2月23日に池袋サンシャインシティで開催予定のイベント「サンクリ2025Winter」の中のぷちオンリー「くすぐリターン」で頒布するブルアカヴァルキューレくすぐり小説「響き渡るは悠久の淫笑」のロングサンプルです。 A5サイズの2段組み48ページ(約3万5000文字)で500円となります。 よろしくお願いします。 ・・☆・・ 「う……っ」 尾刃カンナの意識がゆっくりと浮上する。どうやら椅子に腰掛けたまま眠ってしまったらしい。 寝起きの頭の回らなさに微かな苛立ちを感じながらもゆっくりと顔を上げる。 そして、目の前の光景に思考が止まる。 『うあははははははははは!!やめっやめてってばぁぁっははははははははは!!』 『あひゃはははははははははははははは!!しんじゃいます!!わらいしにゅぅっははははははは!!うへへへへへへへへへへ!!』 『ぎゃああああっははははははははははは!!きつい!!ほんとに限界っすからぁはははははははは!!』 「………は?」 フブキ、キリノ、コノカ。ヴァルキューレ警察学校所属生徒の中でも付き合いの多い3人。 その3人がショーツ以外何も身につけていない状態で拘束され、無数の機械に身体をまさぐられている様子がモニターに映されていた。 画面左にいるフブキは両腕を上へ伸ばしたI字状に、床と並行になっている台の上で拘束され、腹部には2本のマジックハンドが挟む様に設置されている。それらはフブキの贅肉のない健康的なお腹をむにむにと揉みしだいている。 時折片方のマジックハンドが上部へ移動し、肋骨の上をスリスリと撫でる。 マジックハンドからは粘性の液体が滴っており、その液体によって摩擦が減り、痛みを与えずにくすぐったさだけを送り込んでいる。 『おにゃか!!おにゃかやだぁぁっはははははははははははは!!おなかいたひっひひひひひひひ!!もみもみやめてぇぇっへへへへへへへ!!』 画面右にいるキリノは分娩台の様な椅子に座らされ、両足がピンと伸び切った状態で固定されている。 そんな彼女の綺麗な足裏にはブラシが当てられ、シャリシャリと音を立てながら存在しない汚れをこそぎ落とそうとしている。 母趾球や踵にはヘアブラシの様な先端の硬いものを使い、普段地面には接することのない土踏まずには柔らかい毛のブラシが使われている。 全く異なる2つの刺激が同時足裏へ流されており、慣れることを決して許さず、キリノから笑いを搾り取っている。 『あはははははははははははははははは!!やめてくださいぃぃっひひひひひひひひひひひひひひひひ!!あひゃはははははははははははははははっ!!』 そして画面の中央で拘束されいてるコノカは拘束椅子に座らされ、両手を真横に広げている。手の指は5本全てが紐の様なものでピンと張られ、回転ブラシが高速回転をしながら彼女の手のひらを磨いている。 そして開きっぱなしの腋の下には触手が押し当てられている。触手の表面には無数の細かい毛が生えており、それらが腋の下にピッタリとフィットし、ブルブルと振動している。 『ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!きくっそれきくからやめぇぇっへへへへへへへ!!』 「お、お前たち……ッ!」 慌てて3人を助けようと立ち上がろうとするが、何かにつっかえて身体がガクンと止まる。 自分の身体へ視線を向けると、両手足が椅子に縛り付けられている。 モニターに映されている3人と同じように自分もショーツ以外何も身につけていないが、今はそれどころではない。 「く、くそ…っ」 どうにか拘束が外れないかと力を入れるがびくともしない。 目の前で3人への責め苦が継続している様子が中継されており、焦燥感に駆られる。 そんな中、3人の声を流している物とは違うスピーカーから女性の声が響く。 『あ、お目覚めですか?』 「っ!おい、3人の機械を止めろ!!」 カンナが叫ぶと、スピーカー越しから笑い声が返ってくる。 『あはは。普通なら、ここはどこだーとかって言いそうなのに、真っ先にお仲間さんを助けようとするなんて、冷たさの中に捨てきれない甘さがある。情報通りですね、ヴァルキューレ警察学校公安局局長、尾刃カンナさん?』 「私達がヴァルキューレの生徒だと知っていて手を出すとは、随分と命知らずだな」 『そうでもないですよ?ちゃんと事前に調査もして、絶対に成功するという確信を持って実行しました。そして、しっかりと成功したわけですし』 「御託は良い、早くあの3人を解放しろ!」 『ゲームをしませんか、尾刃カンナさん?』 女性の言葉に含まれた、現状に相応しくない単語に思わずオウム返しをする。 「ゲーム、だと…?」 『はい!私が今から5問出題するので、それに答えられたら全員解放してあげます』 「ふざけるな!早く3人を……」 『ゲームに参加しないなら、あなたの拘束は外れないし、3人はこのままですよ。このままくすぐられ続けたら死んじゃうんじゃないでしょうか』 「……っ」 女性の言葉に、カンナが言葉を詰まらせる。 自分は拘束されており、これは自力ではどうにもならないのは分かっている。 そして、このまま続けば本当に3人の命が危ない。 カンナの目の前のモニターには、笑い悶えている3人の映像が流され続けている。 「……分かった。