ペットブリーダーの性調教
Added 2019-09-23 17:06:23 +0000 UTC部屋にノックの音が響き渡る。 「入りなさい」 豪奢な部屋だった。調度品も照明も、どれもが贅を凝らしたもので、床は絨毯敷きである。そして部屋の中央には、まるでここの主のようにキングサイズのベッドが鎮座している。 扉が開き、一人の若い男が入って来た。 「おかえり、時間通りね」 そう迎えたのは、一人の女だ。髪はショートで、顔立ちは愛くるしい。しかし、燕尾服を象ったユニフォームは、その胸元が大きく開いており、そこから零れんばかりの乳房が強調されている。 腕も脚もすらりと伸び、女の魅力を充分に湛えた身体だ。 彼女の名はモリー、歓楽都市の大手カジノ、ドラゴンストリームのフロアガールだ。 そしてこの部屋も、そのカジノ内にあるラグジュアリールームなのである。 モリーはベッドに腰掛け、悠然と男を見た。 「それで、依頼したものは持って来たのかしら」 「はい」 男はモリーに側まで来ると、手を伸ばす。 男の手にはUSBメモリがあった。モリーはそれを受け取る。 「よくやってくれたわね。勿論メモリの中身は確認するけれども、君の仕事なら間違いないわ。信頼しているわよ」 「ありがとございます。モリー様」 若い男は深々と低頭した。 男の名はアキラ。本職は捜査当局の潜入捜査官である。ここ歓楽都市では、多くの人々の欲望が渦巻いている。その裏では様々な闇の組織が暗躍し、犯罪の温床となっていた。そんな組織の撲滅を目的としている当局機関の捜査員の一人なのである。 そんな男が、何とモリーの足元に跪き、その足の甲に口付けをしたのだ。 もちろん、歓楽都市では性風俗的なサービスを提供する場所も合法的に設けられている。当局の捜査官といえども、そうした場所に客として立ち入ることが禁止されている訳ではない。 だが、ここはそうしたサービスの場でも、ましてやフロアガールの提供するサービスを受ける為にアキラは来たのでもなかった。 「ふふ、有能なペット君は、好きよ……」 熱心に脚にキスをするアキラを見下ろしながら、モリーは言う。 そして手渡されたUSBメモリに口付けた。 アキラは当局の捜査員として、このドラゴンストリームに潜入捜査を命じられていた。この大型カジノに裏社会との繋がりがあるという噂があったからだ。 潜入捜査当日、彼は言葉巧みにモリーに個室へと通された。 そこで彼はモリーの美貌と肉体美に誘惑され、そして堕ちたのである。 厳しい義務を負った捜査官が、フロアガールに魅惑され、幻惑され、そしてまんまとその肉体に溺れてしまった。 そして性の快楽に無理潰された結果、アキラは文字通りの性奴隷――モリーの忠実なペットへと成り果てたのである。 アキラはそれから、その地位を利用された様々な「仕事」をモリーを通じていらい、いや命じられた。 今回も当局のデータから、ドラゴンストリームの利益となるものを非法に持ち出し、提供するように命令を受けたのである。 「可愛いペット君には、ちゃんとご褒美をあげないとね」 モリーは爪先で、屈んだアキラの顎を上げる。 アキラは思わず息を飲んだ。 モリーはその豊かで張りのある素晴らしバストを露わにしているのだ。 「今日は忙しからシャワーはなしよ」 アキラの顏が更に蕩け、目が予感に眩む。 股間は既にテントを張り、外から見てもそれは明らかだ。そして黒く染みが浮かんできていた。 「早く脱いで」 ご主人様の命令に、ペットはそそくさとスーツを脱ぎ出す。 そんな様子をモリーは微笑を浮かべながら眺めていた。 あっと言う間に、アキラは全裸になった。 「あら、もう盛っているのね」 ふふ、と微笑をモリーは洩らす。 男のペニスは既に怒張していた。 「も、申し訳ありません……」 呟くように、男は謝った。 「ふふ、いいのよ。盛っているペット君は好きよ。それに、君の先っぽ、もう涎を垂らしているじゃない。我慢出来ないのよね」 爪先でモリーはアキラの怒張した亀頭を軽く弾く。 鈴口からはじわじわと先走りの液滲みだしている。 「うう、モ、モリー様……」 俯いたままアキラが洩らした言葉は、小さく震えていた。それは、凄腕の当局捜査員とはまるで思えない姿だ。お預けを喰らった従順な犬のようである。 「慌てないで。ちょっと待っていてね」 アキラを見ながら、モリーはゆっくりとフロアガールのユニフォームを脱ぎ出す。 見事な肉体が次第に露わになっていく……。 この肉体こそ、モリーにとっては重要な躾の道具だった。 その胸元には涙型のエメラルドのネックレスが光っている。 モリーはその美貌と肉体で男を堕とし、性奴隷、すなわちペットにする。