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桶乃かもく
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004.”Bunny Tail”制作過程②

お待たせいたしました。

COMITIA130新刊予定『Bunny』に収録する1枚、”Bunny Tail”の制作過程の続きです。

fanbox post: creator/12355732/post/631098

今回は線画~塗り分けまでです。

まずは線画。【使用ソフト:SAI】

ラフと違い細かいパーツまで描き込んであります。

線画から大きく変わるのは後々の修正が結構大変なので、この段階でバランスをしっかり考えながら線を引いていきます。

ラフと見比べると前回の記事で最後まで悩んでいた身体のバランス、髪型、何より椅子の向きが変わりました。後で草など描き加えますが、こちらの方が安定感があります。

身体のバランスに関しては、足を全体的に小さくし、首を長くすっきりさせました。

線画の原寸です。

ペン設定はSAIのデフォルトブラシ「鉛筆」の濃度を60%にしたものです。

太さは紙のサイズによって変わりますが、これは主に7px(SAIの単位はptだったかな?)で描きました。

表情は少し柔らかく、前髪も現実の髪型の流行に寄せて少し軽めにしました。

私は前髪は重たいのが好みなのですが、最近はスッキリしたスタイルが人気ですね。

私はファンタジーを描くことが多く、流行にはとんと疎いので(笑)ファッション誌などはとても参考になります。

椅子の部分もしっかり描写してあります。

キャラクターと密着しているので線画レイヤーを1枚でまとめても良いのですが、

・見せたいのは特に人物なので塗り込み時に際立たせやすいこと

・最終調整がしやすいこと

などから分けて描いています。

今回はイラスト本にも設定として載せたかったので、完成イラストでは人物で隠れてしまう部分も描写しました。

ここはある意味自己満足だったり、締め切りとの戦いだったりします(笑)。

勿論見えない部分を描き込むことで創作物の中であってもリアリティのあるデザインの勉強にもなります。

これでいうとクッションがどう置かれているかを自分が把握していると後々塗り方なども変わってくると思うので…。

リアリティ云々言い出してしまうと柄が折れそうだったり色々ツッコミどころは出てきてしまうのですが(笑)。そこは創作の中だからこそ出来るデザインとのバランスです。

次に塗り分け作業です。【使用ソフト:PhotoshopCS6】

急に濃い色で驚かれたかもしれません。

これは影色(厳密には影色より一段明るい色)で塗り分けています。

以前はその物の固有色に近い色で塗り分けて影色を付ける形で塗っていたのですが(例えば白いワンピースならまずベースを白で塗る)、それだと「ライティングで魅せる」というようなことをしたいときに私の技量では頭打ちになってしまうな…と大分悩んでおりました。

最近のイラストは光と影で魅せるイラストが多く、単なる順光で描くよりも非常に臨場感があって素晴らしいです。

これがなかなか私には難しく今も勉強中です。

(勿論順光もキャラクター単体のときはデザインを見せるのに特に有効な方法だと思いますし、上手い方は順光でも魅力的に描かれます)


この塗り方にしてみたのは本当に最近のことで、

・もりくぼの2019年誕生日お祝い絵

https://www.pixiv.net/artworks/76487869

・COMITIA130サークルカット「Bunny」

https://www.pixiv.net/artworks/76637359

・「乃々、撮るよ」

https://www.pixiv.net/artworks/76985485

・「10 a.m.」

https://www.pixiv.net/artworks/77502026

だけです。

もりくぼの誕生日祝い絵で取っ掛かりを掴み、その次と次で3歩進んで2歩下がるを繰り返しながら、「10 a.m.」でやっと安定してきたという感覚です。

ライティングレイヤーを仮置きしました。

ここでイラストの雰囲気が大体決まります。仮置きですが重要なポイント。

レイヤー構成は画像の通りです。

キャラフォルダーと背景フォルダに分けて管理しています。

どちらも基本的な構成は同じなので、キャラフォルダをメインに載せています。

フォルダのモードは全て「通過」です。


■目

線画、塗り分け(白目・瞳)共にフォルダでまとめています。


■キャラクター全身の線画

線画レイヤーを乗算に設定し、その上に茶色をクリッピングマスクすることによって線画を馴染ませます。

黒レイヤーはアウトラインがぼやけないように、最初に縁取っておきます。


■着色フォルダ

着色フォルダ自体にまずマスクをかけて、その中にパーツを分けて着色したレイヤーをつくっていきます。人物(または背景)全体をマスクすることで、ライティングレイヤーを1枚にまとめることができます。

レイヤーの名前は大体判別できる程度で適当です。

基本的には隣接していない近い色のパーツを同じレイヤーにまとめるのですが、リボンや本やマグなど今回はかなり小さなパーツなので面倒臭がって一枚にまとめてしまっています(笑)。

全て合成モードは「通常」です。


以上が各フォルダ、レイヤーの説明です。

この絵に観葉植物などの黄色がかったグリーンが入るイメージです。

ここまで準備を整えたらそれぞれのパーツを塗っていきます。


さて、今回の記事はここまでです。

長い記事になってしまいましたが、分かりやすくお伝えすることができましたでしょうか。

次回からはしっかり塗っていきます。

コミティアの締め切りが近付いてきてとても焦っておりますが、また更新致しますのでお待ちいただけますと幸いです。

わかりにくい部分などありましたら遠慮なくコメントなどくださいね。

答えられるところは答えます。判らないこともあります(笑)。

それではまた次回。

最後までお読みいただき有難う御座いました!

(Fanbox)


004.”Bunny Tail”制作過程② 004.”Bunny Tail”制作過程② 004.”Bunny Tail”制作過程② 004.”Bunny Tail”制作過程② 004.”Bunny Tail”制作過程② 004.”Bunny Tail”制作過程②

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