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God of Death
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《天国に一番近い場所》 7 ~生贄の最前線~

この国は戦争状態にある。 隣国は地続きではあるが、半島の国による侵略戦争を受けている。 隣国は古来よりの領土を一方的に主張し、武力による奪還という名目で開戦した戦争だ。 隣国は単一種族の国で少子化が目下の政策課題であるはずだが、領土問題にかまける愚かな国と諸外国に有名である。  隣国はミサイルを自国生産出来るほどの技術力がなく、戦争の形態は前時代的な白兵戦が主な戦術となる。戦車や自走砲、戦闘機などのビーグルは諸外国から購入する形だ。 自国も陸戦闘員による白兵戦が主戦力であるため、対抗戦力として拮抗している。 と、言うのは表向きで、実はミサイルを保有し射程に収め、その気になれば首都攻撃が可能な状態にあるが、敢えて機密戦力として温存している。何故なら、優秀な陸戦闘員の武力がその温存を可能にしている。 今回はその最前線にスポットを当てよう。  銃弾飛び交い、鉛弾が空気を切り裂く音と、迫撃砲と戦車砲の怒号が土砂と血肉を散らす。 銃声と爆発音の中、塹壕の切れ目から銃口を突き出し応戦する。 そこに手榴弾が投げ込まれ、応戦していた雌兵士は反射的にそれを掴んで投げ返す。一拍置いて手榴弾は爆散し、破片を周囲に撒き散らす。塹壕を踏み散らす様に前進する戦車にTNTを体中に巻き付けた雌兵士がその進路に飛び込んだ。途端大爆発し、戦車は爆炎の中引っくり返って轟沈した。 塹壕の中では土嚢バリケードを挟んで、睨み合いの撃ち合いをしていた。痺れを切らせた雌兵士が叫ぶ。 「伍長、突貫します」 「おい!TNTと手榴弾を渡せ!」 伍長の指示で傍にいた雌兵士が手持ちの爆薬を投げ渡す。 「信管を」 腹にTNT爆薬を巻き付け伍長に渡された信管を突き刺す。自分の使っていたライフルを別の雌兵士に渡し、代わりに手榴弾を受け取ると両手に持って小指をピンに掛けて走り出す。 「援護射撃!」 ダンダンダン! 両手を広げピンを抜いて敵塹壕に投げ込むと、すぐに投げ返されて飛んでくるそれを無視して雌兵士は敵塹壕に飛び込んだ。 同時に伍長の手にした信管のスイッチを入れるのと手榴弾の爆発が同時だった。 首や手足が弾け飛ぶのを皮切りに一気に前進し塹壕の制圧に掛かる。 ダンダンダン! 爆発を免れた塹壕内で動く者全てに銃弾を撃ち込むと塹壕を制圧した。微かに息のある敵兵も丁寧に止めを刺していった。 一匹の雌の突貫で膠着状態を打開したその時部隊の雌兵士が叫ぶ。 「タンク接近!」 たった今拿捕した塹壕に砲塔が向いていく。 「散開!」 声と同時に走り出す者や飛び退いて伏せる者、戦車に突っ込んで走る者、距離を詰めるものと反応がバラバラだった。 ズドン!と戦車が咆哮をあげ塹壕が爆散する。瓦礫の下敷きになった者も居たが、無事な雌兵士は戦車に向かって距離を詰めていく。 重厚な巨躯に怯みもせず向かって行く姿は勇敢か蛮勇か、敵兵が逆に怯んでいた。 雌兵士にとっては対戦車訓練の賜物であった。接近するほど目標が散って主砲の榴弾が打ちにくくなる。その為、複座の固定銃座を活用するのだが、これだけ目標が散ってしまうとそれも思うようにはいかない。歩兵も付けず単騎での戦車運用は愚の骨頂だ。 直ぐにキャタピラとエンジンに取り付かれ、爆薬を仕掛けられてしまう。急後進でキャタピラに取り付いていた雌が、腕を巻き込まれ挽肉になってしまう。エンジン側は完全に下敷きになった。 戦車が慌てて後退していく様に伍長は冷静に号令をかける。 「側面・後部正射!狙撃手!」 周りに居た雌兵士達はあらん限りの銃弾を戦車に浴びせ、その内の1発が仕掛けた爆薬に命中し引火、爆発し、エンジンも誘爆して轟沈した。 「前進!」 号令に雌兵士が方々から武器弾薬をかき集めて集まってくる。 そこへ戦闘機が飛来し機関砲を斉射し去っていく。 「対空!」 塹壕内で無事だった雌兵士がジャベリンを担いで来た。装弾して影視モニターに敵機を収め自動ロックオンと同時に発射する。 再び斉射しようと旋回している間に飛来するジャベリンは戦闘機を捕らえ撃墜してしまう。 「前進!」 次の塹壕までの進軍を命令し、斉射から免れた無事な者は命令通り前の塹壕に飛び込んで身を隠す。 観測兵が塹壕から顔を出し敵陣の様子を見る。 「敵タンク2、自走砲3、敵兵20~25、後退していきます」 「退却了解。牽制射撃用意!てぇ!」 ドンドパンガンドン! あらん限りの銃弾をお見舞いする。 「陣を敷く!鉄条網と地雷を設置せよ!敵死体と死傷者の回収および武器弾薬の回収も急げ!」 命令を叫び周知すると、一番被害の大きかった戦闘機の斉射場所に向かった。 「あ、伍長」 辛うじて生きていた雌兵士を発見した。 だが、その雌は下半身が吹き飛んでいた。