SS デレマス 渋谷凛 夢中になれる物
夢中になれる物が欲しかった。
中学時代の私は何をやっても冷めていた。
そういうキャラだって思われてたし、事実、何事もつまらなく感じていた。
だから私は高校に入学して早々にアイツに、駿輔にスカウトしてもらってアイドルという生き甲斐を見つけられたのは本当に幸運だった。
でも、アイドルを夢中になってやっている内に……私は、更に別なものに夢中になってしまっていた。
「ああっ♡ ああああっ♡ ああああっ♡」
体の一番深い部分を激しく突かれて喘ぎ声が止まらない。セックスの快楽に酔い痴れている。
高校に入るまでは恋愛なんて一生縁がないと思っていた。何事にも夢中になれない私が男に夢中になるなんて到底無理だと思っていた。
でも、現実は違った。私は恋をした。私をアイドルの世界へと引き込んだ男に。
年齢は倍離れている。クラスメイトから見ればおっさん。でも、私が初めて好きになった男。そして、最後に好きになる男でもあると思う。
「凛……そろそろ……」
駿輔は私の柔肉を一生懸命に堪能して何かに耐える表情になっていた。それが分からない私ではなかった。そしてその答えも決まっていた。
「…………もう、大丈夫だから。幾らでも好きに出して良いよ」
私の返答を聞いて駿輔はハッとした表情を浮かべた。
私の含意を受け取ってくれた。
そして彼は優しい表情を浮かべてみせた。
「分かりました。このまま出させて頂きます」
駿輔の腰の動きがゆっくり、けれど、更に大きなモノに変わった。
「凛ぅうううううううううううううううんっ!!」
「ふわぁああああああああああああああああああああああああぁっ♡♡♡」
私の名前を呼ぶ声と共に精液が一斉に私の子宮内に流れ込んできた。
一瞬にして意識が真っ白に飛んだ私は、みっともない声を上げながら快楽に酔い痴れていた。
膣内射精。
今日、16歳の誕生日を迎えたばかりの女子高生がして良いことではない。
でも、望まぬ妊娠を心配する必要はなかった。だって……
「凛……」
「一緒に、お風呂入ろうか♪」
上半身を起こして駿輔にキスをしてからお風呂に誘う。
「分かりました」
駿輔がベッドの上に起き上がった。
改めてみると大男だ。射精して小さくなっている筈なのにアソコは大きい。
怒張したアレが私のお腹の中に納まって動くのだから不思議で仕方ない。
でも、それが私の日常だった。そしてきっと未来でもある。
「うん、行こっ」
私も立ち上がり、駿輔と手を握り合いながらバスルームへと向かった。
「…………凛は、妊娠しているんですね」
「うん」
お風呂に入りながら駿輔に質問されて素直に答えてみせる。
「今朝、確かめたら検査キットが陽性だった」
生理が来ないとは思っていた。それに、心当たりもあった。調べてみたら文字通りに大当たりしていた。
「…………堕ろせって言う?」
お腹に手を当てながら意地悪な質問をしてみる。
「産んでもらいます。私の妻として」
駿輔に強く抱き締められた。駿輔は大柄で力も強いので抱き締められると大変。
でも、今はその強すぎる力がとても心地良かった。
「まったく、担当アイドルに手を出して孕ませるなんて……とんでもないプロデューサーだね♡」
「ええ、お叱りは覚悟の上です」
「なら、私も駿輔の妻として一緒に怒られてあげるよ♡」
首を捻って駿輔にもう一度キスをする。
アイドルと担当プロデューサーのデキちゃった婚。
私たちがアイドル業界に居続けることはもう難しいだろう。
だけど、私はアイドルよりももっと夢中になれるものを見つけてしまった。
私はきっと今度こそ、この人生の全てを賭けてソレに夢中になっていくことだろう。
愛する夫とお腹の子は私をどこまでも夢中にさせて幸せに導いてくれるって確信を抱いている。