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あいまり
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【限定公開版】私に魔法を掛けないで

 満月が町を照らす夜八時。  人々はスマホの画面と睨めっこをしながら、忙しなく町の中を縦横無尽に歩き回る。  この光景はいつものことで、こうして毎日忙しなく日々は通り過ぎて行く。  今宵もこうして、いつも通り日々が過ぎて行く……かに思われていた。 「レディースアンドジェントルメン!」  まるで夜の闇を切り裂くように、どこからか声がした。  それに、忙しなく歩いていた人々の何割かは足を止め、声の主を探した。  顔を上げると、ビルの上に一人の少女が立っているのが見えた。 「皆下ばかり向いて、辛気臭い顔してるねぇ。……って、俯いてるからその顔も見えないか!」  明るく笑いながら言う少女に、人々は困惑の色を露わにする。  町の灯りによって照らされる彼女の姿は、この場にあまりにも似つかわしくない相貌をしていたからだ。  桜色のボブヘアに濃い桃色の目をしており、頭にシルクハットを被っている。  女物のタキシードのような服を着るその姿は、正にマジシャンのような姿をしていた。  そして何より、マジシャンのような格好をしている少女の見た目は、明らかに年端も行かぬ幼女のそれだった。  人々の反応に、彼女はクスッと小さく笑い、トランプの束を懐から出した。 「そんなつまらない日々を送る皆さんに、私からとっておきのサプライズをあげるよ! 遠慮せずに受け取ってね!」  喜々とした口調で言うと、少女はトランプの束を宙に向かって投げた。  すると、それは空中で分解し、バラバラと花吹雪のように宙を舞う。  それぞれのカードは分散するや否や怪しい光を放ち、瞬く間に人型の巨大な化け物となって、地面に着地した。 「な、何だ……?」  それにより、今までマジシャンの少女を気にしていなかった人々も足を止め、顔を上げた。  しかし、もう遅い。  人型の化け物は地面に着地するや否や、近くにいた人間を襲い始めたのだ。  突然の暴動に一気に人々は慌て始め、右往左往に逃げ惑い始める。 「あははっ! 皆さっきよりも良い顔してる!」  逃げ惑う人々を見て、マジシャンの少女はそう言いながらケタケタと笑い始める。 「そこまでよ!」  その時、どこからかそんな声がした。  少女はそれにピクッと体を震わせると笑いを止め、すぐにパッと声がした方に振り向いた。  刹那、何やら桃色の光線のようなものが、少女に向かって撃ちだされていた。 「おっと」  少女はすぐに黒いステッキのようなものを取り出すと、その光線を弾いて見せた。  すると、光線が撃たれたであろう方角に、一人の少女が立っていることに気付いた。  それを見て、マジシャンの少女はクスッと小さく笑った。 「貴方は……魔法少女のフルールお姉ちゃん! こんな所でどうしたの?」 「どうしたの、じゃない! 今日こそ貴方の悪事を終わらせてやるんだから!」  フルールと呼ばれた少女はそう言うと、可愛らしいファンシーなステッキを構えた。  ウェーブの掛かった白い長髪に、青く澄んだまん丸い目。  白を基調としたフリフリの服を着ており、その姿を見るだけで、俗に言う魔法少女であると分かることが出来る。  そんな彼女の言葉に、マジシャンの少女はクスッと小さく笑ってから、黒いステッキを軽く振った。 「やだなぁ、別に悪いことなんて何もしてないのに。私はただ、退屈そうに歩いてる皆を笑顔にしてあげようと思っただけで……」 「言い訳は聞かない!」  少女の言葉を遮るように言いながら、フルールは可愛らしいステッキに魔力を込める。  それに少女は小さく溜息をつくと、ステッキをしまい、懐から何かを取り出した。  フルールはそれを睨みながらも、さらにステッキに魔力を込め、強い光を瞬かせる。 「一気に決めるッ! マジカルフルール……──」 「はい、この時計を見ていてねぇ~」  まさに技を放とうとした刹那、少女はそう言いながら、懐から取り出した懐中時計を横に揺らした。  