ゲームに参加する……っ」 『正直な子は、お姉さん好きですよ』 その言葉と同時に、3人を責め立てていた機械が一斉に止まり、姿を消していく。 3人が荒く息を吐いているが、段々と落ち着いていく。 ・・☆・・ 『………ここって、どこなんでしょうか…』 キリノが不安気に呟く。 『どこかは分からないけど、まあ相手は碌な奴じゃないだろうね』 『い、嫌です私っ。もうこちょこちょは……』 フブキが先程まで自分達が受けていた仕打ちを思い浮かべ、キリノも顔を青くする。 そんな2人を見て、コノカが励まそうと明るく振る舞う。 『大丈夫っすよ2人とも。今頃はきっと、姉御が動いてくれてるでしょうし』 『そ、そうですよね副局長!カンナ局長がきっと、私達を見つけてくれます…っ』 ・・☆・・ モニターから響くそんな3人の言葉に、カンナは覚悟を決める。 「(待っていろお前たち…。必ずこのゲームをクリアして解放してやる……っ)」 『それじゃあ第1問』 スピーカーから女性の言葉と共に効果音が鳴る。 そして、問題が読み上げられる。 『特製媚薬塗布対象を1名選べ』 読み上げられた問題が耳に入った瞬間に、脳がフリーズする。 「…………は?」 『特製媚薬の詳細としては、感覚の鋭敏化と催淫効果の2つですね。つまり、すっごくくすぐったがりになって、それに加えてくすぐられるときもちよーくなっちゃうお薬ですね。回答時間は5秒です』 女性の言葉が響くが、カンナは意味のある言葉として認識出来ていない。 1名? どの中から? 決まっている。モニターに映る3人の中からだ。 選べ? 私が? 3人の中から苦しめる対象を1人選べと? カンナの口から震えた声が漏れる。 「そ、そんなの選べるわけが……」 『はーい、時間切れでーす』 「(あと4問ある。……残りの4問を確実にクリアすれば……)」 どこか楽観的とも取れる思考をしたカンナの脳は、女性の言葉によって再びフリーズする。 『それじゃあペナルティとして、特製媚薬を3人に塗布しまーす』 「ッ!?」 カンナの目が驚きに見開かれる。 「ふざけるな!おい!!」 モニターに映されている映像に変化が現れる。 3人の足元から、筆を持ったマジックハンドが現れる。 『な、なんですか!?』 『ちょ、くすぐった、ひひっ』 『来るなっ近づかないでよっほほ、く、ぅん…っ』 「おい、とめろ!!」 『とめろ…って言われても、選ばなかったのはカンナさんですよね?』 カンナが必死に制止を呼びかけるが、マジックハンドは止まることなく、3人の身体にピンク色をした粘性の液体を塗りたくっていく。 『カンナさんが選ばなかったので、代わりに私が選んであげたんですよ。むしろ感謝して欲しいですね』 「この…ッ」 『さあさあ、媚薬の効果が出たら次の問題を出すので、それまでは可愛いお仲間さんを見守ってあげてください』 カンナが悔しげに表情を歪ませながらモニターに視線を向ける。 媚薬は即効性があるものなのか、3人の頬は既に紅潮しており、どこか落ち着かなさそうにもじもじと身体を動かす。 「……っ」 そんな動き、表情にどこか淫猥さを感じ、カンナは思わず視線を逸らす。 『カンナさん、興奮しちゃった?』 「っ!黙れ!」 『ふふふ。それじゃ2問目いきまーす』 カンナの反応に楽しげな笑い声を漏らし、そのまま次の出題へと移る。 『マジックハンドによる上半身刺激対象を1名選べ』 「……っ」 出題された問題に一瞬固まる。 想定は出来ていた。先程の1問目を踏まえればそういった問題が出るだろうと。 カンナは冷静を装いつつ、今回の責めの対象を宣言する。 「……コノカだ」 『な、る、ほ、ど。カンナさんは公安局副局長のコノカさんを生贄にするのねぇ』 フブキとキリノは同じヴァルキューレの生徒であっても生活安全局所属だ。 それに対してコノカは自分と同じ公安局。 「(すまない副局長…。だが2人の為だ。お前なら分かってくれるはずだ……)」 部下へ無言の理解を求め、静かにモニターを見る。 ・・☆・・ マジックハンドが2本現れ、ゆっくりとコノカの身体へ近づいていく。 「ふ、副局長…っ」 キリノは不安気な声を出すが、それに対してコノカは普段通りの笑みを浮かべてキリノを宥める。 「そんな声出さないでよキリノちゃん。こんなの全然平気、だから…んっ…」 コノカが喋っている最中、マジックハンドがコノカの二の腕に接触する。 マジックハンドの指先が触れるか触れないかの絶妙な位置で蠢き、腕部表面に鳥肌が立つ。 「く、ふひ、ひっ…んひゃはっ……」 吹き出す程ではない微弱なくすぐったさを感じ、コノカの口からは堪えきれなかった少量の笑い声があふれる。 マジックハンドはひたすらコノカの二の腕へフェザータッチを続ける。もどかしい刺激が継続してもたらされ、コノカの身体に変化が生じた。 「んひっひひ…?ん、ぁ…っ!?ひゃひぃ!?」 くすぐられているだけだ。それも異常な程の弱い刺激で。 それなのに、コノカの下腹部には熱が籠もり始め、股から愛液が滲み始めた。くすぐったさで気持ちよさを感じている。 「な、なんであたしぃぃひひゃぁぁああああ!?」 その異常さに気がついたコノカが動揺するのと、マジックハンドの出力が1段階上がるのは同時だった。マジックハンドが五指を蠢かせ、真横に広げられた両腕を避ける様にコノカの腋の下へ潜り込んだ。 