SS 俺ガイル 由比ヶ浜結衣 学校外イベント
奉仕部という部活動は学校外のイベントを手伝うこともままある。そして学校外のイベントとは、土日であったり、夏休み冬休みなどの長期休暇中であったりと、俺たちの貴重な休みを削り取るものであった。しかも、夏休み中に開催のイベントの場合……休みどころか命を削り取られかねないものになりがちだ。
「今日のイベントは小学校の体育館開催……サウナ、いや、屍累々空間と化してしまうんじゃないのか?」
夏休みに入ってすぐの土曜日の朝方。愛妻結衣と共に目的地の小学校に向かって歩きながら軽く絶望に駆られていた。
ちなみに気温はまだ午前8時だというのにもう35度ある。真昼間には38度を超えるという。
だが、真に恐ろしいのは換気の良くない密閉空間と化してしまう体育館だ。40度を軽く越していくことは目に見えていた。気分が重くならない訳がない。
「あたしは今日はサウナダイエットをするつもりと心に決めてるよ」
結衣は何か達観しているような物言いだった。
「今日は暑さのせいでいっぱいカロリーを消費する予定だから……朝の内にいっぱい甘いものを食べて来たんだよ♪」
結衣は眩い笑顔を浮かべてみせた。
「…………先にいっぱいカロリー採ってしまったら、ダイエットにならないだろうが……」
愛妻はたまに訳の分からないことをする。
だが、そんなところも魅力であることは間違いない。
「まあ、とにかく。俺たちも、イベントに参加する子どもたちも水分補給を適宜行って倒れない様に気を付けるぞ」
「熱中症に掛かっている子どもがいないか気を配らないとね」
イベント自体が上手く行くかという心配以上に、参加者全員の健康が心配だった。
……小学校の体育館に辿り着いてみたら全ては杞憂だった。
「今の小学校の体育館って、エアコンが効いているのかよ?」
「うちのエアコンより涼しい温度設定になってるね~♪」
体育館に到着してみたらむっちゃ涼しかった。
広い館内全体にエアコンがガンガンに効いていて、外と内の気温がまるで違う。俺たちの予測していた地獄の様な空間とはもっと大きな差が開いていた。
「極楽極楽~♪」
「天国だよ、ここは♪」
外から体育館に集まってきた子どもたちも体育館の涼しさに笑顔を綻ばせている。
「時代は変わったな……」
俺の感覚で言えば、夏の体育館なんて地獄でしかない。実際、総武高校の体育館にはエアコンなんて文明の利器は存在しない。
にも関わらずだ。一般の市立小学校の体育館に全館を冷やす冷房が完備されている。カルチャーショックとしか言えない出来事だった。
「エアコンがあるのはあたしたちにとってはとてもありがたいことなんだから。今はそのありがたさを噛み締めようよ♪」
結衣の言う通りだった。
体育館全体を冷やすのに電気代が幾ら掛かるんだろうとかとかCO2の排出量を気にしている場合じゃない。
俺たちを死から遠ざけてくれる文明さまの恩恵をありがたく受け入れるべき場面なのだ。
「今日のパフォーマンスは、エアコンなし比200%アップだな」
「そんなに暑いの嫌だったんだね。あたしもだけど」
「自宅にいるより涼しい中での奉仕活動♪ これはもう勝利確定だろ♪」
俺は上機嫌だった。
だが、俺の仕事は結衣がいる体育館と雪ノ下が受け持つ校舎内の教室間を行き来して子どもたちを案内する役割だった。
体育館と教室にいる間は涼しいが、移動中は暑い。無茶苦茶暑い。天国と地獄を両方味わうことになったのだった。
「移動中は確かに暑かったが、教室と体育館の両方涼しかったのは儲けものだった。おかげで思った程は消耗せずに済んだ」
結衣と共に家に戻ってから本日の奉仕活動の感想を言い合っていた。
延々と暑い中で死に掛けると思っていた事前予想に比べると今日のイベントは随分と快適に過ごすことができた。汗だくになって2度はシャツを替えないといけないと思っていたのに、実際に着替えた回数は0。全ては俺の世代にはまだなかった小学校内エアコンのおかげだった。
俺としてはサプライズのおかげで満足な結果を得た。100点ではないにしても、死に掛け予想と比べれば天国だった。
けれど、俺以上にエアコンの恩恵を受けた結衣はちょっと不満顔だった。
「あたしはイベントの開始から終わりまでずっとエアコンが効いた体育館内にいたから……ずっと涼しくてカロリー消費できなかったよぉ~っ!」
極限状態ダイエットを見込んでいた結衣にとっては当てが大いに外れる結果となった。
「ダイエットできなかったんなら……食うなよ」
そして、嘆く嫁はコンビニスイーツをポンポンと口の中に放り込んでいた。
「だって、暑くはなかったけど緊張して疲れたのは本当なんだもん。スイーツで疲労回復するのは当然のことだよ~っ!」
よくダイエットに失敗する嫁のいつもの言い分だった。
そして、ダイエットに失敗した嫁の行動はいつも同じだった。
「体育館ダイエットに失敗した以上……いっぱいえっちして痩せるしかないよ~っ!」
買ってきたスイーツを全て食べ尽くした途端に結衣は俺に覆いかぶさってきた。
上から首を垂れて濃厚なキスをしてきたかと思うと、自分の衣服を手早く全て脱ぎ捨てていく。
パンツも脱ぎ終えると今度は俺の衣服を脱がしていく。普段は手先が不器用な嫁だが、服を脱がす時だけは繊細な指使いが可能だった。
ササッと俺のパンツまで脱がせてしまうと、準備はもう万端だった。パンツを脱がす際に結衣は俺のちんこを指先で刺激して120%勃起状態にしていた。
「それじゃあハッチー♡ あたしのダイエットに付き合ってね~♪」
結衣は元気よく腰を下ろして俺のちんこを膣内の一番奥まで一気に咥え込んでしまったのだった。
結衣の肉襞に息子が包まれて。射精しちゃいたいぐらいの強い刺激が脳に押し寄せた。
このおなご、本気で俺を絞り尽くして痩せようとしている。
「……俺もイベント手伝いで疲れてるんだ。お手柔らかに頼む……」
「摂取してしまったカロリーの分だけ運動しないといけない。夏休みなんだし、朝までずっとえっちコースだよ♪」
「やっぱりか~っ! あああああああっ!?」
叫んだ瞬間に一発目を子宮目掛けて放ってしまった。
だが、朝までを宣言する愛妻にとっては一発二発程度の射精なんて問題にならない。
俺の尻を刺激してすぐにちんこを復活させると警戒に腰を振り出した。
「ハッチーのおちんちん、とっても気持ち良いよ~♪」
嫁は本気で俺を絞り尽くすつもりだ。
「夏の暑さでは死なずに済んだが……別の原因で死んでしまうかもしれないな……」
嫁の腰の動きはますます激しくなっていく。
午前中のイベントを生き抜いた俺だったが、今度は生き残れるか分からない。
暑い夏休みは危険がいっぱいだった。