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初恋のあの子の身体で。 前編

憑依薬、それは、だれもが憧れる夢の薬。 これを飲むと体から魂が抜け出し、別の肉体に入り込むことができる。 容姿に自信がないならば、イケメンに憑依してナンパを楽しむもよし。 彼女持ちに憑依してつかの間のカップル体験をするもよし。 そして、異性の体に憑依するもよし。 さりとて勿論、そんな夢のような薬、存在は確認されていても、そうやすやすと手に入るわけがない。 「ならば、作ればいいのだよ。作れば。」 それをできると断言するのは、科学部の白衣をまとった女性。同じセリフをもう一度繰り返す。 その言葉に同調するのは、同じく科学部の部員たち。 「そうそう、作ればいいんだよ。」 「本当か!?作れるのか?」 「ああ、勿論だ。角川君にはいつもお世話になっているからね。」 角川は、頭を下げる、深く、深く下げて、それはもはや土下座に近いほどだ。 「それにしても、あの真面目な角川君がねぇ…いったい誰に憑依したいんだい?教えてよ。」 「そ、それは…」 「部長、こいつが好きなのは、大津です。」 「ああ、大津サキ、なるほどねえ。ああいう子がタイプなんだ…まあ、かわいいけどさ。私の身体ならいつでも貸してあげるのになぁ」 「すいません…でも、どうしても…」 「うんうん、分かってる。さて、完成だ。角川君、これが憑依薬だよ。」 「こ、これが…」 「そ、ただし、使うなら夜にしておきなさい。所詮学生の作ったパチモンだ。安全性は保障するが、人と会うならばれる可能性がある。」 その後もありさはこまごまとした説明を詩、角川はそれをメモを取りながら真剣に聞いている。 大方必要なことを聞き終えた角川は、財布を取り出し。 「ありがとうございました。これ、今持ってるのが2万円くらいで…」 しかし、部長はその手を止め、 「いらないいらない!学生で二万って貴重でしょ。真面目だなあ。お金はいらない。ただ、またここへきて、使った感想を聞かせてくれればいいからさ。」 科学部部長、ありさは快活に笑う。その様子を、ほかの部員たちは複雑そうな顔で見つめていた。 「っ!あ、ありがとうございます!必ず感想を伝えに来ます!」 「…うん。いっておいで。」 憑依薬を手に、角川は部室を後にした。 「…よし、飲むぞ。」 夜遅く、みんなが寝静まった深夜。 覚悟を決めた角川は、一気にその怪しげな液体を飲み干す。 大丈夫、念じるのは憑依する相手のこと。サキ、サキのことだけ考える。 そうして、だんだんと意識はぼやけていき、角川はそのまま意識を手放した。 「…ん」 見慣れない窓、見慣れない景色。 女の部屋だということがぼんやりと分かる。 「っ!なんで俺、女の部屋に…ああ、そうだった。ええと…」 自分の姿を見下ろすと、見慣れない二つの山がある。 「お、女になってる…んだよな。声も、違和感があるけど、サキの声、だよな…」 触ってみたいと思ったが、なかなか踏ん切りがつかない。 「おっと、まずは鏡だな。確認しないと。」 女子の部屋には決まってあるという、姿見の前に立ち、自分の姿を確認する。 そこには、不安げな表情を浮かべたサキの姿があった。 「ほ、本当に、成功したのか…お、おれ、サキに…」 自分が体を動かすと、鏡の向こうのサキも同じように動く。 パジャマ姿のサキ。 顔を赤らめて、恥ずかしそうにもじもじするサキ。 この姿は、ほかの連中には決してみることがかなわないもの。 ただ一人の例外を除いて。 「サキ、今だけだから、君の身体、貸してくれ…」 パジャマを脱ぐと、寝巻用のブラがあらわになる。思わず顔を赤らめるも、鏡の向こうの少女も、同じように恥ずかしがっている。 「さわるよ、サキ…ひうっ、なにこれ、この感覚、女の感じっ…」 恐る恐る触ってみる。 「おれっ、今、サキになって…サキ、こんな顔して・・はあっ…」 指で軽く胸を押してみると、驚くほどにしっとりと、その指は沈みこんだ。いまだブラの上から触っているだけだというのに、そのなじみ方は、男のそれとは明らかに異なっている。 