えー、遂に同人誌の実物が届いてしまいました。もう逃げられません。 というわけで、2月23日開催のサンクリで頒布予定のヴァルキューレくすぐり小説の冒頭部分を置いておきます。配置番号が分かり次第Twitterとpixivにも詳細のお知らせをし、fanboxにはロングバージョンのサンプルを投稿する予定です。 もし当日いらっしゃる方いましたら、 池袋サンシャインシティ でアザラシと握手! ・・☆・・ 「う……っ」 尾刃カンナの意識がゆっくりと浮上する。どうやら椅子に腰掛けたまま眠ってしまったらしい。 寝起きの頭の回らなさに微かな苛立ちを感じながらもゆっくりと顔を上げる。 そして、目の前の光景に思考が止まる。 『うあははははははははは!!やめっやめてってばぁぁっははははははははは!!』 『あひゃはははははははははははははは!!しんじゃいます!!わらいしにゅぅっははははははは!!うへへへへへへへへへへ!!』 『ぎゃああああっははははははははははは!!きつい!!ほんとに限界っすからぁはははははははは!!』 「………は?」 フブキ、キリノ、コノカ。ヴァルキューレ警察学校所属生徒の中でも付き合いの多い3人。 その3人がショーツ以外何も身につけていない状態で拘束され、無数の機械に身体をまさぐられている様子がモニターに映されていた。 画面左にいるフブキは両腕を上へ伸ばしたI字状に、床と並行になっている台の上で拘束され、腹部には2本のマジックハンドが挟む様に設置されている。それらはフブキの贅肉のない健康的なお腹をむにむにと揉みしだいている。 時折片方のマジックハンドが上部へ移動し、肋骨の上をスリスリと撫でる。 マジックハンドからは粘性の液体が滴っており、その液体によって摩擦が減り、痛みを与えずにくすぐったさだけを送り込んでいる。 『おにゃか!!おにゃかやだぁぁっはははははははははははは!!おなかいたひっひひひひひひひ!!もみもみやめてぇぇっへへへへへへへ!!』 画面右にいるキリノは分娩台の様な椅子に座らされ、両足がピンと伸び切った状態で固定されている。 そんな彼女の綺麗な足裏にはブラシが当てられ、シャリシャリと音を立てながら存在しない汚れをこそぎ落とそうとしている。 母趾球や踵にはヘアブラシの様な先端の硬いものを使い、普段地面には接することのない土踏まずには柔らかい毛のブラシが使われている。 全く異なる2つの刺激が同時足裏へ流されており、慣れることを決して許さず、キリノから笑いを搾り取っている。 『あはははははははははははははははは!!やめてくださいぃぃっひひひひひひひひひひひひひひひひ!!あひゃはははははははははははははははっ!!』 そして画面の中央で拘束されいてるコノカは拘束椅子に座らされ、両手を真横に広げている。手の指は5本全てが紐の様なものでピンと張られ、回転ブラシが高速回転をしながら彼女の手のひらを磨いている。 そして開きっぱなしの腋の下には触手が押し当てられている。触手の表面には無数の細かい毛が生えており、それらが腋の下にピッタリとフィットし、ブルブルと振動している。 『ぐひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!きくっそれきくからやめぇぇっへへへへへへへ!!』 「お、お前たち……ッ!」 慌てて3人を助けようと立ち上がろうとするが、何かにつっかえて身体がガクンと止まる。 自分の身体へ視線を向けると、両手足が椅子に縛り付けられている。 モニターに映されている3人と同じように自分もショーツ以外何も身につけていないが、今はそれどころではない。 「く、くそ…っ」 どうにか拘束が外れないかと力を入れるがびくともしない。 目の前で3人への責め苦が継続している様子が中継されており、焦燥感に駆られる。 そんな中、3人の声を流している物とは違うスピーカーから女性の声が響く。 『あ、お目覚めですか?』 「っ!おい、3人の機械を止めろ!!」 カンナが叫ぶと、スピーカー越しから笑い声が返ってくる。 『あはは。普通なら、ここはどこだーとかって言いそうなのに、真っ先にお仲間さんを助けようとするなんて、冷たさの中に捨てきれない甘さがある。情報通りですね、ヴァルキューレ警察学校公安局局長、尾刃カンナさん?』 「私達がヴァルキューレの生徒だと知っていて手を出すとは、随分と命知らずだな」 『そうでもないですよ?ちゃんと事前に調査もして、絶対に成功するという確信を持って実行しました。