こんにちは、桶乃かもくです。
今日は記事が長くなりそうですので前置きは短めに。4連休は引き籠りでした。久々にPS2『ラジアータストーリーズ』をプレイしています。ほっこりファンタジーがお好きな方はハマると思います。検索のサジェストに「鬱」と出るのは見なかったことにしてください。大好きなゲームなのでせめて、せめてリマスターを出して欲しい。スクエニさん。トライエースさん。どうか。(有料記事で言うな)
先日初めてSkebをご依頼いただきました。有難う御座います。
だんだんと認知度が上がってきましたのでご存知の方もおられるかと思いますが、Skebとは公式によると「投げ銭付お題募集サイト」、つまり「希望の絵(またはボイス)を依頼する」というよりは「絵を描くこと(またはボイス)自体に対価を支払う」というようなサービスとなっております。
(上記は個人の見解ですので、詳しくはSkeb公式のガイドラインをご覧ください)
【桶乃のSkeb個人ページ】
https://skeb.jp/@k_okeno
かなりクリエイター側が強いサービスでして、クライアント側は個人利用のみ、著作権や利用権はクリエイター側にありますのでWIP記事などを自由に制作できるのですが、今回は初めての納品ということで私が実戦で仕様を理解するため、またSkebでリクエストしてくださった方が大きく不利益にならないように、FANBOXよりもSkebを優先させていただきました。
結果、納品はPSD推奨で更にラフ、線画+下地、完成品をレイヤーを分けることでクライアント様にお届け出来ることを確認致しましたので、遅れてになりますがFANBOXでも後程同様のWIP記事を公開させていただきます。
ただしSkebの実際の納品物(クライアント様のみが見られるデータ)は長辺2000pxが目安、FANBOXでは長辺1200pxが目安と、少しサイズ差をつけております。ご了承ください。
私にとっては1枚のイラストにお金を出してくださる方も、継続支援してくださる方も有難い存在ですのでこのような形を取らせて頂きました。
今後は同時進行か少し早いくらいのタイミングでSkebのWIP記事を載せていきたいと思います。
お金に関する話になると言葉の行き違いが生まれそうでいつも慎重になるのですが、どうかよい意味で伝わっていますように。
さて今回はここからが本題。6~7月の総まとめのようなお話です。
私は自分の絵柄の方向性を決めたいなと常々考えていて、今現在イベント等で差し当たった締め切り等が無い今、毎回違うテイスト、やり方、雰囲気を試して、その中から好みだったものをピックアップしていくという方法で絵を描いておりました。
まずは「私の愛読書」
https://www.pixiv.net/artworks/82301381
課題:背景、光の表現 空気感
及第点:水の表現 前景の雰囲気と色味 栞の表現
反省:光の表現が硬い 人物のバランス
木を見て森を見ずのような粗密のアンバランス感 結果全体の色味が悪い
次に「しあわせヴィネット」(二次創作)
https://www.pixiv.net/artworks/82673668
課題:複数人数 全体の色味 陽だまりのような雰囲気
及第点:空気感 まとまりが良い ポジティブな色味(特に肌の色)
中央人物が私至上最高に可愛く描けた!
反省:左人物の動きが硬い 人物の配置がややアンバランス
イナズマちゃんは飛ばして「夏待ちランジェリ子」
https://www.pixiv.net/artworks/83004396
課題:グレイッシュな彩度低めの絵 ランジェリーがモチーフだがエロい<おしゃれ
俯瞰 前2枚の絵を踏まえての人物の見直し
及第点:髪 左足のひざ下がとてもお気に入り 落ち影、光の表現 右二の腕の肌感
洋服たちの感じ
反省:彩度を下げることでエロさを抑える目的だったが紫に寄り過ぎていて地味
(実は背景を黄色にするか迷いました)
目元が少女漫画に寄り過ぎている
服のデザインをもう少し遊んでもよかったかも?