それを見た瞬間、フルールの目は、その懐中時計に釘付けになる。  右に、左に、とユラユラ揺れる時計から、もう目が離せない。 「な……にを……」 「フルールお姉ちゃんは何も考えなくて良いんだよ~。ただ、この時計をジッと見ていれば良いの。……ただ、それだけで良いの」  少女の言葉に、フルールは答えられなかった。  時計から目を離せば良い話なのだが、最早眼球は横に揺れる時計に固定され、動かすことも出来なかった。  ステッキに込めていた魔力は集中力が切れたことによって霧散し、ステッキは輝きを失っていた。  それに少女はクスクスと楽しそうに笑い、続けた。 「ホラ、そんな遠くで見ていないでさ、もっと近くでこの時計を見てみなよ」 「えっ……ぁ……」  少女に言われ、フルールの足は、本人の意思に反して勝手に動き出す。  まるで何かに操られているかのように、覚束ない足取りで、少女に向かって歩き出す。  近付けば近付く程に横に揺れる懐中時計から目が離せなくなり、思考を奪われていく。  カランカラン、と乾いた音が辺りに響いた。  フルールの持っていたステッキが、地面に転がった音だった。  そのステッキを構えていたはずの両腕は、気付けばダランと力無く垂れ下がっていた。  しかし、フルールがそれを気に留めることは無い。  気付けば彼女の表情からは感情が失せ、光を失った虚ろな目で、ぼんやりと少女を見つめていた。  半開きになった口からは涎が垂れ、可愛らしいフリフリの服に染みを作っている。  それに少女は笑いつつ、空いている方の手で懐中時計を止めた。  懐中時計が止まっても尚、フルールはぼんやりと感情の無い顔で虚空を見つめたままだった。 「フフッ……大成功♪」  そんなフルールを見て、少女は嬉しそうに笑うと、そのまま抱きついた。  敵である少女に抱きつかれても、フルールは虚空を見つめたまま微動だにしなかった。  少女はそれに、幼子のものとは思えないようないやらしい手つきでフルールの体をまさぐりながら、フルールの胸に顔を埋めた。  しかし、それにもフルールは反応を示さず、ぼんやりした表情で虚空を見つめていた。 「ホントはもっとこうしておきたいんだけど、周りがうるさいからなぁ……場所変えよう? お姉ちゃん♡」  少女はそう言って笑みを浮かべると、懐から大きな布のようなものを取り出した。  未だに呆然と前方を見つめたままのフルールにその布を掛けると、少女は「スリー、ツー、ワン!」と声を上げ、布を剥ぎ取った。  すると、そこにいたはずのフルールの姿が消えており、そのビルの屋上はもぬけの殻となる。  少女は無言で布をしまうと小さく笑みを浮かべ、クルリと踵を返し、歩き出す。  町で暴れる化け物を放置したまま、少女は鼻歌混じりに夜闇に溶けて行った。 ---  とある建物の一室。  まるでテレビスタジオの楽屋のような部屋にて、椅子の上に一人の少女が座っていた。  座っていると言っても、ほとんど脱力して背凭れに体重を預け、人形のように足を投げ出しているような状態だったが。  その時、楽屋の扉が開き、一人の少女が部屋に入って来た。 「ふふ……♪ もうすぐ本番が始まるよ♪ フルールお姉ちゃん♪」  顔に綺麗な化粧を施し、ピッチリしたスーツを身につけながら、フルールをこの場に連れて来た張本人である少女はそう言って満面の笑みを浮かべた。  それに、フルールは答えない。  椅子の上でダランと脱力しながら、虚ろな目で虚空を見つめている。  半開きの口から涎を垂らすその姿には、魔法少女の時の威厳や凛々しさなど、欠片も残っていなかった。  その姿に少女はクスクスと鈴の音のような笑い声を上げ、フルールの座る椅子の後ろに回り、彼女の頭をソッと両手で挟んで胸に抱えた。 「ボーッとしちゃって可愛いなぁ♪ もっと可愛くしてあげないとね……♪」  少女はそう言いながら、フルールの胸の方に手を持っていき、胸元のリボンに手を掛けた。  軽くリボンを引くと、しゅるっと乾いた音を立てて、ソレはあっさりと解ける。  