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聖女がユニコーンになった場合 後編

基本的に、というか、当然の話ではあるが。ユニコーンと人間では体格が違う。今回の聖女の変身が小柄なものであったとはいえ、それでも違う。 当然セックスをするようにできている種族差ではないので、いかに勇者が巨根であったとしても、普通に考えれば、相対的に立派な一物とはならないはずだ。 「まあ、しょうがないといえばしょうがないな。俺も最低限のことはできるし、一応獣人化魔法使っとくか。まあ、ケモ耳生える程度の簡単な獣人化だけど。少しは体格も近くなるだろ……んっ」 みし、と、少々勇者のガタイがよくなって、尻尾と耳が生えてくる。ただ、変身といえるかは微妙なところ。雰囲気がワイルドになったのは事実だが、気休めになるかならないかでいえば、怪しいところではある。 だが、忘れるなかれ。今回の性行為の本質を。 このユニコーンはもともと聖女であり、聖女とは、そういった経験に乏しいのだということを。 まあ、何が言いたいのかといえば。 (き、きたあああっ、勇者さまの、お、おちんちんっ、すごいのっ、ずんずんくるのっ、あっ、あああっ!) 「ひひいいいんっ! ひんっ、ひいいっ……」 いれられているという事実だけで、十分に陶酔することは、起こりうることではあるのだ。 (よつんばいにされてっ! 後ろから強引に攻め立てられてっ! そのまま中に出されちゃうのっ、私っユニコーンの姿で、馬の姿で、無茶苦茶にされてるのっ! んあああっ!) 力が抜けたように、前足は軽く檻曲がり、余計に受け入れる形が出来上がる。 この姿勢になってしまえば、最早ただただ、悶えるのみ。 それを良しと見たのか、勇者のピストンは苛烈を極めるばかり。 「ひひいいいんっ! ヒヒいいんっ!」 (勇者様だめですっ! 快感ににげばがなくて、あっ、あはああああっ⁈) いいところに当たったのだろう。声にも色っぽさが増してくる。 「ひいいんっ、ひっひいいん⁈ ひいんっ……! ひいいっ!」 動くたびに、声は上がる。 「ひいいんっ、ひいいいんっ! ひいいんっ!」 (そこダメっ、そこダメです勇者様あっ、あっ、ああああっ!ずんずん来るのダメっ、ああっ、勇者様あっ!) 「ほんと、お前はエッチなユニコーンだよなあっ!」 「ひっ、ひいいんっ……ひいいんっ、ひいいいんっ、ひいいんっ!」 (ち、ちがいますっ、わ、わたしは、にんげんで、聖女で……やあああっ! そこごんごんしないでええっ!変になるからっ、変になっちゃうからあああっ!) 「やめてもいいけど、精液あげないぞ?」 「ひいいいんっ、ひんっ! ひいいいんっ……!」 (やあああっ、欲しいのっ、勇者様の精液で、人間に戻るのぉぉっ……!) 喘ぎ声を惜しみなくぶちまけながらも、人間の理性、聖女の意地で懇願を続けるユニコーン。 「どうしよっかなー」 「ひいいんっ……!」 「冗談だから泣くなっての。んっ、よしっ、そろそろ出すぞ、受け止めろよ!」 いたずら気に笑う勇者に、涙目のユニコーン。 くしくもそれは、勇者と聖女の、いつものやり取りに似ていた。 そして。 「出すぞっ! ううっ!」 「ひいいんっ、ひいいいんっ、ひいいんっ!」 (んああっ、イクっ、私っ、ひゃあああああああっ!) ユニコーンの体内に、白濁した液体が惜しみもなく注がれた。 「勇者様、聖女様も、どこへ行かれてたんですか!」 『ごめんなさい』 魔法使いや戦士にこっぴどく叱られた夜。 当然訳を尋ねられたが、とても言えたものではない聖女。勇者も気を聞かせてくれたのか、おとなしく一緒に怒られてくれた。 「いや。正直に言ってもいいかと一瞬思ったけど、そしたらお前、泣いちゃうかもしれないし」 「当たり前です!」 やっぱりただの気まぐれだったと、ため息をつく聖女に。 「……でも、気持ちよかったろ」 「……っ!」 図星だったのか、びくりと震える聖女。そこは、ユニコーンの時と何ら変わっていない。 「わ、私は聖女ですよ? こんなことで、いちいち劣情にのまれたり……」 「や、まあ、いいんじゃねえの? 聖女だからってそういうことしちゃいけないって、そういうルールも多分ないだろ」 「や、普通にありますけど……」 「まあいいよ。そんなことは。要するに、気持ちよかったかどうかって話だ。まあ、俺は聞いたけど。お前のかわいい鳴き声」 「ううっ……」 ユニコーンになって、四つん這いになって、男を初めて誘惑して。そして、中出しまでされて。 「変身術の訓練、失敗したら、また呼べよ」 「……はい」 この日、聖女は、オーケーサインの出し方を覚えた。


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