SS ひろがるスカイプリキュア ソラ・ハレワタール ソラの1日
みなさん、こんにちは。ソラ・ハレワタールです。
今日はみなさんに私と飼い主のましろさんの休日の1日を紹介したいと思います。
私はヒーローガールでプリキュアをやっていました。ですが、アンダーグ帝国との一件が片付いてプリキュアとしての活動はひと段落しました。そして私は新たなステージとしてましろさんのペットになる道を選んだのでした。私とましろさんがずっと一緒にいられる一番の方法がペットになることだったからです。私は今の生活にとても満足しています。
「ましろさ~ん♪ もう朝ですよ~♪ そろそろ起きてくださ~い♪」
ましろさんが寝ているベッドの側まで移動して声を掛けます。
ちなみに言いますと、私は裸です。正確には裸に猫耳、猫の手グローブ、そしてお尻に挿している尻尾だけを身に纏っている状態です。
私はましろさんのペットです。ペットなのでご主人さまの方針に従います。ましろさんは私が家の中で服を着るのを禁じているので裸で過ごしています。
何故裸なのかはよく分かりません。でも、ましろさんはペットに服を着せるのはあまり好きではない派だからということです。やっぱりよく分かりませんが、ましろさんはご主人さまなので素直に従いたいと思います。
「むにゃむにゃ~……後5分、後5分だけ寝かせて……」
布団を掴んだままましろさんはまだ起きてくれません。
ましろさんは売れっ子同人作家になるべく毎日鍛錬に励んでおられます。寝不足になってお寝坊してしまう程に毎日漫画を一生懸命描いています。
それでも、ましろさんが目指す頂にはまだまだ届かないらしいです。前回出版した和実ゆいと品田拓海のえっちないちゃらぶ本?は残念ながらあまり売れませんでした。
ましろさんはそのことを重く受け止めてより一層創作活動に丹念に励むようになりました。その結果として、今朝も予定時刻になっても起きてくれないのでした。
「ましろさ~ん。そろそろ起きてくださいよ~」
ペットの朝の任務としてご主人さまが起きるまで呼び掛けます。でも、お疲れのましろさんはなかなか起きてくれません。
「ソラちゃ~ん……吸わせて~♡ そうしたら起きるから~♡」
ましろさんは目を瞑ったまま『吸う』という注文を付けてきました。
吸うとは、ご主人さまがペットの犬猫に対してお腹部分に顔を押し付けて文字通り吸う行為を意味します。ペットの体臭と毛並みの感触を堪能する、ご主人さまの間ではわりと一般的な行為です。猫屋敷まゆさんもよくやっています。そして、ましろさんも私というペットに対して吸うことを要求してきたのでした。
「…………分かりました」
ベッドに上がり、おっぱいをましろさんの顔に近寄らせます。私の胸はあげはさんみたいに大きくありません。でも、ないものねだりしても仕方ないのでご主人さまに堪能していただきます。
「ソラちゃんのおっぱい~♡ チュパチュパ♡ 美味しいよ~♡」
ましろさんは目を瞑ったまま私の乳首を口に含むと舌で転がしながら吸い始めたのです。
飼い主がペットを『吸う』のとは少し違いますが、これがましろさんの『吸う』です。
「あっ♡ ましろさん……くすぐったいです……あっ♡」
ましろさんに吸われて思わず声が出てしまいます。恥ずかしいです。くすぐったいです。
でも、吸うのはましろさんのご命令なので、私はペットとしてされるがままです。
「ソラちゃんのおっぱいはまだ性感帯としては弱いみたいだねえ~♪ でも、少しは感じてくれるようになってきたし。これからが楽しみだよ~♡」
「ましろさん……おっぱい、噛んじゃ駄目です……ふわぁああああああああぁっ♡♡」
私はましろさんが満足して目を覚ますまで吸われ続けたのでした。
とても恥ずかしくて、未知の感触に心を飛ばされそうになったりしましたが、ましろさんが喜んでくれたのでとても良かったです。私はましろさんのペットですから♡
