新年にバイトはないけど……
Added 2022-01-01 03:00:00 +0000 UTC※クリスマスのバイトの後日談みたいなものですが、本編を読んでいなくても問題ありません。 これ単体で独立している話ですので、どうぞお楽しみください! 「こ、これが……俺、ですか?」 「ふふ、可愛いわね。大人の女性って感じ。髪型はウエーブをかけて、あとは、あ、せっかくだから化粧もしましょう! 洋服は、私のを貸してあげるわ!」 体格も同じくらいだし、と、エミルは自分のクローゼットをあさり始める。 わけあってサキュバスのエミルと知り合った裕太は、彼女から女体化してみないかと、これまでの人生で体験したことのない提案をされた。 サキュバスのスキルの一つに、女体化というものがあったからだ。 前回のアルバイトで、結果的に女体化した面々を抱く機会があって、彼女たちの快楽に、ちょっぴり興味があったのも事実。 「や、やります……せっかくだし」 「ありがと。私も興味あるのよね。君が女体化するとどうなるか。ああ、勿論隷属させたりはしないから、安心して遊びにいらっしゃい、そうね、来週、年が明けたくらいに……」 ―引っ越し先のマンションにいらっしゃい。 そして、この日がやってきた。 「ええと、背丈はあんまり変えたくないわね、かわいい系も美人系も捨てがたいけど……まあ、美人系で。胸も大きい方が好きそうね……」 「……ノーコメントで」 さすがは男を魅了する種族、相手の願望を見抜くのが非常にうまい。 そして、大方メモを取り終わったエミルは、 「じゃあ、目を閉じて頂戴。そして、今言った理想の女性を頭に思い浮かべるの、憧れの、空想上の女性になりたいって念じてごらんなさい。ほら、まずはその体、ごつい体はちょっぴり丸みを帯びて、肉付きもよくなるわ。胸とお尻がびくびくと大きくなっていって、乳首はきれいなピンク色。顔つきはそうね、妖艶なキャリアウーマンで……」 「っ、ん、ンん……っ」 目をつむっている裕太だが、なにより自分の身体だ。変化に気づかないはずもない。目をつむっていても、体が熱くなっていく感覚は肌で感じる。 そんな様子に、エミルは軽く笑って、 「ほうら、その声もだんだんいろっぽくなっていくわ……ええ、太もももすべすべのきれいなものに、そう、そうよ……」 「あっ……ああっ……」 エミルの声に呼応するように、ビクンビクンとけいれんをしながら、裕太の姿は変わっていく。 (この感覚……本当に女の人になってきてるのか……? ……っ、ああっ……) 熱を帯び熱くなった体を抱きしめながら、裕太はぼんやりと、そんなことを考えていた。 そして、 「はい、できたよ、目を開けてね」 姿見の前でお披露目が始まって、現在に至る。 「む、胸がある……ああっ、下がない……」 「ほらほら、お決まりネタは置いといて、こっちに来なさいな」 強引に引き寄せられると、選び抜かれたのだろう、女性服を渡される。青を基調としたブラウスとプリーツスカートに顔を赤らめつつも、 「ブ、ブラかぁ……ひゃっ」 「ほら、私がつけてあげるから、こうやって寄せて、ね? 「あ、ああっ……そ、そんな風に、寄せあげて……っ」 「可愛い反応するわね、ほら、スカートつけたら、こっちへどうぞ」 鏡の前に座らされる。 「ふふ、元が可愛いけど、女の子は化粧をすると可愛くなるんだから。これは私がやってあげる、せっかくだし、とことんやりましょう、その方がきっと、女の子になった自覚が出るでしょうし」 「は、はい……」 言われるがまま服を着替え、化粧を済ませてもらったところで、 「はい、完成ッ」 「……お、おおっ」 そこに、絶世の美女が出来上がった。 「まあ、サキュバスが本気でメイクしたし、肉体からして完璧に作り替えたからね、素材も技術も超一流。