「ふひぃっひひひひひ!!ふいうちはひきょっほほほほほほほほほ!?いっかいとめぇぇっへへへへへへへへへへへへ!!」 突然の刺激に反射的に腋を閉めようとするが、拘束具がそれを許すことはなく、腋窩への刺激は止まらない。 刺激の強度としてはそこまで強いものではない。事実、カンナが目を覚ますまでにコノカに行われていた責めと比較すれば出力は6割程だ。 しかしコノカは先程までとは比べ物にならないほどのくすぐったさを感じていた。 それは当然、全身に塗り込まれた媚薬が身体に吸収され、効果を発揮し始めたからだ。 「あひゃあああははははははははははははははは!!まってこれほんとにきついぃっひひひひひひひひひ!!わきのしたぁぁっあ゙はははははははははははははははは!!ん゙いぃぃッ!あんぁっははははは!!」 擽感に苛まれながらも、体内に確実に蓄積されつつある快感がコノカの思考にノイズを入れる。 ひたすら笑い声をあげ続け、呼吸をすることを阻害される。 息苦しさを感じながらも、身体は何故か気持ちよさを感じつつある。 「へんっ!あだしのからだおかしぃぃひひひひひひひひ!!なんでごんな゙っはははははははははは!!??ま゙ってやだぁっははははははははは!!!」 除々に絶頂へと押し上げられていく感覚に焦りが募る。 くすぐられているだけだ。笑っているだけだ。それなのに快感を感じている。おかしい。ありえない。 現状を否定する言葉が脳内に溢れるが、それが現実を変えることなど出来るはずもない。 「うあ゙ぁぁはははははははははは!!やだイッちゃうまってとめぇっへへへへへへへへ!!んぁぁぁっはははははっ!!ぁ、ぁひゃははぁぁぁぁあああ!!!」 叫び声と共に絶頂。 コノカの頭がカクン、と下がる。 そして。 「んぎぃっひひひひひひひ!?」 コノカの絶叫と笑いの混ざった声が再び響く。 「まっでイッだっ!イッたからどめぇぇへへへへへへへへへへへ!!」 絶頂を迎えたからといってマジックハンドは動きが止まることはなく、コノカへの責めが継続して行われている。 媚薬を吸収した身体は、絶頂直後で敏感になった皮膚への刺激を増幅する。 暴力的な擽感は脊髄を走り、快感と綯い交ぜとなってコノカの脳を焼く。 「うぎぃぃぃぃぃッ!!?あぎゃひゃはははははははは!!どめて!!これとめ゙ぇぇえええ!!!あぎゃあああはははははははははは!!」 「………っ」 「ふ、副局長……っ」 目を覆いたくなる様な惨状に呼びかけることしか出来ないキリノ。 そして恐怖のあまり声を出すことすら出来ず、青ざめた顔で目の前の光景を見ることしか出来ないフブキ。 2人の後輩に見守られながらの2度目の絶頂まで既に秒読み段階に来ていた。 ・・☆・・ 「コ、コノカ……っ!」 今もモニターに映され続けている後輩への拷問に、カンナは深い自責の念に苛まれていた。 『カンナさん、なんでそんなショックを受けてるんですか?』 「な、んだと…!?」 スピーカーから調子の変わらない女性の声が響き、カンナはスピーカーを睨みつける。 『だってそうじゃないですか。カンナさんが選んだんですよ?』 「………ッ!!」 女性の言葉にカンナの目が大きく見開かれる。 「わた、し……が…?」 『そうですよカンナさん。あなたが、選んだ』 「……っ」 女性の言葉にカンナは言葉を失う。 そうだ。自分がコノカを選んだから、彼女はこんな拷問を受けているんだ。 今もモニターにはコノカが笑いながら絶頂している姿が映されている。 言い訳のしようなどない。 公安局局長が、副局長を生贄にしたのだ。 その事実がカンナに重くのしかかり、ショックで身体から力が抜ける。 『それじゃあ3問目いきましょっか』 「………」 言葉を失ったままのカンナへ3問目が出題される。 『電動ブラシによる下半身刺激対象者を1人選べ』 「………ぁ」 カンナの喉から干上がった様な声が出る。 コノカが受けた責め苦を見た後に、誰かを選ぶことはカンナには出来なかった。 キリノかフブキを選ぶ? だがコノカがあれほど苦しんだ責め苦と同等のものを味わわせるのか? ならばコノカ? 無理だ。今まさに地獄を味わっているコノカに対して更に苦しみを与えるなんて出来ない。 「む、無理だ……」 『え、なんですか?』 か細い声がカンナの口からこぼれる。 「……私にしてくれっ。私にならどれだけしても良いっ!だから3人にはもう……」 『…………』 スピーカーからの声がしなくなり、申し出が受け入れられたのかとカンナが一瞬期待する。 『それじゃあ、ペナルティとしてキリノちゃんとフブキちゃんに電動ブラシ。コノカさんのマジックハンドの責めを強くしますね』 「………え…っ」 期待は一瞬で裏切られた。 モニターには、これからさらなる責め苦を与えられることが確定した3人の姿があった。 ・・☆・・ 「いやひゃははははははははははは!!おねがぁっははははは!!もうやめへへへへへへへへへへ!!!」 マジックハンドがコノカの腋の下をしつこく刺激している。 コノカは呼吸困難一歩手前といった状態で笑い声をあげ続けている。 そんなコノカを見守っているキリノとフブキ。2人を拘束している台に変化が現れる。 ゆっくりと台の下からアームが伸びてきて、2人の目の前で止まる。 「な、なんですか…?」 