***
遅めの朝食が済んで、ましろさんと2人でお散歩に出ました。
創作活動の為には机の前に座っているだけでは駄目だそうです。何より、創作にはネタ出しというのが必要で、外出時は漫画を描くために必要な情報を得るアンテナを張り巡らせているそうです。私にはよく分かりませんが、お散歩はましろさんにとってとても大切なものです。それにご一緒できるのだからペットとして光栄の極みです。
「ソラちゃん、お散歩楽しい?」
「はいっ♡ ましろさんと一緒ですから♪」
私はましろさんの半歩後ろを歩みながら元気よく返事をしました。
ちなみに今の私は裸ではありません。青いビキニ水着を着用しています。家では服を着ることを許されない私ですが、外出時には裸が厳禁になります。何でも私の裸を見て良いのはましろさんだけだそうです。特別な存在であることで、優越感を覚えちゃいます♪
散歩を続けた私たちはアニマルタウンの公園に到着しました。ここはましろさんが現在、創作をする上で最も強い刺激を受けている場所です。後輩プリキュアの存在はましろさんの創作熱を高めていました。
「あっ! ましろとソラだわ~ん♡」
私と同じペット枠プリキュアの犬飼こむぎさんが駆け寄ってきました。
こむぎさんは私と同類ですが、違いもあります。私はメス猫というポジションの人間、スカイランド人ですが、こむぎさんは犬。パピヨン犬が不思議な力で人間に変身できるようになったのが彼女なのです。
「ましろさん、ソラさん。こんにちは~♪」
こむぎさんの飼い主である犬飼いろはさんが手を振りながらやって来ました。
「こんにちは、いろはちゃん。こむぎちゃん♪」
ましろさんはご機嫌な表情でいろはさんに手を振り返しました。
現在、ましろさんが一番ご執心なのがいろはさんです。ペットとしては少し妬けてしまいますが、いろはさんは創作ネタの宝庫だそうです。
「いろはちゃん、悟くんとの仲は最近どうなのかな?」
ましろさんは期待を込めた声色で早速質問をぶつけました。
悟くんというのは、いろはさんのクラスメイトでとても仲が良い男子です。ましろさんは、いろはさんと悟くんが男女のお付き合いする展開を望んでいます。いろはさんが悟くんと仲良くする姿を見て創作の刺激をもらおうとしています。
「悟くん? 普通に仲良いよ♪」
いろはさんはあっけらかんと答えました。普通に仲が良いに、男女のお付き合い的な意味合いが含まれていないのは、男女の色恋沙汰に疎い私でも分かります。
悟くんがいろはさんに恋愛感情を抱いているのは私でも分かるだけに哀れです。
でも、ましろさんの見方は違いました。
「…………いろはちゃんは、自分の本当の気持ちを隠す魔性の女の子なんだよ~♪」
ましろさんはいろはさんを見つめながら朗らかな笑みを浮かべていました。
「あの……ましろさん?」
ましろさんの考えが分からなくて戸惑ってしまいます。けれど、私の戸惑いを他所にましろさんは思索をより一層滾らせたのでした。
「いろはちゃんは悟くんの想いを本当は全部分かっていて。それでも焦らしているんだよ。一生涯マウントポジションを取る為に恋愛頭脳戦を行ってるんだ~♪」
「恋愛、頭脳戦、ですか?」
「いろはちゃんの作戦はもう最終局面で……後は、悟くんの方から直接愛の告白させるところまで来てるんだよ~♪」
「はっ、はあ……」
漫画家の卵であるましろさんの考え方は私には理解が追い付きません。でも、真白さんの中ではハッキリと一本の道で繋がっている様でうっとりしています。
「悟くんはシャイだからなかなか告白できない。だからいろはちゃんは、女王様になって悟くんを鞭で叩いて素直にさせるの♪」
「えぇええええええぇっ!? 女王様っ!?」
