴残らず飲み干していく。

『ングッ、ゴクン・・・んー、おいひぃよーぉ』

ゴクゴクという喉を鳴らす音が部屋中に響き渡る。

それと同時に男の身体がビクンッと跳ね上がる。

『あ、ああ・・・ああぁ』

男は言葉にならない声で呻きながら呆然としていた。そんな彼の様子を見て零は言う。

「おや?気持ち良くなっておられる様ですが、今のは前菜です。メインディッシュはこれからですよ」

『な、何を言って・・・?』

零が主の方に目をやると、それに気付いた彼女もこちらを見てニコッと笑う。

すると主は口を開け、思いの外鋭く生え揃った歯を、男の亀頭に突き立てた!

ガブッ!

『ぎゃああっ!!』

あまりの激痛に絶叫する男。

しかしそんな事はお構いなしといった様子で、今度は歯を突き立てたまま左右に捻り始めた。

『ひっ、ひぎぃいいいっ!!!やべでぇええええっ!!』

『むしゃむしゃ、んー!絶品!やっぱりおチンチンは最高だなぁ!』

先程まで男の身体に生えていた性器を咀嚼しながら満足そうな顔を浮かべる主。

一方男は白目を剥き、口から泡を吹き出して息も絶え絶えだ。

そんな男を気にする素振りも見せず、零は言い放った。

「お嬢様、デザートが残っておりますよ。宜しければお召し上がり下さいませ」

零は男の睾丸を指を指し、主は嬉しそうに笑う。

『零ちゃん、タマタマは2個あるから、一個あげるよ!』

「滅相もございません。私などにそのような」

『いいからいいからー、元はと言えば零ちゃんのお手柄なんだからっ』

「勿体無きお言葉・・・では遠慮無くいただきます」

彼女は嬉々として受け取ると、そのまま口に放り込み、味わうようにゆっくりと噛んでいく。

ぬちゃぁ・・・くちゅくちゅ・・・ちゅぽんっ

口の中に残るモノを全て飲み込んだ後、最後に唇を舐めてみせた。その表情はとても妖艶だった。

そして零は再び男に視線を向ける。その瞳からは感情が読み取れない。

もはや抵抗する気力も無いのだろう、虚ろな目でこちらを見つめるだけだった。

そんな男に興味を失った二人は、反対側で気絶したフリをしていたもう一人の侵入者に気付き、視線を移す。

「『あ、まだゴハン残ってた!』」

今宵の狂宴は終わらない。



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