「なにするのさ…っ!」 2人が恐怖に顔を強張らせるのと、アームの先端のブラシが高速で回転しだすのは同時だった。 甲高い音をあげて回転するブラシ。 それを見て2人の顔が青くなる。 「待ってください!?それどこに…!?」 「やだ!くすぐったいのはもうやだぁ!」 アームが自身の足裏へと運ばれていくのを見た2人は必死に逃げようと身体を揺するが、がっちりと拘束された身体は動かすことは出来ない。 そして、2人の制止の言葉が聞き届けられることはなく、ブラシは2人の足裏へと押し付けられた。 最初に感じたのは、熱さ。 あまりの刺激に脳が正しく理解するのを拒んだ結果だ。 やがて、脳の処理が正常に行われ、足裏からの刺激が脳へと到達し、正常な処理がされる。 笑い声を出力するという形で。 「うぁぁぁぁああああっははははははははははははは!?いやはははははははははははははははは!!」 「うぎぃぃっひひひひひひひひひひひひひひひッ!!?あぎゃひゃはははははははははは!!」 あまりの刺激に2人の顔が跳ね上がる。 指までがっしりと拘束され、逃げることも逸らすことも出来ない足裏の表面を電動ブラシがシャリシャリと音を立てて磨く。 事前に塗布されていた媚薬によって敏感になった上で、ブラシから更に濃度の高い媚薬が塗り込まれていく。 2人の足裏の感覚はどんどん鋭敏になっていき、電動ブラシからもたらされる刺激を敏感に感じ取る。 「やだやだぁっはははははははは!!くすぐったいくすぐったいですってばぁぁっははははははははははははは!!!」 「ごわれる゙ぅ!!あしごわれちゃぁぁっははははははははははははは!!あるげなくなるぅぅううっふふふふふふふふふふふふふふ!!!」 そのとてつもない擽感は媚薬によって性的快感としても脳が受け取り、すぐさま2人の身体へ反映される。 「ま゙ってくだしゃぁっはははははははは!?なんでこんなぁぁっははははっひひひぃぃ!?」 「や゙ぁぁああっ!?きちゃうっははははは!?なんかくるぅぅっふふふふふ!!まっでぇぇっへへへへへへへへ!!」 上がってくる絶頂感から必死に逃れようと声をあげるが、当然それだけでは現状を変えることは出来ない。 しかし、ここで突如ブラシが回転を止め、磨く場所を変え始める。 足指の付け根部分を磨いていた回転ブラシはゆっくりと下り始め、足の内側のアーチへと狙いを定める。 幼少期から運動をしてきた証左とも言える、綺麗な足のアーチ。 深く窪んだアーチの奥、土踏まず。 文字通り土を踏むことのないその場所は、普通に生活する上では何かが触れることが滅多にない、足裏の中でも特に敏感な場所。そんな場所へ、媚薬を纏ったブラシがしっかりと土踏まずへ押し当てられる。 「「………っ」」 ただ押し当てられただけ。それなのに、媚薬で敏感になった足裏は、ブラシの先端の感触を正確に脳へ伝える。先ほどまでのくすぐったさと、今まさに押し当てられている電動ブラシ。 これから始まる惨劇を2人の脳は容易に想像し、恐怖という形で出力する。 「ぁ、ぁ……っ」 恐怖に耐えきれなくなったフブキが失禁する。 流れ出る水音と、微かなアンモニア臭。 同僚がすぐそばでした粗相など気にする余裕もキリノにはなく、どうにかこの現状を打破することは出来ないかと、必死に辺りを見回す。 そんなキリノの目に飛び込んできたのは。 「あ゙あ゙ぁぁぁぁあああっははははははははははははは!!!いぎぃぃぃぃぃいいいいいいいい!?ま゙っでぇぇ!!そこちがぁぁあ゙あ゙あ゙はははははははははははは!!!いや゙ぁぁあああああ!!!」 いつの間にか数を増やしていた、コノカを責めているマジックハンド。 その内の何本かの手には歯ブラシの様なものが握られており、コノカの隆起している乳頭を挟み込んで磨いていた。 ただでさえ媚薬で敏感になった身体をマジックハンドによってくすぐられ、擽感と快感の濁流に飲み込まれて脳が焼かれているのに、そこへ追撃で容赦なく純度100%の快感が襲ってきている。 両目は大きく見開かれて大粒の涙がこぼれ、開きっぱなしの口の端からは涎が流れている。 ビクビクと身体が痙攣する度に股からは潮が噴き出る。 「え、あ……?」 そんな上司の姿に、キリノの頭の中は真っ白になった。 完全に抵抗をやめた2人の足裏に押し当てられていた電動ブラシが、遂に活動を再開する。 先ほどよりも激しく回転しながら、敏感な土踏まずをピカピカにする為に磨き始める。 「いぎゃああああああははははははははははははははははは!!!?あびゃぁぁっ!?ぎぃぃっひひひひひひひひひひひ!!!」 「んあ゙はははははははは!!!お゙ォっ!?びゃはははははははははははははははははは!!!」 その刺激に2人は一瞬の我慢も出来ず、口からは大音量の笑いが出力され、押し上げれた絶頂感は限界を超える。ブラシの回転から僅か10秒で2人は同時に絶頂。 跳ね上がりそうになる身体は拘束具によって微塵も動かすことは出来ず、快感が背筋を走って脳まで到達。脳がその感覚を処理している最中にも2人の身体はくすぐられており、擽感が雪崩れ込み、快感と綯い交ぜになって脳の働きをショートさせる。 「あ゙はははははははははははは!?やぁぁははははははははッ!!またぐるぅぅぅっふふふふふふふ!!!あ゙あ゙あ゙ぁぁああああああっ!!」 