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あの日の思い出は女体化の記憶とともに 中編

時系列を戻して現代。私と桐くんは同じベッドの上です。 「ゆうか姉。いったいなにぼんやりしてるのさ?」 「ええ? そりゃあれよ。昔の自分にメッセージを送ってるの。未来の私はああですよって」 「ああ、酒癖が悪くなるとか?」 「そんなこと言うわけないでしょう? もう、桐ったら。いつからそんな生意気に、身長も私を越えてるし……」 「ははっ、何年前の話だよ。俺もう二十一だぞ。酒も飲める大人だ。それに…・・・」 「ああんっ」 「……ゆうか姉の、どこが気持ちいいとか、そういうのも、完璧にわかってるぞっ!」 その完璧に分かっていただろう理由を、思い返していた私です。 「やあんっ、桐くんのエッチっ、あんっ、そこっ、そこもっとずぼずぼしてえっ」 何年も一緒にいて、何度もエッチして。 「くっ、だすぞっ」 「うんっ、私もっ、そろそろイクからっ、ああっ、桐くんっ」 「ゆうか……っ、くっ、出るっ……!」 「ひゃああああんっ!」 あの日の経験が間違いではないように、桐くんはどんどんエッチがうまくなりました。 背も大きくなって、かっこよくなりました。 こんなイケメンで年下の彼氏がいて、同年代からは嫉妬の目で見られること請負です。 これ以上を望むのは、わがままが過ぎるというものでしょう。 それでも。 それでも今日は何となく、初心に帰りたくなったのです。 「桐くんの―、ちょっといいとこ見てみたいっ。はい、栄養ドリンク」 「……なにこれ。見たことあるようなないような……毒とかじゃないよな。俺に嫌気がさして毒殺しようってんじゃ……」 「むっ、自分の彼女が信用できないと?」 「……」 無言が帰ってきます。なんと薄情な彼氏でしょう。 ただ、実際毒ではないにしても、栄養ドリンクではないので、嘘をついていることに変わりはありません。 だからこうして、じいっと、桐くんの目を見て、飲んで飲んで、と、訴えかけるほかはないのです。 「……分かった。分かったよ。飲むから」 「やったっ」 怪しいなあと思いつつ、桐くんは一気に中身を飲み干して、そのまま眠りについたのでした。 もう少し疑ってもよかったのにね。 「……こういうことか。道理で見たことあると思ったんだよなあ……」 いまいまし気にこちらを見る目は、冷めきっています。やめてほしいですね。 深窓の令嬢に冷ややかに見つめられるとなると、さすがにぞくぞくします。 「ま、まあ……ね? 毒ではないんだし、許してもらえれば……」 「全く、どこからこんなもの仕入れるんだか……」 ぶっきらぼうに言い放つ桐くんですが、ちらりちらりと、目線は自分の胸にむかっています。 分かってますよ。久々の女の体。あの日の快楽。女の子の気持ち、快感。 忘れたつもりだったそれが、今は目の前にあるのですから。 女体だって成長します。ロリ巨乳は、大人の美人巨乳へ。  私が嫉妬しそうなほどの美女は、困ったように、しかし確かに興奮した様子で、顔を赤く染めていました。 ・・・・・・襲わないわけにはいきません。 「桐くんっ」 「うひゃあっ! いきなり後ろから抱き着くなよ……ふぁああっ、だめ、いきなり胸はぁ……」 「久々だもんねえ。あの日のこと、覚えてるでしょう?」 「そ、それは……まあ」 おや、素直な反応です。最近はクールぶることも多くなったっていうのに。 それだけ、女の身体というのは特別なのでしょうね。 「どうする? あの日みたいに、私の手で、気持ちよくなってみる?」 「そ、それは……ひゃうっ! ま、まて、まだ返事してな……あんっ!」 葛藤しているのがすごくかわいくて、もう我慢できませんでした。 「ほら、だったら決めてよ。どうする? 昔、女の子としてエッチして、気持ちよかったでしょう?」 「……」 何も答えず、プイっと顔をそらします。可愛いです。 でも、何も答えないというのはいただけません。 「ほら、返事してくれないと傷つくなあ」 「……っ、あっ、ふぁあっ……やめっ……」 抱き着いたまま、胸を揉みしだきます。普段の胸板とはランクが違う、私よりも大きな推定Gカップです。 と言っても、今回は完全に揉みしだいたりしません。 「ふぁあっ……え?」 あえて途中でやめます。ここ数年で桐くんが覚えたじらしプレイというやつです。 なんでやめるの? という目が、私の方に刺さります。 「気持ちいいって認めれば、女の子として気持ちよくなりたいって言えば、もっとしてあげるんだけどなあ……」 「い、意地の悪い……あっ、あんっ、それ、ダメっ……ふぁあっ……」 「ほらほら、言ってごらん? ゆうかお姉ちゃん、私を女の子にしてくださいって。女の子として気持ちよくしてくださいって」 「そ、そんなことっ……ああんっ、だめっ、やめえっ、耳感じるからっ、ああっ……」  恥ずかしそうに顔をそらします。立派な女の子です。  イケメンになっていても、女体化した桐くんはかわいい女の子なのです。 「言ってくれれば、こっちもたくさんいじってあげるんだけどなあ。ほら、もう濡れ濡れ」 「そ、そんな……あっ……おれ、こんなに……」 自分から出た愛液を見つめ、心が折れるのは、わずか一分足らずのことでした。


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