長らくお待たせいたしました。
更新が遅くなってすみません。前回のあと、締め切りまでバタバタと時間が過ぎて行ってしまいました。イベント前は毎度大変なことになります。もっと余裕が欲しい…!
COMITIA130新刊『Bunny』に収録した1枚、”Bunny Tail”の制作過程の続きです。
fanbox post: creator/12355732/post/648226
今回は人物の着色です。
【使用ソフト:PhotoshopCS6】
下塗りが終わったら使用ソフトをSAIからPhotoshopCS6に変えています。
ガラス以外の部分の塗りを終えました。
使っているブラシこのような設定です。ブラシ単体での混色はありませんが、重ねて描くことで筆の表情が出やすい水彩風のものにしてあります。
基本的には周囲の色をスポイトで拾いながら、このブラシだけでで塗っています。
昔はこれに加え指先ツールを多用していたのですが、最近はたまにしか使いません。
下塗りレイヤーに新規レイヤー(通常モード)をクリッピングし、このように一段階暗い色で影を大まかに置いた後、スポイトでまわりの色を拾いながら形を整えていきます。
影の色は明度を下げるだけではなく彩度と色相も変え、絵全体が濁ってしまわないようにします。このあたりは私も試行錯誤をしながら勉強中です。
余談ですが、下塗り段階でウォーマーの親指と人差し指の間に挟んでいる部分を塗り忘れています(笑)。たまにやらかしてしまいます。危なかった…。
影の形が整ったら、下塗りレイヤーと塗りレイヤーをコピーして結合し、焼き込み(リニア)モードでクリッピングします。
そのレイヤーを、Photoshopのフィルタ機能「輪郭検出」で加工します。
(フィルタ→表現手法→輪郭検出)
こうすることにより水彩で描いた境界線のような線が現れます。
そのままでは濃すぎるので不透明度を適宜調整します。(レッグウォーマーの部分では不透明度を40%まで下げました。)
これだけだと粗雑な印象が残るので、この上に更に通常レイヤーをクリッピングし、輪郭レイヤーを塗りつぶさない程度に加筆していきます。少しわかりにくいのですが画像ではピンクの矢印で指している部分などがそうです。
基本的に各パーツの塗りはこの構成になっています。
肌だけは例外で、輪郭検出は使いません。(滑らかな印象が消えてしまう為)
ただ他パーツと印象を合わせる為に、手描きでうっすら輪郭線を描き足したりします。
次にライティングです。【使用ソフト:PhotoshopCS6】
ここからが絵の見映え、完成度を一気に上げる重要な部分です。
とても難しく、私もこの部分が特に勉強中なのですが、今現在のやり方を記しますので参考になれば幸いです。
上の画像はオーバーレイで一番光の当たる部分を描き込んだものです。(人物レイヤーのみ)
レイヤーの配置はキャラフォルダの中の着色フォルダの中です。
(前回の記事のライテイング仮置きレイヤーと同じ場所です)
ライティング仮置きレイヤーは削除してあります。pngで保存して、横に並べながらガイドとして置いておくと作業がスムーズです。
…ですが、仮置きのときは足の部分が順光気味だったのを、立体感を出すためにスポットライトのような光の当たり方に変えました。おかしなところは適宜修正します。
1枚では物足りなかったので同じ色でオーバーレイレイヤーを2枚重ねています。(不透明度100%と40%)
オーバーレイレイヤーを不透明度35%で重ねました。
淡泊だった光がオレンジを入れることにより温かみのある色に変わりました。
肌も血色がよくなります。
後はこのように青やオレンジをスクリーンモードやオーバーレイモードのレイヤーで入れていきます。
基本的には光が強く当たる部分をオレンジ、影が濃くなりすぎる部分を青で入れると良いです。
最後に通常レイヤーを作り、自分が納得がいくまで(或いは締め切りが許すまで)加筆をしていきます。
バラけた髪や、塗り込むことでぼやけてしまった顔の輪郭、浮いている線画などを整えます。
マニキュアはいつもは肌レイヤーにクリッピングをするのですが、この段階まで塗るのを忘れていたので加筆レイヤーで描きました。どちらでもやりやすい方で構いません。
解説をする予定の絵に限ってよく忘れますね…。
最初と比べるとかなり変わりました。これでキャラは完成です。
さて今回の記事はここまでです。
本当は椅子の部分まで入れたかったのですが、長くなりそうなので次回に続きます。
今回焦点を当てたレッグウォーマーの部分と基本的なレイヤー構成は同じなのですが、ガラスのところだけ別に記事にしたいと思います。
最後までお読みいただき有難うございました!