「もうやだああああっはははははははははは!!いひゃぁぁはははははははッ!!?い゙ひひひひひひひひひひひ!!」 状況を打開するだとか、耐えればカンナが助けに来てくれるなどといった考えは2人の脳内からはとうの昔に消え去っていた。 ただひたすらに、今自身の身体を襲っているくすぐったさと気持ちよさから逃げたい。 涙を流して笑い声をあげ、満足に体内に酸素を供給することの出来ない状況に苦しみながら絶頂する。 股から噴き出た潮と愛液が拘束台を伝って足元へ水たまりを作っていく。 3人を襲う擽感と快感の拷問の終わりは、まだ見えそうにない。 ・・☆・・ 「ぐ、ぅ……っ。あ、ぁ……っ」 拘束椅子に縛られたままのカンナは、責め苦を受けて苦しんでいる部下達の姿を見て、悔しさに涙を浮かべる。 『さてさて、盛り上がってきましたねぇ』 そんなカンナの様子と、拷問を受けている3人の姿を見て、女性は楽しげに話しかける。 『あとたったの2問ですよっ。2問!』 「や、めろ……やめて、くれ……っ。もう、やめてください……っ」 『それじゃあ第4問!』 カンナの必死の懇願も、女性にとっては動物の鳴き声のように、意味のある言葉には聞こえていなかった。 そして、4問目が出題される。 『淫紋刻印対象を1人選べ』 「………っ」 カンナの顔が絶望に引き攣る。 今もくすぐられ、絶頂を繰り返している3人が視界に入る。 あんな状態で、苦しみを増幅させるギミックを付け加える?正気の沙汰ではない。 誰か1人をさらなる地獄へ突き落とさないといけない。 それを自分が決める? 無理だ。 そんなことをする位なら死んだ方がマシだ。 「頼む……ッ!もうやめてくれ……っ!!これ以上激しくしたら本当に死んでしまう…!お願いだ、3人を助けてくれ…!!」 必死に懇願する。 足を舐めろと言えば喜んでする。 裸になってキヴォトスを1周してこいと言われても、3人を助ける為なら喜んでするだろう。 そんなカンナの必死に懇願に返ってきたのは。 『はぁ。つまらないですね』 冷え切った女性の声だった。 『誰かを選ぶゲームだって言ってるのに、カンナさんが選んだの1回だけじゃないですか』 「ぇ、ぁ……」 そこで女性は悪どい笑みを浮かべる。 『あ、もしかして。3人が笑いながらイク姿が見たかったんですか?やだー、カンナさんったらムッツリさんなんですからぁー。それじゃあ、そんなカンナさんの希望にお応えして……』 「ちが、待っ……」 『淫紋刻印対象は、3人全員にしましょうっ』 カンナにとっての、事実上の死刑宣告が下された。 ・・☆・・ 「どれるっ!!ちくびとれ゙じゃぁっははははははははははははは!!やめぇぇへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「あははははは!!いぐっまだイ゙くぅぅっふふふふふふふ!!!」 「うあはははははははははははははははっ!!も゙うやだぁぁっははははははははは!!」 3人が笑い苦しみ、絶頂を繰り返している最中。 コノカの乳首を磨いている歯ブラシ。そして2人の足裏を削っている回転ブラシ。 それぞれの出力が最低レベルまで引き下げられた。 突然弱まった刺激に、3人のあげていた笑い声がやみ、それと同時に呼吸をしようと肺が必死に活動をする。 「……がぁっ、はぁぁッ!!はぁ……っ」 「いぎっ、ひひ、は、ぁ……っ」 「…ぁっ、はぁっ……ひ、は…ぁ……っ」 変わらず擽感は感じており、股が疼く感覚はするが、それでもなんとか呼吸が可能になり、3人はゆっくりと乱れた息を整えようとする。 室内に3人の呼吸の音だけが響き始めて2分ほどだろうか。 天井の一部が開き、仰々しい機械のアームが伸びてきた。 「ひぃっ!なんですかっはは……っ!?」 3人の中で体力が最も多いキリノは驚きと困惑の声をあげるが、コノカとフブキはこれ以上の惨痛を恐れ、光の失われた瞳を力なくアームへと向けている。 そしてアームはゆっくりと3人それぞれの下腹部へと向かう。アームの先端には丸い水晶の様なものが嵌め込まれている。 その水晶から発せられた光線が下腹部に接触した瞬間。 「んぉぁっ!?」 「ぃひっ!」 「くひゅ、ひ、ぃ…!?」 心神喪失状態だった2人の精神を現実に引きずり戻した。 形容し難い、むずむずとした感覚。くすぐったさとも、気持ちよさとも違う。 そんな感覚が下腹部を這い回る。 光線が下腹部を通った後には、しっかりと痕跡が残されている。 5分ほどで光線の照射を終え、アームが天井の穴へと戻っていく。 それぞれの下腹部には全く同じ淫紋が刻印されている。その文様はキヴォトスの生徒の神秘に反応し、即座に効力を発揮する。 淫紋がピンク色に淡く発光し、身体の感度を何倍にも跳ね上げる。 自身を拘束している拘束具の感触を先ほどまでよりも強く感じ始め、身体を襲う擽感も強く感じる。 噴き出す程強くはなく、実際に今も出力は変わっていない。それなのに、今の3人はくすぐったさをかなり強く感じており、気を抜けば再び嬌笑をあげそうな状態だった。 そんな状態の3人を責めていたブラシが全て身体から離れていく。 「……?」 3人がそれぞれ安堵と困惑の籠もった視線を、拘束台へと格納されていくブラシ達に向ける。 ブラシが格納されるのと同時に、足元から無数のマジックハンドが3人の周りに配置された。 