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アイドル業界の新戦略 その三

「……あのさ」 『?』 女体化たちをしばらく部屋で休ませている間。タカヒロは男子どもを一か所に集めた。 「さっきはトイレだったじゃん。それだけでもあんなことになったじゃんか」 「ああ」 誰かの返答。それが肯定だったなら問題ない。 「……で、社長から次の指令が届いてさ。これを見てくれ」 『……うわあ』 それは、目を疑うようなあれであった。 言葉にして、わずか二文字。 『混浴!』 しかも、ハプニングも可。と書いてある。 要するに、やることやってしまえ、ということなのだろう。スキャンダル上等と書かれているのが頭悪そうである。 「ま、まあ。トイレであそこまでやっちゃあな」 「そうだな。いくら元が男とは言え、さすがに初体験をトイレってのはかわいそうだし、こういうところで一度きちんと……」 「……よし、みんなもそれでいいか?」 『異議なし』 と、言った感じで、現、男子たちは、謎の決意を固めるのだった。 一方の、にょたいか組。 先ほどから一言も言葉を発するものはいない。 いや、正確に言えば、 「あっ……ふぁあっ……」 「はあっ……はあっ……」 「ん、んんっ、ああっ……いやぁ……」 甘い吐息をあげるものがちらほら。 致し方あるまい。慣れない女の体で、今しがた絶頂を経験したばかり。部屋に戻されたところで、それが戻るわけもなし。 高まった熱は、そう簡単に冷めてくれない。それが、女体というものだ。 「はあんっ……お、おれは、おとこっ……」 「そ、そうだ。俺たちは、女に飲まれたりは……ううっ……」 意志を確認しようと思い返せば、浮かび上がるのは先ほどの快楽と、その時の自分の喘ぎ声。 「……もう、女を受け入れるしかないんじゃないかなあ」 一部の面々に至っては、諦念の姿勢を取り始めていた。 そんな時間も過ぎ。 風呂の時間だ。 「レイ、こっちへ」 「う、うん……」 紳士的にエスコートされ、それを不安に思うでもなくひょいひょいついていくのがレイ。 もはやだれが見ても、女体に堕ちてしまっているが、それを指摘するものはいない。 「ほら、見てみろ。これが今のレイの姿だ。エッチな体で、俺に胸揉まれて、あそこいじられてエッチな声出してる」 「やあんっ、やめ、い、言わないで……」 「なんで?」 「は、恥ずかしいから……このままだと、もう男に戻れない気がして……」 「……そうか」 「ああっ、それだめっ、そんなにおっきいの、おマンコに入らない……っ!」 もはや、遠慮も言葉もない。 「ああんっ、やめて、ふぁああんっ、おれっ、おとこだっ、おとこなのつ、あああんっ、ふぁあんっ!」 「もう、リョウくんはもう女の子だよ? ほら、鏡見て。ここをくりくりしてあげると」 「やああんっ、やめっ、アアンッ… やだああっ……」 「いやいやっていいながら、おまたがむずむずしてるよ?」 「そ、それは……」 「気持ちよくなりたくないの?」 「……」 「んあああっ!やあんっ! おれっ、おんなになるっ、もどれなくなっちゃうよおおっ!」 「そうそう、可愛いよ。リョウ君」 「ケインさん、髪の毛が濡れて、すっごいエロい。もう、いいですよね?」 「んああっ……そ、そんな、おれ、胸揉まれながら、エロい気分になって……」 そして目の前には、後輩のチンポが。 「大きいでしょう。いまの先輩なら、フェラ、してみたくないですか?」 「そ、そんなこと……」 ない、とは言えない。 女の身体だからか、女の本能が男の肉棒を求めている。 「ん、むうっ、ん、んー!」 気づくと口いっぱいに帆奪ってしまっていて、自分でもありえないほど、幸福感を感じていることに気づくのだ。 「んー! んっ、んんんっ!」 「おっ、胸揉まれてうれしいんですね。じゃあ、こっちは」 「んんんんんっ!」 「おおっ、びくびくしたっ」 「ああんっ、あ、あそぶなぁっ」 フェラをやめたケインが、文句を言いたそうににらむ。 「はあっ、はあっ、お、お前は俺を何だと……ま、まて、待って……んああああっ!」 「エロ可愛い俺の先輩だと、思ってます」 「あんっ!ああんっ!なに、これええっ、いきなりっ、こんなのっ、ふぁあっ、やああっ、あんっ、あんっ!」 「ふふ、もうすっかり女の喘ぎ声。もっともっと可愛い声、聴かせてください」 「やあ、やめっ、ふぁあああんっ!」 「あ、んっ」 「……痛いか?」 「別に……? あっ、あんっ」 「ほんと、可愛いよ、ルイ」 「あっ、ファあっ……そんなこと、真顔で、言うなっ……あんっ、やっ、ふぁあっ……すご、女の子って、こんなにっ……」 「すごい、可愛い」 「そ、そんなこと、かわいいとか、やめろっ、あっ、あん……」 あちらこちらでセックスを始めてしまった面々だが、ぎこちないながらにも、その顔は紅潮している。 片や、勝手知ったる仲間で、女体化したものからすれば、ほかに頼れるものはいない。 友情は深まるだろうし、深まるものは、決して友情だけではないだろう。 「あっ、ああんっ!もう、私、ふぁああああっ!」 「らめぇっ!あたしもうっ、イッチャうぅぅ!ああんっ、ああああああっ!」 「そんなにおくまでつかれたらあっ、ふぁあっ、んあああああっ!」 「も、もう無理ぃっ……ああああああんっ!」 大浴場に響き渡るは甘い女の喘ぎ声。歌いなれたアイドルたちの醸し出すそれは、順調にフィナーレに歩みつつあった。


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