このイラストはグリザイユ技法で塗っています
グリザイユ技法を使うメリットは
•爆速で塗れる
•色彩センスがなくても大丈夫
•透明感のある塗りになる
デメリットは
•各種レイヤー効果への理解が求められる
まずラフの時点でこのように乗算とスクリーンで全体のトーンをざっくり決めます
1影(乗算)+2影(乗算)+遠くにある部分を薄く(スクリーン)+さらに薄く(スクリーン)という4枚のレイヤーを線画に被せています。
詳しくは実際のレイヤー構成を確認してください
(私の場合影色は完全な灰色にはせず、若干色味を入れています)
さっきのトーンレイヤーの下に固有色のレイヤーを作ります
そのままだと暗く色が濁っているので上からピンクの発光レイヤーを薄く重ねて色を明るくします
まだ暗かったので肌色と髪の毛にそれぞれオーバーレイで明るい色を重ねて色を明るくします
色々書き込んで完成です
グリザイユ技法のコツはレイヤー効果を使い倒して塗ることです
暗いと思ったらオーバーレイ、発光、スクリーンいずれかのレイヤー効果で明るくする
書き込みは乗算もしくは通常で書き込み
色調補正レイヤーで色整えって感じです
色調補正レイヤーはトーンカーブとカラーバランスがおすすめで
コントラストが低くてモヤモヤとしていると感じた時→トーンカーブでコントラスト上げる
色味にまとまりがないと感じた時→カラーバランスで任意の色味に僅かに寄せる(例えば画面が赤っぽすぎる時は反対色の緑に寄せるとバランスよくなる)
という風に使います。
最後に
グリザイユ技法についてどうしてこんなややこしい塗り方をするのかと思うかもしれません。
明るい色で色分けした後、影を足していく方がわかりやすいし簡単ではないか?と…
でも実はそっちの方が難しいのです!
なぜならデジタルイラストというのは「暗い色を明るくする」のはめちゃくちゃ簡単なのです。(上にも描いてあるように発光レイヤーやオーバーレイを使えばいいだけなので。)
一方で「明るい色を暗くする」する,これは難しい。乗算で色を被せていく方法がありますが基本的に乗算で色を被せると色が濁って魅力的な色にはなりづらいです。となればあとは通常レイヤーで暗い色を重ねていく方法しか残ってませんが、これには色彩センスが問われます。
グリザイユ技法は色彩センスがなくてもなんとかなる、デジタルならではの手法なのです
琴か
2023-01-26 09:35:17 +0000 UTC黄河
2023-01-26 09:12:59 +0000 UTC