様々な道具を手にしているマジックハンドもいれば、表面にイボイボが生えているマジックハンドもいる。 それらがゆっくりと、3人の身体へ近づいてくる。 「や、やめろっ、やだ…っ」 「やめてくださぃ……も、もう……くすぐりはぁ……っ」 「やだ……っ、やだぁ!たすけて!!だれかたすけてぇ!!局長!!カンナきょくちょぉ!!」 3人の必死の懇願にマジックハンド達が慈悲を見せることはなく、一斉に襲いかかった。 キリノの腹部、刻まれた淫紋のすぐそばには電極パッドが貼り付けれていた。そこから微弱な電気が流れ、擽感と快感を股と淫紋へ流し込む。 電流を受けた淫紋は、受け取った刺激を全て快感に変換して全身へ流す。 イボイボの生えたマジックハンドはキリノの健康的な乳房の付け根、スペンス乳腺を刺激する。 親指でグリグリと押し込みながら、他の指がその周辺をくすぐる。 「いぎゃああああああはははははははははははははははははっ!!!びりびりやめてくだしゃぃぃっひひひひひひひひ!!!おっぱいもぉ!!ぐりぐりやめええへへへへへへへへへへへへへ!!」 淫紋は受けた快感と擽感を増幅し、全身へ伝える。 くすぐられているのは腋近辺だけなのに、脳は淫紋の刻まれている下腹部近辺からも擽感を感じ取る。 そして脳は、下腹部から発せられている快感を擽感と結びつかせ、くすぐられる事をそのまま快感に直結させた。 「あぎゃははははははははは!!いぐ、イクぅ!!こちょこちょっこちょこちょがきもちぃっひひひひひひひひひ!!なんでぁぁっははははははははははははははは!!」 痛みを感じない程度に湾曲した付け爪をつけたマジックハンドが、フブキの手のひらを蹂躙していた。 マジックハンドはこちょこちょと細かく動き、手のひらを軽く刺激している。 しかし淫紋によってその刺激は何倍にも増幅され、フブキの脳へと刺激を伝える。 「てっ、てぇ!!?てだめだめぇへへへへへ!!!くすぐったいってばぁぁっははははははははははははははは!!」 肋骨辺りから腹部にかけては布が掛けられている。布の内側、身体との接触面には無数の触手が生えており、それらが肋骨の隙間をコリコリと擦り、腹部を優しく磨き、ヘソの中へ細い触手が入り込む。 基本的に他人にヘソの中を触らせることなどない。掃除をするにしても自分で加減をして行なうものだ。しかし触手に加減をするという配慮ができるはずもなく、フブキの小さなヘソに入り込んだ触手は先端に群生している突起達を毛羽立たせ、高速で回転を始める。 「うあ゙ぁぁぁああああああ!?だぁぁあああはははははははははははは!!?おへしょのなかだめぇぇへへへへへへへへへ!!つよぃっ!!!ちゅよすぎぃぃひひひひひひひひ!!!」 ブンブンと首を振るが、当然それで刺激が弱くなるはずもなく、手のひらと腹部への刺激を淫紋が何倍にも増大させる。 ヘソの中をくすぐられるという未知の刺激にフブキの脳はショートを起こし、排尿を堰き止めていた括約筋が緩む。結果、再度失禁。 しかし、先程の失禁と違う点として、フブキの下腹部に刻まれた淫紋が挙げられる。 あらゆる刺激を快感と結びつける淫紋は、排尿時の膀胱の収縮だけでなく尿が尿道を通る感覚すら快感に接続してしまった。 「んくぁぁぁっ!?にゃんでぇっおしっこきもちぃっひひ、ひゃひぃっ!?」 フブキの身体は排尿時に快感を感じる身体になっており、更に快感と擽感が直結されている。つまり、排尿時に擽感も感じるようになってしまっている。 「あ゙ははははははっまっで!またおしっこでるっふふふふふふ!!あひゃははははははははははははは!!?」 排尿の度に擽感と快感を感じて絶頂に至る。フブキの身体は完全に、「普通」から逸脱してしまった。 コノカの太腿を、マジックハンドが張り付いて揉みしだいている。 ただ揉んでいるだけでなく、マジックハンド自体が振動しており、強力な擽感を発生させている。更に、その振動が下腹部の淫紋へと到達し、快感としてもコノカの脳へと伝える。 足裏にもマジックハンドは群がっており、皮膚が厚く刺激を受けにくい踵には硬い毛の生えたブラシが擦りつけられ、逆に刺激に弱い指同士の間には細く柔らかいブラシが入り込み振動している。 土踏まずにはフブキの手のひらをくすぐっているものと同じ付け爪を装着したマジックハンドがカリカリと汚れをこそげ取っている。 「あしやめぇぇへへへへへへへへへへ!!ぶるぶるいやぁぁあああっははははははははははは!!きゃははははははははははははははははははっ!!ゆ、ゆびのあいだぁぁっはっはっはっはっはっは!?カリカリだめぇぇええええへへへへへへへへへへ!!きついっそこきついぃぃっひひひひっ!!」 純度100%のくすぐったさだが、当然淫紋が快感へと変換し、それらが脳へと伝わる頃には絶頂へと押し上げられている。 度重なる絶頂と共に噴き出された潮を吸収しきれなくなったショーツ越しに、潮と愛液、尿の混ざった液体が溢れる。 ・・☆・・ 3人が絶叫に近い笑い声をあげ、絶頂する。 勢いよく噴き出た体液が床に水溜りを作り、そこへ更に体液が落ちることで水音がやむことはない。 稼働し続けるマジックハンドの機械音、体液による水音、そして3人の嬌笑と喘ぎ声。それら三重奏が響き渡る淫猥な光景をカメラは克明に、そして鮮明に撮影し、カンナのいる部屋のモニターに映し出していた。 