……拷問室のハッチが開く音で目が覚める。間もなく男どもの騒ぐ声が入ってきて、私は嫌悪感に顔をしかめた。
まただ。私たちはいつ解放されるのだろう。時間の感覚もなくなってしまったが、数日間はこの……屈辱的な姿勢のまま拘束されていた。
この地下拷問室には、私のほかに数名の女性が一列に並んでいる。そのうち2人は私の部下たちだ。上半身と下半身を分断する壁に据え付けられた私たちは、無防備な尻を彼らに差し出して、性的な拷問を受け続けている。
隣にいるのは新米のCだ。まだ若いCは、男たちの足音が近づくのを察してふるふると震えだした。いつからか目隠しをされた彼女は、仲間の顔も見えない孤独な暗闇で悪意に晒されている。
始めの頃は私がCに声援を飛ばして、拷問に屈しないよう意思を保たせていたが、壁の後ろから"なにか注射された感覚"を告げて以来、Cはおかしくなってしまった。
それから彼女は大きな喘ぎ声を隠さないようになり、そのたび壁の後ろで下品な笑い声が響いた。それが私には堪え難い屈辱だった。
その奥には、Cより先輩のBがいる。Bは数ヶ月に結婚を控えており……その情報は、壁の向こうのゲス共にも伝わっているらしかった。
彼女は自慢の長髪を半分丸坊主にされ、(その行為自体は見えなかったが、彼女の訴えから察すれば)すでに複数人から膣内に射精されていた。奴らは、誰のDNAが1番強いかを競うゲーム……などと称して、これまで何人もの女性に同じことをしているらしかった。
普段は活発なBだが、繰り返される非道な仕打ちに悪態をつく気力をもはや無くし、虚ろな目から静かに涙を流すだけだった。
「よぉお前ら、まだ生きてるな」
背後でガラガラ声の男が言う。顔は分からない。壁に遮られて見えないし、そもそも自由に身体を動かすことすら叶わない。しかし私たちの上半身は固定カメラで撮影されており、映像がどこかに送られている。無表情なカメラを睨んだが、それは男たちの嘲笑を誘うだけだった。
「ふゔっ!うゔうーっ!」
私はうめき声を上げて抗議した。数日前からはめられている猿轡によって発言の自由は奪われていた。
「なんか喋ってるぞ。そいつまだ活きがいいな」
「さすがメスゴリラの大将だ。丈夫にできてる……まぁ騒ぐなよ。お前の好きなコレ、今日もちゃんと用意してきたからな」
そう言われて数秒後、肛門から股間にかけてを生ぬるい物が伝う感覚がして、私は反射的に腰をひくつかせる。その感覚が"例の液体"だと察して、同時に、昨日までと同じことをされるのだ……と思った。
今かけられているどろどろした液体を奴らは"薬"と呼んでいた。ぐしょぐしょになったパンツの上から乱雑に股間を掴まれて、薬を擦り込まれる。揉まれるその度に声が漏れた。薬を擦り込まれる。何度も。
私の反応に満足したのか、今度は下着をずらされて肛門に指を入れられた。男の角ばった指が、どろつく液体のせいですんなりと侵入してくる。2本、3本……執拗に"入り口"を愛撫され、広げられて、大腸の中にまで薬を流し込まれる。下腹部が燃えるように熱くなった。
自白すると、私は快楽を覚えていた。Cを獣のように喘がせているのは、きっとこの薬だ。顔も見えない相手にレイプされて感じている。鞭を打たれて興奮している。そういう意味では、私もすでにおかしくなっていた。
「なにカメラ睨んでんだよ。ハァハァ言いながら尻振っといてよ」
硬くて冷たいものが2つ私の股間にあてがわれて、やはり反射的に腰をひくつかせてしまう。今日もあの感覚が来る。
「同時に挿れてやるぜ」
とても……太い棒が、ずぶずぶと私の両の穴に押し込まれる。深く深く……凶暴なイボの付いた2本のディルドを、広げられたアナルに、じっとり濡れたマンコに……がっぷり奥まで咥え込んでしまった私は、逃げ場のない快楽に身をよじりながら、声を殺して絶頂した。
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また数時間が経った。
Bは時折、膣内に射精されるのを感じて、彼氏や両親の名前を呟き「ごめんね」とだけ言うのが聞こえた。
もはや快楽拷問の虜になり、小便を垂れ流しているらしいCについて、男たちが「こいつはもう廃棄だな」と喋っているのを聞いた。
私に対する拷問はほとんどそれだけだった。1日の初めに電動の器具を突っ込まれ、伸びた下着でそれらを挟んで固定し、放置される。部下たちのすすり泣きや喘ぎ声を聞きながら、ひたすら快楽に耐えている。永遠に感じる時間と、仲間が壊れていく様子、無機質に振動し続ける器具の感覚などが、徐々に確実に私の心を蝕んだ。やがて心が折れるまで拷問は止まなかった。
ニトログリセリン
2021-01-28 16:49:10 +0000 UTC