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女体化体験ショップ ③

「んっ……!」 身体の奥から、かあっ、と熱くなったような気分で、それがだんだんとからだ中に広がっていきます。 この前も経験しましたが、何度体験しても、この感覚には慣れません。 「うっ、んッ……あっ」 ドクン、ドクンと、心臓が鳴るたびに、明人君の体が少しずつ変化していきます。 長くも短くもない髪の毛はぐんぐん伸び、同時に肩幅が急っ、と小さく。そして胸のあたりが熱くなるたびに、少しずつ大きくなっていきます。 男子にしては童顔だったその顔も、だんだん色めかしい女性の姿になってきて、それと同時に、下半身とのどが、きゅうっ、と、一瞬で締め付けられるような変化に見舞われます。 「ああっ……!」 思わず声を上げてしまう明人君。その声はもうすでに、立派に女性のもので。 「あっ、あああっ、はあっ……あっ、ま、また……女の人になっちゃった……」 今度は以前と比べて、少し大人の印象を持った女性。キャリアウーマンとでもいった様子でしょうか。 「……あっ、んっ、ふ、うふふっ」 鏡を見て自分の姿を確認した明人君は満足そうに笑って一回転。 とりあえずこの姿にあった服を探そうと、備え付けのクローゼットをあさり始めました。 「……!」 ハイヒールにスーツを着こなしたキャリアウーマンふうの女性が、廊下を闊歩します。周囲の女性たちが振り返るその姿は、まさしくできる美女といった雰囲気です。 ただ、その正体は、ちょっぴり気が弱い控えめな男子。明人君でした。 「いや、周りの人たちも普通に美人さんだし……というか、この人たち、皆男の人なんだよね。男の人が変身して、こんなかわいい姿になって……僕と同じで」 そう思うと、胸の高鳴りが止まりません。 「ああ、歩くたびに胸がある感覚がすごいっ、皆が僕を見てるっ、んッ……」 図らずとも興奮してしまう明人君。ですが、無理もないことです。 今日のお店は人数も多く繁盛していて、あちらこちらが美人だらけ。女性願望とは関係なく、普通に誰が見ても眼福といえるだけの環境が整っていました。 「……ねえ、お姉さん。あっちで私といいことしない?」 「……ええ。アタシでいいなら、喜んで」 明人君の前で、ポニーテールのスポーツ少女がお嬢様風の学生に声をかけられ、そのまま奥の部屋に引っ込んでいきます。 そして、数分と立たぬ間に、喘ぎ声が聞こえてきました。 「ああんっ! ダメっ、それダメえっ! こんなに気持ちいいなんて聞いてない……ああんっ! やめてっ、やめてえええっ!」 「フフッ、ああんっ、やっぱりかわいいっ、もっともっとかわいい声聞かせて」 「やめええっ……! それ以上はダメっ、ほんとにダメえっ! 俺、元に戻れなくなっちゃうっ!」 「いいのよ。元になんて戻れなくて。あなたもう女の子。女の子なんだから……」 ……本来ならば、男同士であるはずの二人。しかし、奥で繰り広げられているのは間違いなくレズプレイの類です。 本質的にはビーエルであるかもしれないのに、一切そんな気配を感じないのは、見た目がどう見ても女の子だからでしょう。 「い、いいなあ……」 明人君も、興味がないといえばうそになりました。相手の素性がわからずとも、きれいな女の人と、今の女としての自分。お互いに触りあって、気持ちよいことができれば、それ以上のことはないように思えたのです。 しかし、いくらキャリアウーマン、大人の女性に変身したところで、明人君の本質は控えめな性格です。 自分から声をかけることも難しく、表情こそクールを保ちながら、内心どうしようかと考えていると。 「あっ、ごめんなさい……」 金髪の少女。もしくは幼女でしょうか。 西洋風の外国人の一人娘。そう思わしき姿の幼女に出会いました。 キラキラした雰囲気の少女。ロリコンではないはずの明人君は、しかし目を奪われていて。 「……っ、ああ、あの……」 「?」 きょとんとする少女。 「……っ!」 ギリギリで自分の姿を思い出し、心を落ち着かせる明人君。 そうです。 いかにどれほど緊張していようが、目の前の彼女は少女であって少女ではありません。少なくとも、この店にやってきた以上は、合法にそういうことができる年齢の、そして、性別でいえば、男に当たる人なのです。 だからでしょう、明人君は、精いっぱいの勇気を出すことに成功しました。 「……その、僕……わたしと、どうですか?」 具体的に言ってしまえば、間髪入れることなく、明人君の口から、その言葉が漏れ。 そして、 ……こくん、と。 目のまえの幼女が顔を若干赤く染め、それでも確かに頷いたところで、明人君は頭を真っ白にしながらも、彼女の手を引いて歩きだしていたのですから。


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