たった一度誘惑に乗ってしまっただけでも、それはその首に見えない鎖を付けられたも同然なのだ。肉体による快楽と、深層心理に影響する催眠によって、男は一度のセックスで、モリーの忠実な下僕と化す。そして、モリーの命令に従って働き、その働きに報いるように、彼女は褒美にその肉体と快楽を男に与える。モリーから褒美も与えられる度に、男は彼女への依存を強くし、ますます従順なペットと化していくのである。 そしていつしか、彼女の与える性の快楽の前に、あらゆる正義も倫理も罪悪感さえもが、溶け去ってしまうのであった。 「さあ、おいで」 素晴らしい裸体をベッドの上で晒したご主人様が、ペットを誘う。 アキラはゆっくりとベッドに上がると、モリーの腕の中へと飛び込んだ。 「ふふ、可愛いペット君。そんなに息をはあはあさせちゃって、興奮しているんだ。いいよ。吸いなさい」 アキラはモリーの豊乳に吸い付いた。 「あぁン……くすぐったいわ。舌の使い方も上手くなってきたね」 一心不乱にアキラはモリーの乳房を吸い、乳首を舌で転がす。 モリーに覆い被さった姿は、まるで餌に喰らい付く犬に似ていた。 股の間にあるペニスは反り返って、腹に付きそうなくらいだ。その先端からは、タラタラと液が流れている。 「ぁあぅうンン……そう、そうよ。ペット君の……あンっ。好きにして、いいから……」 悩ましげな女の声が、アキラの本能を刺激する。乳房を吸う勢いが強くなった。 「ふふふ……」 モリーは目を細めて嗤った。 モリーの乳首には、予めある薬物が塗られていた。それは一種の媚薬で、男の精的興奮を著しく促進させ、モリーの施す暗示に掛かり易くする効果がある。モリーから〈褒美〉が与えられる度に、アキラはそれを摂取していた。 また、モリーが使用する香水も特別なものだ。それは彼女の汗と混じり合って、特殊なフェロモンとなり、同じく男の性本能を刺激し、理性を減退させる。 胸元のエメラルドが妖しく光る。 「ふふ、美味しいよねえ。わたしのおっぱい……」 アキラの後頭部を撫でながら、モリーは囁く。 豊乳の谷間から立ち上る汗と香水の混じり合った匂いがアキラの鼻孔を一杯にし、脳髄を蕩かしていく。 それに連れて、アキラの反り返ったペニスも、ビクンビクンと震え、先走りの液の量を増やす。 ――モリー、貴方は立派なブリーダーになれるわ。 それは、モリーと同じくドラゴンストリームに所属するトップモデル、ヴィクトリアがモリーに送った賛辞だった。 ――従順なマゾペットを何人も調教するトップブリーダーよ。 そう言われた時、モリーはからかわないで下さいと笑って返したが、内心満更でもなかった。ヴィクトリア自身も、モデルとしての見事な肉体と美貌で、秘密裡に何人もの男を虜にしてきたのだ。 モリーは脚を曲げると、両足裏でアキラのペニスを包み込む。 「ううっ」 「ダメよ。吸い続けて」 足裏の間で、ビクビクとペニスが震える。 「ふふ、凄く熱いね」 アキラの鼻息がますます荒くなる。その分モリーの特殊フェロモンを大量に吸い込むことになる。乳首に塗布された媚薬と相俟って、アキラは男の本能を剥き出しにされ、女の肉体の上で、只の牡と化す。 従順な獣、ペットになるのだ。 モリーは足裏でアキラのペニスを扱き始める。 「もう我慢出来ないものね。いいわ、手伝って上げるから」 男は腰を浮かせ、膝立ちになった脚を震わせていた。 モリーの胸を舐めた時から、いや、モリーの見事な裸体を目にした時から、男は限界寸前だった。その上、乳房を吸い、媚薬とフェロモンの効果で情欲はますます高まっていった。 「さあ、ペット君。これが仕上げよ。存分に出しなさい」 モリーの脚使いが激しくなる。 滑らかな脚裏が、剛直した男の性感帯を的確に刺激する。 男の身体の芯が溶け、まるで脚によって脳が掻き乱されているようだ。 刺激は快感となり、全身を駆け巡る。媚薬とフェロモンで昂ぶり、敏感になった全神経を冒すのだ。 「んんんっ、うううっ」 乳房に吸い付きながら、男は全身を震わせていた。 「いつでもいいよ。気持ちよさに耐え切れなくなって、そのままご主人様の前で白いものを吐き出しちゃって――」 モリーの足裏が圧迫するように更に強くペニスを挟み、それを前後に扱く。 「んふうううっ、うあああっっ――」 堪らず、アキラはモリーの乳房から口を離して叫んでいた。 それが限界の合図だった。 まるで堰を切ったかのように、白濁がペニスの先端から放出されたのだ。 「あぐうううっっ、あっああああっっ」 鮮烈な快美感によってアキラは咆哮を放つ。 「ううンン……あっつぅい……」 ボタボタと白濁がモリーの腹に降り注ぐ。 足は噴出した欲望の塊でどろどろに汚れていた。 