「はあっ、ああっ、こえ、かってにでるっ、からだ、やわらかいっ、サキの体、柔らかい…んっ…」 胸の柔らかさ、気持ちよさがダイレクトに伝わってくる。 男では決して味わえない快楽に、角川の脳は理性を振り絞りつつも、とろけていった。 「…サキ、ごめん」 角川は一言だけ謝って、ブラの下側からその手を入れ始めた。 「あっ、ああっ、こ、この、むねも、あん、この声も、ふぁあっ、柔らかい…」 鏡の前では、サキが恥ずかしそうに悶えながらも、一心不乱に胸を揉みしだいている。 「ああん…ごめん、サキっ、今日だけ…今日だけだからっ、ああっ、あんっ」 サキには、彼氏がいた。 思いを伝える前には、すでに愛する人がいる。 だからこれは、敵わない恋だし、やっていることは決して許されないものだ。 だが、それでも。 「はぁぁぁんっ、サキの乳首ぃっ、きもちいいよっ、はあ、はぁん・・・やあっ、つまんじゃやっ、おれっ、だめぇっ、さきになって、ちくびつまんでるっ、ああんっはあっ、はあっ、すごいぃ・・・」 そして、その指は、ついにサキの下半身に手を伸ばす。 下着を完全に取っ払ったそこには、 「ほ、ほんとについてないんだ…サキのおマンコ…」 うっすらと毛が生えていて、それすらもいとおしく思える。 「濡れてる…指入りそう…ああん・・・」 入れたい。入れてみたい。その感情を止めることができない。 「…サキ、入れるよ…サキのおマンコに…入れちゃう…ひうっ!?はいってきたっ、はあっ、ひゃあっ、はいってきたよぉぉっ、なにこれぇっ!?」 吸いつくように、吸い込まれるように、あっさりと下半身が指を受け入れる。 「あああんっ!これだめっ、ほしがってるっ、サキのおマンコっ、ほしがってるっ!こんな感覚、しらないっ」 指を膣内が締め付けるように動く。それだけでとてつもない快楽が角川を襲う。 「ああんっ、女の子、すごいぃっ…おれ、おかしくなるぅっ」 「指動かしちゃダメ…ダメだけど、やってみたいっ、我慢できないよぉっ!サキ、サキぃ…ひゃあああああっ!?」 一度指を動かすと、快楽が跳ね上がる。 「ふぁってする!ふぁあってっ、はあっ、もっと、もっときてっ、指、とまらないよおっ、ごめん、さきっ、おれ、ダメなのにぃっ、あああんっ、ふぁあああっ、くちゅくちゅいじるのきもちいいのっ、はああんっ、だめっ、ダメェぇっ…」 必死に体の中を指で掻きまわす。 「きもちいいっ、ああんっ、らめえっ、サキっ、はああんっ、おマンコと乳首、同時に…ふぁあああああっ!?だめっ!これだめえっ、ああんっ、ああああんっ、もどれなくなるっ、おとこにもどれなくなっちゃうっ、ひゃああんっ、やあんっ!あんっ、ああーんっ、あんっ、ああっ」 絶頂はじわじわと迫っていて、そして、 「ああん!だめえっ、ああっああんっ!サキのおまんこ、きもちいいよぉっ!おれ、あん、ああんっ、こ、ここ、ふぁあっ、クリトリスやばいっ、ああっ、あんっ、ああっ…」 必死に快楽を求め、涙を流しながら嬌声をあげる乙女の姿がそこにはあった。 「ああんっ、イクっ、俺ッ、イッチャうぅぅっ!ああああああああああっ!」 こじらせている自覚はあった。 部長には止められていたが、彼氏に憑依して、サキを抱く選択肢だってあったのだ。だが、憑依薬を手にしたとたん、頭の中には、サキになる、この選択肢以外が浮かばなかった。 「あっ、あっ、あーんっ、ふぁああっ、なに・・・これっ、きもちいいの、続いて…っああん…」 体中からあふれる快楽の奔流になすすべもなく、気持ちいいという快楽だけが、角川の周りを渦巻いた。 「はあっ、はあっ・・・す、すごかった…あ、あんっ…早く、戻らないと…」 快楽の余韻に浸りながらも、角川は冷静さを取り戻す。 男と違って、女の快楽には終わりがない。 強引に冷静さを取り戻さねば、どこまでも深みにはまってしまいそうだった。 「あっ、ああっ…だ、だめっ、こ、これいじょうサキの体を汚したら…あっ、ふぁあっ、アッ、やっ…」 「あんっ、ああん…もとに、元の体に戻らないと…」 だが、 「その必要はないよ。」 その声は突如、背後から聞こえた。


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