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本当にエロいギリシャ神話

ギリシャ神話において、ハデスはほかの神と違い、かなりの奥手である。他の連中がスケベすぎるともいえるが、とにかく現代社会からしても数少ない真っ当清純派神であった。 だが、草食系といっても、女性で失敗しなかったわけではない。 伝承では、ペルセポネという娘を強引に冥界に連れていき、彼女の母親、デメテルを非常に怒らせたといわれている。 「ええと、だからな、デメテルが怒るのも分からない話じゃないし、でも実際ペルセポネは俺の側にいてくれてるわけだから、これ以上関係がこじれる必要もないわけで…」 冥界の王、ハデスは悩んでいた。かつてないほどの危機に直面していた。 目の前にはおかんむりのデメテルが仁王立ちで立っている。 「知ったことではありません。あなたが私の娘を連れ去って冥界にとどめているのは紛れもない事実。まあ恐らくゼウス様が原因なのでしょうが、それでも私の悲しみは癒えないに決まっているでしょう。」 デメテルの言いたいことは分かる。自分の娘が、大切な娘がよりにもよって冥界などに行ってしまっては母親としても心配に違いないだろう。 「いやいや、でも、でもな…」 「だってもへちまもありません!」 このように、いくら冥界の神であれ、最高神の兄であれ、子を思う母の気持ちにはなかなかどうして恐れおののいてしまうものなのだ。 「というわけなんだよ。どうすればいい。俺には分からん。デメテルの気持ちも考えておくべきだったが、今更どうしたらいいかもわからないし、お前たちみたいな強引なやり方はできんのだ。」 というわけで、三兄弟の長男は、弟たちに相談したらしい。ゼウスとポセイドンだ。奥手がヤリチンに相談したところでいいことはないだろうに。 二人の答えは、どちらも明白だった。 『デメテルが文句を言うなら、デメテルを犯し血舞えばいいじゃないか。』 最低な答えだった。 「ペルセポネはとりあえず問題ないんだろう?だったらデメテルだ。」 「そうだな。二人同時に相手するってのもあるな。」 二人とも真剣そうに、しかしどこまでも鼻の下を伸ばしながら考える。 そして今回意見を出したのはやはりゼウス、ではなく。 「ああ、俺デメテルとはやったことあるぞ。二人で馬に化けてそのまま泣きわめくまで犯してやった。」 最低な発言を堂々とする、ポセイドンだった。 「おれも経験あるぞ。強姦だったけど。」 「おお、やっぱりお前もか。ゼウス、はっはっは。」 強姦話に花を咲かせる最低な神々。それが史実であったのだから余計にたちが悪い。 「だからな。お前ももう少しは強引にいった方がいいんだよ。母親が娘の結婚に反対するならその母親ごと犯してしまうくらいの気概はないとな。」 「同感だ。みんなまとめてかわいがってやればいいんだよ。」 「そういうものなのか…?」 『そういうもんだ』 絶対違う。 その後も二人から様々な話を聞いたが、ハデスにとってはそのどれもが極悪非道なものに見えて、あまり好ましく見えなかったらしく。 「…帰る。」 ハデスが納得することはついぞなかったという。そのまま冥界へと帰っていった。 (それにしても、馬に化けて…か。) …童貞をこじらせていろいろゆがんだアイデアだけをひっさげて。 「それで、いったいどうしたのですか?ハデス様。」 「いや、それがな。あの、その…」 「はっきり申し上げてください。」 だが、ハデスの返答は。 「…馬。」 「?」 それだけ言われても困ってしまうのは当然だ。 実のところ、デメテルはハデスという神自体を嫌っているわけではない。どちらかといえば紳士的で女性に対しても乱暴をしないところは女神として安心させられるものであり、またほかの神々にはあまり見られない傾向であったからだ。だがその反面、かかわり方が分からない。どのように接していいのか分からないのである。 ハデスに悪気がないのはデメテルも分かっていたので、少しだけ声のトーンを落としてもう一度。 「ハデス様。馬が、どうかしたのですか?」 馬といえばデメテルには苦い記憶がある。ポセイドンに襲われたとき馬になって逃げたものの、馬の姿のまま徹底的に犯されてしまった。 (そういえば、最近ポセイドン様とゼウス様がハデス様と会談されたとか…まさか!) 女の勘は鋭かったが、しかしハデスは冥界の主。ゼウスの兄なのだ。 「ごめん!」 「ハデス様!