『うーん、素晴らしいショーですね!カンナさん、楽しめてますか?』 「…………」 『なるほど!カンナさんも楽しめてるみたいです!それでは名残惜しいですが、最後の1問に行きましょうか!』 あと1問残っている。それでも、もう自分は誰かを選ぶことなど出来ない。 そして、3人が苦しんでいる姿を見ることにも耐えられなかった。 自分も同じ責め苦を受けているならば、まだ耐えられただろう。 だが、自分はただ椅子に座らされているだけだ。 それなのに、3人は地獄の様な苦しみを味わっている。 「……………」 光の灯っていない瞳が、モニターの方向を向いている。カンナの心は、もう折れていた。 『……カンナさん、3人への責めを止めてあげましょうか?』 そんなカンナの様子を理解した女性は、カンナの前に蜘蛛の糸を垂らす。 「………な、に……?」 カンナの瞳に光が戻り、ゆっくりとスピーカーへの視線を向ける。それと同時に、カンナの視界の端で扉が開いたのが見えた。 『カンナさんにはそちらの部屋で、今まで3人が受けていた様にくすぐられたり、気持ちよくなって頂きます。了承して頂いた時点で3人への責めを即時終了することをお約束します』 「………っ」 目の前の糸が本当に天国へ繋がっているのか、途中で切れて地獄へ戻ってしまうのではないか、それをカンナに推し量る手段はなかった。それでも、今のカンナにはその糸に縋る以外に道はなかった。 「……分かった。だから、早く3人を……っ」 カンナがそう返事をすると同時に、モニターに映されていた3人への責めがピタリとやむ。 そして、カンナの身体を縛り付けていた拘束が解かれる。 『それではカンナさん。そちらの部屋へどうぞ。もちろん、逃げようなんて考えないでくださいね?当たり前ですが、他に逃げ場なんてありませんよ』 スピーカーからの女性の言葉を聞きながら、カンナはゆっくりと開かれた扉をくぐり抜け、隣の部屋へと入る。扉が自動で閉まり、鍵が掛けられる音が鳴る。 室内はとても殺風景だった。中央に大の字の磔台の様な物が立っているだけで、他には何もない。 『下着を脱いで、そのまま目の前の磔刑台に背中と手足を合わせてください』 室内に女性の声が響く。ここまで来て逆らう気などない。3人の為だ。そう考え、カンナは無言でショーツを脱ぎ、指示通りに磔台に背中を預け、脚を開き、真横に伸びた棒へと両腕を合わせる。 すると、センサーでもついているのか、腹部と二の腕、太腿をベルトの様なものが拘束する。 カンナは少し力を入れてみるがピクリともせず、完全に動きを封じられたことを理解する。 『ただ責められるだけだとカンナさんも大変だと思うので、ゲーム形式にしましょうか』 そんな女性の声が響くと同時に、足元からマジックハンドが1本現れる。 手には、玉が連なった形状の物、所謂アナルビーズが握られている。 『これを今から、カンナさんのお尻に挿入します。このアナルビーズは細めの物なので、しっかり力を込めてないとすぐに抜けちゃうんですよ』 女性が説明を続けているが、既にマジックハンドがカンナの肛門へと狙いを定めている。 「や、やめ……っ」 当然抵抗など出来るはずもなく、ローションによって滑りの良くなったアナルビーズは根本までするりとカンナの腸内へと挿入されていく。 「んぐぅっ!?……ぁっ……」 『その状態で、今からカンナさんをくすぐったり気持ちよくしたりします。アナルビーズが地面に触れたらら罰ゲーム!って感じです』 「……分かった。だが約束だぞ。3人のことは……」 『安心してください。もう既に3人とも施設の外ですよ。今頃、シャーレの先生に助けを求めに行ったんじゃないでしょうか』 「っ! そう、か……」 その言葉を聞いて、カンナの中に希望が芽生える。 「(耐え続ければ、先生が助けに来てくれる…!)」 『うんうん。やっぱり女の子が暗い顔をしてるのはいけないですからね!』 カンナの表情が僅かに明るくなったのを確認した女性の嬉しげな声が室内に響く。 『それじゃあ、スタートです!』 女性の宣言と共に『先生が助けに来てくれるまで』という、不明瞭な時間制限のついた凄惨なくすぐり拷問ショーが幕を上げた。 磔台の根本から2本のマジックハンドが現れ、カンナの周囲に停滞している。 まるでどこを責めようかと思案しているかのように、太腿に近づいたかと思えば離れ、手のひらに触れる寸前まで近づいては離れ、といった風にカンナに精神的圧力を掛けていく。 「(目で追うから惑わされるんだ。目を閉じてしまえば……)」 カンナが固く目を閉じる。カンナが視界からの情報をシャットアウトするのと同時に、マジックハンドが一斉にカンナの身体から離れた。 当然その状況をカンナが把握出来るはずもなく、マジックハンドの気配を感じなくなったカンナがゆっくりと目を開ける。 「………?」 その瞬間を待っていたとばかりに、マジックハンドがカンナの脇腹へ強襲を掛けた。 「んくっ!?く、ひひひ…っ」 突然の刺激に身体がびくりと跳ねるが、噴き出すのはなんとか堪えることが出来た。 我慢を続けるカンナの脇腹を、マジックハンドがモニュモニュと揉みしだく。 「んぐっくく…っ、んひゅふふっ……!」 固く閉ざされた口から、時折空気が漏れる。 『しっかり我慢してますね。