更新遅れてすみません。パソコンと僕と、ふたりでダメになっていましたもので…
どうか許していただけるとありがたいです。あと8月初週めちゃくちゃ生活が忙しかった(これは言い訳)。
さて、今月はあんまり何があったか覚えていないんですけど、分かる範囲で記録していこうと思います。
ちなみに先月とかは作業の進捗について書いたんですけど、今月は編集が進んだとか、マスターディスクについての相談を進めたとか、ジャケットファイルを入稿用に再調整したとか、そんな感じの、言葉に表しにくい地味な進捗しか得ていないので記述を省略します。
〈目次〉
・先月の続きでしょうがないのだけど
・落書
・L座りやめる
・おまけ
・先月の続きでしょうがないんだけど
※長くて冗長なので暇な人だけ見てください。
最近めちゃくちゃ銭湯に通っているのだけど(自分でも何で通っているのか分からない。)もう何かがだめなのかもしれない。銭湯にとにかく行く。のだけど、あれ、おかしい訳で、毎回のれんをくぐるたびに、行ったことのない架空の銭湯に来てしまう。なぜ???どこの銭湯に行っても、どの入り口も、どこか知らない場所にある同一の架空の銭湯に繋がってしまう。しかたないのでレビューすることにします。
のれんをくぐる。くぐるとエントランス。こじんまりした、年季の入った部屋で、竹を編んだ椅子や、ガラスのテーブルなんかが、年取った猫みたいに、興味なさげにこちらを見てくる。左脇に、それほど収容できない靴箱があるので靴をしまう。ぼくの靴は大きいので、ちょっと傾けた状態でしまう。窮屈な靴の気持ちをおもって悲しくなる。ぼくがこれから湯浴みをするのに、この子は自分の体ほどしかない部屋でずっとおとなしくしていなければならないから。
靴箱から目を上げて右を向くと、木製の、いかにも年季の入った受付がある。架空の銭湯なので常に番台さんが不在で、前の客が置いていったらしい入浴料が、メダルゲームの筐体の中、みたいにざかざかと積み重ねてある。ぼくもそこに毎回500円前後の小銭を置いて(「前後」というのは、銭湯によって入浴料に差があるため。ぼくは毎回「本来入るはずだった銭湯」の入浴料を払う。)、奥のタオルを、手が届きにくいがエイと伸ばして掴む。少し悩んで、横の大きいタオルも持っていく。バスタオル代は追加30円。しかし、あると安心感が違うのだ。仮にバスタオル自体を使わなくっても、控えがある分、小さいタオルを思い切り使うことができるのは嬉しい。ちなみにここのタオルが無くなるところを、ぼくは見たことがない。
あらかじめ持参した袋にそれらを詰め込んで、性別の書いてあるのれんをさらにくぐると、そこは脱衣所ではなく小さな部屋で、ジャングルジムのような材質の2本の鉄製の梯子が、右と左の壁に設置されている。右側の梯子の横には、上向きの矢印があって、左側は下向きの矢印がある。上を見ると、真っ暗で何にもみえないが、奥の方が僅かに明るい。星みたいに不安定な明かりを揺らしている。いつものように右の梯子を上る。古い梯子だが、流石手入れは行き届いていて、さびてはがれた部分もペンキで丁寧に埋めてある。もちろん架空の銭湯なので掃除の担当も不在のはずだ。
コンコンと鉄を鳴らしながら登っていくと(もう建物の5,6回ほどは上っただろうか)、背中側の梯子の上からコンコンと音が降ってくる。特にこっちを気にするでもなく、電車の通過みたいに、お互いのペースを乱さずすれ違う。こういうことがあると、ときおり後ろを振り向いてしまいたい衝動に駆られるけども、やはり架空の銭湯なので、後ろには人などおらず、音だけが賑わいの残滓としてそこにあるのかもしれないと思ってやめる。やっぱり見るほどのことじゃない。さらに体感で5階分くらい上ると、ぼくの手はとうとう小さな脱衣所の床をとらえる(この達成感がやめられない)(また、脱衣所梯子周辺の床はあえて材質を変えており、濡れた足で入らないように配慮がされている。)。
脱衣所はいよいよこじんまりとしていて、心なしか架空が濃いような気がする。というのも、床もロッカーもなんだか、そこにあるはずなのにぼんやりとしているのだ。どうやら、梯子は、エントランス(現実とここを繋ぐ場所)からなるべく離れるための配慮なのかもしれなかった。
脱いだ衣服をぐにゃぐにゃのロッカーの中に入れ、ぐにゃぐにゃの鍵を抜いて。フェイスタオルを持って
カラカラカラカラ
と引き戸を開ける。
と。