男からみれば、完璧な美女に見えるでしょうね」 「……す、すごいですね……ちょっとここまでは想定してなかったというか……鏡の前が自分だって、全く想像できないっていうか……」 試しにポーズをとってみると、鏡の向こうも同じポーズをとる、上目遣いで胸元を強調してみても、鏡の向こうの自分が同様にふるまうのだ。 そして、 「すご……あ、あん……」 たわわに実った胸を一つつまんでみると、鏡の向こうの自分が少しだけ気持ちよさそうな顔を浮かべて、顔を赤くしているのがみえる。 「っ! お、おれ、こんなエロい顔して……おっぱいさわって、感じちゃってる……っ、ああっ、んッ、やあんっ……」 とうとう鏡に映った自分でエッチなことを始めてしまう裕太。サキュバスの魅了はだてじゃない。 「ふふ、まあ、触ってみたくなるわよね。そうだ、せっかくなんだし、女の子になり切って一人エッチしてみたら? 気持ちいいと思うよ」 「き、気持ちよく……」 「そ、俺じゃなくて、あたし、言葉遣いも女の子になるの」 「ふぁああんっ、あ、あたしっ、女の子になってっ、えっちしちゃってるのっ、アアンッ……ら、らめっ、これらめっ、も、戻れなくなりそうで怖いっ」 鏡の向こうでの自分が、どこからどう見ても発情した女の子で、今にも絶頂してしまいそうな快感が襲い続ける。 「ああんっ、これ、とまらないっ、とまらないのっ、はああんっ、おマンコもっ、クリトリスもっ、なんでこんなきもちいいのっ、らめっ、こんなんじゃアタシ、戻れなくなっちゃうっ、おとこにもどれなくなるっ、ああんっ、やっ、ふぁああああっ⁉」 びくびくと、快楽が一段と強くなり、 「イク、女の子でイッチャうぅぅっ! んあああああああっ!」 女体化したての裕太は、あっけなく果ててしまった。 「……すごかった」 「可愛かったわよ? あんなにかわいい声で喘いじゃって」 「……い、言わないでください」 裕太の顔は真っ赤なままで、今だ快楽の余韻を引きづっているのか、若干息は荒いままだ。 「それに、まだ味わってないでしょ? 女の子の一番の快楽」 それが、セックスのことを指していると、容易に理解できた。 しかし、 「い、いや、さすがに俺も、見ず知らずの男とやるのは嫌ですし……」 それはちょっと怖いから、と、裕太は元に戻ろうと考えるも、 「何言ってるの、せっかく女性になってるんだから、男とするのも普通よ。大丈夫。私はサキュバスだから、ね?」 エミルは笑って、それから空中で一回転。 「キミの好みも覚えてる。大丈夫。女の子としての裕太……ユウちゃんでいいか、ユウちゃんの好みの男は、まあ、こんな感じかな……」 それっ、と、一瞬でエミルの姿が変わり、 「やあ、こんな子にだったら、抱かれてもいいんじゃないかな?」 突如現れた中性的な美少年に、ギュッと抱き寄せられる裕太。 「あっ……ひゃあっ……」 「ふふ、可愛がってあげるね」 そして、当り前のようにお姫様抱っこをして、そのままベッドの上へ。 「ふふん、驚いたでしょ、サキュバスだって男に化けることもあるの。基本は同性愛者用だけど……こういう女体化ちゃんをかわいがるには、ね?」 「え、エミルさん……ああっ、そ、そこはぁ、だ、だめ、ですっ///」 秘所を指でほじられると、たまらないような表情を作る裕太、もとい、ユウ。 「何がダメなの? こっちの深いところ? それとも、こっちの浅いところかな?」 「あっ、ああっ、ら、らめえっ……そ、それ、はにゃああっ⁉」 クリトリスと膣内を同時に責められ、あまりの快楽にろくな声が出なくなるユウ。 「……ね、気持ちよくなろう? ユウちゃん」 「……はい」 「ああっ、あんっ! お、おれ、おかされてるっ、女になって、はああんっ! ち、チンポで突かれて、ああっ、あんっ」 「ふふん、女の体で、犯される側の気持ちよさ、わかったかな? っと、この体、しまり、ほんと、最高っ……!」 「や、やめてぇっ、そんなにごんごんつかないでっ、頭の中真っ白になるっ、ふぁああっ!」 「ふふ、可愛い……それっ」 胸を揉みしだくエミル。片方の指は乳首を責め、もう片方の手は、指先でユウの唇へ。 