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牛のお世話は大変です 中編

「んもおおーっ、もおーっ…?」」 (はあっ、はあっ、お、終わったのか…?) 未知の感覚というものを、この年になって初めて実感したお父さん。 ついでにお父さんは、本能で分かっていました。本気になったお母さんは、この程度のことでは満足しません。 やるなら徹底的にやる、まだ何かあると、ぼんやりした本能が訴えていました。 「…と、いうわけで、今からお母さんはオス牛に憑依して、お父さんをぶち犯してこようと思います」 「…子供の前でそういうこといわないで」 「…同感」 娘も、息子も、どちらともにあきれ顔です。しかし、言ったところでやめてくれないのも分かり切った話。お父さんの勘は見事に当たっていたわけです。 呆れの目を向けられたお母さん本人は、 「だって、せっかくだから試してみたいもん。男の感覚も、オス牛の感覚も。お父さん、気持ちよさそうだったし。あなたたちも、やりたくなったらやっていいのよ?」 なんて事の内容に差し出されたその小瓶を、二人は顔を真っ赤にしながら、確かに受け取りました。 夜中。メス牛は一頭、静かに四つん這いで寝ていました。 (どうしよう…元に戻れないこともあれだけど、なんか嫌な予感がする) そもそも、夜になっても元に戻れないことがあれなのです。おかしいのです。 そして、その予感は、最悪の形で実を結びました。 「んもう…もーっ」 (なるほど、これがオスの牛の感覚ね…それでこれが、おちんちん、よしっ!) 背後に謎の気配を感じた時は、もうすでに遅すぎました。 「んもう…?モオオオオッ!」 悲鳴を上げた瞬間には、後ろから肉棒を叩き込まれていたのですから。 「んもうっ、もおおっ・・・」 「もおおおっ!もおおっ!」 一組の牛が、周りの目も気にせずに交尾を繰り広げている、そんな状況を、見つめる影が二つ。 「…親のセックスを見せつけられる子供って、なんだよ。牛の交尾だけだから、何ともないかもしれないがさあ。」 「わかる。でも、種増やすんなら優秀な方法よ…実際。」 「そりゃそうだけどさ…」 「もおおおっ!もおおっ!」 (ああんっ、ねえ、みてっ、こどもたちが、みてるっ) 「モオオッ、モオオオオっ!」 (ひゃああんっ!や、やめてぇっ、だめっ、だめえっ・・・) 「もうっ、もうもうっ」 (ふふっ、かわいい、でもっ、このからだも、いいっ!おちんちん叩きつける感じっ、たまらないっ!) 「もおおおっ!もおおっ!」 「モオオッ!モオオオオッ!モオーッ!」 お互い、本来の姿とは程遠い牛の姿、おまけに性別まで裏返っていて、そうそうないほど倒錯的なセックスを繰り広げているわけです。 これがそもそも狙いなのでは、と思うほどに、お母さんは楽しそうだった。 「ンモオオッ、モオオオオ!モオオオオッ」 (ああんっ、だめっ、もうだめっ、おれ、もう、イッチャうぅぅっ、ふぁああああんっ!) 「もおおおっ!もおおっ!」 (だすよっ!いっぱいっ!だすよっ!、うっ、くうううっ!) 「あらら、射精した…」 「ほんと…恥じらいがないというか…」 子供たちから言わせれば、謎のもやもやが残ります。 牛の種つけ。今更見慣れた行動のはずなのに、それが両親だと思うと、どう反応していいのか、判断に困るのです。 しかし、 「…ねえ」 「…なんだよ」 妹は、ちゃっかり受け取っていた小瓶を兄に見せて、 「…いや、その、あの…やる?」 「…」 そうして、二人は静かに牛たちから離れて、別の牛舎に向かいました。 好奇心が、いろいろな倫理観を飛び越えた結果です。 鋭いツッコミを入れていたり、自分たちはさも常識人だと振舞っていたりしていても、先ほどとは状況が違います。 なにせ、夫婦間ではなく兄妹間でのセックスです。 勿論、身体は牛のものですし、肉体的な問題はほとんどないのですが… 「おにいちゃんとエッチするの、別に初めてじゃないからいいでしょ…でも、なんというか…」 「分かる。好奇心というか、今やっておかないと一生後悔しそうな感じだろ?」 「うん…お母さんからもお墨付きもらってるし…」 ・・・親が親なら子も子。ということです。 「せっかくだし、お互いが入る牛、お互いで指名しないか?」 「ええっ、お兄ちゃん、変な牛選ばないでよ?」 心配そうな妹に、しかし兄は、 「いや…ていうか、俺からすれば自分の中に入る牛を選ぶわけだし…」 「あ…」 今更になって顔が赤くなる両者。恥じらいポイントは相変わらず謎のままです。 「じゃ、じゃあ。まあ、いいよ。お兄ちゃんの憑依する牛は…ええと、どれがいいかな……あ、これ、この子がいい」 メスの牛の中でも、ひときわ大きい、胸もお尻も大きめな、大きなメス牛を選びました。 中々大胆なチョイスに、兄も、 「お、おお、そうか…ちなみに、理由を聞かせてもらっても…」 「え、あの、その……いや、せっかくメス牛になったお兄ちゃんとやるんだから、いろいろ大きい方がいいかなって…あんまりこういうこと言うの恥ずかしい……」 「ご、ごめん」 デリカシーのないことを聞いたか、と、反省する兄。しかしながら今から自分は、妹が憑依する牛を、妹となるオス牛を、自分で選ばなければなりません。デリカシーだのなんだの言っている余裕もありません。 「じゃ、じゃあ。みうは、この牛になってほしい」 よりにもよって、あくまで自分に正直に、こちらもこちらで大きめの牛を選択しました。 「……理由は?」 うすうす分かっていながらも、あくまで妹は平静を装いながら、兄に理由を問いただします。 言われた方の兄は、 「そりゃあ……まあ、いろいろと、大きいから……」 「……バカ」 結局、兄は胸も身体も尻も大きいメス牛に、妹は男性器の大きいオス牛に、それぞれ憑依することになりました。お互いがお互いに、人のことが言えません。 それでも、 「お兄ちゃんの馬鹿、エッチ。妹に生えるお、おちんちん……そんなに大きくないといけないの?」 「ご、ごめん。でも、なんかあんな大きなメス牛になるって思うと、なんとなくそんな気がして…ほ、ほら、憑依薬、二人で同時に飲むぞ」 「う、ううっ…やっぱり…ホントに飲む?」 「お前が言い出したんだろ?ほら、大丈夫。お兄ちゃんも一緒に飲むから」 「う、うん……」 そして二人は同時に憑依薬を飲み干し、そのまま同時に意識を失いました。


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