最初に連想するのは、閉館後のスポーツセンターの25mプール。タイル張りの、広大な、この施設に似つかわしくないような、だだっ広い空間が広がっている。ほぼ電気がついていないせいで、ひどく薄暗い。中央の、巨大な四角いタイルの柱に、いくつもシャワーとリンスインシャンプー、ボディソープが設置してあり、浴場の四方の壁に沿って、大量の浴槽が整然と並んでいる。どれがどんな湯なのか見当もつかない。そして浴槽の底面に設置されたライトのみが、淡い光で浴場をわずかに照らしている。
そこを、疲れたぼくは独りで、ぴちぴち中央まで歩いて、ケロリンの桶と椅子を取って、体を洗う。(ちなみに桶は大体、濡らしたくないものを入れておくために使う。)このとき、大抵の銭湯がリンスインシャンプーしか設置していないことを見越して、コンディショナーを買っておくと便利だ。
それから、適当な湯につかる。実はそれぞれ温度も水質もバラバラである。最初に入ったのは30℃くらいのぬるさだったので、さらにいくつか適当に入ったのち、40℃より少しありそうな、いい塩梅のものを見つけたのでそこに入って、体育座りでジャグジーの泡に包まれて、ゆっくりしている。きつくなってきたら、先ほど目星をつけておいた水風呂に入りなおす。これを何度か繰り返すことを交互浴といって、とても心地の良い浴後感を得るための手順だ。
ここまで書くとなんのことはない、いつもの入浴じゃないかと思うかもしれないが。
要するに、なんでぼくは何度もここにきてしまうかというと、この解放感、夜みたいな光の度合い。または静謐な空間、現実の遠ざかり具合は、やっぱりここでしか味わうことができない。こんなわけのわからない浴場の水風呂がなぜかとても体になじんで、ずっと昔から慣れている場所だという気さえして、ジャグジーのぼこぼこぼこぼこぼこという音を(水風呂だと心なしか音が良く聞こえる気がする)延々とただ聴いていると、涙がでそうになってきて、多幸感でいっぱいになる。ここはどこにもつながっていないから、ぼくはここにいる限り、すべての現実を想定しなくていいんだ。
この感じを何度も噛んで飲み込む。おかずに、天井の具合や、窓の外の暗黒なんかを摂取しながら。交互浴は幸せな感覚でお腹がいっぱいになるまでつづく。誰もいない浴場で、一人だけですべてを手に入れ続ける!
もらった幸福感は、体を拭き、髪を乾かし、梯子を下り、退屈していた靴をまた履いて出口ののれんをくぐり、そこが本来行くはずだった銭湯の外の景色だと気づくころにもまだ持続し、帰宅してから数時間は自分にふわふわした感覚を与え続けるが、良い気持ちで寝て、起きるころにはすっかり跡形もなく去ってしまい、その日はまたたくさん悲しくなる。
(何となく文字起こしする前に描いたやつ…これ整然と並んでないじゃん)
・落書
誰だよ・・・
入口書き忘れた。
かなしい
構図の練習をした結果手が異常に長くなった。
・L座りやめる
ところでぼくはこれを見ていただいている皆から、本当にありがたいことに毎月たくさんご支援を頂いているんですけど(それだけに、更新が遅くなってしまいすみません。)、そろそろまた使わせていただこうかな、と思うわけです。
実は、自分は椅子に座るのがめちゃくちゃ下手らしく、デスノートのLみたいに椅子の上で体育座りをしているか、あるいはまた違ったひどい姿勢で座っているんですけど、いっそ座椅子にしてしまおうか、と計画しておりまして、つきましては、今回ちょっといいゲーミングチェアを買わせていただきます。わくわくしているので報告しました。本当にいつもありがとう。
・おまけ
ああだめな海洋哺乳類であるぼくは不意に昔の歌を思い出したわけなんだけど、せっかくだから部屋でふかふかの土と戯れている根音ネネちゃんに歌詞と楽譜を渡してみたら歌ってくれました。嬉しかったのでのせます。
ネネちゃんはほぼ無調声(歌わせ方とか加工しない素のままの状態)が、入力したデータを処理としてそのまま歌ってる感がして好き。ネネちゃんとの意思疎通はそこそこ困難であってほしい。でもちょっとは通じてほしい。(わがまま)
8月号はこれにて終了です。更新遅れて本当にすみません。この8月号はぺしゃんこの手でキーボードを打って執筆されています。なぜなら夏につぶされたからです。みなさまはいかがお過ごしですか?夏バテしてないですか?どうかお元気で。
あと9月号はちょっとひょっとしたらお休み、もしくは小規模更新になる可能性があります(それも含めて何かあったら言います)。なので改めて、いつ抜けていただいても大丈夫なので、ご無理のない範囲でご購読いただければと思います。いつもありがとうございます。
ンジャ!
ンジャメナ