胸元がはだけるのを確認すると、少女は胸の中に手を突っ込み、奥にある乳房を掌で包み込んで優しく揉み始めた。 「んんぅ……」  すると、フルールは僅かに眉を潜めながら、微かに呻き声を上げる。  それに、少女はフルールの頭を抱えて耳元に口を寄せて「お姉ちゃんダメだよぉ♪」と言った。 「抵抗しちゃダメ♪ ……今お姉ちゃんは、すっごく気持ち良いよね?」 「……わ……わたしは……」 「何も考えなくていいんだよ? 正直に、自分の気持ちを言葉にしてみよう」  少女はそう言いながらフルールの胸の先端に手を伸ばし、中心にある突起物の先を指でカリカリと軽く掻いた。  それだけでフルールは「んぁぁあッ!?」と嬌声を上げ、ビクビクと体を震わせる。  頬を紅潮させる彼女の耳に口を寄せ、少女は続ける。 「ね? 気持ち良いよね?」 「は……はい……きもち、いいです……」 「気持ち良いことは良いことだから、気にする必要なんて無いよね? 嫌がる必要なんて無いよね? だから、抵抗なんてしないで、自分に素直になろう」  少女はそう言いながら、なぞるように乳首の周りでクルクルと指を回す。  すると、フルールは「ふぁぁぁ」と情けない嬌声を上げた。  それに少女はクスクスと楽しそうに笑い、服に手を掛けた。 「ほら、服なんて邪魔なものは脱いで♪ 真っ裸になってぇ、もぉっと気持ち良くなっちゃおうねぇ♪」  楽しそうな口調で言いながら、少女はフルールの魔法少女服を脱がせていく。  それにフルールは抵抗せず、成すがままになっていた。  あっという間に上の服やスカートなどは脱がされ、ショーツ一枚となる。  後ろからだと流石に脱がせにくかったので、少女はフルールの前に移動した。  すると、ショーツの秘部に当たっている箇所に染みがあるのを見て、少女はニヤニヤと笑った。 「お姉ちゃん、もしかして……胸モミモミされただけで感じちゃったの?」 「……はい。私は、胸を揉まれただけで、感じました」  少女の言葉に、フルールは虚ろな表情のままそう答えた。  言い終わるのと同時に、ショーツの染みが少しだけ大きくなる。  それを見て少女はますます笑みを深くし、ニヤニヤと笑いながら染みがある箇所を指でなぞった。 「……んッ……」 「ふふ……♪ 声我慢しなくて良いよ♪」  そう言いながら、少女はショーツの上から秘部をなぞる力を強くした。  すると、フルールは「あぁぁッ♡ んぁぁッ♡」と嬌声を上げながら、腰を跳ねさせた。  ショーツに出来た染みはさらに大きく広がっていき、フルールの顔の赤みも増していく。  それに少女は楽しそうに笑いながら、ショーツ越しにグリグリと強く秘部を押した。 「ほらほらぁ♪ ここが良いんですかぁ?♪」 「あぁぁッ♡ そこぉッ♡ そこがきもちいいのぉッ♡」 「もっと気持ち良くなりたいですかぁ?」 「なりたいぃッ♡ もっときもちよくなりたいぃッ♡」  少女の問いに、フルールは込み上げて来る快楽に任せてそう答えた。  それに、少女は満面の笑みを浮かべて続けた。 「じゃあ、今から私が言うことを繰り返してね♪ 出来たらもっと気持ち良くしてあげる♪ ……私は何も考えない催眠人形です」 「わッ、わたしはぁッ♡ なにもッ、かんがえッ、ないッ♡ さいみんッにんぎょうッ♡ ですッ♡」 「命令されたことには何にでも従います」 「めいれいッ♡ されたッ、ことにはッ♡ なんにッでもッ♡ したがいッ♡ ますッ♡」 「何をされても一切抵抗しません」 「なにをッ♡ されッ、てもぉッ♡ いっさいッ♡ ていこうッ、しませんッ♡」 「私は気持ち良いことが大好きです」 「わたしはぁッ♡ きもちッ、いいことッ、がぁッ♡ だいすきッ、ですッ♡」 「私は気持ち良いことをしているところを見られると興奮する変態です」 「わたしッ、はぁッ♡ きもちいいッことぉッ♡ してる、ところぉッ♡ みられる、とぉッ♡ こうふんッ、するッ、へんたいッ、ですッ!♡」 「だから、たくさんの人に見られれば見られるほどさらに気持ち良くなります」 「だからぁッ♡ たくさんのッ、ひとにぃッ♡ みられれ、ばッ♡ みられる、ほどぉッ♡ さらにッ、きもちよくッ、なりますぅッ♡」 「じゃあ、イッても良いよ♪」  少女はそう言うと、空いている方の手でフルールの胸を鷲掴み、激しく揉みしだいた。  