そして、しっかりと成功したわけですし』 「御託は良い、早くあの3人を解放しろ!」 『ゲームをしませんか、尾刃カンナさん?』 女性の言葉に含まれた、現状に相応しくない単語に思わずオウム返しをする。 「ゲーム、だと…?」 『はい!私が今から5問出題するので、それに答えられたら全員解放してあげます』 「ふざけるな!早く3人を……」 『ゲームに参加しないなら、あなたの拘束は外れないし、3人はこのままですよ。このままくすぐられ続けたら死んじゃうんじゃないでしょうか』 「……っ」 女性の言葉に、カンナが言葉を詰まらせる。 自分は拘束されており、これは自力ではどうにもならないのは分かっている。 そして、このまま続けば本当に3人の命が危ない。 カンナの目の前のモニターには、笑い悶えている3人の映像が流され続けている。 「……分かった。ゲームに参加する……っ」 『正直な子は、お姉さん好きですよ』 その言葉と同時に、3人を責め立てていた機械が一斉に止まり、姿を消していく。 3人が荒く息を吐いているが、段々と落ち着いていく。 ・・☆・・ 『………ここって、どこなんでしょうか…』 キリノが不安気に呟く。 『どこかは分からないけど、まあ相手は碌な奴じゃないだろうね』 『い、嫌です私っ。もうこちょこちょは……』 フブキが先程まで自分達が受けていた仕打ちを思い浮かべ、キリノも顔を青くする。 そんな2人を見て、コノカが励まそうと明るく振る舞う。 『大丈夫っすよ2人とも。今頃はきっと、姉御が動いてくれてるでしょうし』 『そ、そうですよね副局長!カンナ局長がきっと、私達を見つけてくれます…っ』 ・・☆・・ モニターから響くそんな3人の言葉に、カンナは覚悟を決める。 「(待っていろお前たち…。必ずこのゲームをクリアして解放してやる……っ)」 『それじゃあ第1問』 スピーカーから女性の言葉と共に効果音が鳴る。 そして、問題が読み上げられる。 『特製媚薬塗布対象を1名選べ』 読み上げられた問題が耳に入った瞬間に、脳がフリーズする。 「…………は?」 『特製媚薬の詳細としては、感覚の鋭敏化と催淫効果の2つですね。つまり、すっごくくすぐったがりになって、それに加えてくすぐられるときもちよーくなっちゃうお薬ですね。回答時間は5秒です』 女性の言葉が響くが、カンナは意味のある言葉として認識出来ていない。 1名? どの中から? 決まっている。モニターに映る3人の中からだ。 選べ? 私が? 3人の中から苦しめる対象を1人選べと? カンナの口から震えた声が漏れる。 「そ、そんなの選べるわけが……」 『はーい、時間切れでーす』 「(あと4問ある。……残りの4問を確実にクリアすれば……)」 どこか楽観的とも取れる思考をしたカンナの脳は、女性の言葉によって再びフリーズする。 『それじゃあペナルティとして、特製媚薬を3人に塗布しまーす』 「ッ!?」 カンナの目が驚きに見開かれる。 「ふざけるな!おい!!」 モニターに映されている映像に変化が現れる。 3人の足元から、筆を持ったマジックハンドが現れる。 『な、なんですか!?』 『ちょ、くすぐった、ひひっ』 『来るなっ近づかないでよっほほ、く、ぅん…っ』 「おい、とめろ!!」 『とめろ…って言われても、選ばなかったのはカンナさんですよね?』 カンナが必死に制止を呼びかけるが、マジックハンドは止まることなく、3人の身体にピンク色をした粘性の液体を塗りたくっていく。 『カンナさんが選ばなかったので、代わりに私が選んであげたんですよ。むしろ感謝して欲しいですね』 「この…ッ」 『さあさあ、媚薬の効果が出たら次の問題を出すので、それまでは可愛いお仲間さんを見守ってあげてください』 カンナが悔しげに表情を歪ませながらモニターに視線を向ける。 媚薬は即効性があるものなのか、3人の頬は既に紅潮しており、どこか落ち着かなさそうにもじもじと身体を動かす。 「……っ」 そんな動き、表情にどこか淫猥さを感じ、カンナは思わず視線を逸らす。 『カンナさん、興奮しちゃった?』 「っ!黙れ!」 『ふふふ。それじゃ2問目いきまーす』 カンナの反応に楽しげな笑い声を漏らし、そのまま次の出題へと移る。 『マジックハンドによる上半身刺激対象を1名選べ』 「……っ」 出題された問題に一瞬固まる。 想定は出来ていた。先程の1問目を踏まえればそういった問題が出るだろうと。 カンナは冷静を装いつつ、今回の責めの対象を宣言する。 