どろりとした濃厚な精は、暫く留まることを知らなかった。 最後の一滴まで搾り取られると、アキラはモリーの隣に倒れ込んだ。 ペニスは硬さこそ失いつつあるが、まだ大きさはそれなりで、先端からは液が滲んでいる。 「ふふ、ご褒美には満足したみたい」 モリーは腹を清めながら言った。 本当はシャワーを浴びたいのだが、まだやることがある。 アキラは身体を丸くし、粗く息をしていた。 一度出しただけなのだ。それなのに激しく体力を消耗してしまう。もっとも、一度の射精の量が途轍もなく多いのは確かだ。 モリーは横向きになって蹲るように倒れているアキラを背後から抱き締める。 豊満な胸が背中に当たった。 「ねえ、ペット君。気持ち良かった?」 「……はい、モリー様」 モリーはアキラの耳元で囁くよに、甘い声で言った。 「じゃあ、もっともっと気持ち良くなりたいよね?」 「……はい、モリー様」 アキラは小声で、しかしはっきりと答える。 「なら、どうすればいいのかな、ペット君?」 アキラは呼吸を整えて、 「モリー様の命令に従うことです。そうすればモリー様がご褒美を下さいます」 と生真面目な生徒のように言う。 「そうだね。よくわかっているじゃない。なら、今度の仕事もきちんと成功させるのよ」 「はい、モリー様」 モリーはアキラの耳を舐める。 ゾクゾクとアキラの背中が震えた。 「今日は暫く、このまま眠りましょう。そうすれば君は夢を見る。夢の中で、君はわたしとセックスが出来るわ。足よりも気持ちいい所で扱いて、搾り取ってもらえるのよ。ふふ、幸せなペット君。夢では何度も、何度も、何度も、搾り取られて、沢山出すの。そして気持ち良さをその身体で、頭で、心で覚えていくのよ。もう忘れられないくらいにね……」 「……は、い。……モリー様」 アキラの身体が次第に脱力し始める。 「夢の中で溺れちゃいなさい。いいね、ペット君。君は幸運だよ。わたしとセックス出来るの。そう、セックス、気持ちのいい、尽きることのない快楽。セックス、セックス――だよ」 くたりと、アキラは脱力した。 そして寝息さえ立てずに眠りについた。 モリーはアキラが起きない程度に、軽くそのペニスを握る。何度か力を籠めると、たちまち勃起し大きさと硬さを取り戻す。 「大の男なのに、夢精しちゃうよね」 いきり勃ったペニスの先端からは、早くも透明な液が漏れてきている。 「ふふ、言った通りの夢、見られているでしょう」 モリーはペニスから手を離し、確信したように艶然と嗤った。 「今頃、ペット君は夢の中のわたしとお楽しみみたいね。そして、目が覚めたら、もっとわたしに懐いてくるようになるの」 モリーはアキラから離れる。 艶やかな肌は、しっとりと汗で濡れており、見る者を蠱惑する。 彼女の表の顏は、カジノのフロアガールだ。 しかし、裏の特技は、その美貌と肉体でターゲットの男を堕とし、ペットにして、自分のいいように手なずけ、言いなりにさせることだった。 (ふふ、男は単に、わたしの身体を美味しそうな餌だとしか思っていないよう。けれども、それはいわば寄せ餌。もちろんその後ろには、トラップがあるもの) そのトラップに捉われ、男達は調教され、ペットと化す。 モリーは自分がブリーダーであると自覚し始めていた。 (ヴィクトリアさんが言っていたブリーダーって言葉、言い得て妙よね) どんな男も調教出来るトップブリーダーを目指してやろう――そうした野心が、モリーに心に首を擡げた。 そしてアキラをベッドに残したまま、シャワーを浴びると、手早くフロアガールのユニフォームに着替える。 アキラは既に夢精を繰り返しているようで、シーツには染みが出来ていた。 (ふふ、早漏ペット君は嫌われちゃうわよ。まあ、夢の中のわたしもそれだけ魅力的なんだろうけれど……) 妖艶に微笑むと、姿見で服装や髪形、化粧の具合を確かめて、部屋を出た。 煌びやかなホールへと到着する。 着飾った人々。歓声、熱狂。欲望が飛び交い、華美な服装の中から人間の本性が剥き出しにはる場所、カジノ。 モリーは自分の表の仕事場をさっと一瞥する。 そして、 「いらっしゃいませ、お客様。お楽しみ頂けていらっしゃいますか」 そういいつつ、あるスーツ姿の男の腕を取った。 自然な仕草で、その腕を自慢の豊乳に当てる。 男が反応したのが、手に取るように分かった。 「初めての方には特別にラグジュアリールームのご用意もございます。ご案内致しますよ」 チャーミングな笑顔の裏で、モリーは妖艶に嗤う。 (ふふ、貴男もわたしのペットになるの、高名な弁護士さん。世界一幸せなマゾペットに、ね) 人々の欲望が鬩ぎ合う輝かしい世界の裏で、魅惑のブリーダーによる性調教が、再び始まる。