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やっぱりゾウは人気者 ④(終)

「パオン……っ」 (ああ、懐かしいわこの感じ……四足歩行でしかたっていられないような体の骨格の違い、何よりこの明らかな重量感。人間としての尊厳が全部奪われたこの感覚……っ) 正確に若干の問題があるとはいえ、見た目は十分美人なはずの博士は、普段の自分からかけ離れた姿になったというのに、嫌がるどころか、からだのへんかにこうふんしていました。 「パウウウウウウッ……パウッ」 (ああ、この足じゃあ物もつかめないし、鼻はそれ以上に便利に動くしっ、これがゾウの体……ふふやっぱり新鮮ね……さて) しかし、気分転換はここから先が本番です。 わざわざ発情したゾウになったのですから、とにかく徹底的に愛してもらわなくては、意味がありません。 以前は適当なゾウを誘惑して責め立てたのですが、今回も適当に用意してもらって、楽しめるだけ楽しむつもりでした。 「ぱおおおおおおんっ!」 (じゃあ、お願いしまーすっ!) そして、うきうきした子供のように、しかし、明らかなメスの鳴き声を上げたところで、 「……パウッ?」 (えっ?) 後ろからのしかかりを食らう感覚に、しかし、聞こえた声は、想定外のものでした。 「ぱうううっ!ぱおおおおおおんっ!」 (まったく! 仕方のない人なんだからっ!) 「パウッ⁈ パオオオオンッ……」 (学生君⁈ あ、ダメええええっ……) 襲い掛かってきたのは、なんと、同じくゾウに変身していた学生君でした。 「パオオオンッ! パオオオオンッ!」 (その辺のゾウに遊ばれるくらいならっ、僕が相手しますよっ! ほらっ、これが欲しかったんでしょうっ!) 「パウウウウウウッ⁈ パウウウウッ……!」 体重とともに男性器が押し込まれて、博士の、メスゾウの体がビクンと、少しだけ悶えた風に見えました。 適当なゾウを相手に遊ぶならともかく、流石に相手が顔見知りとなると、博士のほうも恥ずかしいのか、やめてやめてと声を上げます。 しかし、所詮はゾウの鳴き声。 「パオオオオンッ、パオオオンッ、パオオオオオッ!」 (やめてええっ、あなたに犯されるのはっ、やっ、やあああっ!) 「パオオオオンッ!」 (なんで僕だけダメなんですかっ!) 「パうううっ……」 意識しているからなどといえるわけでもなく、しかし、だからといってこの快楽は我慢することもできません。 逃げようとする博士ですが、がっちりと後ろからのしかかられては、どうすることもできません。 ただでさえ慣れない体重と、四足歩行の体です。 そんな体で、イケメンの助手君に抱かれているとなると、恥ずかしくてたまりません。 「パオオオオンッ! パオオオオンッ!」 (ぬ、ぬいてえっ! はずかしいからあっ!) 人間の顔ならば、真っ赤にして涙目の懇願をしていたことでしょう。 しかし、 「パオンッ!」 (ダメですっ、徹底的に犯しますからっ!) 「パオンッ! パウウウウウウッ⁈ パオおおっ……」 「だめえっ! んやああああああっ⁈ ああああっ……」 人としての尊厳をかなぐり捨て、しかし、人としての自分をよく知る相手に、徹底的に愛される。 その現実に、博士は、頭の回転が追い付かなくなっていき、 そして、 「パウウウウウウッ⁈ パオンッ!パオオオオンッ!」 (ひぎいっ⁈ そこはだめええっ!もう許してええええっ!) 「パオオオオンッ!」 喘ぐ博士に、出しますよ、と、一言添えた学生の助手君は、 「パオンッ」 「パうううっ……ぱおおっ!」 (やああっ、イクのやあああっ・……あっ、ああっ、らめっ、また、きちゃうううっ!) 「パオオオオンッ!」 (イクイクイクっ、ゾウの体で助手にイカされるうううっ、んああああああああっ!) そして、顔をとろけさせたメスのゾウは、頭が真っ白になるほどの絶頂を味わいました。 夕方には元に戻っていた二人でしたが、しばらく二人の会話は、ちょっぴりぎこちなかったらしいです。


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