「……コノカだ」 『な、る、ほ、ど。カンナさんは公安局副局長のコノカさんを生贄にするのねぇ』 フブキとキリノは同じヴァルキューレの生徒であっても生活安全局所属だ。 それに対してコノカは自分と同じ公安局。 「(すまない副局長…。だが2人の為だ。お前なら分かってくれるはずだ……)」 部下へ無言の理解を求め、静かにモニターを見る。 ・・☆・・ マジックハンドが2本現れ、ゆっくりとコノカの身体へ近づいていく。 「ふ、副局長…っ」 キリノは不安気な声を出すが、それに対してコノカは普段通りの笑みを浮かべてキリノを宥める。 「そんな声出さないでよキリノちゃん。こんなの全然平気、だから…んっ…」 コノカが喋っている最中、マジックハンドがコノカの二の腕に接触する。 マジックハンドの指先が触れるか触れないかの絶妙な位置で蠢き、腕部表面に鳥肌が立つ。 「く、ふひ、ひっ…んひゃはっ……」 吹き出す程ではない微弱なくすぐったさを感じ、コノカの口からは堪えきれなかった少量の笑い声があふれる。 マジックハンドはひたすらコノカの二の腕へフェザータッチを続ける。もどかしい刺激が継続してもたらされ、コノカの身体に変化が生じた。 「んひっひひ…?ん、ぁ…っ!?ひゃひぃ!?」 くすぐられているだけだ。それも異常な程の弱い刺激で。 それなのに、コノカの下腹部には熱が籠もり始め、股から愛液が滲み始めた。くすぐったさで気持ちよさを感じている。 「な、なんであたしぃぃひひゃぁぁああああ!?」 その異常さに気がついたコノカが動揺するのと、マジックハンドの出力が1段階上がるのは同時だった。マジックハンドが五指を蠢かせ、真横に広げられた両腕を避ける様にコノカの腋の下へ潜り込んだ。 「ふひぃっひひひひひ!!ふいうちはひきょっほほほほほほほほほ!?いっかいとめぇぇっへへへへへへへへへへへへ!!」 突然の刺激に反射的に腋を閉めようとするが、拘束具がそれを許すことはなく、腋窩への刺激は止まらない。 刺激の強度としてはそこまで強いものではない。事実、カンナが目を覚ますまでにコノカに行われていた責めと比較すれば出力は6割程だ。 しかしコノカは先程までとは比べ物にならないほどのくすぐったさを感じていた。 それは当然、全身に塗り込まれた媚薬が身体に吸収され、効果を発揮し始めたからだ。 「あひゃあああははははははははははははははは!!まってこれほんとにきついぃっひひひひひひひひひ!!わきのしたぁぁっあ゙はははははははははははははははは!!ん゙いぃぃッ!あんぁっははははは!!」 擽感に苛まれながらも、体内に確実に蓄積されつつある快感がコノカの思考にノイズを入れる。 ひたすら笑い声をあげ続け、呼吸をすることを阻害される。 息苦しさを感じながらも、身体は何故か気持ちよさを感じつつある。 「へんっ!あだしのからだおかしぃぃひひひひひひひひ!!なんでごんな゙っはははははははははは!!??ま゙ってやだぁっははははははははは!!!」 除々に絶頂へと押し上げられていく感覚に焦りが募る。 くすぐられているだけだ。笑っているだけだ。それなのに快感を感じている。おかしい。ありえない。 現状を否定する言葉が脳内に溢れるが、それが現実を変えることなど出来るはずもない。 「うあ゙ぁぁはははははははははは!!やだイッちゃうまってとめぇっへへへへへへへへ!!んぁぁぁっはははははっ!!ぁ、ぁひゃははぁぁぁぁあああ!!!」 叫び声と共に絶頂。 コノカの頭がカクン、と下がる。 そして。 「んぎぃっひひひひひひひ!?」 コノカの絶叫と笑いの混ざった声が再び響く。 「まっでイッだっ!イッたからどめぇぇへへへへへへへへへへへ!!」 絶頂を迎えたからといってマジックハンドは動きが止まることはなく、コノカへの責めが継続して行われている。 媚薬を吸収した身体は、絶頂直後で敏感になった皮膚への刺激を増幅する。 暴力的な擽感は脊髄を走り、快感と綯い交ぜとなってコノカの脳を焼く。 「うぎぃぃぃぃぃッ!!?あぎゃひゃはははははははは!!どめて!!これとめ゙ぇぇえええ!!!あぎゃあああはははははははははは!!」 「………っ」 「ふ、副局長……っ」 目を覆いたくなる様な惨状に呼びかけることしか出来ないキリノ。 そして恐怖のあまり声を出すことすら出来ず、青ざめた顔で目の前の光景を見ることしか出来ないフブキ。 2人の後輩に見守られながらの2度目の絶頂まで既に秒読み段階に来ていた。