マジックハンドはまだ2本なんですから、しっかりと我慢しないといけないですからねぇ』 そんな女性の言葉が耳に入る。 そう。『まだ』2本なのだ。それも、コノカ達の様に媚薬を塗られたわけでもない。 これからどんどん責めは激しくなることは容易に想像出来る。 「(とにかく我慢だっ)」 そんなカンナの元へ、マジックハンドが2本追加される。それらはカンナの乳房の下、肋骨辺りをスリスリとさすり始める。 「んふひひひひっ、ぅんっくくく…………んきゅぅっふふひぃ!?」 ただ擦っているだけでなく、カンナの意識が脇腹に向いたタイミングで肋骨の隙間を人差し指の先端がカリカリと引っ掻く。 不意打ち同然の刺激になんとか噴き出すことは回避出来たが、その代償として、 「んぁっ!?」 臀部に込めていた力が抜けた途端、カンナの後孔からアナルビーズの球体が1つ姿を見せた。 『あ、もう1つ出てきちゃいましたよ?そんな調子で大丈夫ですか?』 「ぎゅひぃっひひっ!?んんっふふ…ッ」 小さく笑い声を漏らしながらも、慌てて臀部に力を入れ直す。 そんなカンナの身体への責めをマジックハンドは継続する。 肋骨を引っ掻いていたマジックハンド達は胸の付け根周辺に移動し、性感帯でもあるスペンス乳腺や乳房の側面を指先で甘く刺激する。 指の腹で優しく撫でたかと思えば、親指でグリグリと押し込んだりする。 「ひ、ひひぃッ!?こ、のぉっほほっ!?ひひひっ!」 視界の外から襲ってくる予想の出来ない刺激にカンナの身体の反応が強くなる。 そして、胸近辺の刺激に意識を向けていると、今度は脇腹を揉んでいたマジックハンドの責めが強くなる。 「んぎぃっひひひひひひひ!!あ、んんっく、ひゅひっ、ひゃははっ!」 揉みしだく力が1段階強くなり、カンナは必死に笑い声を堪える。 「(我慢っ我慢だ。くすぐりなんて、こんな触られてるだけの刺激なんて大したこと……)」 大したことないわけがない。ついさっきまで苦しんでいた部下達の姿が脳裏をよぎる。 だが、カンナは必死に「大した事ない」と自己暗示をかける。そうでもしなければ、すぐに口を開いて笑いだしてしまいそうだからだ。 そして、そんなカンナの努力を嘲笑うかの様に、新しいマジックハンドが足元から音もなく現れる。 既に配置されているマジックハンド達によるくすぐりを囮にして、カンナに気配を察知されないようにする。そしてカンナの視界に入らない様に背後から忍び寄り、素早く攻撃目標である彼女の綺麗なヘソへと到達した。 マジックハンドは手にしたブラシを無遠慮にカンナのヘソへと突き立てた。 「ほぎゅぅッ!?」 予想していなかった場所へ、予期せぬタイミングで、想像していなかった刺激が襲いかかる。 思わず目を固く瞑り、口を固く閉じる。 「(くすぐったくなんてない!こんなもの平気だなんの問題もない!)」 必死に脳内で言葉を繰り返しているカンナのヘソへと挿入されたブラシが振動を始め、ジョリジョリと音を立てて内側を掃除し始めた。 「(こん、な…の…っ!)」 それと同時に脇腹と胸横をマークしていたマジックハンド達の出力が上がる。 その結果、必死に堪え、笑いを堰き止めていた堤防が遂に決壊する。 「……むりぃぃっひゃはははははははははははははははははははは!!!」 室内にカンナの笑い声が響き渡る。 当然、カンナが笑ったからといって責めが終わることはなく、逆に激しさを増した。 ヘソを磨いているブラシの根本から粘性のある液体が分泌され、ヘソの中へと流れ込む。 液体によって抵抗が減ったブラシによる刺激は、より一層強く擽感を伝える。 「へそぉぉぉぉ!?へそやめぇぇへへへへへへへへ!!」 ブラシを握っているマジックハンドの手首から4本の細いアームが飛び出し、カンナのヘソを上下左右にピンと引っ張って固定する。その結果、完全に遮る物がなくなったブラシが全開の力を発揮する。 痛みも快感もない、純度100%のくすぐったさ。その刺激はカンナの精神を除々に、そして確実に蝕み、削っていく。 「んぎしひひひひひひひひひっ!やめろっおへしょやめりょぉっほほほほほほほほほほ!!」 ブンブンと必死に頭を左右に振るが、それで変えられる物などあるはずもなく、注ぎ込まれる刺激にカンナは笑い狂う。 そしてその結果、アナルビーズの2つ目の球体が姿を見せる。 『あ、2つ目が出ちゃいましたね。今回カンナさんのお尻に入ってるアナルビーズの玉は5つのやつなので、もうすぐ半分超えちゃいますよ!!頑張って我慢ですよ、我慢!』 「むりっむりぃっひひ!!いやあはははははははははははははははははははは!!」 強いくすぐったさを感じるとされている腋の下も足の裏も、まだ一度も責められていない。 そんな、まだ前菜とも言える責めによるくすぐったさに悲鳴をあげ、既にアナルビーズを2つも排出している。仮に現状を観測している人間に、最後まで耐えられると思うかという問いを投げかければ、全員が無理だと口を揃えるだろう。 「あひゃははははははははははははは!!あ、ぁあっ!?まてだめだぁっははっ!?とまれぇぇっへへへ!!」 2つ目の球体が出た際の腸内への刺激に身体が大きく震え、排出の最中も変わらずくすぐられ、臀部への力が緩み続けた結果。 前の排出から1分と経たずに、3つ目の球体がカンナの蕾から姿を見せた。