「いろはちゃんなりの不器用な愛の告白。でも、口に出して好きっていうのは男の子である悟くんの役目。悟くんは無理やりバニースーツを着せられていろはちゃんに激しく鞭打ちされた末に愛の告白をして2人は恋人同士になるの~♪」
「…………ええと。それは本当に愛の告白と呼んで良いのでしょうか?」
拷問の末に無理やり愛の言葉を口にさせた。そんな風に思ってしまいますが、思慮深いましろさんのこと。きっと正しいのでしょう。ペットの私はご主人さまを信じるのみです。
「奥手な2人の恋愛劇がふつふつと脳裏に思い浮かんできたよ~♪ 拘束して鞭叩きで次の薄い本は決まりだよ~♪」
「…………私は、ご主人さまであるましろさんを信じます」
私は自分がましろさんのペットであることを改めて胸に刻んだお散歩となったのでした。
***
散歩から戻るとましろさんは机に向かって創作活動に打ち込み始めました。散歩で得た刺激がなくなってしまう前に何らか形にしないといけないそうで時間との戦いになります。
今日得たアイディアを、文字のみで、または絵コンテという方法で形にしていきます。この過程で私にお手伝いできることはありません。
「ソラちゃんっ! 吸わせて」
「はっ、はいっ!」
ましろさんに強く言われて、家の中では裸のおっぱいをましろさんに差し出します。
ご主人さまは私の胸をチュパチュパ吸いながら集中力を高めていきます。
「あっ♡」
私は前傾姿勢になってましろさんが満足するまで吸うを堪能してもらいました。私にできるお手伝いがあっただけでもうれしかったです。
***
夕飯が済んで残るはお風呂と寝るだけになりました。
お風呂はご主人さまと一緒です。正確には私はペットなので、ご主人さまに洗ってもらうという体裁です。
「ソラちゃん、一緒にお風呂に行こうよ~♪」
「はいっ♡」
漫画ばかりに集中していたましろさんの関心が私に向くのはとても嬉しいです。私はお尻に挿した尻尾をパタパタ振りながらましろさんに付いてお風呂へと移動しました。
「ソラちゃんとこうして一緒にバスルームに来ると。何だかとってもホッとするよ~♪」
ましろさんは私との入浴をとても喜んでくれます。それには訳がありました。
「ソラちゃんがスカイランドに戻ってしまった時はとても寂しかった。死んじゃうかと思ったぐらいに」
「ましろさん……」
「でもこうしてソラちゃんは戻ってきてくれた。それが何より嬉しいんだよ」
「はっ、はいっ! 私も、ましろさんと一緒にいられて幸せです♪」
私は大きく頷きながらましろさんに素直な気持ちを答えてみせました。
スカイランドに帰って、この町に戻って来た時。本当はちょっとだけですぐ帰るつもりでした。でも、心の底から私との再会を喜んでくれたましろさんを見て考えが変わったのです。
これからはましろさんだけのヒーローになろうって。
中学校も辞めてしまった私がこの町で暮らすために選んだ身分がましろさんのペットだったので、ヒーローとはだいぶ違うところに来てしまっています。でも、ましろさんだけのヒーローという気持ちは今も何も変わるところがありません。
「…………私が薄い本作家として成功したらソラちゃんをペットじゃなくてお嫁さんとしてもらう。それまで、もっともっと頑張らなくちゃ」
ましろさんの呟きが聞こえましたが、ここは聞こえないふりをします。今の私はペットですから人間の言葉は一部分からないのです♪
「ソラちゃん、お風呂から上がったらもうひと頑張りするから。点火の為に吸わせて」
「はいっ♡」
首を縦に振ってご主人さまの要望に応えることを誓います。
今の私はましろさんといつも一緒のペットです。
でもいつか……ましろさんといつも一緒にいられるお嫁さんになれたら良いなって心からそう思います。
「なんか、気分が昂ってきちゃったから……とりあえず吸わせて♪」
「はい、どうぞ♡」
おっぱいを差し出します。
こうして私とましろさんの入浴は今日も長めになったのでした。