なにを!ひ、ひひーん!」 ハデスはデメテルを馬に変え、その後、自分も馬の姿となった。 「ぶるるるっ」 (ごめん、デメテル。でも、優しくするから。) 「ひひーんっ!」 (何のつもりですか!) そうはいっても、ハデスのあの焦りながらもどこか覚悟を決めた目を見て、デメテルは確信する。 (ポセイドン様ですね!余計なことを吹き込んだのは!くぅっ!元に戻れないっ!) 恐らく二人まとめて犯してしまえと二人に吹き込まれたのだろう。そして馬に変身など間違いなくポセイドンのアイデアだ。ペルセポネが襲われなかったのは何よりだが、勝手の違う体にされておしりのにおいをかがれている。恥ずかしくないわけがない。 ハデスは良かれと思ってやってるのだから、余計たちが悪い。 (ああ!アイデアは悪いものではない。安心してくれ。絶対に怖い思いはさせない。) (いや、だから、その…) ぶるるるっ、と、デメテルの体が震えた。 神と女神である以上、技術はもともとうまいし、快楽としても一流だ。 「ひんっ!ひひーんっ!」 (アンッ、ハデス様アッ、ダメっ!なんでよりにもよって馬なんですかあっ、ああっ!) 神様だって普段は人に近い姿だ。少なくとも四つ足の獣になって犯されるというのはなかなかくるものがある。 (いやだって…ポセイドンに乱暴にやられたままで終わりなんていやだろ?いったいどんな目にあったか知らないけどさ。) 「ひひんっ、ひーんっ、ひんっひーんっ!」 (別に馬にこだわりはありませんっ!今すぐ元にっ、もどしてえっ!アアンッ!馬ノリにされてっ、ごういんにおかされてぇっ!やああっ!はずかしいっ) デメテルは甲高い泣き声をあげながらも前足を折りたたむ。四つ足で踏ん張るだけの力がなくなってしまった。そのせに覆いかぶさったハデスはひたすらその男性器を突き立てるだけだ。神は全能であり、技術も最初から一流だ。神々が動物の交尾を繰り返す環境。デメテルはトラウマを思い出しているのかもしれない。だがその声がだんだん甘くなってきたことにハデスは気づいたようで。 (声が甘くなってるがきもちがいいのか?) 「ひひんっ!?ひ、ひひーん!」 (な、なんてことをきくんですかっ!あんっ!こういう時は察しても言わないでっああんっ!) 「ぶるるっ」 (だが、さすがに美しいな。デメテル。ペルセポネだけでなく。お前までほしくなってしまいそうだ。) 「ひひんっ、ひーんっ、ひんひんっ!ひーんっ!」 (ハデスさまっ、私っ、娘の夫にっ、あああっ!だめっ、だめええっ!) (構わないさ。どちらも俺から見れば年下だ。赤子のようなものだ。めでてしまってもかまわない) そして、デメテルの長く伸びた首をあまがみする。 直後に顔を赤く染めた馬が甘い声をあげて暴れ出した。 「ひーんひーんっ、ひんっひーんっ!ひひーんっ!」 (ああっ、そんなっかまないでっ、あんっ!だめっ!私っ、馬のままでっ、馬の姿で果てちゃうっ!) だが、牡馬も雌馬を逃がすつもりは毛頭ない。 (大丈夫だ。安心して果ててくれ。) 「ひんっ!ひぃぃぃぃんっ!ひひーんっ!ひんっ、ひいんっ!ひいいんっ!」 (ああっ!ハデスさまっ、ああっだめっ!馬になってっ馬にされてっうまのりにされてえっ!イきますうっ!だめだめえっ!ひひーぃぃぃんっ!) 「ひぃひーぃぃんっ!」 (あああああああああぁっ!) その時確かに、二頭の馬が絶頂をむかえたのだ。 「ひ、ひひんっ、ひぃぃーんっ、はあっ、も、もとのすがたにっ、はあっ、はああっ」 「ええと、それで、デメテル?」 「…ハデス様。行為が終わった後のピロートークも大切なのです。ただでさえ特殊な行為でしたのに。」 「いや、でも、嫌だったかな…と。少し反省をしてね…」 はあ。と、デメテルはため息をつく。ハデスとしても強引に襲ってしまった手前申し訳なく、開き直る度胸もない。 「もう少し積極的でもいいのです。ですがハデス様は今のままでいてほしいとも思います。馬の姿になるのが軽くトラウマでしたが、これから先はある程度は受け入れて行けそうですので。」 そういって一礼するデメテル。 「ええと、それじゃあペルセポネの件は」 「認めるとは言えません。」 そこはそう簡単に認められない。 だが、 (でも、私も大切にしてくださるのなら…) その言葉は声に出すことはなく、デメテルの心の中にのこしておくことにした。


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