「んっ、んっ、ちゅぱっ、ん、んにゅ、んんっ……」 「ふふ、口の中まで責め続けてあげる。あ、そうだ」 「やあんっ、急に抜かないでっ……むぐっ、んー!」 おもむろにピストンをやめたエミルは、その肉棒をユウの口につっこんだ。 「せっかく女の子になったんだから、チンポの味くらいは覚えてた方がいいかなって」 「んっ、ちゅ、んちゅ、ぬちゅっ、んッ///、ん……」 「夢中でしゃぶっちゃって、もう完全に女の子だね」 「い、言わないでぇ……むごおっ! んー!」 強引にフェラチオを再開させる。抗議の声をあげようとしたユウも、しぶしぶといった感じで肉棒をくわえ続ける。 強烈なにおいがユウを襲い、くらくらとした気分から抜け出せない。 「ふふ、可愛い。ねえ、お口の中に射精したいんだけど、いい?」 「んー! んんー!」 「冗談よ。ほら、お又開いてね。今度はきちんと中に出すから」 「んっ、ああっ……はい……」 チンポをくわえることには抵抗を感じつつ、しかしそれ以外のことには,もはや抵抗すらしない裕太。 「ほらほら、ほしいならおねだりしてよ。女の子みたいに、エッチにさ」 「……」 挑戦的な言葉に、ユウは一瞬だけ恥ずかしそうに顔をそらすも、 「アアンッ……ほ、ほしい、ですっ、え、エミルさんの、ち、チンポっ……俺の、ううん、あ、あたしの、中でゴンゴンついて、あたしの中に出してください……っ」 「はい、よくできました」 「あっ、きたきたきたっ♡はあああああんっ♡」 ユウは、体いっぱいで快楽に飲まれた。 「ああんっ!きもちいいのっ、とまらないっ、はああんっ、エミルさんっ、あっ、ふぁああっ!」 「またイッタっ、またイクっ、あっ、ああっ、ふぁああああっ!」 「らめええっ! あたしのっ、そこから先は入らないからああっ!」 頭の先から足の先までが快楽に飲まれ、心からの絶叫をあげる裕太。 すると、ぴたりとピストンが止まって、 「やめていいの?」 「……や、やめないで……はああんっ、あんっ! も、もう、らめっ、エミルさんっ、もうっ、あっ、んあああ、ん、んー!」 「分かった。じゃあ、あたしも出すよ。だから、体中で受け止めてね」 すると、強引なキスで唇を奪い、密着した姿勢のままより強く、ピストンが繰り返され、 「ん⁉ んん-!んっ、んんっ♡♡んん///」 「じたばたしないで、おとなしく絶頂しなさい、だ、出すからっ!」 「♡♡♡♡~~⁉ イクっ、イッチャうぅぅっ! いっちゃうのおおっ、あっ、あっ、ヒャアアアアア!」 そして、新年最初の姫初め。 よりにもよって、姫の立場で初めてをむかえた裕太は、見事なスタートダッシュをきったのである。 「はい、お疲れ様、どうだった? 女の子の気分」 「殺してください……」 毛布をかぶり顔をうずめている裕太を、エミルは優しくなでる。 「も、もう十分です、頭がおかしくなりそうなので、早く元に戻してくれると」 裕太の懇願をエミルは軽くスルーして、 「あ、そうそう、言い忘れてたけど、裕太君、あけましておめでとう」 「なんですかいきなり……」 「まあまあ、いいじゃないの、かわいいし。女の身体、結構気に入ったみたいじゃない」 「……それは、まあ、その……」 「ふふ、かわいいっ。でもまあ少なくとも、気持ちのいい一年にはなると思うよ。はい、女の子の写メ、待ち受けにしておきなさいな」 そういって送ってきたデータは、女体化した裕太のあられもない写真たち。 確かに愛らしいことこの上ないが、この絶世の美女は、紛れもなく自分なのである。 「複雑……」 ガラスに映る自分も複雑な顔の美女そのもの。何やらもやもやした気持ちのまま、新年を迎えることになりそうだ。 そんな不機嫌な裕太に、 「まあまあ、とりあえず女の子の気持ちから理解していきなさいな。ある程度上手にできるようになったら、女のあたしを相手させてもいいからさ」 「……」 姫初めに続いて、抱負まで色欲に染まりそうだった。