それとほぼ同時に秘部を強く擦り上げ、二箇所から同時に快楽を送り込む。  するとフルールは体を大きく仰け反らせながら「イくぅッ♡」と声を上げ、ビクンビクンッ! と強く体を跳ね上げさせた。  彼女はずっと何を言わされていたのか理解も出来ないまま、体を大きく跳ねさせ、爆発する快感に酔いしれる。  目の前がチカチカと点滅し、意識が飛びそうになるような感覚の中で、彼女は壊れたように嬌声を上げる。  潮吹きのように噴き出した愛液をショーツは受け止めきれず、椅子に淫靡な水溜まりが広がった。  ビショビショに濡れてショーツとしての役目を失ったソレは、濡れたことによって、フルールの秘部にピッタリと張り付いてしまっている。  しかし、フルールはそれを気にすることもせずに、背凭れに体を預けたまま大きく肩で呼吸をした。 「はぁ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡」 「フフッ♪ そんなに気持ち良かったんだね♪」  絶頂の余韻に浸るフルールを見て、少女は満面の笑みを浮かべながらそう言った。  それに、フルールは答えることが出来なかった。  恍惚とした表情を浮かべながら、ただ荒い呼吸を繰り返している。  少女はそれにさらに楽しそうに笑い、フルールの頬に手を添えた。 「今のお姉ちゃんすっごく可愛い♪ 本当はもっと見ていたいんだけど、そろそろ本番が始まるんだ♪ だから、続きは本番の中でね?」 「ほん……ばん……?♡」  少女の言葉に、フルールは荒い呼吸を繰り返しながらも、そう聞き返した。  それに、少女は一度大きく頷き、フルールの頬から手を離した。 「ほら、もう行くよ? 本番が始まっちゃうから♪」 「はい……♡ いきます……♡」  少女の言葉に、フルールは本番が何なのか理解出来ないまま、そう答えた。  それから椅子から緩慢な動きで立ち上がり、少女の後に付いて歩き出した。 ---  赤い幕が下りているステージを前に、多種多様な客が椅子に座って、幕が開くのを待っていた。  ここは世界制服を目的とする悪の組織、『エラトマ』の基地内にあるステージだった。  ステージを囲む客のほとんどは異形の怪人のような見た目をしており、人型を保っている者も、肌の色や目の数など、通常とは異なる点が多々あった。  彼等は『エラトマ』の上級戦闘員を初め、幹部、四天王達……使い捨ての雑魚戦闘員を除いた、エラトマの主力とも言える輩が全員、集まっていた。  と言うのも、ボスのお気に入りであり四天王最強を誇る女怪人マギアに招集され、嫌々ながらもこうして集まっていたのだ。  自分達を呼び出しておきながら中々姿を現さないマギアに苛立っていた時、ようやくドラムロールのような音が聴こえ、幕が上がる。  一瞬何も無いステージが見えたかと思うと、ポンッと乾いた音を立てて白い煙が立ち、すぐにステージの上に一人の少女が立った。 「レディースアンドジェントルメン! 今宵は、私のショーの為に集まって頂き、誠にありがとうござい……」 「前置きはどうでもいい。それより、早く要件を話さないか」  ニコニコと笑いながら挨拶をするマギアに、四天王No.2を誇る怪人オピスは、不愉快そうに顔を顰めながらそう言った。  蛇のような見た目をした怪人の言葉に、マギアはヘラヘラと笑いながら「オピス君は酷いなぁ」と言った。 「そんなに急かさなくても良いじゃない。焦らなくても、マジックは逃げな……」 「お前に招集されてからどれだけここで待っていたと思う。大体、相変わらず下等な人間の姿などに化けおって……」 「ふふっ、人間を舐めちゃいけないよ」  どこか不敵な笑みを浮かべながらそう言うと、マギアは懐から一枚のコインを取り出した。  彼女は指先でコインを弄び、指の間をするすると滑らかに移動させる。  しばらくクルクルとコインを移動させたマギアは、コインをギュッと握り締め、パッと掌を開く。  そこには、コインは無かった。 