どう見ても助からない。 本人は意識が朦朧としているのか心ここに無い様子だ。 「ご苦労だった」 パン! 容赦なく頭を撃ち抜いて殺してしまった。 近くで呻いていた雌も頭を撃ち抜いて殺していく。 足が吹き飛ばされた雌を抱えて運ぶ雌を呼び止めて、その雌も撃ち殺してしまう。返り血を浴びたまま行き先を死体置き場に変更して運んで行った。爆発でバラバラになった部位も残さず回収された。 トラックに敵味方の死体を一緒に積みこんで運ばれていく。行き先はフード工場である。 敵兵の残した武器・兵器も手入れされて再使用されるのだ。前線維持には欠かせない仕事である。 塹壕を掘り進めたり、土嚢を積んだりも大事な任務である。 雌だけの軍隊に撤退を余儀なくされる隣国軍が弱いのである。なぜか、簡単な話で隣国人はプライドが高く、失敗から何も学ばない愚かな民族なのだった。こうして前線で追い払うだけで武器やスクラップを残していくのだ。 だから、この国は徹底的に攻撃には打って出ない。なぜならそれが産業だからだ。 産業であるならばそれに並ぶ輸出品がある。 『雌』である無尽蔵に繁殖する雌は男子1に対して雌は9の割合で出生する。元より人権の無い雌であるため、海外へ輸出されるのは必然であろう。 用途は様々で、性処理や愛玩、繁殖用に輸出される者も居れば、単純に労働力として買われる者も居る。そして兵力としても購買されている。隣国の歩兵はほぼ自国の雌である。 敵国である隣国に直接輸出している訳ではない。友好国に輸出した雌はそこを経由して敵国である隣国に買われて兵士として徴用されるのだ。 故に、友好国には兵士適性のない雌を選別し輸出しているのだ。 自国の敵とされ、自国に帰るのも叶わず同胞に殺されるだけ運命なのだ。もし、自国兵になれたとしても結果は戦死と同じである。 「雌」とは消費される下等な存在なのである。 消費があればそこには産業がある。 「雌」にとっては身体と命が売り物であるため、心など消費の内には勘定されていない。つくづく哀れな生命である。 士官の中には男性も居るのだが、その性処理も任務になっている。中には負傷兵を抱く士官も居るほどだ。 性欲の捌け口にされた後、後ろから頭を撃ち抜かれて処理を終えるといった事は日常茶飯事なのだった。 敵兵の捕虜を得た場合は射撃訓練や銃剣刺突の的にされるのも通常だ。居ない場合は、野良雌か志願者を起用する。 より実戦に近い想定で、実弾と実剣を使用する。それで負傷や死んでしまった場合は適正不足として振るい落されるのだ。 つまり前線で戦う雌は訓練の死線を越えられた者だけとなる。 しかし大半は戦場の露として消えるのだ。 彼女ら雌には生と隣り合わせで死が身近にあり、消費されるだけの生である事に変わりがない。生きるのも死ぬのも同義であるのだ。  愚かな隣国あってこそ自国の産業が成り立つ皮肉に自国民は笑いが止まらない。 どんなに嘲笑されたとて、隣国民が考えを改める事をしないのだから仕方ない。 近い未来隣国はデフォルトして世界から爪弾きにされる未来しかないだろう。  さて、再び現場に目を向けてみよう。 ある程度の処理を済ませた後、負傷者を集めた広場へやって来た。 負傷者達は肌を露わにマスターベーションに興じていた。 本来ならばモルヒネなどの鎮痛剤を投与するのであるが、雌は人間未満のため鎮痛剤の配給はない。そこで雌達は快感で痛みを和らげる術を編み出したのだ。 右腕と右足がぐちゃぐちゃになった雌が残った左手で股間を掻き回している所へ曹長は行った。 「あ、あ、ああああイクっ!いくー――!」 ビクンと身体を痙攣させる負傷雌の頭に銃を向けパンと発砲する。 ビクンビクンと身体を痙攣させ、頭の銃創から脳漿を垂らして息を引き取る。 「ご苦労だった」 短く呟いて背を向ける。 「伍長!早く殺処分して下さい!早く殺してぇ~」 パン! ビクンと身体を震わせて事切れるとその死体は失禁し股布を湿らす。 伍長は次々と負傷兵の頭を撃ち抜いて殺していく。 「まだ戦えるか否か?」 両腕を失った雌に問いかける。 「まだ戦います!両足が無事ですのでカミカゼアタックに使って下さい!」 「その意気や良し!おい、誰か手当をしてやれ、モルヒネ使用の許可をする」 「お前はどうだ?」 横の雌に声を掛ける。 「足が折れています。殺処分して下さい」 くちゅくちゅと股間を弄りながら返答すると、即座に頭を撃ち抜かれて事切れる雌兵士。 「私もこれ以上戦えませんのでフードとして役立たせて下さい」 「ご苦労」パン 「いやぁ~!死にたくないよぉ!助けて~!」 「・・・」パン 生存兵の間引きが終わり、部隊の再編成が行われる。 狙撃兵を配置し、地雷を設置し終わるとひと時の安らぎが訪れる。 24時間体制で監視を交代し、次の攻撃に備えるのだった。 終わらない戦争は続く

《天国に一番近い場所》 7 ~生贄の最前線~

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