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オークになれよう ①

「っ、ああっ! んがあっ! ガアアッ、ンヴアアッ!」 とある戦士の修練場から、野太い声が上がった。 熊のような、豚のような、少なくとも人間のものではない声は、このあたり一帯における恐怖の象徴、オークのものだ。 本来騎士たちに殺されるはずのオーク。その鳴き声が、なぜか修練場から聞こえている。 「あの、大丈夫なんですか? あっちは女騎士たちの鍛錬場でしょ?」 「おう、新入りか。大丈夫だよ。毎年この時期はこうなるのさ」 「どういうことです?」 「ん、まあ、そうだな。俺たち男どもは、サキュバス討伐訓練で何やってるよ」 「え? そりゃ、生け捕りのサキュバスと入れ替わったセンパイに誘惑されて……ああ」 得心したように顔をにやけさせる新人に、ベテランの騎士も顔をほころばせ、 「……まあ、そういうことだ」 要するに、今のはオークの叫び声なんかではなく。 女騎士の喘ぎ声だなと結論付けた二人は、なんだかほのぼのとした気持ちになった。 さて、そんな女騎士たちの修練場。 基本的に清く美しくを至上とする女騎士たちは、恋愛禁止である。発情しても、ドキドキしても、男とまぐわうことは基本的にできない。 ……訓練という、唯一の例外を除いて。 「がああっ、や、やめろっ、ち、ちかよるなっ、あっ、ひゃっ、そ、そんなもの、みせるなっ、わたしは誇り高き……っ、んあああっ、やめろっ、に、にぎるなっ、あああっ!」 「大丈夫ですかあ? センパイの身体、たくましくて、素敵です……」 「そうですわお姉さま。汚らわしいオークの身体とは言え、中にいるのが我らが戦乙女の第三席となっては、私共も心を奪われてしまいます……ふふ、このあたりかしら?」 人間よりはるかに大きなその腹に体を胸からこすりつける。心からの信頼を示しているのか、しかし、オークになった本人からすれば、そう単純ではない。 「や、やめなさい……はあっ、ハアッ……!」 「……くるしいですか? ほら、遠慮なさずに、入れて構いませんわよ。お姉さま。ほら、私の中に、びゅーびゅー出しても……」 「あっ、ずるいですわ。サリア様は私の中にたくさん精子を出すんですの。ねえ?」 女騎士の一人が、奪い取るようにオークの肉棒をひきよせ、 「では、失礼して。んっ、じゅっ、じゅるるっ、んッ……」 「あっ、やめてええっ! あっ、ふぁああっ!」 オークのチンポを、ためらいなくフェラし続ける。 騎士の仕事には、当然魔物退治も含まれる。男女問わず、相手がいかなる魔物であれ、民の平和を守るために、取り組まなければならない。 男の騎士だからと言って、サキュバスの相手をしなければならないし、女騎士だって、オークを仕留めなくてはならない。天敵であれ、変わらない。 ただ、相性が悪い以上、それなりの対策が必要なわけで。 「ふふ、仕方なかろう。男はサキュバス。女はオーク、それぞれの天敵とやりあうためには、日ごろの訓練が必要だ。適切な時期に無作為に、男子はサキュバス、女子はオークと入れ替える。素晴らしい訓練になるな……これなら不純な男女性交にも当たらず。私たちの性欲も……」 「さ、さいごっ、本音が出てるじゃないですか! んあっ、だ、だめっ! こ、これ以上されたら、わたしっ、んあっ、がああっ!」 じたばたと暴れるオークを、騎士たちは集団で抑え込む。 悶えるオークを除けば、全員の目が欲望に飲まれている。確かにこれなら、いい訓練になるかもしれない。 恋愛禁止ならば性欲が消え失せるのかといえばそんなはずもなく、いざその枷が取っ払われた際には、今までのツケを払わんがごとく、常人を上回る性欲を見せるのだ。 「う、うごけないっ、んああっ、だ、だめっ、でるっ、でちゃっ、な、なにか、くるっ……んああっ!」 「んっ、んちゅっ、だ、だしていいのっ、いいんですのよっ、わ、私、飲み干しますから……っ」 発情した顔で、フェラ顔でそんなことを言われる。 同性だったはずの、そのいやらしい雰囲気と匂いに、 「でるっ、でるっ! んがあああああああああっ!」 サリアは、オスとして初めての射精を経験した。 「あっ、や、やめて……も、もうやめて……」 あまりに強烈な快楽。出し尽くしたような達成感を感じるサリアだが、そこはオークの体。 人を犯すために存在するような魔物の体は、すぐさまに男性器の硬さを取り戻す。 「ど、どうしてっ、な、なんでっ、私、もう……」 じんじんと湧き上がる性衝動に、誰よりも困惑するサリアだったが。 「……じゃ、そろそろ私にも入れてもらおうかなあ」 舌なめずりをするその女性は、この集団の長。 「き、騎士団長……お願いです、もう、私は……」 「分かるぞ。気持ちよさと恥ずかしさと魔物の本能でぐちゃぐちゃといったところか」 「そ、そうなんです! だ、だからっ……んあああっ! し、しごかないでくださいっ!」 射精直後に襲い掛かる鋭い感覚。サリアは電気が走ったような敏感すぎる行為に思わず声をあげる。しかし、 「やー。思い出すなあ。サリア。去年はいろいろあって私がオークの役をしたもんだが……どれだけ私がやめてと懇願しても、お前は決して腰を止めず……」 「そ、それはほんとに申し訳なく思ってて……ぶひっ、んひいいっ!」 「『もう女に戻れないですねー』とか、徹底的に言葉攻めを食らわせながら、丸々一晩中私から搾り取って……覚悟はできてるな?」 「ひいいっ!」 恐怖の声をあげるサリアの肉棒向けて、騎士団長は腰を落とした。


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