「人間の手先の器用さを舐めたらダメだよ? マジックをする上では、この人間の姿は一番都合が良くて……」 「そんな話は聞いて無いわ。それより、早く本題に入ってくれない? 待ちくたびれたの」  笑みを浮かべながらも、どこか冷ややかな声で言うのは、蜂のような見た目をした女怪人のメリサだった。  四天王No.3である彼女の言葉に、マギアは「しょーがないなー」と不満そうに言いながら頬を膨らませた。 「じゃあ、早速今日のメインディッシュに行くよ~。今日はね、特別ゲストが来てくれてるんだ♪」 「ゲスト?」 「魔法少女のフルールちゃんで~す!」  聞き返すオピスの声を無視して、マギアはそう言いながら背後にある幕を手で示した。  すると、またもやドラムロールと共にスポットライトがグルグルと回り、やがてジャーン! と派手な音と共に幕が開いた。  幕が開くとそこには、ショーツ一枚でピシッと直立しているフルールの姿があった。  見覚えのある敵の姿に、観客席がザワつく。 「おいッ! なんでここにソイツが……!」 「敵を本拠地に招き入れるなんて何を考えているの!?」 「まぁまぁ、よく見てみて下さいよ~」  責め立てるオピスとメリサに対し、マギアはそう言いながらフルールの頬を軽くぺちぺちと叩いた。  しかし、頬を叩かれても尚フルールは微動だにせず、直立したまま成すがままになっていた。  それを見て、オピスが目を丸くした。 「まさか……催眠状態、か……?」 「そ! 今日町で偶然見つけてさ~♪ 前から可愛いなぁ~とは思ってたし、試しに催眠術掛けてみたらあっさり落ちちゃって♪ ホントに可愛いよね~」  言いながら、マギアはフルールの頬を摘まみ、グイーと引っ張る。  それでも反応しないフルールに、観客はますますどよめいた。  マギアはそれにクスッと小さく笑い、フルールの顔から手を離して、両手を広げた。 「では、改めまして! これよりフルールちゃん特別出演のショーを始めたいと思います! 拍手!」  マギアの言葉に、下級の戦闘員や幹部の辺りからは、疎らに拍手が起こった。  それにマギアは満足そうに頷き、フルールに視線を向けた。 「じゃあフルールちゃん? パンツを脱いで頭に被って、おまんまんが皆に見えるようにいやらしいポーズを取りながら自己紹介と挨拶して?」 「はい……おおせのままに……」  重たい声でそう答えると、フルールはショーツに手を掛け、ゆっくりと下ろしていった。  先刻自身の愛液でぐっしょりと濡れたショーツを脱ぎ去ると、フルールはそれを頭に被り、すぐに後ろに手をついてがに股で足を開き、観客に秘部が見えるような体勢を取った。 「わたしは、まぎあさまにさいみんじゅつをかけられて、なにもかんがえないさいみんにんぎょうになった、まほうしょうじょふるーるだったものです。いままでみなさまにめいわくをかけてきたぶん、きょうはみなさんにたのしんでもらえるように、せいいっぱいがんばりたいとおもいます。きょうは、わたしがぶざまにもてあそばれるすがたをみて、みなさまおたのしみください」 「……マジかよ……」  平坦な声で挨拶をするフルールに、四天王でNo.4の蛙のような見た目をした怪人、バトラは、驚いた様子で呟いた。  彼は一度フルールと戦い、命からがら逃走するも、その戦いの中で右手を失っていた。  自分に敗北の傷を負わせた少女のあられもない姿に、奴はしばし間を置いてから、「っはは……!」と笑い始めた。 「まさかあの憎き魔法少女様がこんなあられもない姿になるなんて……傑作だなァッ!」 「フフッ、楽しんで頂けているみたいで何より。それじゃあフルールちゃん、皆によく見えるようにオナニーして?」 「はい……おおせのままに……」  マギアに命令されると、フルールはその体勢のまま濡れそぼった秘部に手を持って行き、クチュクチュと弄び始めた。  敵である怪人達に見られながら自慰を始める彼女の虚ろな顔は徐々に恍惚に染まっていき、快楽に身を委ねて行く。  そこに、正義を背負って世界を守る為に戦っていた魔法少女の面影は残っていなかった。


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