「おめでとう 応援してるよ」
https://www.pixiv.net/artworks/83109807
課題:光の表現 彩度 空気感
写真表現の応用
(過度な写実表現という意味ではなく絵とインスタントカメラの中間のような感じ)
及第点:空気感 光の表現
反省:それぞれの色味、彩度は理想的だが、
モチーフの固有色の色味の幅が狭い為ややコントラストが弱く感じる
(WIP記事をご覧になっていた方はご存知でしょうが屋内から屋外へまた色味も含め背景を大きく変えているので元の方で行ったらどうだったのか)
そして最後に「シスターちゃん」(Skeb)
https://www.pixiv.net/artworks/83252292
課題:光の表現 綺麗な色味 フリル
黒を効果的に使う(服の固有色という意味ではなく目元や服のエッジとして)
塗り込み過ぎない(影や光は大きく大胆に、中間部分はコントラストの強い筆のタッチは付けず視認性を高める)
及第点:目元 光の表現 金属の表現 フリル 赤い部分の光の色
全体的なまとまり 発色
反省:黒いシスター服部分、悪くはないがもう少しやりようがあるかもしれない
もう少し繊細さが欲しい
と、ここまで一気に書き連ねました。
本をまたつくるモチベーションに持っていけなかったのは、この試行錯誤の途中だったからで、なんとも弱気ではありますがどうしても形にして残して皆様に披露できるような完成度のものではないと毎度終わる度に感じていたからです。
苦しかった…(笑)
進んでは戻り進んでは戻りの繰り返しで、Twitterやpixivの❤が目に見える支えでした。
やっと「シスターちゃん」で理想に近い形になれたかなと思っています。(リクエストいただいたものでそう思えたのは本当によかった…)
食べ物屋さんの制服デザイン、続きがなかなか手につかなかったのもこの事情がありました。楽しみにしてくださっていた方、本当に申し訳ございません。頓挫、とは言いませんが、暫くもう少しだけ置かせてください。既に大分時間が経っていますが…。
今年は「連作」と豪語しておりましたが、「練習」の方だったかもしれませんね。
「上手くなってからでは一生イベントには出られないので出たいときに勢いで出る」とは先人からよく聞くフレーズですが、この機会もう少し、もう少しだけ練習させてください。次、今までよりもちょっとだけ良い本が作りたい。
私はパキっとした塗りよりも「筆跡を残しながら心地よいコントラストの絵を描きたい」と元々思っていた部分に戻ってきたような感じです。原点回帰。あとやっぱり私はファンタジー畑の人間だなあと…!
さてこの試行錯誤の中作った肌パレットがありますので公開致します。
スポイトで拾って使っていただくなりご自分用に調整していただくなり、自由にお使いくださいね。(この画像自体の公開はご遠慮ください/レイヤーモードはPhotoshop基準です)
右に行けば行くほどレイヤーの階層が上になります。
着色フォルダの中には肌レイヤーだけでなく服や髪なども含まれていますが、それは毎回色が変わるので省略しています。
この2枚が、使用感が一番わかりやすいかもしれません。
光レイヤー(スクリーン100%):白~明るいクリーム色の部分。
乗算レイヤー(図右下):濃い紫の落ち影部分。最近はエフェクトフォルダの影ベタ塗りレイヤーと光レイヤーの間に配置しています。
影ベタ塗りレイヤー:バケツで全体に塗る色です。下地。この色を青に変えたりオレンジに変えたり、また濃度を変えることによって気軽に環境光に変化を付けることができますので、是非試してみてください。
わからないことがあればコメントをいただければ回答させていただきます。
さて今回の記事は以上です。いかがでしたでしょうか。
久々の長文記事、中身があるのかないのか分かりませんが、私個人の備忘録としては非常に起点となるような重要な回でした。
またこれからも試行錯誤をしながら、お絵描きを続けていきたいと思います。
最後までお読みいただき有難う御座いました!